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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGate Studioのインストール
12c (12.2.1.2.6)
E85920-01
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2 Oracle GoldenGate Studioソフトウェアのインストール

Oracle GoldenGate Studioソフトウェアをインストールし、それが正しくインストールされていることを確認するには、次の手順に従います。

インストールを開始する前に、システム環境が検証済であることを確認してください(「システム環境の確認のロードマップ」)。

この項の終わりまでで、Oracle GoldenGate Studioのインストールが完了します。

2.1 インストール確認のチェックリスト

インストール・プロセスでは、ユーザーから一定の情報が必要です。

表2-1に、Oracle GoldenGate Studioのインストール前に知っておく必要がある、またはインストール中に決定する必要がある重要な項目を示します。

表2-1 インストールのチェックリスト

情報 サンプル値 説明

JAVA_HOME

/home/Oracle/Java/jdk1.8.0_101

Java JDKホーム・ディレクトリを示す環境変数。

データベース・ホスト名

examplehost.exampledomain

データベースが実行されているホストの名前とドメイン。

データベース・ポート

1521

データベースがリスニングするポート番号。Oracleデータベースのデフォルトのポート番号1521です。

データベース・サービス名

orcl

Oracleデータベースには、一意のサービス名が必要です。デフォルトのサービス名はorclです。

DBAユーザー名

SYS

データベース管理権限を持つユーザーの名前。OracleデータベースでデフォルトのDBAユーザーは、SYSです。

DBAパスワード

ExamplePassword1

データベース管理権限を持つユーザーのパスワード。

ORACLE_HOME

/home/Oracle/product/Oracle_Home

ソフトウェアをインストールするディレクトリ。

このディレクトリに、Oracle GoldenGate Studioが配置されます。

RCUユーティリティ

ORACLE_HOME/oracle_common/bin

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)のパス。

RCUスキーマ接頭辞

DEV

Oracle GoldenGate Studioで使用されるデータベース・スキーマの名前の接頭辞。

RCUスキーマ・パスワード

ExamplePassword1

Oracle GoldenGate Studioで使用されるデータベース・スキーマのパスワード。

2.2 インストール・プログラムの起動

インストール・プログラムを実行する前に、JDKおよび前提条件のソフトウェアがインストールされていることを確認する必要があります。

インストール・プログラムを起動する手順:

  1. ホスト・システムにサインインします。
  2. まだ行っていない場合は、動作保証されたJDKがシステムにインストールされていることを確認するために、java -versionとコマンドラインに入力します。12c (12.2.1.2.6)の場合、動作保証されたJDKは1.8.0_101以降です。
  3. Oracle Fusion Middleware Infrastructureなどのすべての前提条件ソフトウェアがインストールされていることを確認します。
  4. インストール・プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。
  5. JDKディレクトリからjava実行可能ファイルを実行して、インストール・プログラムを起動します。次に例を示します。
    • (UNIX) /home/Oracle/Java/jdk1.8.0_101/bin/java —jar fmw_12.2.1.2.6_oggstudio_generic.jar

    • (Windows) C:\home\Oracle\Java\jdk1.8.0_101\bin\java -jar fmw_12.2.1.2.6_oggstudio_generic.jar

注意:

インストーラ画面を起動するかわりに、保存したレスポンス・ファイルを使用してサイレント・モードでインストーラを起動することもできます。サイレント・インストールまたはコマンドライン・インストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のサイレント・モードでのOracle Universal Installerの使用に関する項を参照してください。

インストール・プログラムが表示されたら、インストールを開始できます。

2.3 インストール画面の操作

インストーラでは、インストールに関する情報を確認または入力する一連の画面が表示されます。

次の表に、インストーラの画面が表示される順序を示します。インストール画面の詳細は、画面の名前をクリックしてください。インストール画面の「Help」をクリックして、追加の手順を確認することもできます。

表2-2 Oracle GoldenGate Studioのインストール画面

画面 説明

Installation Inventory Setup

UNIXオペレーティング・システムの場合、この画面は、このホストにOracle製品をインストールするのが初めての場合に表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択したオペレーティング・システムのグループ名に、中央インベントリの場所への書込み権限があることを確認します。

中央インベントリの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のOracle Central Inventoryに関する項を参照してください。

この画面は、Windowsオペレーティング・システムでは表示されません。

Welcome

この画面は、製品インストーラの概要を示します。

Auto Updates

この画面では、My Oracle Supportアカウントを介して、重要なセキュリティ更新など、最新のソフトウェア更新を検索できます。

Installation Location

この画面を使用して、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。この画面で指定するOracleホームの場所は、新規の空のディレクトリである必要があります。

Oracle GoldenGate Studioを正しいOracleホームにインストールしていることを確認するには、「View」をクリックしてください。

Oracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストールおよび構成のためのディレクトリに関する項を参照してください。

Installation Typ

この画面を使用して、インストール・タイプを選択し、インストールする製品および機能セットを選択します。Oracle GoldenGate Studioのインストール・タイプは、「Complete Install」のみです。このオプションはデフォルトであらかじめ選択されています。

Prerequisite Checks

システムが最小必要要件を満たしていることを確認します。

検証されるタスクのリストを表示するには、「View Successful Tasks」を選択します。ログの詳細を表示するには、「View Log」を選択します。

警告またはエラー・メッセージが表示される場合は、「システム環境の確認のロードマップ」でドキュメントのいずれかを確認してください。

Installation Summary

この画面を使用して、選択したインストール・オプションを確認します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存するには、「Save Response File」をクリックして、レスポンス・ファイルの場所と名前を入力します。レスポンス・ファイルは、後でサイレント・インストールを実行する場合に使用できます。

インストール完了後にインストールされる機能セットはすべて、ここにリストされています。

サイレント・インストールまたはコマンドライン・インストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のサイレント・モードでのOracle Universal Installerの使用に関する項を参照してください。

「Install」をクリックし、インストールを開始します。

Installation Progress

この画面には、インストールの進行状況が表示されます。

進行バーが100%完了に達したら、「Finish」をクリックしてインストーラを閉じるか、「Next」をクリックしてサマリーを表示します。

Installation Complete

この画面のサマリー情報を確認し、「Finish」をクリックしてインストーラを閉じます。

ソフトウェアをインストールすると、ORACLE_HOME/oggstudio/binディレクトリからOracle GoldenGate Studioを起動できるようになります。ただし、ここの時点で製品は使用できません。最初に、Oracle Repository Creation Utility (RCU)を使用してリポジトリを作成する必要があります。

Oracle GoldenGate Studioの起動方法の詳細は、Oracle GoldenGate Studioの起動に関する項を参照してください。

2.4 インストールの確認

インストールが完了したら、一連のタスクを完了してインストールに成功したことを確認します。

2.4.1 インストール・ログ・ファイルの確認

インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、インストーラで何も問題が発生しなかったことを確認します。

デフォルトでは、ログ・ファイルはOracle_Inventory_Location/logsディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)、またはOracle_Inventory_Location\logsディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に書き込まれます。

ログ・ファイルの詳細およびログ・ファイルの場所は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のインストール・ログ・ファイルに関する項を参照してください。

2.4.2 ディレクトリ構造の確認

インストール環境の内容は、インストール中に選択したオプションによって異なります。

インストール後のディレクトリ構造の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの理解』で、Oracle Fusion Middlewareの主なディレクトリに関する項を参照してください。

2.4.3 Oracleホームの内容の表示

Oracleホームの内容は、viewInventoryスクリプトを使用して表示できます。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』でOracleホームの内容の表示に関する項を参照してください。