2 Oracle Databaseのアップグレードの準備
アップグレードを正常に終了できるように、アップグレード前タスクとチェックを実行します。
この章では、アップグレードの計画、データ収集、テスト、アップグレード用の新しいOracleソフトウェアのインストール、パラレル・アップグレード・ユーティリティを使用したアップグレードの実行、他のチェックおよび作業の実行など、アップグレード前の作業に関する情報および手順を提供します。
- 読取り専用Oracleホームについて
Oracle Database 18c以上では、Oracleホームを読取り専用モードで構成できます。 - イメージベースのOracle Databaseインストールについて
Oracle Database 18c以上では、イメージベースのインストールによってOracle Databaseソフトウェアのインストールや構成を簡単に行うことができます。 - Oracle Databaseのアップグレードを準備する作業
アップグレードを準備するには、これらの作業を実行します。 - AutoUpgradeを使用したアップグレード前情報のチェック
物理サーバーまたは仮想マシンでOracle Databaseをアップグレードする前に実行する必要があるタスクのチェックリストを取得するには、analyze
モードでAutoUpgradeユーティリティ(autoupgrade.jar
)を実行します。 - 単一インスタンス用の新しいOracle Databaseソフトウェアのインストール
この手順の概要を使用することで、単一インスタンス・デプロイメント用の新しいOracle Databaseリリースのソフトウェアのインストールが支援されます。 - Oracle RAC用の新しいOracle Databaseソフトウェアのインストール
この手順の概要を使用することで、Oracle RACデプロイメント用の新しいOracle Databaseリリースのソフトウェアのインストールが支援されます。 - Oracle Databaseのアップグレードを開始する前に完了するデータベースの準備作業
Oracle Databaseのアップグレードを開始する前に、これらのデータベースの準備作業を完了していることを確認してください。 - Oracle Data Guardを使用したデータベースのローリング・アップグレードの準備
Database Upgrade Assistant (DBUA)をOracle Data Guardとともに使用してローリング・アップグレードを実行する場合は、アップグレードを開始する前に、Data Guard Brokerの構成ファイルを移動する必要があります。 - アップグレードのための新しいOracleホームの準備
アップグレードするデータベースをバックアップした後、新しい場所に新しいOracleホームを準備します。新しいOracle Databaseリリースのソフトウェアを新しい場所にインストールします。 - Windows上のOracleホームを準備するための前提条件
Microsoft WindowsプラットフォームでOracle Databaseをアップグレードする前に、現在のシステムがこれらの要件を満たしている必要があります。 - Oracle Databaseのアップグレード前情報ツールの使用
アップグレード前情報ツール(preupgrade.jar
)を理解および使用するには、これらのトピックを参照してください。 - Oracle Databaseのアップグレード処理のテスト
Oracle Databaseのアップグレードのテスト計画には、これらのテスト手順が含まれる必要があります。 - Oracle Label SecurityおよびOracle Database Vaultを使用しているデータベースのアップグレードの要件
Oracle Label SecurityまたはOracle Database Vaultを使用しているデータベースのアップグレードを開始する前に、これらの作業を完了する必要があります。