14.17 DROP PACKAGE文
DROP
PACKAGE
文は、データベースからストアド・パッケージを削除します。
この文は、パッケージの本体および仕様部を削除します。
注意:
この文を使用してパッケージから単一のオブジェクトを削除しないでください。かわりに、 REATE PACKAGE文および CREATE PACKAGE BODY文にOR
REPLACE
句を指定して、そのオブジェクトを含めずにパッケージを再作成してください。
ここでのトピック
前提条件
パッケージが自分のスキーマ内にある必要があります。自分のスキーマ内にない場合は、DROP
ANY
PROCEDURE
システム権限が必要です。
構文
drop_package ::=
セマンティクス
drop_package
BODY
パッケージ本体のみを削除します。この句を省略すると、パッケージの本体と仕様部の両方が削除されます。
パッケージ本体のみを削除して仕様部は削除しない場合、依存するオブジェクトは無効になりません。ただし、パッケージ本体を再作成するまで、パッケージ仕様部で宣言されたプロシージャまたはストアド・ファンクションは起動できません。
schema
パッケージが含まれているスキーマの名前。デフォルト: 自分のスキーマ。
package
削除するパッケージの名前。
データベースによって、パッケージ仕様部に依存するすべてのローカル・オブジェクトが無効にされます。後でこれらのオブジェクトのいずれかを参照した場合、データベースは、そのオブジェクトを再コンパイルしようとします。削除したパッケージを再作成しないかぎり、エラーが戻されます。
任意の統計タイプがパッケージに関連付けられている場合、FORCE
句によって統計タイプの関連付けが解除され、統計タイプを使用して収集されたユーザー定義のすべての統計情報が削除されます。
関連項目:
-
ASSOCIATE
STATISTICS
文の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。 -
DISASSOCIATE
STATISTICS
文の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
例
例14-34 パッケージの削除
この文では、「CREATE PACKAGE BODY文」で作成したemp_mgmt
パッケージの仕様部と本体を削除します。その仕様部に依存しているオブジェクトは、すべて無効になります。
DROP PACKAGE emp_mgmt;