起動クラス: 構成
このページでは、起動クラスの構成を変更します。
このページのオプションは、サーバーがいつこの起動クラスをロードおよび実行するかを決定します。
任意の起動クラスに対して、複数の構成を作成できます。WebLogic Serverは、作成する構成ごとに管理対象Bean (MBean)を使用して、起動クラスを構成し、その構成を保持します。
構成オプション
名前 説明 名前 起動クラスの構成を識別する英数字の値。この名前属性は、識別用にのみ使用します。
起動クラスの構成の作成後に、その名前を変更することはできません。かわりに、今ある構成を削除して、新しい名前の別の構成を作成します。
MBean属性:
StartupClassMBean.Name
クラス名 ロードし、実行するクラスの完全修飾名。クラスはサーバーのクラスパスに存在する必要があります。
たとえば、
mycompany.mypackage.myclass
MBean属性:
StartupClassMBean.ClassName
デプロイ順序 デプロイの優先度。サーバーはこの値を使用して項目のデプロイ順を決定します。優先度は、同じタイプの他のデプロイ可能な項目に対する相対的な順位です。
たとえば、サーバーではすべてのEJBを優先度に従ってデプロイしてから、起動クラスを優先度に従ってデプロイします。
「デプロイ順序」の値が小さい項目から順にデプロイされます。「デプロイ順序」の値が等しいデプロイメントの順序付けは保証されていません。クラスタ間の順序付けは保証されていません。
MBean属性:
StartupClassMBean.DeploymentOrder
最小値:
0
最大値:
2147483647
引数 サーバーでクラスを初期化するために使用する引数。
複数の引数はカンマで区切ります。たとえば:
first=MyFirstName,last=MyLastName
MBean属性:
StartupClassMBean.Arguments
失敗は致命的 この起動クラスで障害が発生した場合にターゲットとなるサーバーを起動しないようにするかどうかを指定します。
障害を致命的ではないものと指定した場合、起動クラスで障害が発生しても、サーバーは起動処理を続行します。
MBean属性:
StartupClassMBean.FailureIsFatal
アプリケーション・デプロイメントの前に実行 ターゲットとされるサーバーが、JMSサービスとJDBCサービスをアクティブ化する前、およびアプリケーションとEJBをデプロイし始める前に、この起動クラスをロードして実行するかどうかを指定します。
起動クラスに対してこの機能を有効にした場合、サーバーはデプロイメント準備フェーズの前に起動クラスをロードおよび実行します。この時点で、JMSおよびJDBCサービスはまだ使用可能になっていません(アプリケーションおよびEJBのデプロイメントは、準備、管理およびアクティブ化という3つのフェーズで構成されます)。
この機能(LoadBeforeAppActivationまたはLoadAfterAppsRunning)を有効にしない場合、サーバー・インスタンスはアプリケーションが管理状態になると起動クラスをロードします。
アプリケーション・アクティブ化の前に実行 ターゲットとされるサーバーが、JMSサービスとJDBCサービスをアクティブ化した後、およびアプリケーションとEJBをアクティブ化する前に、この起動クラスをロードして実行するかどうかを指定します。
起動クラスに対してこの機能を有効にした場合、サーバーはアクティブ化フェーズの前に起動クラスをロードおよび実行します。この時点で、JMSおよびJDBCサービスは使用可能になっています(アプリケーションおよびEJBのデプロイメントは、準備、管理およびアクティブ化という3つのフェーズで構成されます)。
JDBC接続プールが使用可能になった後で、アプリケーションがアクティブ化されてクライアント・リクエストをサービスできるようになる前に起動クラスを呼び出す必要がある場合には、この機能を有効にします。
この機能(LoadBeforeAppDeploymentsまたはLoadAfterAppsRunning)を有効にしない場合、サーバー・インスタンスはアプリケーションが管理状態になると起動クラスをロードします。