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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのマネージメント
12c (12.2.1.3.0)
E90175-03
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26 サポートされるファイル形式

Digital Asset Manager and Conversion製品では、変換されるファイルのタイプおよび変換に使用される方法に基づき、様々なファイル形式および変換オプションがサポートされています。

この項では、次の項目について説明します。

26.1 Outside In Technologyにより変換されるファイル・フォーマット

Outside In Technologyは、Inbound Refinery、PDF ExportおよびXML Converterで使用されています。

26.1.1 Inbound Refinery

Inbound RefineryにはOutside In Image Exportが含まれ、これは次の目的で使用できます。

  • ファイルのサムネイルを作成する。サムネイルは、コンテンツの小さなプレビュー・イメージです。

  • ファイルを複数ページのTIFFファイルに変換することにより、ユーザーがTIFFビューア・プラグインを使用する標準のWebブラウザでファイルを表示できるようにする。

26.1.2 PDF変換

PDF変換にはOutside Inが組み込まれており、Windows上でWinNativeConverterとともに使用して、一部のコンテンツ・アイテムのPDFファイルを作成できます。Outside Inは、ネイティブ・アプリケーションを使用してファイルをPostScriptに印刷するために使用され、そのPostScriptファイルは、構成済のPostScript Distillerエンジンを使用してPDFに変換されます。

「Outside Inを使用してPDFに変換」オプションは、「プライマリWeb標準可能レンディション」ページで選択します。このオプションの使用時には、PDF変換にはPostScript Distillerエンジンのみが必要です。

26.1.2.1 PDF Export

PDF Exportでは、Outside Inを使用して、先にPostScriptに印刷することなくファイルをPDFに直接エクスポートします。PDFに直接エクスポートするため、サード・パーティDistillerエンジンの使用は不要です。

26.1.3 XML Converter

Inbound RefineryにはOutside In XML ExportおよびSearch Exportが含まれ、これらを使用してファイルをXMLに変換できます。これには、次のバージョンのFlexionDocおよびSearchMLスキーマに対するサポートが含まれます。

  • FlexionDoc

  • SearchML

26.1.4 Outside In Technology

Oracle WebCenter Contentでは、Outside In Technologyを使用して様々な変換を行うことができ、多数の異なるフォーマット・タイプがサポートされています。Outside Inおよびサポートされるフォーマットの詳細は、次に示すOutside Inドキュメントを参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/webcenter/content/ds-oitfiles-133032.pdf

Outside Inの追加情報については、次に示すOracle Outside In Technology Webサイトを参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/webcenter/content/oit-all-085236.html

26.2 サード・パーティ・アプリケーションによりPDFに変換されるファイル・フォーマット

Inbound Refineryは、Windows上で実行されている場合、複数のサードパーティ・アプリケーションを使用してコンテンツ・アイテムのPDFファイルを作成できます。ほとんどの場合、ファイルを開いて印刷する機能のあるサードパーティ・アプリケーションを使用して、ファイルがPostScriptに印刷されます。その後PostScriptファイルは、構成済のPostScript変換エンジンを使用してPDFに変換されます。Inbound Refineryでサードパーティ・アプリケーションを使用して、ファイルを直接PDFに変換できる場合もあります。

「サード・パーティ・アプリケーションを使用してPDFに変換」オプションは、「プライマリWeb標準可能レンディション」ページで選択します。このオプションの使用時には、Inbound Refineryには次のものが必要です。

  • PostScript Distillerエンジン

  • PostScriptプリンタ。

  • 変換時に使用されるサード・パーティ・アプリケーション。

  • WinNativeConverterコンポーネントがリファイナリ・サーバー上にインストールされ、有効になっていること。

次の表は、Windows上でサード・パーティ・アプリケーションを使用してPDFに変換できる一般的なファイル形式を示しています。次の重要な注意事項に留意してください。

  • 変換で使用されるサードパーティ・アプリケーション、PostScript変換エンジンおよびPostScriptプリンタは、Inbound Refineryには付属していません。実行する変換に必要なすべてのサードパーティ・アプリケーション、および任意のPostScript変換エンジンとPostScriptプリンタを入手する必要があります。

  • ファイルの変換に必要なすべてのサード・パーティ・アプリケーションがInbound Refineryコンピュータ上にインストールされている必要があります。

  • リストされている一般的なファイル形式のみの変換がサポートされています。追加のファイル形式の変換が可能な場合もありますが、結果は保証されません。

  • 各サード・パーティ・アプリケーションのリストされているバージョンのみについて、Inbound Refineryでの使用がサポートされています。サード・パーティ・アプリケーションの他のバージョンを使用しての変換が可能な場合もありますが、結果は保証されません。

  • リストされたサード・パーティ・アプリケーションを使用した、リストされたファイル形式の変換のみがサポートされています。別のサード・パーティ・アプリケーションを使用して一部のファイル形式の変換が可能な場合もありますが(たとえば、Microsoft Wordを使用したCorel WordPerfectファイルの変換)、結果は保証されません。

  • リストされているすべてのファイル形式についてPDFへの変換がサポートされていますが、Outside In Image Exportでこれらのすべてのネイティブ・ファイル形式からサムネイルを作成できるわけではありません。すべてのファイル形式に対してサムネイルが作成されるようにするには、Inbound Refineryの「サムネイル・オプション」画面で「ネイティブ・ボールト・ファイルからサムネイル・イメージを作成」チェック・ボックスの選択を解除します。ファイルがInbound Refineryによって変換される場合にこのチェック・ボックスの選択が解除されていると、Outside In Image Exportは生成されるWeb表示可能PDFファイルから(ネイティブ・ファイルからではなく)サムネイルを作成するため、すべてのファイルに対してサムネイルを作成できます。

    Windowsプラットフォーム上でPDFに変換可能な一般的なファイル形式 変換用にサポートされるサード・パーティ・アプリケーション

    Adobe FrameMaker(下記の*を参照)

    .fm

    .mif

    Adobe FrameMaker 7.0

    Adobe InDesign

    .indd

    .indt

    Adobe InDesign CS2

    Adobe PageMaker

    .pm#

    .pt#

    .p65

    Adobe InDesign CS2

    Adobe Photoshop

    .psd

    .eps

    Adobe Photoshop CS2(下記の**を参照)

    Corel WordPerfect

    .wp

    .wp#

    .wpd

    Corel WordPerfect 11

    Microsoft Excel

    .xls

    .xlt

    .xlw

    .xlsx

    Microsoft Excel (Office) 2003、2007、2010

    Microsoft PowerPoint

    .ppt

    .pot

    .pps

    .ppa

    .pptx

    Microsoft PowerPoint (Office) 2003、2007、2010

    Microsoft Project

    .mpp

    Microsoft Project (Office) 2003、2007、2010

    Microsoft Publisher

    .pub

    Microsoft Publisher (Office) 2003、2007、2010

    Microsoft Snapshot

    .snp

    Microsoft Snapshot (Office) 2003、2007、2010

    Microsoft Visio

    .vsd

    .vst

    .vdx

    .vtx

    Microsoft Visio (Office) 2003、2007、2010

    Microsoft Word

    .doc

    .dot

    .docx

    .dotx

    Microsoft Word (Office) 2003、2007、2010

    Microsoft Write

    .wri

    Microsoft Word (Office) 2003、2007、2010

    OpenOffice Calc

    .sxc

    .stc

    OpenOffice 3.0

    OpenOffice Draw

    .sxd

    .std

    OpenOffice 3.0

    OpenOffice Impress

    .sxi

    .sti

    OpenOffice 3.0

    OpenOffice Math

    .sxm

    OpenOffice 3.0

    OpenOffice Writer/Writer Global

    .sxw

    .stx

    OpenOffice 3.0

    QuarkXPress

    .qxd

    .qxt

    Adobe InDesign CS2

    リッチ・テキスト形式

    .rtf

    Microsoft Word (Office) 2003、2007、2010

    StarOffice Calc

    .sxc

    .stc

    .sdc

    OpenOffice 3.0

    StarOfficeDraw

    .sxd

    .std

    .sda

    .sdd

    OpenOffice 3.0

    StarOfficeImpress

    .sxi

    .sti

    .sdd

    OpenOffice 3.0

    StarOffice Math

    .sxm

    .smf

    OpenOffice 3.0

    StarOffice Writer/Writer Global

    .sxw

    .stx

    .sdw

    .vor

    OpenOffice 3.0

    テキスト

    .txt

    Microsoft Word (Office) 2003、2007、2010

* Adobe FrameMaker+SGMLはサポートされていません。Adobe FrameMaker .bookファイルはサポートされていません。

** Adobe Photoshop CS2には手動での構成が必要です。

注意:

これらのサード・パーティ・アプリケーションに関連する、インストールに関する重要なヒントおよび推奨設定。

26.3 Open OfficeによりPDFに変換されるファイル・フォーマット

Inbound Refineryは、WindowsまたはUNIXで実行されている場合、OpenOfficeを使用して一部のファイル・タイプを直接PDFに変換できます。「OpenOfficeを使用してPDFに変換」オプションは、「プライマリWeb標準可能レンディション」ページで選択します。

このオプションの使用時には、Inbound RefineryにはOpenOfficeのみが必要であり、サード・パーティDistillerエンジンは不要です。

次の表は、WindowsまたはUNIX上でOpenOfficeを使用してPDFに変換できる一般的なファイル形式を示しています。次の重要な注意事項に留意してください。

  • OpenOfficeは、Inbound Refineryには付属していません。OpenOfficeを入手する必要があります。

  • OpenOfficeはInbound Refineryコンピュータ上にインストールする必要があります。

  • リストされている一般的なファイル形式のみの変換がサポートされています。追加のファイル形式の変換が可能な場合もありますが、結果は保証されません。

  • OpenOfficeのリストされているバージョンのみについて、Inbound Refineryでの使用がサポートされています。OpenOfficeの他のバージョンを使用しての変換が可能な場合もありますが、結果は保証されません。

  • OpenOfficeを使用した、リストされたファイル形式の変換のみがサポートされています。他の変換が可能な場合もありますが、結果は保証されません。

  • Inbound Refineryは英語版のオペレーティング・システムでのみサポートされており、英語の管理インタフェースのみが提供されています。その言語がOpenOfficeでサポートされており、OpenOfficeが英語版のオペレーティング・システム上にインストールされ、英語以外のファイルを開いて正しく表示するように構成されていれば、英語以外のファイルもInbound Refineryによって変換できます。その他のオペレーティング・システム言語の組合せも可能ですが、これらの変換の結果は保証されません。

  • リストされているすべてのファイル形式についてPDFへの変換がサポートされていますが、Outside In Image Exportでこれらのすべてのネイティブ・ファイル形式からサムネイルを作成できるわけではありません。すべてのファイル形式に対してサムネイルが作成されるようにするには、Inbound Refineryの「サムネイル・オプション」画面で「ネイティブ・ボールト・ファイルからサムネイル・イメージを作成」チェック・ボックスの選択を解除します。ファイルがInbound Refineryによって変換される場合にこのチェック・ボックスの選択が解除されていると、Outside In Image Exportは生成されるWeb表示可能PDFファイルから(ネイティブ・ファイルからではなく)サムネイルを作成するため、すべてのファイルに対してサムネイルを作成できます。

    PDFに変換可能な一般的なファイル形式 変換用にサポートされるサード・パーティ・アプリケーション

    Adobe Photoshop

    .psd

    .eps

    OpenOffice 3.0

    Microsoft Excel

    .xls

    .xlt

    .xlw

    OpenOffice 3.0

    Microsoft PowerPoint

    .ppt

    .pot

    .pps

    .ppa

    OpenOffice 3.0

    Microsoft Word

    .doc

    .dot

    OpenOffice 3.0

    OpenOffice Calc

    .sxc

    .stc

    OpenOffice 3.0

    OpenOffice Draw

    .sxd

    .std

    OpenOffice 3.0

    OpenOffice Impress

    .sxi

    .sti

    OpenOffice 3.0

    OpenOffice Math

    .sxm

    OpenOffice 3.0

    OpenOffice Writer/Writer Global

    .sxw

    .stx

    OpenOffice 3.0

    リッチ・テキスト形式

    .rtf

    OpenOffice 3.0

    StarOffice Calc

    .sxc

    .stc

    .sdc

    OpenOffice 3.0

    StarOffice Draw

    .sxd

    .std

    .sda

    .sdd

    OpenOffice 3.0

    StarOffice Impress

    .sxi

    .sti

    .sdd

    OpenOffice 3.0

    StarOffice Math

    .sxm

    .smf

    OpenOffice 3.0

    StarOffice Writer/Writer Global

    .sxw

    .stx

    .sdw

    .vor

    OpenOffice 3.0

    テキスト

    .txt

    OpenOffice 3.0