Webサービス: 構成: ポート・コンポーネント: 信頼性のあるメッセージ
Webサービスの信頼性のあるメッセージングとは、ある1つのアプリケーション・サーバーで実行中のアプリケーションが、別のアプリケーション・サーバーで実行中のWebサービスを確実に呼び出せるフレームワークです。ここでは、双方のサーバーでWS-Reliable Messaging仕様が実装されていることが前提となっています。信頼性のある、とは2つのWebサービス間でのメッセージの配信を保証できるということです。このページでは、Webサービス・エンドポイント上の信頼性のあるメッセージの構成をカスタマイズします。
構成オプション
名前 説明 信頼性のあるメッセージ構成のカスタマイズ Webサービスの信頼性のあるメッセージングが、Webサービス・ディスクリプタまたはデプロイメント・プランでこのエンドポイントに構成されるかどうかを指定するフラグ。
有効化しない場合は、サーバーのWebサービスの信頼性のあるメッセージング構成がJAX-WS Webサービスで使用され、デフォルト値がJAX-RPC Webサービスで使用されます。
有効化した場合、このポートのWebサービスの信頼性のあるメッセージング構成をカスタマイズするためのプロパティがこのページに表示されます。有効化しない場合、それらのプロパティは表示されません。構成をカスタマイズするには、事前にカスタマイズを有効にして(保存して)おく必要があります。
このフラグは、WSDLに直接指定するWS-RMポリシーなどの他の形式では、信頼性のあるメッセージング構成を反映しないことに注意してください。
基本の再送信間隔 期間形式の文字列値で表されます。RM宛先へのメッセージ送信に失敗した場合に、RM宛先にそのメッセージを再送信するまでの時間間隔。デフォルトは'P0DT8S' (8秒)です。RMソースに適用されます。
再送信間隔の指数関数的バックオフの有効化 再送信の間隔を、指数関数的なバックオフ・アルゴリズム([タネンバウム])を使用して調整するかどうかを示すブール・フラグ。デフォルトはfalseです。RMソースに適用されます。
非バッファ送信元 現在のサービス内でホストされているRM送信元をバッファリングなしで送信するかどうかを示すブール・フラグ。デフォルトはfalseです。
非バッファ宛先 現在のサービスによって表されるRM宛先の受信をバッファリングなしで行うかどうかを示すブール・フラグ。デフォルトはfalseです。
確認応答の間隔 期間形式の文字列値で表されます。デフォルト値はP0DT0.2S (200ミリ秒)です。RM送信元とRM宛先に適用されます。
非アクティブ・タイムアウト 期間形式の文字列値で表されます。この時間が経過した時点で、エンドポイント(RM送信元とRM宛先)がアプリケーションのメッセージまたは制御メッセージを受け取っていなければ、エンドポイントはRM順序が非アクティブなため終了したものとみなします。デフォルト値はP0DT600S (600秒)です。RM送信元とRM宛先の実装では、順序に関連付けられたリソースを任意に管理できますが、一般に、非アクティブ・タイムアウトの経過後に送信元および宛先がその順序を使用できるという保証はありません。RM送信元とRM宛先に適用されます。
順序の有効期限 期間式(文字列)。デフォルト値はP1D (1日)です。これは、アクティビティにかかわらず、順序が期限切れになるまでの時間です。RM送信元とRM宛先に適用されます。
バッファの再試行回数 JAX-RPCサービスにのみ使用されます。JAX-WSサービスでは、かわりにBufferingConfigBeanでこの設定を行う必要があります。
サービスが信頼性のあるリクエストの処理を再試行する回数。この処理は、サービス操作に対する受信リクエストを参照しますが、BaseRetransmissionIntervalなどの場合とは異なり、RM宛先への送信リクエストは参照しません。デフォルトは3です。RM宛先に適用されます。
最小値:
0
バッファの再試行遅延 JAX-RPCサービスにのみ使用されます。JAX-WSサービスでは、かわりにBufferingConfigBeanでこの設定を行う必要があります。
信頼性のある受信リクエストを再試行するまでに待機する時間を定義する期間形式の文字列値。デフォルト値はP0DT5S (5秒)です。RM宛先に適用されます。