7 Oracle RACソフトウェアの削除
deinstall.bat
コマンドは、Oracle RACデータベースとシングル・インスタンス・データベースの両方に関して、サーバーからOracle ClusterwareおよびOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)ならびにOracle Databaseインストールを削除します。
- 削除手順の概要
Oracleホーム・ディレクトリからすべてのOracle Database、インスタンスおよびソフトウェアを完全に削除するには、いくつかの作業を実行します。 - Oracle削除オプションについて
deinstall.bat
コマンドによって、Oracleソフトウェアが停止し、オペレーティング・システム上のOracleソフトウェアおよび構成ファイルが削除されます。 - deinstallコマンドにより削除されるファイル
deinstall
コマンドは、システムからOracleソフトウェアおよびファイルを削除します。 - クラスタのすべてのインスタンスの識別
SRVCTLまたはWindowsサービスのコントロール・インタフェースのいずれかを使用して、クラスタでデータベース・インスタンスを識別できます。 - deinstallコマンド・リファレンス
deinstall
コマンドを実行して、Oracleソフトウェアを削除できます。このコマンドは、インストール後にOracleホーム・ディレクトリから実行できます。 - 削除ツールを使用した、Oracle RACの削除
削除ツールは複数の方法で実行できます。 - インストールが失敗した後のクリーン・アップ
インストールが失敗した場合は、Oracleホーム・ディレクトリを削除し、Oracle Universal Installer(OUI)がインストール試行中に作成したすべてのファイルを削除する必要があります。
7.1 deinstall
コマンドにより削除されるファイル
deinstall
コマンドは、システムからOracleソフトウェアおよびファイルを削除します。
deinstall
を実行すると、構成解除して削除するホーム以外に、中央インベントリ(Inventory
)に他の登録済ホームが含まれていない場合、deinstall
はOracle Databaseインストール所有者のOracleベース・ディレクトリで次のファイルおよびディレクトリの内容を削除します。
-
admin
-
cfgtoollogs
-
checkpoints
-
diag
-
oradata
-
fast_recovery_area
Optimal Flexible Architecture(OFA)構成を使用してインストールを構成すること、およびOracleソフトウェアが排他的に使用するOracleベースとOracleホーム・パスを予約することを強くお薦めします。Oracleソフトウェアを所有するユーザー・アカウントによって所有されるOracleベース内のこれらの場所に、ユーザーのデータがある場合、このデータはdeinstall
によって削除されます。
注意:
Oracle Database構成ファイル、ユーザー・データおよび高速リカバリ領域(FRA)のファイルがOracleベース・ディレクトリ・パスの外に配置されていても、これらはdeinstall
コマンドによって削除されます。
親トピック: Oracle RACソフトウェアの削除