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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server RMIアプリケーションの開発
12c (12.2.1.3.0)
E90360-04
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1 概要とロードマップ

この章では、『Oracle WebLogic Server RMIアプリケーションの開発』の内容と構成について説明します。

この章には次の項が含まれます:

ドキュメントのスコープと対象読者

このドキュメントは、Remote Method Invocation (RMI)とInternet Inter-ORB Protocol (IIOP)の機能を使用してe- コマース・アプリケーションを構築するアプリケーション開発者を対象としています。Web技術、オブジェクト指向プログラミング技術、およびJavaプログラミング言語について読者が精通していることを前提としています。このドキュメントでは、WebLogic Serverが提供する付加価値の高い機能を紹介し、RMIを用いたアプリケーションを開発する際のWebLogic Server機能の使い方について主要な情報を示します。

このドキュメントの手引き

このマニュアルでは、Remote Method Invocation (RMI)仕様に基づいたOracle WebLogic Server RMI実装について説明します。Oracleの実装をWebLogic RMIと呼びます。

関連ドキュメント

WebLogic RMIに関連するトピックの情報は、以下のドキュメントを参照してください。

サンプルとチュートリアル

このドキュメントの他にも、様々なサンプル・コードやチュートリアルが開発者向けに用意されています。それらのサンプルとチュートリアルはWebLogic Serverの動作を例示し、主要な開発タスクを実行する実際的な手順を示します。

独自のアプリケーションを開発する前に、まずRMIサンプルの一部またはすべてを実行することをお薦めします。

Avitek Medical Recordsアプリケーション(MedRec)とチュートリアル

MedRecはWebLogic Serverに付属したエンドツーエンドのサンプルJava Platform, Enterprise Edition (Java EE)アプリケーションであり、一元的で独立した医療記録管理システムをシミュレートします。MedRecアプリケーションには、患者、医師、および管理者に対して、様々なクライアントを使用して患者のデータを管理するフレームワークが用意されています。

MedRecはWebLogic ServerとJava EEの機能を例示し、Oracle推奨のベスト・プラクティスを重要点として示します。MedRecは、WebLogic Serverインストールでオプションでインストールされます。MedRecはORACLE_HOME\user_projects\domains\medrecディレクトリから起動できます。ORACLE_HOMEは、Oracle WebLogic ServerをインストールしたときにOracleホームとして指定したディレクトリです。WebLogic Serverサンプルの詳細は、『Oracle WebLogic Serverの理解』の「サンプル・アプリケーションおよびサンプル・コード」を参照してください。

MedRecには、Webアプリケーション、Webサービス、ワークフロー・アプリケーション、および将来のクライアント・アプリケーションからのリクエストを連携して処理する複数のエンタープライズJava Bean (EJB)で主に構成されるサービス層があります。このアプリケーションには、メッセージドリブンEJB、ステートレス・セッションEJB、ステートフル・セッションEJB、およびエンティティEJBが含まれます。

WebLogic Server配布キットのサンプル

WebLogic Serverでは、オプションで、APIサンプル・コードをORACLE_HOME\wlserver\samples\server\examples\src\examplesディレクトリにインストールします(ORACLE_HOMEは、WebLogic Serverをインストールしたディレクトリを表します)。WebLogic Serverのサンプル・コードの詳細は、Oracle WebLogic Serverの理解のサンプル・アプリケーションとサンプル・コードを参照してください。

このリリースでの新機能と変更された機能

この項では、WebLogic Serverの最新パッチ・セットで新機能と変更された機能を説明します。

このリリースで導入されたWebLogic Serverの新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Serverの新機能』 12.2.1.3.0を参照してください。