| Oracle® Fusion Middleware Oracle Forms and Reportsのインストール 12c (12.2.1.3.0) E90265-03 |
|
 前へ |
 次へ |
Oracle Form and Reportsの以前のリリースからのアップグレードは、アップグレード・アシスタントを使用して実行されるインプレース・アップグレードです。
内容は次のとおりです。
Oracle Formsを12cにアップグレードするには、慎重に準備および計画を行い、一連の手順を実行する必要があります。
次のいずれかのバージョンを実行している場合、この章に記載の手順に従ってOracle Formsをアップグレードします。
Oracle Forms 12c (12.2.1.3.0)に対するOracle FMW 11g (リリース1) Forms
Oracle Forms 12c (12.2.1.3.0)に対するOracle FMW 11g (リリース2) Forms
Oracle Forms 12c (12.2.1.3.0)に対するOracle FMW 12c (12.2.1.0) Forms
Oracle Forms 12c (12.2.1.3.0)に対するOracle FMW 12c (12.2.1.1.0) Forms
Oracle Forms 12c (12.2.1.3.0)に対するOracle FMW 12c (12.2.1.2.0) Forms
Oracle Forms 11gから現在のバージョンへのアップグレードを開始する前に、リモートのFormsノードでFormsアップグレード拡張スクリプトを実行して、リモート・ノードにあるForms構成を抽出する必要があります。
注意: いずれかのリモートFormsノードがあり、そこに拡張ドメインを追加した、またはクラスタ・シナリオを拡張した場合のみ、この手順を実行する必要があります。
次の手順に従い、Formsアップグレード拡張を、リモートFormsノードで実行します。
最新の12cリリースへのアップグレードを開始する前に、既存のFormsテンプレート・ファイルのコピーを作成することをお薦めします。
これには、ディレクトリORACLE_HOME\user_projects\domains\base_domain\config\fmwconfig\components\FORMS\instances\<INSTANCE NAME>\serverのすべてのファイルが含まれます。以前の12cリリースから最新のリリースにアップグレードする場合、ファイルは前の行で述べたディレクトリと同じディレクトリ内に置かれます。Oracle Formsを12cよりも前のリリース(たとえば、11g)から最新の12cリリースにアップグレードする場合、ファイルは別のディレクトリに置かれる場合があります。
テンプレート・ファイルのコピーは、テンプレート・ファイルの新しい形式にユーザー固有のカスタマイズをリストアするのに役立ちます。
アップグレード・プロセスの完了後、前のバージョンで作成されたユーザー固有のカスタマイズを手動で新しいFormsテンプレート・ファイルにコピーまたはマージする必要があります。
アップグレードを開始する前に、アップグレード中またはアップグレード後に既存の設定が影響を受けないよう、完全なアップグレード・プロセスを必ず把握しておくことが重要です。
Oracle Formsの11gから12cへのアップグレード・プロセスには、2つの手順が含まれます。
11gドメインを構成するには、WLS 12c再構成ウィザードを使用する必要があります。
11gのドメインを再構成するには、次の手順を実行します。
注意:
11gでは、Formsはリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)スキーマを必要としませんが、12c以降では、すべてのWebLogic Server 12cドメインでRCUスキーマを設定する必要があります。そのため、これらの手順を実行する前には、WLS再構成ウィザードを実行する前にRCUに必要なスキーマ(Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャ・ドメインの構成に関する項を参照)を必ず作成するようにしてください。この項では、Oracle Formsを以前のOracle Forms 12cリリースから最新の12cにアップグレードするプロセスについて説明します。
この項の情報は、必要なアップグレード前のタスクを把握して実行していることを想定しています。
Oracle Forms 12.2.1から12.2.1.3.0にアップグレードするには、3つの主な手順を完了する必要があります。
手順は次のとおりです。
注意:
12.2.1からアップグレードする際には、リモート・ノードでのforms-upgrade-ext.shの実行は必要ありません
ドメイン・スキーマをアップグレードするための12.2.1.3.0アップグレード・アシスタントの実行に必要な手順を実行します。
ドメイン・スキーマをアップグレードする手順は、次のとおりです。
Oracle Forms 12.2.1.1.0から12.2.1.3.0にアップグレードするには、3つの手順を完了する必要があります。
手順は次のとおりです。
ドメイン・スキーマをアップグレードするための12.2.1.3.0アップグレード・アシスタントの実行に必要な手順を実行します。
ドメイン・スキーマをアップグレードする手順は、次のとおりです。
Oracle Forms 12.2.1.2.0から12.2.1.3.0にアップグレードするには、3つの手順を完了する必要があります。
手順は次のとおりです。
ドメイン・スキーマをアップグレードするための12.2.1.3.0アップグレード・アシスタントの実行に必要な手順を実行します。
ドメイン・スキーマをアップグレードする手順は、次のとおりです。
アップグレード・アシスタントを使用してOracle Formsをアップグレードした後に、一連のアップグレード後のタスクを実行する必要があります。
次のタスクを完了する必要があります。
11g Formsからアップグレードする際には、Oracle Forms Services 12.2.1.3.0で実行するFormsのアプリケーション・ファイル(fmx、mmxおよびplx)を再生成します。これは、Oracle Forms 12.2.1からアップグレードする際には必要ありません。
コンテキスト・ルートまたはFormsのサーブレットの別名をオーバーライドするために、Oracle Forms Services J2EEカスタム・アプリケーションのEARファイル(formsapp.ear)をデプロイする場合は、12.2.1.3.0 Oracle WebLogic Serverドメインで同様の手順を実行する必要があります。Forms Java EEアプリケーションのカスタム・デプロイメントに関する項を参照してください。
ソースOracleホームのシェル・スクリプトへのカスタマイズ内容を、Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.3.0) Oracleインスタンス・ディレクトリに格納されている同等のシェル・スクリプトに手動でコピーします。
Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.3.0)は、Java Runtime Environment (JRE) 1.6以降をサポートしていません。必要な場合、クライアントJREを7u55または8u77にアップグレードし、Oracle Forms 12.2.1.1.0を実行します。
Oracle Formsと同様に、Oracle Reportsを12cにアップグレードするには、慎重に準備および計画を行い、一連の手順を実行する必要があります。
次のいずれかのバージョンを実行している場合、この章に記載の手順に従ってOracle Reportsをアップグレードします。
Oracle Reports 12c (12.2.1.3.0)に対するOracle FMW 11g (リリース1) Reports。
Oracle Reports 12c (12.2.1.3.0)に対するOracle FMW 11g (リリース2) Reports。
Oracle Reports 12c (12.2.1.3.0)へのアップグレードを開始する前に、Reportsアップグレード拡張をリモートReportsノードで実行し、リモート・ノードにあるReports構成を抽出する必要があります。
注意: いずれかのリモートReportsノードがあり、そこに拡張ドメインを追加した、またはクラスタ・シナリオを拡張した場合のみ、この手順を実行する必要があります。
次の手順に従い、Reportsアップグレード拡張を、リモートReportsノードで実行します。
Oracle Reports 12cをアップグレードするには、3つの主な手順を完了する必要があります。
この手順は次のとおりです。
WLS再構成ウィザードを使用して11gドメインを再構成する必要があります。
11gのドメインを再構成するには、次の手順を実行します。
注意:
11gでは、Reportsはリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)スキーマを必要としませんが、12c以降では、すべてのWebLogic Server 12cドメインでRCUスキーマを設定する必要があります。そのため、これらの手順を実行する前には、WLS再構成ウィザードを実行する前にRCUに必要なスキーマ(Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャ・ドメインの構成に関する項を参照)を必ず作成するようにしてください。アップグレード・アシスタントを実行して、Oracle Reportsの11gまたは以前の12cリリースから最新のリリースへのアップグレードを完了します。
調査フェーズの完了
調査フェーズを完了するには、次の手順を実行します。このタスクは、「アップグレード・サマリー」画面でアップグレード・プロセスを開始する前に実行する必要があります。
Upgrade Assistantを起動します。
「調査」画面で、各コンポーネントを調査するときのアップグレード・アシスタントのステータスを確認します。11gのコンポーネントについての情報を確認できますが、12cの情報やデプロイされていないレポートはありません。コンポーネントの名前およびタイプを書き留めておきます。
ここではアップグレードを取り消し、コンポーネント/デプロイ・レポート12cアプリケーションを作成します。
WLSTコマンドを使用し、ノード・マネージャ、AdminServerを起動して、11gのレポート・コンポーネントを12cに作成します。
WLSTコマンドを使用して、レポート・ツール、レポート・サーバー、レポート・ブリッジを作成します。前の手順で使用した同一の名前を使用します。プロビジョニングの詳細は、「マシンのプロビジョニング」を参照してください。
Reports管理対象サーバーを起動します。これにより、レポートの12cアプリケーションが自動的にデプロイされます。
Nodemanager / AdminServer / Reports管理対象サーバーを停止します。
アップグレード・プロセスの開始
アップグレード・アシスタントでアップグレード・プロセスを開始するには、次の手順に従います。
oracle_common/upgrade/binディレクトリに移動します。
アップグレード・アシスタントを起動します。./ua
再構成した12cドメインの場所を指定します。
前提条件のチェック・ボックスを選択します。
「アップグレード・サマリー」画面で、コンポーネント構成のアップグレードに選択したオプションのサマリーを確認します。
レスポンス・ファイルには、入力したすべての情報が収集および格納されます。このファイルにより、その後のサイレント・アップグレードの実行が可能になります。サイレント・アップグレードは、Upgrade Assistantとまったく同じ機能を実行しますが、データを手動で再入力する必要はありません。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの場所と名前を指定します。
「アップグレード」をクリックして、アップグレード・プロセスを開始します。
アップグレード後の手順は、11gドメインが複数のマシンに渡る場合に、Oracle Reportsでのみ必要です。
アップグレード・アシスタントを使用してOracle Reportsをアップグレードした後に、一連のアップグレード後のタスクを実行する必要があります。
次のタスクを実行します。
WLSの場合:
リモート・マシンのドメインを圧縮/解凍します。
リモート管理対象サーバーを起動し、Reports 12cアプリケーションがそこにデプロイされるようにします。
リモート管理対象サーバーを停止します。
Reportsの場合:
AdminServerマシン -- レポートのアップグレード済ファイルをリモート・マシンに抽出します。
$ORACLE_HOME/reports/plugins/upgrade/reports-upgrade-ext.sh extractRemote <domainHome> <wlsName> <jarFileName>
リモート・マシンのターゲットに設定されているレポート管理対象サーバーごとに繰り返します。
対応するjarファイルを、管理対象サーバーがターゲットに設定されているリモート・マシンにコピーします。
$ORACLE_HOME/reports/plugins/upgrade/reports-upgrade-ext.sh applyRemote <domainHome> <instanceHome> <wlsName> <jarFileName>
Oracle Reports Server 12c (12.2.1.3.0)で実行するReportsのアプリケーション・ファイル(repおよびrdf(オプション))を再生成します。
ソースOracleホームのシェル・スクリプトへのカスタマイズ内容を、Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.3.0) Oracleインスタンス・ディレクトリに格納されている同等のシェル・スクリプトに手動でコピーします。
注意:
12cへのアップグレード後にOracle Reportsサーバーおよびコンポーネントを起動するには、Oracle Reportsサービスの起動および停止に関する項を参照してください。
FormsおよびReportsの同時アップグレードを開始する前に、完全なアップグレード・プロセスを把握し、アップグレード前のタスクを実行しておくことが重要です。
アップグレード前タスクの完全なリストは、次を参照してください。
Oracle FormsおよびReportsを11gから12cに同時にアップグレードするには、次のタスクを完了する必要があります。
WLS再構成ウィザードを使用した11gドメインの再構成
Upgrade Assistantの使用方法
アップグレード後の手順の実行
WLS再構成ウィザードを使用した11gドメインの再構成
WLS再構成ウィザードを使用して11gドメインを再構成する必要があります。11gのドメインを再構成するには、次の手順を実行します。
oracle_common/common/binディレクトリに移動します。再構成ウィザードを起動します。./reconfig.sh
アップグレードする11g FMWドメインの場所を指定します。
RCUのスキーマ情報を入力します。
Formsの場合: 「拡張構成」画面の「トポロジ」オプションのみ。
Reportsの場合: 「管理対象サーバー」のみ。
システム・コンポーネント・オプションは選択しないでください。これらは、自動的にアップグレード・アシスタントにより構成/アップグレードされます。
「ノード・マネージャ」画面のデフォルトの選択のままにします。要求された場合、ユーザー名およびパスワードを指定します。
JRF-MAN-SVRと次のものを選択しますFormsの場合: デフォルトのForms管理対象サーバーWLS_FORMS、WLS_FORMS1などを含むすべてのForms管理対象サーバー、および11gのインストールの後に追加されている可能性のあるその他のForms管理対象サーバーのユーザーに対して、FORMS-MAN-SVRサーバー・グループ選択します。
Reportsの場合: デフォルトのReports管理対象サーバーWLS_REPORTS、WLS_REPORTS1など含むすべてのReports管理対象サーバー、および11gのインストールの後に追加されている可能性のあるその他のReports管理対象サーバーのユーザーに対して、REPORTS-MAN-SVRサーバー・グループを選択します。
「再構成の進行状況」画面が表示されるまで、「次へ」をクリックします。
「再構成の進行状況」画面には、再構成プロセスの進行状況が表示されます。
「構成の終了」画面に、再構成プロセスが成功して完了したか、または失敗したかどうかが示されます。
再構成プロセスが正常に完了しなかった場合は、その理由を示すエラー・メッセージが表示されます。問題を解決するための適切な措置を講じます。
注意:
11gでは、FormsおよびReportsはリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)スキーマを必要としませんが、12c以降では、すべてのWebLogic Server 12cドメインでRCUスキーマを設定する必要があります。そのため、これらの手順を実行する前には、WLS再構成ウィザードを実行する前にRCUに必要なスキーマ(Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャ・ドメインの構成に関する項を参照)を必ず作成するようにしてください。Upgrade Assistantの使用方法
アップグレード・アシスタントを実行して、11gから12cへのアップグレードを完了します。
11gから12cへのアップグレードを完了するには、次の手順を実行して、アップグレード・アシスタントを実行する必要があります。
oracle_common/upgrade/binディレクトリに移動します。アップグレード・アシスタントを起動します。./ua
「ドメインによって使用されるすべての構成」オプションを選択します。
再構成した12cドメインの場所を指定します。
前提条件のチェック・ボックスを選択します。
「アップグレード」をクリックして、アップグレード・プロセスを開始します。
「アップグレードの進行状況」画面で、アップグレードのステータスを監視します。
正しくアップグレードされていないコンポーネントがある場合は、アップグレード・アシスタントのログ・ファイルで詳細情報を確認します。
「次へ」をクリックします。
アップグレードが成功した場合: 「アップグレード成功」画面で、「閉じる」をクリックし、アップグレードを完了してウィザードを閉じます。
アップグレードが失敗した場合: 「アップグレード失敗」画面で、「ログの表示」をクリックし、エラーを表示してトラブルシューティングします。
アップグレード後の手順の実行
アップグレード・アシスタントを使用してOracle Forms and Reports 12cにアップグレードした後に、追加のアップグレード後のタスクを完了する必要があります。次を参照してください。
