Service Managerインスタンスにログインしたら、デプロイメントの作成または既存のデプロイメントの編集を行うことができます。1つのService Managerインスタンスで複数のデプロイメントを扱うことができます。
Oracle GoldenGate MAのインストールを完了したら、Configuration Assistantを使用して新しいデプロイメントを作成する必要があります。このウィザードを使用すると1つのService Managerに複数のデプロイメントを追加できます。従って、新しいリリースまたはパッチを使用してアップグレードする必要があるのは1つのService Managerのみになります。
トピック:
oggca
プログラムを使用してデプロイメントを削除できます。 デプロイメントの作成時に、Service ManagerをMA内の他のすべてのサービスを制御できるデーモン・サービスとして選択して、システム・サービスとして実行できます。
Service Managerの実行の確認
注意:
Service Managerがシステム・デーモンとして登録されている場合、Service Manager、Administration Server (AS)、Distribution Server (DS)、Receiver Server (RS)およびPerformance Metrics Serverはホストの起動(再起動)時に自動的に起動されます。Service Managerが実行していることを確認してから接続する必要があります。Service Managerを起動するには次の手順を実行します。
Linuxプラットフォームでは次のように入力します。
cd $OGG_HOME/bin
コマンドを実行します。
./ServiceManager
Service Managerへのログイン
Service Managerをデーモン・サーバーとして設定する方法の詳細は、「セキュアなデプロイメントとセキュアでないデプロイメントを作成する方法」を参照してください。
親トピック: デプロイメントの使用
スクリプトを実行して、Oracle GoldenGate Microservices ArchitectureでService Managerを起動および停止できます。次の場所からスクリプトを実行します。
Service Managerを起動する場合: Deployment_Home/bin/startSM.sh
Service Managerを停止する場合: Deployment_Home/bin/stopSM.sh
親トピック: Service Managerに接続する方法
Oracle GoldenGate MAのインストールを完了すると、Service Managerのホームページが指定したURLに開設されます。このページは、デプロイメントの実行や、Administration Server、Distribution Server、Receiver Server、Performance Metrics ServerおよびAdmin Clientの構成のためのアクセス・ポイントとして機能します。
Service Managerのホームページは、デプロイされたサービスを表示したり、デプロイメントに関連するインベントリや構成の情報にアクセスしたりできるダッシュボードです。デプロイメントのステータスの確認や、サービスの起動と停止を行うこともできます。
操作 | タスク |
---|---|
サービスのステータスを表示 | 「ステータス変更の確認」 |
デプロイメントを起動および停止 | 「デプロイメントとサーバーを起動および停止する方法」 |
様々なサーバーにアクセス | それぞれのリンクをクリックしてアクセスできます。
|
Administration Server、Distribution Server、Performance Metrics ServerおよびReceiver Serverの詳細にアクセス | 詳細を確認する必要があるサーバーの「Details」をクリックします。「サービス構成の表示および編集」を参照してください。 |
「Application Navigation」ペイン | アイコンをクリックして開き、Service ManagerまたはDiagnosisのホームページにアクセスします。 |
親トピック: Service Managerに接続する方法
Service Managerについてロギングされたすべてのメッセージをこのページで確認できます。
表の使用
ExtractおよびReplicatサーバー・メッセージの更新されたログが表示されます。このリストは、日付または重大度でソートできます(それぞれの横にある下矢印をクリックします)。また、このログをリフレッシュして、表示するページ数を選択することもできます。
検索する場合は、「Date」、「Severity」または「Message」を選択してから、適切なオプションを選択して検索を構成します。
ページの下部にある「Notifications」タブに注目してください。ここには、トランザクション・エラーのためにログでは更新されないサーバー・メッセージが表示されます。たとえば、データベース資格証明を使用したデータベースへのログインに失敗した場合などです。
親トピック: Service Managerに接続する方法
Service Managerは、デプロイメント、Administration Server、Distribution Server、Performance Metrics Server、Receiver Serverの起動や停止を行うことができる中央ハブです。
注意:
Oracle GoldenGate Service Managerがシステム・デーモンとして登録されている場合、Service Managerおよび他のサーバーはホストの起動(再起動)時に自動的に起動されます。http://localhost:9001
であると仮定します親トピック: デプロイメントの使用
oggca
プログラムを使用してデプロイメントを削除できます。
デプロイメントを削除すると、デプロイメントの様々なコンポーネント(Extract、Replicat、パス、構成ファイルなど)が削除されます。ただし、Service Managerは削除されません。
$OGG_HOME/bin
にあるoggca
プログラムを実行します
「Select Service Manager Options」画面で「Existing Service Manager」を選択します。「Next」をクリックします
「Configuration Options」画面で「Remove Existing Oracle GoldenGate Deployment」を選択します。
注意:
デプロイメントを削除しても、Oracle GoldenGate MAをアンインストールしても、システムによって自動的にプロセスが停止されることはありません。この結果、場合によっては、デプロイメントに関連付けられたプロセスを停止する必要があります。また、ファイルを手動で消去する必要があります。詳細は、「デプロイメントの削除後に手動で削除するファイル」を参照してください。デプロイメントと一緒に削除される設定のリストを確認して、「Finish」をクリックします。
デプロイメントの削除後に手動で削除するファイル
root
権限またはsudo
権限が必要です。削除するファイルを次に示します。オペレーティング・システム | 既存のService Managerを登録解除するために手動で削除するファイル |
Linux 6 |
|
Linux 7 | /etc/systemd/system/OracleGoldenGate.service |
親トピック: デプロイメントの使用
Administration Server、Distribution Server、Performance Metrics ServerおよびReceiver Serverのサービス構成と再起動オプションは、Services Managerで表示および編集できます。
各サーバーのサービス構成にはService Managerのホームページからアクセスできます。サービス構成を確認する必要があるサーバーの「Details」ボタンをクリックします。Service Configurationページが表示されます。このページで、対応するサーバーのサービス構成と再起動オプションを表示および編集できます。すべてのサーバーの構成と再起動オプションは同一です。
サービス構成のオプション | 説明 |
Port | 対応するサーバーのポート番号 |
Enable Legacy Protocol | 互換性のあるサービスで従来の通信を有効にします。 |
Enabled Async Operation | 非同期RESTful APIメソッドの実行を有効にします |
Default Sync Wait | サービスが非同期REST APIレスポンスに応答するまでに待機するデフォルトの時間 |
Enabled Task Manager | 提供するサービスのタスク管理を有効にします。 |
U-Mask | ファイル・モード作成マスク |
Config Force | 構成データを強制的に適用します。 |
Quiet | サービスを非出力モードで起動します。 |
Enabled | サービスがService Managerによって管理されることを示します。 |
Status | サービスが実行していることを示します。 |
再起動のオプション | 説明 |
Enabled | trueに設定すると、タスクが中止された場合に再起動します。 |
On Success | falseに設定すると、タスクは失敗した場合のみ再起動します。 |
Delay | 異常終了したプロセスの検出からプロセスの再起動までの待機時間(分)。 |
Retries | 再起動を試行する最大回数。これを超えると再試行を中止します。 |
Window | 再試行回数がカウントされる時間枠。デフォルトは120分です。 |
Disable on Failure | trueに設定すると、実行ウィンドウですべての実行試行が失敗した場合にタスクが無効になります。 |
親トピック: デプロイメントの使用