Oracle® Database Appliance X6-2S/X6-2M/X6-2Lデプロイメントおよびユーザーズ・ガイド リリース12.1.2.9.0 for Linux x86-64 E85929-01 |
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これらのタスクを実行してOracle Database Applianceソフトウェアをデプロイします。
内容は次のとおりです。
dcs-agent
があることを確認します。dcs-agent
を12.1.2.8.0にアップグレードする必要があります。12.1.2.8以上を使用している場合は、dsc-agent
を更新する必要はありません。 dcs-agent
の古いバージョンがインストールされている場合は、最新のパッチ・バンドルをダウンロードして、リポジトリ、dcs-agent
、およびサーバー・コンポーネントを更新します。 使用可能なデプロイメント・オプションを理解するには、この情報を確認してください。
ソフトウェアをデプロイする手順は、次のステップで構成されています。
以前にダウンロードしたOracle Database Applianceシングル・インスタンス・ソフトウェア・バンドルをコピーします。
Oracle Database Applianceシングル・インスタンス・ソフトウェア・バンドルでリポジトリを更新します。
構成をデプロイします。
Webコンソールは、構成をデプロイする推奨の方法です。Webコンソールでは、システム、ネットワーク、データベースおよびOracle Auto Service Request (Oracle ASR)の構成など、Oracle Database Applianceのプロビジョニングに必要なフィールドがすべて提供されます。コマンドライン・インタフェースを使用する場合は、JSONファイルを作成してデプロイメント・オプションを構成する必要があります。
Oracle Database Applianceソフトウェアのデプロイを完了するには、約1時間が必要です。
Oracle Database Appliance 12.1.2.7.0を使用している場合は、最新のパッチ・セットをインストールする前にdcs-agent
を12.1.2.8.0にアップグレードする必要があります。12.1.2.8以上を使用している場合は、dsc-agent
を更新する必要はありません。
dcs-agent
の12.1.2.8.0バージョンには、dcs-agent
の12.1.2.7.0バージョンで対応できない変更と情報が含まれています。コマンドライン・インタフェースを使用して更新バンドルをインストールしたり、エージェント、サーバー、データベースを更新するには情報が必要です。describe-job
コマンドを使用して各パッチ適用ジョブの進行状況を監視します。update-image
コマンドを実行して、dcs-agent
イメージを最新バージョンに更新します。注意:
12.1.2.7.0を使用している場合、update-image
コマンドを実行して、dcs-agent
イメージをバージョン12.1.2.8.0に更新します。バージョン12.1.2.8.0では、パッチ適用コマンドライン・インタフェースを使用する前に、update-repository
コマンドを使用して最新の更新リリースをインストールする手順を実行します。 注意:
Oracle Grid Infrastructure、Oracle DatabaseまたはOracle Linuxの個別パッチを使用して、Oracle Database Applianceにパッチを適用しないでください。また、ファームウェアのパッチなど、各インフラストラクチャのパッチも使用しないでください。Oracle Database Applianceのパッチのみを使用してください。
Oracle Database Applianceを対象としていないパッチを使用した場合、あるいはOpatchまたは同等のパッチ適用ツールを使用した場合は、Oracle Database Applianceインベントリが更新されず、その後のパッチ更新を実行できません。
dcs-agent
の古いバージョンがインストールされている場合は、最新のパッチ・バンドルをダウンロードして、リポジトリ、dcs-agent
、およびサーバー・コンポーネントを更新します。
dcs-agent
の古いバージョンが付属している場合があります。外部クライアント・マシンから、My Oracle Supportノート2144642.1を開き、dcs-agent
の更新に関するノートがないか確認します。https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=2144642.1。注意:
バージョン12.1.2.7を使用している場合は、パッチ適用をサポートするバージョンにエージェントを更新する必要があります。「12.1.2.7.0環境からのアップグレードに関する特記事項」を参照してください。ソフトウェア・バンドルをシステムにコピーして、アプライアンスをデプロイする前にイメージを最新バージョンに更新します。
Oracle Database Applianceシングル・インスタンス・ソフトウェア・バンドルをOracle Database Applianceにコピーする必要があります。
セキュア・コピー(scp
)またはセキュア・ファイル転送プロトコル(sftp
)プロトコルを使用して、ファイルをコピーします。scp
またはsftp
を使用するには、最初に、静的なIPアドレス(例: oda_host
)を設定し、configure-firstnet
コマンドでそのアドレスを使用してOracle Database Applianceを構成する必要があります。このコマンドによって、ネットワークでシステムを使用できることが保証され、Oracle Appliance Manager Webコンソールを使用してOracle Database Applianceをデプロイできるようになります。
または、USBストレージ・デバイスを使用することもできます。USBドライブを使用してファイルを転送するには、最初にファイルをFAT32
、ext3
、またはext4
としてフォーマットする必要があります。NTFSファイル・フォーマットはサポートされていません。
update-repository
コマンドを実行する前に、アプライアンスにdcs-agent
の最新バージョンがあるか確認します。システム、ネットワーク、ユーザー・グループ、データベースおよびOracle Auto Service Request (Oracle ASR)を構成してアプライアンスをデプロイします。
Webコンソールを起動して、Oracle Database Applianceをデプロイするための次の構成ステップを完了します。
システムを構成します。
クライアント・アクセス・ネットワークを構成します。
(オプション)追加ネットワークおよびOracle ILOMネットワークを構成します。
データベースを構成します。
(オプション) Oracle ASRを構成します。
アプライアンスのデプロイに必要な構成設定の参照として、以前に完了したチェックリストを使用します。
デプロイメント後に、root
およびデータベース・ユーザーSYS
、SYSTEM
およびPDBADMIN
はマスター・パスワードに設定されます。oracle
およびgrid
パスワードがwelcome1
に設定されます。これらのパスワードをユーザー・セキュリティ・プロトコルに従うように変更します。