Coherenceサーバー: 構成: 全般
このページでは、ActiveCache使用時のCoherenceサーバーを構成します。Coherenceサーバーは、スタンドアロン・キャッシュ・サーバーであり、キャッシュ内のデータを保持および管理するための専用のJVMインスタンスです。
ノート: このページでは、既存のCoherence ActiveCache実装に対する下位互換性を提供します。新規の実装の場合、CoherenceはWebLogic Server内でコンテナ・サブシステムとして統合されるため、Coherenceは通常、単一の管理対象サーバー・インスタンスとして、またはWebLogic Serverクラスタを使用して、WebLogic Serverドメイン内の層に設定されます。
これらの設定は管理対象Coherenceキャッシュ・サーバーの起動のみに使用されます。指定した設定は、ノード・マネージャによって起動される管理サーバー・インスタンスでは使用されません。
構成オプション
名前 説明 名前 このサーバー・インスタンスの英数字からなる名前。
このフィールドではスペースを使用できません。
この名前は、ドメイン内のすべての構成オブジェクトに対して一意である必要があります。ドメイン内では、各サーバー、マシン、クラスタ、JDBC接続プール、仮想ホスト、および他のすべてのタイプのリソースが一意な名前を持つ必要があり、ドメイン名と同じ名前を使用することはできません。
このサーバー名は、サーバーにデプロイされるアプリケーションのURLの一部としては使用されません。識別目的で使用されます。サーバー名は管理コンソールに表示され、WebLogic Serverコマンドライン・ユーティリティまたはAPIを使用している場合はこの名前でサーバーを識別します。
unicodeでサーバー名を定義するには、基礎となるオペレーティング・システムでunicode文字がサポートされている必要があります。
サーバーの作成後にサーバー名を変更することはできません。かわりに、サーバーのクローンを作成し、そのクローンに新しい名前を付けます。
MBean属性:
CoherenceServerMBean.Name
マシン このサーバーが実行されるWebLogic Serverホスト・コンピュータ(マシン)。
ノード・マネージャを使用してこのサーバーを起動する場合、マシンにサーバーを割り当て、ノード・マネージャ向けにマシンを構成する必要があります。
サーバー・インスタンスがすでに実行中の場合は、この値を変更できません。
MBean属性:
ManagedExternalServerMBean.Machine
クラスタ このサーバーに関連付けられているシステム・レベルのCoherenceクラスタ・リソース。
MBean属性:
CoherenceServerMBean.CoherenceClusterSystemResource
ユニキャスト・リスニング・アドレス クラスタのユニキャスト・リスナーのIPアドレス。
この属性を使用すると、参照先のCoherenceクラスタの値をオーバーライドできます。
ユニキャスト・リスニング・ポート クラスタのユニキャスト・リスナーのポート。
MBean属性:
CoherenceServerMBean.UnicastListenPort
最小値:
1
最大値:
65535
ユニキャスト・ポートの自動調整の有効化 使用中のためバインドできないユニキャスト・ポートを自動的に増分するかどうかを指定します。
自動再起動の有効化 このサーバーがクラッシュしたり予想外に停止したりしたときに、ノード・マネージャで自動的に再起動できるようにするかどうかを指定します。
再起動間隔 このサーバーを再起動できる秒数。RestartMaxで指定された回数まで再起動できます。
MBean属性:
ManagedExternalServerMBean.RestartIntervalSeconds
最小値:
300
最大値:
2147483647
再起動の最大試行回数 RestartIntervalSecondsで指定した間隔内で、ノード・マネージャがこのサーバーを再起動できる回数。
MBean属性:
ManagedExternalServerMBean.RestartMax
最小値:
0
最大値:
2147483647
再起動遅延 このサーバーを再起動するまでにノード・マネージャが待機する秒数。
サーバー・プロセスの強制停止後、サーバーが使用していたTCPポートの解放に数秒かかる場合があります。管理対象サーバーのポートがアクティブな間に、ノード・マネージャが管理対象サーバーの再起動を試行した場合、起動時に障害が発生します。
AutoMigrationが有効化されており、RestartDelaySecondsが0の場合、RestartDelaySecondsは自動的にリース期間に設定されます。これにより、以前のリースがまだ有効なときに、サーバーが移行後の起動に失敗することが回避されます。
MBean属性:
ManagedExternalServerMBean.RestartDelaySeconds
最小値:
0
最大値:
2147483647
ノード・マネージャ接続タイムアウト エージェントへのソケット接続を作成する際にNodeManagerRuntimeで使用されるタイムアウト値を戻します。SSHエージェントへの接続を確立するまでに長時間かかる場合があるため、デフォルトで最大に設定されます。
MBean属性:
ManagedExternalServerMBean.NMSocketCreateTimeoutInMillis
最小値:
0