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Oracle® Database Appliance X6-2S/X6-2M/X6-2Lデプロイメントおよびユーザーズ・ガイド
リリース12.1.2.9.0 for Linux x86-64
E85929-01
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5 Oracle Database Applianceのインストール後のタスク

これらの管理タスクは、ソフトウェアのデプロイ後、システムが稼働する前に完了してください。

内容は次のとおりです。

Oracleインストール所有者のパスワードの変更

システムを保護するため、インストール後に、デフォルトの管理アカウント・パスワードを変更する必要があります。

デプロイメント時に、rootおよびデータベース・ユーザーSYSSYSTEMおよびPDBADMINはマスター・パスワードに設定されます。デプロイメント後は、oracleおよびgridパスワードがwelcome1に設定されます。企業のユーザー・セキュリティ・プロトコルに従うようにパスワードを変更します。

データベース・システムを保護するために必要な構成とベスト・プラクティスに関する情報は、『Oracle Database Applianceセキュリティ・ガイド』および『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。

インストール後のSYSMANパスワードの変更

Oracle Database 11gとともにOracle Database Applianceをインストールした後にSYSMANユーザー・パスワードを変更します。

Oracle Database 11gとともにOracle Database Applianceをインストールすると、Oracle Enterprise Manager Console 11.2 (dbconsole)が自動的にインストールおよび構成されます。SYSMANユーザーがデータベースの作成時にデフォルトのマスター・パスワードで作成されます。

SYSMANアカウントは、Enterprise Managerの設定や管理に使用するデフォルトのスーパー・ユーザー・アカウントです。SYSMANアカウントは、Oracle Management Repositoryに格納されているオブジェクトの所有者のアカウントでもあります。このアカウントから、追加の管理者アカウントの設定や、組織内で使用するEnterprise Managerの設定を行うことができます。

Oracle Databaseアカウントの作成方法については、『Oracle Database 2日でセキュリティ・ガイド』(https://docs.oracle.com/en/database/database.html)を参照してください。

oda-adminユーザー・パスワードの変更

odacli-admコマンドを使用して、oda-adminユーザー・パスワードを変更し、Oracle Appliance Manager Webコンソールへのアクセスを制限します。

Oracle Database Applianceは、デフォルト・ユーザー名oda-adminとパスワードwelcome1で構成されています。資格証明によってWebコンソールにアクセスできます。アプライアンスのデプロイ後、oda-adminユーザー・パスワードをリセットすることをお薦めします。

注意:

rootユーザーのみがoda-adminユーザー資格証明をリセットできます。
  1. rootとしてアプライアンスにログインします。
  2. odacli-adm set-credentialコマンドを実行してパスワードをリセットします。要求された場合に新しいパスワードを入力します。
    # odacli-adm set-credential --password --username oda-admin
      Agent password: new password 
    odacli-adm set-credentialコマンドの詳細は、odacli-adm set-credentialを参照してください。