Oracle® Fusion Middleware Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理 12c (12.2.1.3.0) E90204-03 |
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Oracle Coherenceでは、複数のサーバー間でメモリーのデータを自動的かつ動的にパーティション化することにより、サーバーの障害時にも継続的なデータの可用性およびトランザクションの整合性が確保されます。Oracle Coherenceは、共有インフラストラクチャとして、データの場所とローカル処理能力を結合し、リアルタイム・データ分析、インメモリ・グリッド計算、トランザクションおよびイベントの並列処理を実行します。
注意:
ドメイン・パーティションにログインしている場合は、「ドメイン・パーティション」メニューからナビゲートします。
この章の内容は次のとおりです。
この項では、管理対象Oracle Coherenceクラスタを作成する方法、およびスタンドアロンOracle Coherenceクラスタを追加する方法を説明します。管理対象Oracle Coherenceクラスタは、WebLogic Serverドメインの一部である管理対象Oracle Coherenceサーバーから構成されます。スタンドアロンOracle Coherenceクラスタは、WebLogic Serverドメインの一部ではないOracle Coherenceサーバーから構成されます。
この項では、次のタスクを取り上げます。
新しい管理対象Oracle Coherenceクラスタを作成するには:
「プロパティ」ページで、新しい管理対象Oracle Coherenceクラスタの一般的なクラスタ・プロパティを定義します。
名前: クラスタの一意の名前を入力します。
クラスタリング・モード: 「WebLogic Server内の構成」を選択した場合は、クラスタ・ネットワークの伝送のため、ユニキャストまたはマルチキャストのいずれかを選択します。
クラスタ・リスニング・ポート: 「WebLogic Server内の構成」を選択した場合は、クラスタのリスニング・ポートを入力します。Oracle Coherenceクラスタ・メンバーはこのポートを使用して、クラスタの検出と結合またはクラスタの作成を行います。デフォルト・ポートは7574です。
マルチキャスト・リスニング・アドレス: 「WebLogic Server内の構成」を選択し、マルチキャストを使用する場合は、クラスタのマルチキャスト・リスナーのIPアドレスを入力します。
カスタム構成ファイルの名前: 「カスタム構成ファイルの使用」を選択した場合は、クラスタのプロパティを定義するOracle Coherenceクラスタ構成ファイルの場所を入力します。「参照」をクリックしてファイルの場所に移動できます。
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。
「メンバー」ページで、この管理対象Oracle Coherenceクラスタに関連付けるWebLogic Serverクラスタまたは特定の管理対象サーバーを指定できます。
「構成オプション」を参照してください。
この項では、スタンドアロン・クラスタ設定を編集する方法を説明します。この項では、次のタスクを取り上げます。
スタンドアロンOracle Coherenceクラスタの一般設定を編集するには:
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。
スタンドアロンOracle Coherenceクラスタのノートを編集するには:
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。
この項では、管理対象Oracle Coherenceクラスタを構成する方法を説明します。
この項では、次のタスクを取り上げます。
管理対象Oracle Coherenceクラスタ構成設定を編集する手順は次のとおりです。
「一般」ページで、「カスタム構成」を展開して、次のように、このCoherenceクラスタのカスタム構成設定を定義します。
カスタム・クラスタ構成ファイルの使用
カスタム構成ファイルの名前
オプションで、「アドレスの構成」を展開して、このCoherenceクラスタのアドレス構成設定を次のように定義します。
クラスタリング・モード
クラスタ・リスニング・ポート
マルチキャスト・リスニング・アドレス
トランスポート
存続時間
「一般」ページの属性の詳細は、「一般」を参照してください。
「保存」をクリックします。
「キャッシュ構成」ページは、このCoherenceクラスタ用に構成されたキャッシュをリストする表を表示します。
「キャッシュ構成」ページを使用して、次の操作を行います。
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください
「ウェル・ノウン・アドレス」を使用して、このCoherenceクラスタのウェル・ノウン・アドレスを作成、編集および削除します。
「ウェル・ノウン・アドレス」の作成
「ウェル・ノウン・アドレス」ページで、「作成」をクリックします。
「ウェル・ノウン・アドレスの構成」ダイアログが表示されます。
ウェル・ノウン・アドレスの「名前」を入力します。
ウェル・ノウン・アドレスの「リスニング・アドレス」を入力します。
「保存」をクリックします。
「ウェル・ノウン・アドレス」の編集
「ウェル・ノウン・アドレス」ページで、編集するウェル・ノウン・アドレスをクリックします。
「ウェル・ノウン・アドレスの構成」ダイアログが表示されます。
必須フィールドを編集します。
「保存」をクリックします。
「ウェル・ノウン・アドレス」の削除
「ウェル・ノウン・アドレス」ページで、削除するウェル・ノウン・アドレスを選択し、「削除」をクリックします。
「OK」をクリックして、削除を確定します。
「ウェル・ノウン・アドレス」ページのフィールドの詳細は、「構成オプション」を参照してください
「アドレス・プロバイダ」ページは、アドレス・プロバイダの作成と削除および作成したプロバイダのソケット情報の構成に使用されます。
「アドレス・プロバイダ」ページを使用して、次の操作を行います。
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください
「フェデレーション」ページを使用して、そのクラスタのフェデレーション環境を構成します。
「フェデレーション」ページを使用すると、Coherenceクラスタのリモートの参加者を構成できます。構成で選択したトポロジに基づき、フェデレーション環境の別の(ローカル/リモートの)参加者にサーバー/クラスタにあるデータをレプリケートすることができます。
このページのフィールドの詳細は、「構成オプション」を参照してください
「セキュリティ」ページを使用して、このCoherenceクラスタのセキュリティ・サービスを構成します。
「サービス」ページには、このCoherenceクラスタ用に構成されたサービスをリストする表が表示されます。
サービス・ページで、次を実行します。
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください
新しいサービスを追加するには、次の手順を実行します。
「サービスの追加」をクリックします。「Coherenceサービスの追加」ダイアログが表示されます。
サービスの「名前」を入力します。
Coherenceサービスについて「グローバル」または「パーティション」を選択します。
「保存」をクリックします。
サービスのロールを構成するには、次の手順を実行します。
サービス表で、ロールを構成するサービスの名前を選択します。ロール・ページが表示されます。
サービスにロールを構成するときは、次のことができます。
このページのフィールドの詳細は、「構成オプション」を参照してください
ロールを作成するには、次のようにします。
ロール・ページで、「作成」をクリックします
「新規Coherenceキャッシュ・ロールの作成」ダイアログが表示されます。
ロールの「名前」を入力します。
ロールの「プロバイダ名」を選択します。
「作成」をクリックします。
作成したロールは、「ロール」ページの表に表示されます。
ロール条件はロールのメンバーシップを決定します。「Coherenceキャッシュ・ロールの編集」ダイアログから、条件を追加できます。
条件を追加する手順は次のとおりです。
「Coherenceキャッシュ・ロールの編集」ダイアログで、「追加」をクリックします。
「条件の追加」ダイアログが表示されます。
「述部の選択」ドロップダウンをクリックして、述部を選択します。
選択した述部の「引数名」を入力します。
「追加」をクリックします。
追加した条件は、「Coherenceキャッシュ・ロールの編集」ダイアログの「追加」ボタンの下にリストされます。
条件を選択して「保存」をクリックします。
このページのフィールドの詳細は、「構成オプション」を参照してください
サービスのポリシーを構成するには、次の手順を実行します。
サービス表で、ポリシーを構成するサービスの名前を選択します。
「ポリシー」タブを選択します。ポリシー・ページが表示されます。
サービスのポリシーを構成するとき、次のことができます。
このページのフィールドの詳細は、「構成オプション」を参照してください
ポリシーを追加するには、次のコマンドを実行します。
「追加」をクリックします。
「条件の追加」ダイアログが表示されます。
選択した述部の「引数名」を入力します。
「追加」をクリックします。
追加したポリシー条件は、「ポリシーの編集」ページの「追加」ボタンの下にリストされます。
条件を選択して「保存」をクリックします。
「キャッシュ」ページには、このCoherenceクラスタ用に構成されたキャッシュをリストする表が表示されます。
「キャッシュ」ページでは、次のことができます。
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください
キャッシュを追加するには、次の手順を実行します。
「キャッシュの追加」をクリックします。「Coherenceキャッシュの追加」ダイアログが表示されます。
サービスの「名前」を入力します。
Coherenceサービスについて「パーティション」を選択します。
「保存」をクリックします。
キャッシュのロールを構成するには、次の手順を実行します。
キャッシュ表から、ロールを構成しようとしているキャッシュの名前を選択します。
「ロール」タブを選択します。ロール・ページが表示されます。
キャッシュのロールを構成するときは、次のことができます。
このページのフィールドの詳細は、「構成オプション」を参照してください
ロールを作成するには、次のようにします。
ロール・ページで、「作成」をクリックします
「新規Coherenceキャッシュ・ロールの作成」ダイアログが表示されます。
ロールの「名前」を入力します。
ロールの「プロバイダ名」を選択します。
「作成」をクリックします。
作成したロールは、「ロール」ページの表に表示されます。
キャッシュのポリシーを構成するには、次の手順を実行します。
キャッシュ表から、ポリシーを構成しようとしているキャッシュの名前を選択します。
「ポリシー」タブを選択します。ポリシー・ページが表示されます。
キャッシュのポリシーを構成するときは、次のことができます。
このページのフィールドの詳細は、「構成オプション」を参照してください
ポリシーを追加するには、次のコマンドを実行します。
「追加」をクリックします。
「条件の追加」ダイアログが表示されます。
選択した述部の「引数名」を入力します。
「追加」をクリックします。
追加したポリシー条件は、「ポリシーの編集」ページの「追加」ボタンの下にリストされます。
条件を選択して「保存」をクリックします。
「メンバー」ページは、このCoherenceクラスタに対して構成されたサーバーまたはクラスタ(あるいはその両方)をリストする表を表示します。
このページのフィールドの詳細は、「構成オプション」を参照してください。
このページでは、このCoherenceクラスタの構成を説明する情報を追加します。
このページのフィールドの詳細は、「構成オプション」を参照してください