この章の内容は次のとおりです。
デプロイメント・アーカイブを使用して、ODIリリースを管理できます。デプロイメント・アーカイブとは、XMLファイルとメタデータの形で一連のODIオブジェクトを含めてアーカイブされたファイル(zipファイル)です。作成したデプロイメント・アーカイブを使用して、ODIリポジトリを初期化することも、デプロイしたODIリポジトリを更新することもできます。
ODIをVCSと統合している場合、VCSラベルからデプロイメント・アーカイブを作成できます。ODIをVCSと統合していない場合、現在のODIリポジトリからデプロイメント・アーカイブを作成できます。
デプロイメント・アーカイブのタイプも参照してください。
ODIで、次のタイプのデプロイメント・アーカイブを作成できます。
初期デプロイメント・アーカイブ
初期デプロイメント・アーカイブには、ODIリポジトリの初期化に必要なODIオブジェクトがすべて含まれています。初期デプロイメント・アーカイブを作成し、それを使用して、ODIオブジェクトが変更されていない環境、たとえばテスト環境または本番環境でODIリポジトリをデプロイすることができます。
パッチ・デプロイメント・アーカイブ
パッチ・デプロイメント・アーカイブには、ODIリポジトリで更新する必要があるODIオブジェクトのみが含まれています。パッチ・デプロイメント・アーカイブを作成し、それを使用して、すでにデプロイされているODIリポジトリを更新できます。たとえば、デプロイメント環境でODIオブジェクトを更新するとき、パッチ・デプロイメント・アーカイブを使用して、テスト環境または本番環境で更新を適用できます。
関連項目:
VCSと統合されたODI環境では、VCSラベルからデプロイメント・アーカイブを作成できます。デプロイメント・アーカイブは、VCSラベルに含まれているODIオブジェクトを使用して作成できます。
VCSラベルからデプロイメント・アーカイブを作成する手順:
初期デプロイメントとパッチ適用のガイドラインを参照してください。
VCSと統合されていないODI環境では、ODIリポジトリの現在の状態から初期デプロイメント・アーカイブを作成できます。
この項では、初期デプロイメント・アーカイブを作成する方法について説明します。初期デプロイメント・アーカイブには、ODIリポジトリの初期化に必要なすべてのODIオブジェクトが含まれます。
詳細は、デプロイメント・アーカイブのタイプを参照してください。
ODIリポジトリから初期デプロイメント・アーカイブを作成する手順:
初期デプロイメントとパッチ適用のガイドラインを参照してください。
VCSと統合されていないODI環境では、現在のODIリポジトリから選択したODIオブジェクトを使用して、パッチ・デプロイメント・アーカイブを作成できます。
注意:
ODIリポジトリからパッチ・デプロイメント・アーカイブを作成するとき、実行デプロイメント・アーカイブも作成されます。実行デプロイメント・アーカイブには、パッチ・デプロイメント・アーカイブに含まれるODIオブジェクトに対応するシナリオとロード計画のみが含まれます。
実行デプロイメント名には、EXEC_
という接頭辞が付きます。
この項では、パッチ・デプロイメント・アーカイブを作成する方法について説明します。パッチ・デプロイメント・アーカイブには、ODIリポジトリで更新する必要があるODIオブジェクトのみが含まれます。
詳細は、デプロイメント・アーカイブのタイプを参照してください。
ODIリポジトリからパッチ・デプロイメント・アーカイブを作成する手順:
初期デプロイメントとパッチ適用のガイドラインを参照してください。
フォルダ・パスで使用できるデプロイメント・アーカイブのリストと、その詳細を表示できます。デプロイメント・アーカイブのいずれかをダブルクリックすると、デプロイメント・アーカイブの内容がリストされます。
使用可能なデプロイメント・アーカイブを表示する手順:
初期デプロイメント・アーカイブを使用したODIリポジトリの初期化も参照してください
VCSに接続されていないODIリポジトリは、初期デプロイメント・アーカイブの内容を使用して初期化できます。VCS接続を構成する場合は、それが開発リポジトリとみなされるため、デプロイメント・アーカイブを適用するオプションは無効です。
ODIリポジトリを初期化する前に、作業リポジトリが空であることを確認してください。
注意:
複数の作業リポジトリからのデプロイメント・アーカイブを使用してODIリポジトリを初期化する状況では、マスター・リポジトリが空になります。そのような状況では、2番目の作業リポジトリからデプロイメント・アーカイブをロードするとき、マスター・リポジトリの内容が上書きされます。
初期デプロイメント・アーカイブを使用してODIリポジトリを初期化する手順:
パッチ・デプロイメント・アーカイブを使用したODIリポジトリの更新も参照してください。
テスト環境と本番環境でのデプロイメントのガイドラインも参照してください。
VCSに接続されていないODIリポジトリは、パッチ・デプロイメント・アーカイブで更新されたODIオブジェクトを使用して更新できます。VCS接続を構成する場合は、それが開発リポジトリとみなされるため、デプロイメント・アーカイブを適用するオプションは無効です。
パッチ・デプロイメント・アーカイブを使用してODIリポジトリを更新する手順:
ODIリポジトリで適用されたデプロイメント・アーカイブの表示も参照してください。
テスト環境と本番環境でのデプロイメントのガイドラインも参照してください。
ODIリポジトリで適用したデプロイメント・アーカイブのリストを表示できます。
ODIリポジトリで適用されたデプロイメント・アーカイブを表示する手順:
パッチ・デプロイメント・アーカイブを使用したODIリポジトリの更新も参照してください。
パッチ・デプロイメント・アーカイブを使用してODIリポジトリに適用した変更を元に戻したい場合は、パッチ・デプロイメント・アーカイブをロールバックできます。
ロールバックが維持されている場合は、複数のパッチ・デプロイメント・アーカイブをロールバックできます。たとえば、パッチ1、パッチ2の順に適用した場合は、パッチ2、パッチ1の順でロールバックする必要があります。
パッチ・デプロイメント・アーカイブをロールバックする手順:
パッチ・デプロイメント・アーカイブを使用したODIリポジトリの更新も参照してください。