13 プロセス・グループの作成
内容は次のとおりです。
- 前提条件
この章では、Oracle GoldenGateプロセス・グループの構成に進む前に、Oracle GoldenGateがインストールされ、使用可能な様々な処理オプションについてユーザーが理解し、事前に必要な次の構成手順が実行されていることを前提としています。 - Extractのマイニング・データベースでの登録
Extractを統合モードで使用する場合は、REDOデータをキャプチャするためにデータベース・ログマイニング・サーバーを作成する必要があります。これは、プライマリExtractプロセスをマイニング・データベースに登録することで、GGSCIインタフェースから行います。 - プライマリExtractの追加
プライマリExtractが証跡に書き込みます。 - ローカル証跡の追加
次の手順では、キャプチャしたデータをプライマリExtractが書き込むローカル証跡を追加します。 - データ・ポンプExtractグループの追加
次の手順では、ローカル証跡を読み取りデータをターゲットに送信する、データ・ポンプを追加します。 - リモート証跡の追加
この証跡は、Replicatによって読み取られますが、データ・ポンプと関連付ける必要があるため、ターゲットではなくソース・システムで追加される必要があります。 - Replicatグループの追加
次の手順では、リモート証跡を読み取りデータ変更をターゲットOracle Databaseに適用する、Replicatグループを追加します。
前提条件
この章では、Oracle GoldenGateプロセス・グループの構成に進む前に、Oracle GoldenGateがインストールされ、使用可能な様々な処理オプションについてユーザーが理解し、事前に必要な次の構成手順が実行されていることを前提としています。
親トピック: プロセス・グループの作成
Extractのマイニング・データベースでの登録
Extractを統合モードで使用する場合は、REDOデータをキャプチャするためにデータベース・ログマイニング・サーバーを作成する必要があります。これは、プライマリExtractプロセスをマイニング・データベースに登録することで、GGSCIインタフェースから行います。
ログマイニング・サーバーの作成によって、ソース・データベースのスナップショットをソース・データベースのREDOストリームに抽出します。ソース・マルチテナント・コンテナ・データベースで、キャプチャに含める各プラガブル・データベースにExtractを登録します。
警告:
Extractが処理を開始するログ・ストリームの最初のSCNを確認してください。Extractの開始SCN値を、REGISTER EXTRACT
コマンドで基礎となるデータベース・キャプチャ・プロセスが作成されたときに指定された最初のSCNより小さい値にすることはできません。SCN
オプションを使用できます。
注意:
REGISTER
コマンドがすぐに復帰した場合でも、プロセスの登録は、完了に数分かかる場合があります。
親トピック: プロセス・グループの作成
プライマリExtractの追加
プライマリExtractは、ローカル証跡に書き込みます。
次の手順では、変更データをキャプチャするプライマリExtractを追加します。
例13-1 タイムスタンプ開始点を指定したクラシック・キャプチャ
ADD EXTRACT finance, TRANLOG, BEGIN 2011-01-01 12:00:00.000000
例13-2 タイムスタンプ開始点を指定した統合キャプチャ
DBLOGIN USERIDALIAS myalias ADD EXTRACT finance, INTEGRATED TRANLOG, BEGIN NOW
親トピック: プロセス・グループの作成
ローカル証跡の追加
次の手順では、プライマリExtractによってキャプチャされたデータが書き込まれるローカル証跡を追加します。
ソース・システムのGGSCIで、ADD EXTTRAIL
コマンドを発行します。
ADD EXTTRAILpathname
, EXTRACTgroup name
説明:
-
EXTTRAIL
では、証跡がローカル・システムに作成されるよう指定します。 -
pathname
は、2文字の名前を含めた、証跡の相対名または完全修飾名です。 -
EXTRACT
group name
は、プライマリExtractグループの名前です。
注意:
Oracle GoldenGateでは、この証跡が処理中に自動的に作成されます。
例13-3
ADD EXTTRAIL /ggs/dirdat/lt, EXTRACT finance
親トピック: プロセス・グループの作成
データ・ポンプExtractグループの追加
次の手順では、ローカル証跡を読み取り、データをターゲットに送信するデータ・ポンプを追加します。
ソース・システムのGGSCIで、ADD EXTRACT
コマンドを発行します。
ADD EXTRACTgroup name,
EXTTRAILSOURCEtrail name
説明:
-
group nameは、Extractグループの名前です。
-
EXTTRAILSOURCE
trail name
は、ローカル証跡の相対名または完全修飾名です。
例13-4
ADD EXTRACT financep, EXTTRAILSOURCE c:\ggs\dirdat\lt
親トピック: プロセス・グループの作成
リモート証跡の追加
Replicatによって準備されますが、この証跡はデータ・ポンプと関連付けられる必要があるため、ターゲットではなく、ソース・システムで追加される必要があります。
次の手順では、リモート証跡を追加します。
ソース・システムのGGSCIで、次のコマンドを発行します。
ADD RMTTRAIL
pathname,
EXTRACT
group name
説明:
-
RMTTRAIL
では、証跡がターゲット・システムに作成されるよう指定します。 -
pathnameは、2文字の名前を含めた、証跡の相対名または完全修飾名です。
-
EXTRACT
group name
は、データ・ポンプExtractグループの名前です。
注意:
Oracle GoldenGateでは、この証跡が処理中に自動的に作成されます。
例13-5
ADD RMTTRAIL /ggs/dirdat/rt, EXTRACT financep
親トピック: プロセス・グループの作成
Replicatグループの追加
次の手順では、リモート証跡を読み取り、データ変更をターゲットOracle Databaseに適用するReplicatグループを追加します。
例13-6 非統合Replicatの追加
ADD REPLICAT financer, EXTTRAIL c:\ggs\dirdat\rt
例13-7 統合Replicatの追加
ADD REPLICAT financer, INTEGRATED, EXTTRAIL c:\ggs\dirdat\rt
親トピック: プロセス・グループの作成