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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Visualizationユーザーズ・ガイド
12c (12.2.1.4.0)
E96107-02
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B トラブルシューティング

このトピックでは、Data Visualization Desktopのトラブルシューティングのヒントを示します。

トピック

Data Visualizationの問題のトラブルシューティング

このトピックでは、Data Visualizationの使用時に発生する可能性がある一般的な問題と、その解決方法について説明します。

プロジェクトをインポートするときに、プロジェクト、データ・ソースまたは接続がすでに存在するというエラーが表示されます

プロジェクトをインポートしようとするときに、次のエラー・メッセージが表示される場合があります。

「インポートしようとしている対象と同じ名前を持つプロジェクト、データ・ソースまたは接続がすでにあります。インポートを続行し、既存のコンテンツを置き換えますか。」

このエラー・メッセージが表示されるのは、プロジェクトとともにエクスポートされた1つ以上のコンポーネントがすでにシステムにあるためです。プロジェクトがエクスポートされて出力されると、プロジェクトに関連付けられているデータ・ソースおよび接続文字列が.DVAファイルに格納されます。このエラーを解決するには、「OK」をクリックしてシステム・コンポーネントを置換するか、「取消」をクリックしてシステムに移動し、コンポーネントを手動で削除します。

このエラー・メッセージは、インポートしようとしているプロジェクトにデータが含まれていない場合にも表示されます。データなしでプロジェクトをエクスポートする場合は、プロジェクトとデータ・ソースの両方のメタデータが.DVAに格納されます。この問題を解決するには、「OK」をクリックしてシステム・コンポーネントを置換するか、「取消」をクリックしてシステムに移動し、エラーの原因となっているデータ・ソースまたは接続を手動で削除します。

Teradataへの接続を構築しようとすると、エラーが表示され、接続が保存されません

Teradataへの接続を作成しようとするときに、次のエラー・メッセージが表示される場合があります:

「接続の保存に失敗しました。エラーがあるため、接続を作成できません。これらを修正して再試行してください。」

使用しているTeradataのバージョンがData Visualizationでサポートされているバージョンと異なるため、このエラー・メッセージが表示されます。この問題を解決するには、extdriver.paths構成ファイルを更新します。この構成ファイルは次の場所にあります: C:\<your directory>\AppData\Local\DVDesktop\extdrvier.paths。たとえば、C:\Users\jsmith\AppData\Local\DVDesktop\extdriver.pathsなどです。

extdriver.paths構成ファイルを更新するには、デフォルトのTeradataバージョン番号を削除し、使用しているTeradataバージョン番号と置き換えます。必ずパスに\binを含めてください。たとえば、Teradata 14.10を使用している場合、C:\Program Files\Teradata\Client\15.10\binC:\Program Files\Teradata\Client\14.10\binに変更します。Data Visualizationでサポートされているバージョンと異なるTeradataを使用している場合はどうしますか。を参照してください。

ファイルベースのデータ・ソースのデータをリフレッシュしようとすると問題が発生します

Microsoft Excel、CSVまたはTXTデータ・ソースのデータをリフレッシュする際には、次の要件を忘れないでください。

  • Excelファイルをリフレッシュするには、新しいスプレッドシート・ファイルに、アップロードした元のファイルと同じ名前のシートが含まれていることを確認してください。シートが見つからない場合は、元のアップロード済ファイルのシートと一致するように、ファイルを修正する必要があります。

  • 再ロードするExcel、CSVまたはTXTファイルに欠落している列があると、データの再ロードが失敗したことを示すエラーが返されます。これが発生した場合は、元のアップロード済ファイルの列と一致するように、ファイルを修正する必要があります。

  • データ・ソースの作成に使用したExcel、CSVまたはTXTファイルが移動または削除された場合は、「データ・ソース」ダイアログの接続パスに取消線が表示されます。「表示」ペインのデータ・ソースを右クリックして、「オプション」メニューで「データのリロード」を選択すると、元のソース・ファイルにデータ・ソースを再接続したり、置換ファイルに接続することができます。次に、ロードするファイルを参照して選択できます。

  • 新規列が含まれるExcel、CSVまたはTXTファイルをリロードした場合、その新規列は非表示としてマークされ、データ・セットを使用している既存のプロジェクトの「データ要素」ペインには表示されません。これらの列を表示するには、「非表示」オプションをクリックします。

Data Visualizationでは、Excelスプレッドシートが特定の構造であることを必要とします。データ・セットとしてのスプレッドシートの追加についてを参照してください。

MongoDBデータ・ソースからのデータをリフレッシュできない

Data Visualizationが初めてMongoDBに接続するとき、MongoDBドライバによりキャッシュ・ファイルが作成されます。MongoDBスキーマの名前が変更された後に、MongoDBデータ・ソースをリロードしたり、プロジェクトのデータ・ソースを使用しようとすると、エラーが発生するか、Data Visualizationが応答しません。

このエラーを修正するには、MongoDB のキャッシュをクリアする必要があります。キャッシュをクリアするには、次のディレクトリのコンテンツを削除します: C:\<your directory>\AppData\Local\Progress\DataDirect\MongoDB_Schema。たとえば、C:\Users\jsmith\AppData\Local\Progress\DataDirect\MongoDB_Schemaなどです

このエラーを修正するには、管理者にMongoDBキャッシュのクリアを依頼してください。

Oracleサポートでは技術的な問題の診断にファイルが必要である

特定の問題を解決するためにOracleサポート・チームと作業をしていると、診断ダンプ・ファイルを生成するように依頼される場合があります。このファイルを生成するには、次の操作を実行します。

  1. コマンド・プロンプトを開き、ディレクトリをData Visualization Desktopインストール・ディレクトリ(例: C:\Program Files\Oracle Data Visualization)に変更します。

  2. diagnostic_dump.cmdと入力してから、.zip出力ファイルの名前(例: output.zip)を指定します。

  3. [Enter]を押してコマンドを実行します。

    Data Visualization Desktopインストール・ディレクトリに診断出力ファイルが見つかります。

特定の問題に関する詳細を調べる必要がある

発生している問題に関する詳細情報を入手するために使用できる、もう1つの便利なリソースは、コミュニティ・フォーラムです。

フォーラムにはここからアクセスできます。Oracleコミュニティ・フォーラム