Oracle® Mobile Application Framework Oracle Mobile Application Frameworkでのモバイル・アプリケーションの開発 2.4.0.0.0 E88268-01 |
|
![]() 前 |
![]() 次 |
次のトピックはOracle Mobile Application Development Framework (Oracle MAF)の新機能と変更された機能、およびこのガイドで説明されているその他の重要な変更点について概要を示しています。
Oracle MAFリリース2.4.0には、このガイドで説明されている次の新しい開発機能と変更された開発機能が含まれます。
MAFはGradleを使用して、MAFアプリケーションをビルドし、Androidプラットフォームにデプロイするようになりました。初めてMAFアプリケーションをAndroidにデプロイするときに、MAFはGradleをダウンロードしてインストールします。Gradleが正しくインストールされるよう、Gradleのプロキシ設定を構成する必要がある場合があります。「Gradleプロキシ設定の構成方法」を参照してください。また、MAFアプリケーションをAndroidプラットフォームに正しくデプロイするためには、Android SDKのAndroid Support Repositoryパッケージをインストールする必要があります。『Oracle Mobile Application Frameworkのインストール』の「Androidプラットフォーム用の開発ツールの設定」および「AndroidプラットフォームへのMAFアプリケーションのデプロイ」を参照してください。
MAFアプリケーションが複数のアプリケーション機能でデータ・コントロールの1つのインスタンスを共有できるようになりました。「アプリケーション機能間のデータ・コントロールのインスタンスの共有」で説明するように、共有するデータ・コントロールを指定する必要があります。
共有ライブラリを使用する複数のMAFアプリケーション間で個別のアーティファクト(AMXページ・フラグメント、タスク・フロー、データ・コントロールなど)をMAFで共有できるようになりました。共有ライブラリの作成、デプロイおよび使用方法の詳細は、「MAF共有ライブラリによるMAFアプリケーション・コンテンツの再使用」を参照してください。
MAFは、機能アーカイブ・ファイル(FAR)にデプロイするアプリケーション機能から共有ライブラリを除外します。MAFアプリケーションで使用するFARが共有ライブラリのリソースを使用する場合、共有ライブラリを個別に取得する必要があります。詳細は、「機能アーカイブ・ファイルのデプロイメント・プロファイルをデプロイする場合の処理」を参照してください。
「MAFアプリケーション・コンテンツの再使用」の項は、アプリケーションで定義済の接続がFARに含まれる場合、MAFはFARをMAFアプリケーションに追加しなくなることを説明するためにが改訂されました。これまで、MAFはFARを追加しましたが、接続の構成を確認するために、「ログ」ウィンドウに警告メッセージが表示されました。
「3D Touchに対応したiOSデバイスで使用するアプリケーションのショートカットの実装」で説明するように、3D Touchに対応したiOSデバイスにデプロイされるMAFアプリケーションは、アプリケーションのショートカットを実装できます。
このリリースでは、MAFが使用するCordovaエンジンのバージョン(Android: 6.0.0、iOS: 4.3.0、Windows: 4.4.3)が更新されています。MAFアプリケーションのCordovaプラグインの詳細は、「MAFアプリケーションでのプラグインの使用方法の概要」を参照してください。
Android 4.4 (APIレベル19)が、MAFがAndroidプラットフォームでのMAFアプリケーションのデプロイメントをサポートするAndroidの最小バージョンになり、ターゲットのSDK APIレベルが、APIレベル21からAndroid 6のAPIレベル23に引き上げられました。AndroidへのMAFアプリケーションのデプロイの詳細は、「AndroidプラットフォームへのMAFアプリケーションのデプロイ」を参照してください。
「MAFアプリケーションでのアプリケーション機能の再起動」で説明するように、アプリケーション機能を再起動できるようになりました。
以前の場所にアクセスできない場合にMAFがアプリケーションのログ・ファイルを出力するAndroidデバイスの場所を/sdcard/Android/data/<app.package>/files/<app.name>.txt
または/data/data/<package>/files/<AppName>.txt
に変更しました。Android 6以降のデバイスのエンド・ユーザーは、/sdcard/Android/data/<app.package>/files/<app.name>.txt
を使用するストレージ権限をMAFアプリケーションに付与する必要があります。「MAFアプリケーションでのロギングの使用および構成」を参照してください。「アプリケーション・ログへのアクセス方法」では、アプリケーション・ログ・ファイルの場所をプログラムで検索する方法について説明します。
RestServiceAdapter
は、「WebサービスにアクセスするためのRESTサービス・アダプタの作成」で説明するように、java.net.HttpURLConnection
またはjavax.net.ssl.HttpsURLConnection
を初期化して返すのに使用できる新しいAPI (getHttpURLConnection
)を公開します。
List Viewコンポーネントは、新しい属性(maxRows
およびpreserveState
)を公開します。表示するリスト・アイテムの最大数を指定するには、maxRows
属性を使用します。エンド・ユーザーがコンポーネントをレンダリングするページに戻るときに、MAFがList Viewコンポーネントの以前の状態を適用しないようにするには、preserveState
属性をnone
に設定します。これらの属性の詳細は、Oracle Mobile Application Frameworkタグ・リファレンスおよび「ページングおよび動的スクロールの構成」を参照してください。
Panel Splitterコンポーネントは、ナビゲータの表示および開示状態を構成するのに使用できる新しい属性(navigatorDisplay
およびnavigatorDisclosureState
)を公開します。これらの属性の詳細は、Oracle Mobile Application Frameworkタグ・リファレンスおよび「パネル・スプリッタ・コンポーネントの使用方法」を参照してください。
dvtm:marker
コンポーネントは、新しい属性(markerIconDisplay
およびselectedLabelStyle
)をサポートし、そのlabelPosition
属性は、Geographic Mapコンポーネントで情報のバブルをレンダリングするのに使用できる新しい値(bubble
)をサポートします。「サンプルのMAFアプリケーション」に説明するように、CompGalleryサンプル・アプリケーションは、Geographic Mapコンポーネントで情報のバブルをレンダリングします。Geographic Mapコンポーネントの詳細は、「地理マップ・コンポーネントの作成方法」およびOracle Mobile Application Frameworkタグ・リファレンスを参照してください。
このドキュメントは、このリリース用に一部が更新されています。次の表に、追加または変更された項を示します。
「MAFアプリケーションでのシングル・サインオンの構成方法」の項は、ユニバーサルWindowsプラットフォームにデプロイするMAFアプリケーションでMCSシングル・サインオンを使用する場合にCordovaプラグインで実装する必要がある構成の変更を説明するために改訂されました。
Oracle Mobile Security SuiteのMAFへの統合の説明が削除されました。この統合のサポートは、MAF 2.3.3で非推奨になりました。「EMMソリューションとのMAFアプリケーションの統合」で説明するように、代わりの方法としてAppConfigを使用することを検討してください。
前のリリースで非推奨になったトランスポート・レベルのデータのキャッシュについて説明するMAFアプリケーションでのデータのキャッシュに関する章が削除されました。「MAFアプリケーションでのクライアント・データ・モデルの作成」で説明するように、MAFクライアント・データ・モデルを使用してデータをキャッシュすることをお薦めします。MAFアプリケーションでのデータのキャッシュに関する章は、以前のリリースのMAFのドキュメント・ライブラリで引き続き利用できます。