サーバー: 構成: Webサービス: 信頼性のあるメッセージ
Webサービスの信頼性のあるメッセージングを構成します。
Webサービスの信頼性のあるメッセージングとは、ある1つのアプリケーション・サーバーで実行中のアプリケーションが、別のアプリケーション・サーバーで実行中のWebサービスを確実に呼び出せるフレームワークです。ここでは、双方のサーバーでWS-Reliable Messaging仕様が実装されていることが前提となっています。信頼性のある、とは2つのWebサービス間でのメッセージの配信を保証できるということです。このページでは、Webサービス・エンドポイント上の信頼性のあるメッセージの構成をカスタマイズします。
構成オプション
名前 説明 基本の再送信間隔 RM宛先へのメッセージ送信に失敗した場合に、RM宛先にそのメッセージを再送信するまでの時間間隔。期間形式の文字列値。この値のデフォルトは"P0DT3S"(3秒)です。値は順序の作成時に設定され、リセットできません。
MBean属性:
WebServiceReliabilityMBean.BaseRetransmissionInterval
再送信間隔の指数関数的バックオフの有効化 再送信の間隔を、指数関数的なバックオフ・アルゴリズム([タネンバウム])を使用して調整するかどうかを示すブール・フラグ。デフォルトはfalseです。値は順序の作成時に設定され、リセットできません。
MBean属性:
WebServiceReliabilityMBean.RetransmissionExponentialBackoff
非バッファ送信元 デフォルトで非バッファ送信を行うRM送信元を示すブール・フラグ。デフォルトはfalseです。このデフォルト値の変更は、新しい信頼性のある順序にのみ適用されます。既存の信頼性のある順序の場合、永続性の処理は作成時に設定され、その値は変更されません。
非バッファ宛先 デフォルトで非バッファ受信を行うRM宛先を示すブール・フラグ。デフォルトはfalseです。このデフォルト値の変更は、新しい信頼性のある順序にのみ適用されます。既存の信頼性のある順序の場合、永続性の処理は作成時に設定され、その値は変更されません。
確認応答の間隔 宛先がメッセージを受信した後に設定される確認応答をRM送信元に返送するまでに待機する最大時間。期間形式の文字列値。デフォルト値は"P0DT0.2S"(200ミリ秒)です。値は順序の作成時に設定され、リセットできません。
非アクティブ・タイムアウト この時間が経過した時点で、エンドポイント(RM送信元とRM宛先)がアプリケーションのメッセージまたは制御メッセージを受け取っていなければ、エンドポイントはRM順序が非アクティブなため終了したものとみなします。期間形式の文字列値。この値のデフォルトは"P0DT600S"(600秒)です。RM送信元とRM宛先の実装では、順序に関連付けられたリソースを任意に管理できますが、一般に、非アクティブ・タイムアウトの経過後に送信元および宛先がその順序を使用できるという保証はありません。値は順序の作成時に設定され、リセットできません。
順序の有効期限 順序の最大存続期間。順序が完了する前にこの期限に達すると、強制終了されます。期間形式の文字列値。デフォルト値は"P1D"(1日)です。値は順序の作成時に設定され、リセットできません。