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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイド
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E90112-02
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6 レポート履歴の表示と管理

ここでは、データを履歴から再公開すること、ジョブ出力を新しい宛先に送信すること、および正常に完了しなかったレポート・ジョブのエラー情報を取得することを含めて、ジョブ履歴機能について説明します。

レポート・ジョブ履歴と保存された出力の表示

「レポート・ジョブ履歴」ページには、実行中および完了したレポート・ジョブに関する情報が表示されます。

「レポート・ジョブ履歴」ページにアクセスしてから、レポート・ジョブ履歴を検索します。特定のレポートのコンテキストからもこのページにアクセスできます。次のいずれかを使用して、「レポート・ジョブ履歴」を選択します。

  • 「ホーム」ページで「参照/管理」をクリックします。

  • グローバル・ヘッダーで「開く」をクリックします。

「レポート・ジョブ履歴」ページは、次の用途に使用します。

  • 実行中および完了したレポート・ジョブのステータスおよび詳細を表示します。

  • クリティカルなジョブを識別します。

  • 実行中のジョブを取り消します。

  • 実行中のジョブを監視します。

  • ジョブ発行の詳細を表示します。

  • レポートに対して「データの保存」を選択した場合、レポートから作成されたXMLデータをダウンロードまたは表示します。

  • 「出力の保存」を選択した場合、レポート・ドキュメントをダウンロードまたは表示します。

  • レポートに対して「データの保存」を選択した場合、他のフォーマットまたはテンプレートを使用してレポート・データを再公開します。

  • 履歴からレポート・ジョブを削除します。

特定のレポートのジョブ履歴の表示

特定のレポートのコンテキストから「レポート・ジョブ履歴」ページに移動すると、そのレポートのジョブが、デフォルト・フィルタを適用された状態で自動的に表示されます。

特定のレポートのジョブ履歴を表示する手順:
  1. 次のいずれかを実行します。
    • 「カタログ」からレポートに移動し、「ジョブ履歴」をクリックします。

    • 「レポート・ビューア」からレポートに移動し、「ジョブ履歴」をクリックします。

  2. 「レポート・ジョブ履歴」ページで、必要に応じてフィルタを指定し、「検索」をクリックします。

    デフォルト・フィルタは次のとおりです。

    • レポート・パス - 「レポート・ジョブ履歴」ページを起動したレポートのパス。

    • 処理開始 - 1週間前またはそれ以降。

    • 所有者 - 操作しているユーザーのユーザーID。

    • スコープ - すべての履歴。「プライベート・ジョブ履歴」と「公開ジョブ履歴」が含まれます。

    • ステータス - すべて。ステータスとして考えられる値(「成功」、「失敗」、「実行中」、「出力エラーあり」、「取消済」、「取消中」、「配信エラーあり」、「スキップ」および「待機中」)がすべて含まれます。

レポート・ジョブ履歴の検索

レポート・ジョブ履歴を検索するためのフィルタ基準を指定します。

レポート・ジョブ履歴を検索するには:
  1. 特定のジョブ履歴または完了済レポート・ジョブのグループを検索するための「フィルタ」基準の値を入力します。結果は、次のものに基づいてフィルタ処理できます。
    フィルタ 説明
    レポート・ジョブ名 ジョブの発行時にジョブに割り当てられた名前です。
    レポート・パス レポートのパスです。レポートが共有フォルダの配下にある場合は、パスに共有フォルダを含めないでください。レポートがマイ・フォルダの配下にある場合、最初のノードは「~」にユーザー名を足したものになります。たとえば、管理者としてログインしており、レポートがMy Folders/Operational Reportsにある場合は、~Administrator/Operational Reportsと入力します。
    スケジュール・コンテキスト 将来の使用のために予約されています。
    処理開始 この日付および時刻以降に要求の処理が開始されたことを示します。
    処理終了 この日付および時刻以前に要求の処理が終了したことを示します。
    ステータス

    次のいずれかのステータスと同じになります。

    • 成功 - エラーが発生することなくジョブが完了しました。

    • 失敗 - ジョブが失敗しました。

    • 実行中 - ジョブは現在実行中です。

    • 出力エラーあり - ジョブは完了しましたが、エラーがありました。

    • 取消済 - ジョブは取り消されました。

    • 取消中 - ジョブは取消し処理中です。

    • 配信エラーあり - ジョブを配信できません。

    • スキップ - ジョブはスキップされました。

    • 待機中 - ジョブがキューに入っています。

    所有者 ジョブを発行したユーザーのユーザーIDです。
    スコープ 「パブリック」または「プライベート」です。
  2. 「検索」をクリックします。フィルタ基準を満たすジョブが「レポート・ジョブ履歴」表に表示されます。

    列ヘッダーをクリックし、昇順または降順でソートするための上向きまたは下向き矢印を選択すると、その列で表をソートできます。

ジョブ履歴の詳細の表示

ジョブ履歴の詳細を表示するには、「レポート・ジョブ履歴」ページを使用します。

ジョブ履歴の詳細を表示するには:
  1. 「レポート・ジョブ履歴」ページで、「レポート・ジョブ名」をクリックしてジョブの詳細ページを表示します。
  2. 各出力の配信情報を表示するには、出力名の横にある展開用のアイコンをクリックします。
  3. 「戻る」をクリックして「レポート・ジョブ履歴」ページに戻ります。

レポート・ジョブからのデータのダウンロード

レポート・ジョブの詳細を表示し、XMLデータをダウンロードして、そのファイルを選択した場所に保存することができます。

データを使用するには、ジョブ作成時に、「再公開用にデータを保存」オプションを有効にしておく必要があります。「出力オプションの設定」を参照してください。

レポート・ジョブからXMLデータをダウンロードするには:
  1. 「レポート・ジョブ履歴」ページの「レポート・ジョブ履歴」表でレポート・ジョブ名をクリックして、ジョブ詳細ページを表示します。
  2. 「出力および配信」セクションで、「XMLデータ」ダウンロード・ボタンをクリックします。
  3. プロンプトが表示されたら、ファイルの保存場所を選択します。

履歴からのレポートの再公開

履歴からレポートを再公開できます。

データを使用するには、ジョブ作成時に、「再公開用にデータを保存」オプションを有効にしておく必要があります。「出力オプションの設定」を参照してください。

履歴からレポートを再公開するには:
  1. 「レポート・ジョブ履歴」ページで、「レポート・ジョブ名」をクリックしてジョブ詳細ページを表示します。
  2. 「出力および配信」セクションから、「再公開」をクリックします。これにより、レポート・ビューアが起動します。
  3. レポート・ビューアでは、新しいレイアウトの適用、異なる出力タイプの選択、またはレポートのエクスポートを行うことができます。以前に実行されたレポートから取得したデータを使用しているため、パラメータの更新はできません。
  4. 「レポート・ジョブ履歴」ページに戻るには、「アクション」メニューをクリックして「戻る」を選択します。

新しい宛先への出力の送信

レポートの出力を新しい宛先に送信できます。

履歴表から出力を使用するには、ジョブの作成時に、「出力の保存」オプションを有効にしておく必要があります。「出力オプションの設定」を参照してください。

注意:

送信機能では履歴は作成されず、配信ステータスも保存されません。単に、選択した宛先に出力が送信されるだけです。

新しい宛先に出力を送信するには:
  1. 「レポート・ジョブ履歴」ページで、「レポート・ジョブ名」をクリックしてジョブ詳細ページを表示します。
  2. 「出力および配信」セクションで、新しい宛先に送信する出力を特定して、「送信」をクリックします。
  3. 「送信」ダイアログで、次の操作を実行します。
    1. 配信タイプの選択
    2. 「宛先の追加」をクリックします。
    3. 宛先タイプに応じて適切なフィールドに値を入力します。
  4. 宛先の追加が終わったら、「発行」をクリックします。

実行中のジョブの監視

ジョブが実行中ステータスのときは、レポート処理の各段階を監視できます。

実行中のジョブを監視するには:
  1. 「レポート・ジョブ履歴」ページで、「レポート・ジョブ履歴」表の「実行中」ステータス・インジケータにカーソルを置きます。
    処理を実行しているクラスタ・インスタンスのインスタンスIDとともに、ステータスが表示されます。
  2. 最新のステータスを確認するには、ページをリフレッシュします。このページを表示している間は、ステータスは自動的には更新されません。「ジョブの処理ステージ」を参照してください。

ジョブの処理ステージ

ここには、ジョブの処理ステージを示します。

処理ステージ サブステージ

ジョブ・プロセッサ

ジョブ・キューに送信中

ジョブ・キュー内

ジョブ・プロセッサ内

ジョブ・プロセッサの完了

ジョブ・プロセッサで例外が発生

データのフェッチ

XMLデータのフェッチ中

XMLデータをフェッチ済

データ・モデル・プリトリガーの呼出し前

データ・モデル・プリトリガーの呼出し後

データ・モデル・ポストトリガーの呼出し前

データ・モデル・ポストトリガーの呼出し後

バースティング制御ファイルのフェッチ(バースティング・ジョブの場合のみ)

バースティング制御XMLのフェッチ中

バースティング制御XMLをフェッチ済

データ・プロセッサ

データ・プロセッサ内

制御ファイルの解析中 (バースティング・ジョブの場合のみ該当)

制御ファイルを解析済 (バースティング・ジョブの場合のみ該当)

分割キーに基づいてデータを切取り中 (バースティング・ジョブの場合のみ該当)

データの切取りの完了 (バースティング・ジョブの場合のみ該当)

サブジョブ合計 (バースティング・ジョブの場合のみ該当)

データ・プロセッサの完了

レポート・プロセッサ

ジョブがこのステージに達すると、出力は完了しているため、「レポート・ジョブ名」をクリックして出力を表示できます。

レポート・プロセッサ内

レポート・ドキュメントのレンダリング中

レポート・ドキュメントのレンダリングの完了

レポート・プロセッサの完了

レポート・ドキュメントのレンダリング・エラー

配信プロセッサ

<delivery>の有効な値は、レポートで選択された宛先に応じて、電子メール、FAX、ファイル、FTP、印刷、WebDAVまたはドキュメント・クラウド・サービスのいずれかです。

<delivery>プロセッサ内

<delivery>プロセッサに配信中

<delivery>サーバーにドキュメントを配信済

<Delivery>プロセッサの完了

実行中のジョブの取消し

実行中のジョブを取り消すことができます。

実行中のジョブを取り消すには
  1. 「レポート・ジョブ履歴」ページで、表内の目的のレポート・ジョブの行で任意の場所(ジョブ名のリンクを除く)をクリックし、レポート・ジョブを選択します。
    [Ctrl]キーを押しながら[Shift]キーを押し、追加の行をクリックすると、複数のジョブを選択できます。行をもう一度クリックすると、選択が解除されます。ステータスが「実行中」のジョブのみを取り消すことができます。
  2. 表の上部にある「実行中のジョブの取消」アイコンをクリックします。
    このイメージは、「レポート・ジョブ履歴」ページで取消アイコンを指しているカーソルを示しています。
  3. 確認メッセージで「OK」をクリックします。

レポートのエラー情報と警告情報の取得

レポート・ジョブが失敗するか、警告付きで終了した場合、エラーおよび警告の情報を確認できます。

レポートのエラーおよび警告情報を取得するには:
  • 「レポート・ジョブ履歴」ページで、結果表に示されたエラーまたは警告のステータス・インジケータにカーソルを置きます。

    ジョブ詳細のページには、そのジョブに関連付けられたエラーおよび警告も含まれます。『Oracle Business Intelligence Publisher管理者ガイド』のログ・メッセージの表示に関する項を参照してください。

    エラーや警告に関するより詳細な診断情報を得るには、Oracle Fusion Middleware Controlで該当ジョブの診断ログ・ファイルを確認します。

ジョブ履歴の削除

ジョブ履歴を削除できます。

ジョブ履歴を削除するには:
  1. 「レポート・ジョブ履歴」ページで、表内の目的のレポート・ジョブの行で任意の場所(ジョブ名のリンクを除く)をクリックし、レポート・ジョブを選択します。

    複数の行を選択できます。

  2. 表の上部にある「削除」アイコンをクリックします。
  3. 「確認」ダイアログで、「OK」をクリックします。