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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Visualizationユーザーズ・ガイド
12c (12.2.1.4.0)
E96107-02
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5 データを分析および探索するためのデータ・ソースの追加

独自のデータを、分析と探索のためにビジュアライゼーションに追加できます。

データ・ソースの追加の一般的なワークフロー

次に、データ・ソースからデータを追加するための一般的なタスクを示します。

タスク 説明 詳細情報

接続の追加

使用するデータ・ソースがOracle Applicationsまたはデータベースである場合は、接続を作成します。

Oracle Applicationsの接続の作成

データベース接続の作成

データ・セットを作成します

スプレッドシートからデータをアップロードします。Oracle Applicationsおよびデータベースからデータを取得します。

Oracle Applicationsまたはデータベースからデータ・セットを作成するには、新しい接続を作成するか、既存の接続を使用する必要があります。

データ・ソースとしてのスプレッドシートの追加

Oracle Applicationsデータ・ソースへの接続

データベースからのデータ・セットの作成

データのブレンド

あるデータ・ソースのデータを別のデータ・ソースのデータと融合します。

追加したデータの融合

データ・ブレンドの変更について

データのリフレッシュ

新しいデータが使用可能な場合に、ファイルのデータをリフレッシュします。または、データが陳腐化している場合は、Oracle Applicationsおよびデータベースのキャッシュをリフレッシュします。

追加したデータのリフレッシュ

アップロード済データの拡張

データ・セットに新しい列を追加します。

アップロード済データ・セットの変更

データ・セットの共有の管理

追加したデータにどのユーザーがアクセスできるかを指定します。

追加したデータの共有の制御

データの除去

追加したデータを除去します。

プロジェクトからのデータの削除

データ・ソースについて

データ・ソースは任意の表構造です。データ・ソースの値は、ファイルをロードした後、または結果を返すサービス(別のOracle Business Intelligenceシステムまたはデータベースなど)に問合せを送信した後に表示されます。

データ・ソースには次の列を含めることができます。

  • 「一致」列: 別のソースの一致列で見つかった値が含まれています。これは、このソースともう1つのソース(顧客IDや製品IDなど)を関連付けます。

  • 「属性」列: 個別に必要であるか、集計されないテキスト、日付または数字が含まれています(年、カテゴリ国、タイプ、名前など)。

  • 「メジャー」列: 集計する必要がある値が含まれています(収益や運転距離など)。

1つのデータ・ソースのみを分析するか、データ・ソースに含まれている内容に応じて、複数のデータ・ソースを一緒に分析できます。

プロジェクトを保存する場合、そのプロジェクトと使用される外部ソースの間で権限が同期されます。他のユーザーとプロジェクトを共有する場合、外部ソースもその同じユーザーと共有されます。

サブジェクト領域とデータ・ソースの結合

サブジェクト領域は、属性を追加することでディメンションを拡張するか、またはメジャーおよびオプション属性を追加することでファクトを拡張します。データ・ソースに階層を定義することはできません。

サブジェクト領域では、多くの場合階層化されているディメンション、およびディメンションの属性に対して分析できる複雑な計算を持つ一連のメジャーに属性が編成されます。たとえば、現在の四半期と数年前の同じ四半期の顧客層ごとの純売上メジャーです。

ソース(Excelファイルなど)からのデータを使用すると、サブジェクト領域に新しい情報が追加されます。たとえば、顧客の郵便番号区域または信用リスク情報に関する人口統計情報を購入し、そのデータをデータ・ウェアハウスまたは既存のサブジェクト領域に追加する前に、分析に使用する場合があります。

ソースをスタンドアロンとして使用することは、ソースからのデータがサブジェクト領域から独立して使用されることを意味します。単一のファイルのみの場合、または複数のファイルが一緒に使用される場合があり、どちらの場合もサブジェクト領域は関係しません。

データ・ソースから属性をサブジェクト領域に追加することでディメンションを拡張する場合は、次の条件に留意してください。

  • 一致項目は1つのディメンションに対してのみ作成されます。

  • 一致列の値のセットは、データ・ソースで一意である必要があります。たとえば、データ・ソースの郵便番号が一致する場合、ソース内の郵便番号は一意である必要があります。

  • 一致項目は1つの列または複合列にあります。1列の一致の例は、製品キーと製品キーの一致です。複合列の場合の例は、会社と会社、ビジネス・ユニットとビジネス・ユニットの一致です。

  • その他の列はすべて、属性である必要があります。

データ・ソースからメジャーをサブジェクト領域に追加する場合は、次の条件に留意してください。

  • 一致項目は1つ以上のディメンションの間で作成されます。

  • 一致列の値のセットは、データ・ソースで一意である必要はありません。たとえば、データ・ソースが、日付、顧客および製品が一致する売上のセットの場合、同じ日に1人の顧客に対して複数の製品の売上を設定できます。

  • 一致項目は1つの列または複合列にあります。1列の一致の例は、製品キーと製品キーの一致です。複合列の場合の例は、会社と会社、ビジネス・ユニットとビジネス・ユニットの一致です。

メジャーを追加するデータ・ソースには属性を含めることができます。これらの属性は外部メジャーとともに使用可能であり、ビジュアライゼーション内のキュレートされたメジャーとともに使用することはできません。たとえば、新規事業の売上高を含むソースを追加する場合、これらの新規事業の売上は既存の時間ディメンションと一致させることのみ可能です。データには、この新規事業で販売された製品に関する情報が含まれている場合があります。既存事業の売上と新規事業の売上を時間ごとに表示できますが、古い事業の収益を新規事業の製品で表示する、または新規事業の収益を古い事業の製品で表示することはできません。新規事業の売上を時間別および新規事業の製品別に表示することはできます。

メジャーのないソースの使用

メジャーのないソースを使用する場合は、次の事項に留意してください。

表にメジャーがない場合は、ディメンションとして扱われます。ディメンションを拡張する場合は、次の条件に留意してください。

  • 一致項目は1つの列または複合列にあります。1列の一致の例は、製品キーと製品キーの一致です。複合列の場合の例は、会社と会社、ビジネス・ユニットとビジネス・ユニットの一致です。

  • その他の列はすべて、属性である必要があります。

ディメンション表は、他のディメンションと照合するか、メジャーを持つ表と照合できます。たとえば、顧客の属性を持つ表は、人口統計の属性を持つ表と照合できます(両方のディメンションに一意の顧客キー列および人口統計キー列がある場合)。

メジャーのあるソースの使用

メジャーのあるソースを使用する場合は、次の事項に留意してください。

  • メジャーがある表を、メジャー、ディメンションまたはその両方がある他の表と照合できます。

  • 表をメジャーがある他の表と照合する際、同じ粒度である必要はありません。たとえば、日次売上の表に「Quarter」列も含まれている場合、日次売上の表は四半期ごとの売上の表と照合できます。

一致に関する作業

複数のソースを一緒に使用する場合は、少なくとも1つの一致列が各ソースに存在する必要があります。一致の要件は次のとおりです。

  • ソースに共通の値(顧客IDや製品IDなど)が含まれています。

  • 照合は同じデータ型で行う必要がある(たとえば、数値と数値、日付と日付、またはテキストとテキスト)。

データベース・データ・ソースへの接続

データベース接続の作成、編集および削除や、接続の使用によるデータベースからのデータ・ソースの作成ができます。

データベース接続の作成

データベースへの接続を作成し、それらの接続をプロジェクトでソース・データに使用できます。

Oracleデータベースへの接続を作成してデータを視覚化する場合、データベース内の必要な表にアクセスできるユーザーの資格証明を使用することをお薦めします。データベース・ユーザーは、スキーマの最大10K個の表を視覚化できます。
  1. 次のいずれかのアクションを使用して、「接続の作成」ダイアログを表示します。
    • 「ホーム」ページ、「プロジェクト」ページまたは「データ」ページで、「作成」「接続」の順にクリックして「接続の作成」ダイアログを表示します。
    • 「プロジェクト」の「データ要素」ペインで、「追加」をクリックし、「データ・セットの追加」を選択してから、「データ・セットの作成」「接続の作成」の順にクリックします。
  2. 「接続の作成」ダイアログで、データベースを選択し、接続詳細(ホスト、ポートなど)を入力します。

    ノート:

    Oracleデータベースへの接続のみを作成できます。
  3. 「保存」をクリックします。
    これで、接続からのデータ・セットの作成を開始できるようになりました。データベースからのデータ・セットの作成を参照してください。
  4. 「接続の作成」ダイアログで、接続を作成する接続タイプのアイコンをクリックします(「Oracle Database」など)。サポートされるデータ・ソースを参照してください。
  5. (オプション)接続先のデータベース・タイプによっては、「接続の作成」および「接続の編集」ダイアログで次の認証オプションを指定する必要があります。
    • 一括レプリケーションの有効化: Data Visualizationプロジェクトのデータ・セットをロードする場合は、このオプションをオフにして一括レプリケーションを無視します。このオプションは、あるデータベースから別のデータベースにデータをレプリケーションするデータ・アナリストと上級ユーザーのために予約されています。

    • 認証

      • 「常にこれらの資格証明を使用」を選択すると、接続のため指定したログイン名とパスワードが常に使用され、ユーザーがログインするよう求められることはありません。

      • データ・ソースに対する自分のユーザー名とパスワードを入力するようユーザーに求めるには、「ユーザーは自分の資格証明の入力が必要」を選択します。ログインが必要なユーザーには、表示のための権限およびロールが割り当てられているデータのみが表示されます。

データベースからのデータ・セットの作成

データベース接続を作成した後は、これらの接続を使用してデータ・セットを作成できます。

データベース接続のデータ・セットを作成する前に、データベース接続を作成する必要があります。データベース接続の作成を参照してください
  1. 「ホーム」ページで、「作成」「データ・セット」の順にクリックして「データ・セットの作成」ダイアログを開きます。「データ・セットの作成」ダイアログで「接続の作成」を選択し、「接続の作成」ダイアログを使用してデータ・セットのための接続を作成します。
  2. データ・セット・エディタで、スキーマを参照または検索してダブルクリックしてから、データ・セット内で使用する表を選択します。表をダブルクリックして選択すると、列のリストが表示されます。
    ブレッドクラムを使用して、表またはスキーマ・リストにすばやく移動できます。
  3. 列のリストで、データ・セットに含める列を参照または検索します。[Shift]キーまたは[Ctrl]キーを押しながらクリックすると、複数の列を選択できます。「選択項目の追加」をクリックして選択した列を追加するか、「すべて追加」をクリックして、表のすべての列をデータ・ソースに含めます。
    あるいは、「SQLの入力」オプションを選択して、データ・ソースのSQL文を参照または変更するか、SQL文を記述できます。
  4. オプションで、次のステップを実行することもできます。
    • 列を選択した後、データ・セット・エディタの上部にある「ステップ・エディタ」に移動し、「フィルタ」ステップをクリックして、データ・セット内のデータを制限するフィルタを追加できます。フィルタの追加後、「プレビュー・データの取得」をクリックして、フィルタでどの程度データが制限されるかを確認します。

    • データ・セット・エディタの上部にある「ステップ・エディタ」に移動し、「ステップ・エディタ」の最後のステップをクリックして、データ・ソースの説明を指定します。

    • データ・セット・エディタの上部にある「ステップ・エディタ」に移動し、「ステップ・エディタ」の最後のステップをクリックし、「リフレッシュ」フィールドに移動して、データ・ソース内のデータをリフレッシュする方法を指定します。次の点に注意してください。

      • データ・ソースにキャッシュのデータをコピーするのではなく、データベースから直接データを使用させる場合は、「ライブ」を選択します。通常、データベース表はサイズが大きいため、Data Visualizationのキャッシュからのコピーは推奨されません。

      • 表が小さい場合は、「自動」を選択すると、可能な場合はデータがData Visualizationキャッシュにコピーされます。「自動」を選択した場合、データが失効しているときはリフレッシュする必要があります。

  5. 「追加」をクリックします。データ・ソースの表示ページが表示されます。
  6. オプションで、データ・ソースの表示ページで列のプロパティを表示し、その書式設定を指定できます。列のタイプによって、使用可能な書式設定オプションが決まります。アップロード済データ・セットの変更を参照してください。

データベース接続の編集

データベース接続を編集できます。たとえば、接続の名前を変更できます。

  1. 「データ」ページで、「接続」をクリックします。
  2. 編集する接続の上にマウスを置きます。強調表示された接続の右側で、「アクション・メニュー」をクリックし、「編集」を選択します。
  3. 「接続の編集」ダイアログで、接続詳細を編集してから「保存」をクリックします。

    ノート:

    接続の現在のパスワード、サービス名または論理SQLは参照できません。これらを変更する必要がある場合は、新しい接続を入力する必要があります。

データベース接続の削除

データベース接続を削除できます。たとえば、データベースのパスワードが変更された場合は、データベース接続を削除し、新しい接続を作成する必要があります。

ノート:

接続にデータ・セットが含まれている場合は、接続を削除する前にそれらのデータ・セットを削除する必要があります。
  1. 「データ」ページに移動し、「接続」を選択します。
  2. 削除する接続を選択し、「アクション・メニュー」メニューをクリックするか、右クリックし、「削除」をクリックします。
  3. 「はい」をクリックします。

Oracle Applicationsデータ・ソースへの接続

Oracle Fusion Applications with Oracle Transactional Business IntelligenceおよびOracle BI EEサブジェクト・エリアのデータと分析をビジュアル化、探索、理解するのに役立つOracle Applicationデータ・ソースを作成できます。

Oracle Applicationsの接続の作成

Oracle Applicationsへの接続を作成し、これらの接続を使用してデータ・セットを作成できます。

Oracle Applications接続タイプを使用して、Oracle Fusion Applications with Oracle Transactional Business Intelligence、およびOracle BI EEへの接続を作成します。接続を作成した後、サブジェクト領域および分析にアクセスして、これらをプロジェクトのデータ・セットとして使用できます。
  1. 「ホーム」ページ、「プロジェクト」ページまたは「データ」ページで、「作成」「接続」の順にクリックします。
  2. 「Oracle Applications」アイコンをクリックします。
  3. 「接続の作成」ダイアログで、接続の名前、Oracle Fusion Applications with Oracle Transactional Business IntelligenceまたはOracle BI EEのURL、ユーザー名およびパスワードを入力します。
    次の点に注意してください。
    • HTTPとHTTPSのURLがサポートされています。
    • 接続名は一意である必要があります。また、特殊文字を含めることはできません。
    • 接続URLを取得できます。
      1. 接続先のOracleアプリケーションを開きます。

      2. データ・セットとして使用する分析が含まれているカタログ・フォルダを表示します。

      3. 「接続の作成」ダイアログにブラウザURLをコピーします。

        /analyticsより後ろをすべて取り除くようにしてください。たとえば、http://www.example.com:9704/analyticsです。

  4. 「保存」をクリックします。

    これで、この接続からデータ・セットを作成できるようになりました。Oracleアプリケーション接続からのデータ・ソースの構成を参照してください

ノート:

接続はユーザー(作成者)にのみ表示されますが、作成者はその接続のデータ・セットを作成して共有できます。

サブジェクト領域からのデータ・セットの構成

Oracle Applications接続タイプを使用して、データ・セットとして使用するOracle Fusion Applications with Oracle Transactional Business IntelligenceおよびOracle BI EEサブジェクト領域にアクセスします。

サブジェクト領域のエリア・データ・セットを作成する前に、Oracle Applications接続を作成する必要があります。Oracle Applicationsの接続の作成を参照してください。
  1. Data Visualization「ホーム」ページ、「データ」ページまたは「プロジェクト」ページで、「作成」「データ・セット」「接続」の順にクリックし、「接続の作成」ダイアログを使用してデータ・セットの詳細を指定します。
  2. データ・セット・エディタ「列の選択」を選択して、データ・セットに含める使用可能なサブジェクト領域とその列を表示、参照および検索します。ブレッドクラムを使用して、ディレクトリにすばやく戻ることができます。
  3. オプションで、次のステップを実行することもできます。
    • ブレッドクラムで「関連サブジェクト領域の追加/除去」オプションをクリックして、関連するサブジェクト領域を含めるか除外します。サブジェクト領域は、基礎となる同じビジネス・モデルまたは論理モデルを使用する場合に関連します。

    • 列を選択した後、データ・セット・エディタの上部にある「ステップ・エディタ」に移動し、「フィルタ」ステップをクリックして、データ・セット内のデータを制限するフィルタを追加します。フィルタの追加後、「プレビュー・データの取得」をクリックして、フィルタでどの程度データが制限されるかを確認します。

    • 「SQLの入力」をクリックして、データ・ソースの論理SQL文を表示します。このフィールドでSQL文を表示または変更します。

      ノート:

      データ・ソースの論理SQL文を編集する場合、そのSQL文によってデータ・ソースが決まり、列ベースの選択または指定はすべて無視されます。
    • データ・セット・エディタの上部にある「ステップ・エディタ」に移動し、「ステップ・エディタ」の最後のステップをクリックして、データ・セットの説明を指定します。

  4. データ・セットを保存する前に、「名前」フィールドに移動して名前を確認します。「追加」をクリックします。
    「データ・セット」ページが表示されます。
  5. オプションで、「データ・セット」ページで列のプロパティを表示し、その書式設定を指定できます。列のタイプによって、使用可能な書式設定オプションが決まります。アップロード済データ・セットの変更を参照してください。

分析からのデータ・セットの構成

Oracle Applications接続タイプを使用して、データ・ソースとして使用するOracle Fusion Applications with Oracle Transactional Business IntelligenceおよびOracle BI EEサブジェクト領域で作成された分析にアクセスします。

分析データ・セットを作成する前に、Oracle Applications接続を作成する必要があります。Oracle Applicationsの接続の作成を参照してください。
  1. 「ホーム」ページで、「作成」「データ・セット」の順にクリックして「データ・セットの作成」ダイアログを開きます。「データ・セットの作成」ダイアログで「接続の作成」を選択し、「接続の作成」ダイアログを使用してデータ・セットのための接続を作成します。
  2. データ・セット・エディタ「分析の選択」オプションを選択して、データ・セットで使用する使用可能な分析を表示、参照および検索します。
    ブレッドクラムを使用して、ディレクトリにすばやく戻ることができます。
  3. データ・セットで使用するために、分析をダブルクリックします。データ・セット・エディタに分析の列が表示されます。
  4. オプションで、次のステップを実行することもできます。
    • 「SQLの入力」をクリックして、データ・セットのSQL文を表示します。このフィールドでSQL文を表示または変更します。

    • 列のギア・アイコンをクリックしてその属性(データ型や、データをメジャーとして処理するか属性として処理するかなど)を変更します

    • データ・セット・エディタの上部にある「ステップ・エディタ」に移動し、「ステップ・エディタ」の最後のステップをクリックして、データ・セットの説明を指定します。

  5. データ・セットを保存する前に、「名前」フィールドに移動して名前を確認します。「追加」をクリックします。
    「データ・セット」ページが表示されます。
  6. オプションで、「データ・セット」ページで列のプロパティを表示し、その書式設定を指定できます。列のタイプによって、使用可能な書式設定オプションが決まります。アップロード済データ・セットの変更を参照してください。

Oracle Applicationsの接続の編集

Oracle Applicationsの接続を編集できます。たとえば、システム管理者がOracle Applicationsのログイン資格証明を変更した場合に接続を編集する必要があります。

  1. 「データ」ページで、「接続」をクリックします。
  2. 編集する接続を見つけて、その「アクション・メニュー」アイコンをクリックし、「編集」を選択します。
  3. 「接続の編集」ダイアログで、接続の詳細を編集します。接続を作成したときに入力したパスワードの表示または編集はできません。接続のパスワードを変更する必要がある場合は、新規接続を作成する必要があります。Oracle Applicationsの接続の作成を参照してください。
  4. 「保存」をクリックします。

Oracle Applicationsの接続の削除

Oracle Applicationsの接続を削除できます。たとえば、接続リストに未使用の接続が含まれている場合は削除し、リストを整理してナビゲートしやすくできます。

ノート:

データ・セットで接続が使用される場合は、接続を削除する前にそれらのデータ・セットを削除する必要があります。Oracle Applications接続は、それらを作成したユーザーにのみ表示されますが(接続は共有されない)、ユーザーがそれらの接続を使用してデータ・セットを作成し、それらのデータ・セットを別のユーザーと共有することはできます。
  1. 「データ」ページで、「接続」をクリックします。
  2. 削除する接続の右側で、「アクション・メニュー」をクリックしてから「削除」を選択します。
  3. 「はい」をクリックします。

Dropboxへの接続の作成

Dropboxへの接続を作成し、それらの接続を使用してプロジェクト内のデータを調達できます。

  1. Data Visualization「データ」ページ(または「ホーム」ページ)で「作成」をクリックし、「接続」の順にクリックして「接続の作成」ダイアログを表示します。
  2. Dropboxアイコンを参照または検索します。Dropboxアイコンをクリックします。
  3. 「新規接続の追加」ダイアログで、接続の名前を入力し、必要な接続情報を入力します。
    フィールド 説明
    リダイレクトURL Dropboxアプリケーションが開いており、設定領域が表示されていることを確認します。「リダイレクトURL」フィールドのURLをコピーし、Dropboxアプリケーションの「OAuth 2 Redirect URIs」フィールドに貼り付け、「Add」をクリックします。
    クライアントID Dropboxアプリケーションに移動し、「App key」フィールドを見つけ、キー値をコピーします。Data Visualizationに移動し、「クライアントID」フィールドにその値を貼り付けます。
    クライアント・シークレット Dropboxアプリケーションに移動し、「App secret」フィールドを見つけ、「Show」をクリックしてシークレットを表示しシークレットの値をコピーします。Data Visualizationに移動し、「クライアント・シークレット」フィールドにその値を貼り付けます。
  4. 「認可」をクリックします。Dropboxから接続の認証を求めるメッセージが表示されたら、「Allow」をクリックします。
    「接続の作成」ダイアログが更新され、Dropboxアカウントおよび関連付けられた電子メール・アカウントが表示されます。
  5. 「保存」をクリックします。
    これで、Dropbox接続からデータ・セットを作成できるようになりました。DropboxまたはGoogle Driveからのスプレッドシートの追加を参照してください。

Google DriveまたはGoogle Analyticsへの接続の作成

Google DriveまたはGoogle Analyticsへの接続を作成し、それらの接続を使用してプロジェクト内のデータを調達できます。

  1. GoogleでData Visualizationアプリケーションを設定します(まだ設定していない場合)。
    1. Googleアカウントにサインインし、Developers Consoleに移動します。
    2. プロジェクトを作成してからGoogle APIサイトの「API Manager Developers」領域に移動し、「Create app」をクリックしてData Visualizationアプリケーションを作成して保存します。
    3. アプリケーションを有効にし、Analytics APIにアクセスしてアプリケーションの資格証明を作成します。
    4. 資格情報を表示するページを開き、Data Visualizationが提供するリダイレクトURLを貼り付け、クライアントIDおよびクライアント・シークレットをコピーします。
      これらの作業方法の詳細は、Googleのドキュメントを参照してください。
  2. Data Visualization「データ」ページ(または「ホーム」ページ)で「作成」「接続」の順にクリックして「接続の作成」ダイアログを表示します。
  3. Google DriveまたはGoogle Analyticsのアイコンを参照または検索してから、そのアイコンをクリックします。
  4. 「新規接続の追加」ダイアログで、接続名を入力し、この表で説明されているとおりに必要な接続情報を入力します。
    フィールド 説明
    リダイレクトURL Googleアプリケーションが開いており、資格情報領域が表示されていることを確認します。「リダイレクトURL」フィールドのURLをコピーし、Googleアプリケーションの「承認済みのリダイレクトURI」フィールドに貼り付けます。
    クライアントID Googleアプリケーションの資格情報領域に移動し、「クライアントID」フィールドを見つけ、キー値をコピーします。Data Visualizationに移動し、「クライアントID」フィールドにその値を貼り付けます。
    クライアント・シークレット Googleアプリケーションの資格情報に移動し、「クライアント・シークレット」フィールドを見つけ、シークレットの値をコピーします。Data Visualizationに移動し、「クライアント・シークレット」フィールドにその値を貼り付けます。
  5. 「認可」をクリックします。
  6. Googleから接続の認証を求めるメッセージが表示されたら、「許可」をクリックします。
    「接続の作成」ダイアログが更新され、Googleアカウントの名前、およびそれに関連付けられた電子メール・アカウントが表示されます。
  7. 「保存」をクリックします。
    これで、Google DriveまたはGoogle Analytics接続からデータ・セットを作成できるようになりました。DropboxまたはGoogle Driveからのスプレッドシートの追加を参照してください。

一般的なJDBC接続の作成

データベースへの一般的なJDBC接続を作成し、それらの接続を使用してプロジェクトのデータを調達できます。たとえば、デフォルトの接続タイプでリストされていないデータベースに接続するためです。

このメソッドにより、JDBC Jarファイル内のドライバを使用して特定のデータベースに接続できます。
JDBCドライバ・バージョンはデータベース・バージョンと一致する必要があります。バージョンが不一致の場合、データ・ロード・プロセスで擬似エラーが発生する場合があります。Oracle Databaseを使用しているときでも、JDBCドライバのバージョンがデータベースのバージョンと一致しない場合は、オラクル社のWebサイトから互換性のあるバージョンのJDBCドライバをダウンロードして、\libディレクトリに配置する必要があります。
  1. 必要なJDBCドライバのJARファイルをData Visualization Desktop\libディレクトリにコピーしてあることを確認します。

    たとえば、C:\Program Files\Oracle Data Visualization\libです。

  2. Data Visualization「データ」ページ(または「ホーム」ページ)で「作成」をクリックし、「接続」の順にクリックして「接続の作成」ダイアログを表示します。
  3. 「接続の作成」ダイアログで、「JDBC」アイコンを見つけてクリックします。
  4. 「接続の作成」ダイアログで、接続基準を入力します。
    フィールド 説明
    新規接続名 接続を一意に識別する名前。異なる環境の異なるデータベース(たとえば、開発と生産など)に対して同じ接続を構成できるため、ホスト名など、インスタンス固有の名前は使用しないでください。
    URL JDBCデータ・ソースのURL。

    URLの指定の詳細は、ドライバおよびJARファイルのドキュメントを参照してください。

    ドライバ・クラス名 ドライバ・クラスの名前。

    この名前は、JARファイル内またはJARファイルのダウンロード場所から見つけることができます。

    ユーザー名 データベース・ユーザー名。
    パスワード データベース・ユーザー・パスワード。
  5. 「保存」をクリックします。
    これで、接続からデータ・セットを作成できるようになりました。データベースからのデータ・セットの作成を参照してください。

ノート:

JDBCドライバがインストールされていないData VisualizationインストールにJDBC接続を含むプロジェクトをインポートする場合、インポートは機能します。ただし、プロジェクトまたはデータ・フローを実行しようとすると、接続が機能しません。JDBC接続、および適切なデータ・ソースへのJDBCドライバを再作成する必要があります。

一般的なODBC接続の作成

データベースへの一般的なODBC接続を作成し、それらの接続を使用してプロジェクト内のデータを調達できます。たとえば、デフォルトの接続タイプでリストされていないデータベースおよびデータベース・バージョンに接続するためです。

Windowsシステムでの接続には、汎用ODBC接続のみを使用できます。

  1. 適切なデータベース・ドライバがコンピュータにインストールされていることを確認します。

    ODBCデータ・ソース名(DSN)を作成するには、必要なデータベース・ドライバがコンピュータにインストールされている必要があります。データベース・ドライバをインストールする必要がある場合、データベース・ドライバを提供する組織によって指定されているインストール手順を使用してください。

  2. Windowsで新しいODBCデータ・ソースを作成します。
    1. Windowsで、「ODBC データ ソース アドミニストレーター」ダイアログを見つけて開きます。
    2. システム DSNタブをクリックし、「追加」をクリックして「新規データ・ソースの作成」ダイアログを表示します。

      Windowsでは、データ・ソースへのアクセスおよび問合せの実行のためにODBC DSNが使用されます。

    3. データ・ソースに適切なドライバを選択し、「完了」をクリックします。
    4. 残りの構成ステップは、構成するデータ・ソースごとに異なります。

      データ・ソースのドキュメントを参照してください。

  3. Data Visualizationで一般的なODBCデータ・ソースを作成します。
    1. Data Visualization「データ」ページ(または「ホーム」ページ)で「作成」「接続」の順にクリックして「接続の作成」ダイアログを表示します。
    2. 「接続の作成」ダイアログで、「ODBC」アイコンを見つけてクリックします。
    3. 「接続の作成」ダイアログで、接続基準を入力します。
      フィールド 説明
      名前 接続を一意に識別する名前。
      DSN コンピュータに設定するシステムDSNの名前。
      ユーザー名 データベース・ユーザー名。
      パスワード データベース・ユーザーのパスワード。
    4. 「保存」をクリックします。
      これで、接続からデータ・セットを作成できるようになりました。データベースからのデータ・セットの作成を参照してください。

ノート:

ODBC DSNが存在せずODBCドライバがインストールされていないData VisualizationインストールにODBC接続を含むプロジェクトをインポートする場合、インポートは機能します。ただし、プロジェクトまたはデータ・フローを実行しようとすると、接続が機能しません。ODBC接続、ODBC DSN、および適切なデータ・ソースへのODBCドライバを再作成する必要があります。

Oracle Autonomous Data Warehouse Cloudへの接続の作成

Oracle Autonomous Data Warehouse Cloudへの接続を作成し、それらの接続を使用してプロジェクト内のデータを調達できます。

  1. Oracle Autonomous Data Warehouse Cloudへの接続を作成する前に、Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud接続を有効にする必要があります。
    1. 次の場所にあるexternal_providers.jsonファイルを編集します
      <Oracle_Home>/bi/providers/external_providers.json
    2. BI12Cセクション内のsupported-providersタグに、プロバイダDWCSをさらに追加します。
      例:

      "BI12C" : ["NO_OP","DWCS" ,"OSCS", "ORACLE_10G_R2", "CUSTOM", "ORACLE_11G", "ORACLE_12C", "FA", "ELOQUA",

    3. ファイルを保存します。
    4. BIサービスを再起動します。
  2. Data VisualizationからOracle Autonomous Data Warehouse Cloudへの接続を可能にする信頼できる証明書が含まれている、クライアント資格証明zipファイルを取得します。
    1. Oracle Autonomous Data Warehouse Cloudからcwallet.ssoファイルを取得します。

      Oracle Autonomous Data Warehouse Cloudの使用でクライアント資格証明(ウォレット)のダウンロードを参照してください。

      ウォレット・ファイルからcwallet.ssoファイルを抽出します。たとえば、次のファイルからです。

      wallet_ADWC1.zip

    2. cwallet.ssoファイルをWindowsユーザーの場所にコピーします。

      <Oracle_Home>/user_projects/domains/bi/bidata/components/OBIS/dwcs

      フォルダが存在しない場合は作成します。

      このクライアント資格証明zipファイルには、クライアント・アプリケーション(Data Visualizationなど)がOracle Autonomous Data Warehouse Cloudに接続するための信頼できる証明書が含まれています。

    3. BIサービスを再起動します。
  3. Oracle Data Visualizationの「ホーム」ページで、「作成」「接続」の順にクリックして「接続の作成」ダイアログを表示します。
  4. 「Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud」をクリックして、その接続のフィールドを表示します。
  5. 新規接続名フィールドに接続名を入力します。
  6. 必要に応じて、残りの詳細を入力します。
  7. 「保存」をクリックして接続を作成します。
    これで、接続からデータ・セットを作成できるようになりました。

Oracle Big Data Cloudへの接続の作成

Oracle Big Data Cloud Compute Edition内のデータにアクセスするための接続を作成し、それらの接続を使用してプロジェクト内のデータを調達できます。

次のステップを使用して、Oracle Big Data Cloud Service Compute Edition接続を作成します。
  1. Oracle Big Data Cloud Service Compute Editionへの接続を作成する前に、接続が安全になるようにする必要があります。
    1. 証明書をダウンロードして、対応するOracle Big Data Cloud Service Compute Edition環境用のJava Key Storeファイルを生成します。
      Oracle Big Data Cloudの使用でThriftへのアクセスについてを参照してください。
    2. Java Key Storeファイルを次の場所に配置します。
      %LOCALAPPDATA%\DVDesktop\components\OBIS\bdcsce
    3. Data Visualization Desktopを再起動します。
  2. 「Data Visualization」「作成」をクリックしてから「接続」をクリックして「接続の作成」ダイアログを表示します。
  3. 「Oracle Big Data Cloud」をクリックして、その接続のフィールドを表示します。
  4. 新規接続名フィールドに接続名を入力します。
  5. 必要に応じて、残りの詳細を入力します。
  6. 「保存」をクリックして接続を作成します。
    これで、接続からデータ・セットを作成できるようになりました。

Oracle Talent Acquisition Cloudへの接続の作成

分析用にデータにアクセスするためにOracle Talent Acquisition Cloud (OTAC)への接続を作成し、それらの接続を使用してプロジェクト内のデータを調達できます。

  1. 「作成」をクリックしてから「接続」をクリックして「接続の作成」ダイアログを表示します。
  2. Oracle Talent Acquisition Cloudをクリックして、その接続のフィールドを表示します。
  3. 新規接続名フィールドに接続名を入力します。
  4. Oracle Talent Acquisition Cloud接続のURLを入力します。
    たとえば、Oracle Talent Acquisition Cloud URLがhttps://example.taleo.netの場合、入力する必要がある接続URLはhttps://example.taleo.net/smartorg/Bics.jssです。
  5. ユーザー名とパスワードを対応するフィールドに入力します。
  6. 「認証」オプションをクリックします。
    • 「常にこれらの資格証明を使用」を選択すると、接続用に指定したログイン名とパスワードが常に使用され、ユーザーがログインするよう求められることはありません。
    • 「ユーザーは自分の資格証明の入力が必要」を選択すると、ユーザーが自分のユーザー名およびパスワードを入力して、Oracle Applicationsデータ・ソースのデータを使用するよう求められます。ログインが必要なユーザーには、表示のための権限およびロールが割り当てられているデータのみが表示されます。
  7. 「保存」をクリックして接続を作成します。
    これで、接続からデータ・セットを作成できるようになりました。

データ・ソースとしてのスプレッドシートの追加

データ・ソースとしてスプレッドシートを追加できます。コンピュータ、Google DriveおよびDropboxなど、様々な場所からスプレッドシートを参照およびアップロードできます。

データ・セットとしてのスプレッドシートの追加について

Microsoft Excelスプレッドシート・ファイルからのデータ・ソース・ファイルは、拡張子がXLSX (Microsoft Office Open XMLワークブック・ファイルを示す)です。また、CSVおよびTXTファイルを追加できます。

Microsoft Excelファイルをデータ・セットとしてアップロードする前に、データ指向方式でファイルを構造化する必要があります。ピボット・データを含めることはできません。Excel表に関する次のルールに注意してください。

  • 表はExcelファイルの行1の列1から始める必要があります。

  • 表には、ギャップまたはインライン見出しのない通常のレイアウトを設定する必要があります。インライン見出しの例としては、印刷レポートのすべてのページに繰り返し表示される見出しがあります。

  • 行1には表の列名が含まれている必要があります。たとえば、顧客名、顧客姓、年、製品名、購入金額などです。この例の説明は、次のとおりです。

    • 列1には顧客の名が含まれます

    • 列2には顧客の姓が含まれます

    • 列3には年の値が含まれます

    • 列4には製品名が含まれます

    • 列5には、指定した製品に対して各顧客が購入した金額を指定します。

  • 行1の名前は一意である必要があります。年の値を2つの列に指定する場合は、1つまたは両方の列名に単語を追加して一意の名前にする必要があります。たとえば、「年リース」という列が2つある場合は、列名を「年リース開始」および「年リース失効」に変更できます。

  • 行2以降は表のデータで、列名を含めることはできません。

  • 列のデータは一緒に処理されることが多いため、同じ種類のものにする必要があります。たとえば、購入金額には数字(nullも可能)のみを指定して、合計や平均を求められるようにします。名および姓は連結する必要がある場合があるため、テキストにする必要があり、日付は月、四半期または年に分割する必要がある場合があります。

  • データは同じ細分度にする必要があります。集計とそれらの集計の詳細の両方を表に含めないでください。たとえば、顧客、製品および年の細分度の売上表があり、年別、各顧客別に各製品の購入金額の合計が含まれているとします。この場合、購入金額の合計が正しく計算されなくなるため、請求書レベルの詳細や日次サマリを同じ表に含めないでください。請求書レベル、日レベル、月レベルで分析する必要がある場合は、次のいずれかの方法で行えます。

    • 請求書詳細(請求書番号、請求日、顧客、製品および購入金額)の表を作成します。日、月または四半期で集計できます。

    • 細分度(請求書、日、月、四半期および年)ごとに1つ、複数の表を作成します。

コンピュータからのスプレッドシートの追加

コンピュータ上にあるExcelスプレッドシート、CSVファイルまたはTXTファイル・データ・ソースをアップロードして、データ・セットとして使用できます。

スプレッドシートをデータ・セットとして追加する前に、次を行ったことを確認します。

  • データ・セットの作成に使用されるたデータ・ソースとして、.XLSX形式のExcelスプレッドシート、CSVファイルまたはTXTファイルのいずれかが存在していることを確認します。

  • Excelスプレッドシートの場合、ピボット・データが含まれていないことを確認します。

  • インポートを正常に行うために必要なスプレッドシートの構造を理解してください。データ・セットとしてのスプレッドシートの追加についてを参照してください。

コンピュータからスプレッドシートを追加し、それをデータ・ソースとして使用するには、次のステップに従います。

  1. ホーム・ページで、「作成」をクリックし、「データ・セット」をクリックして「データ・セットの作成」ダイアログを表示します。
  2. 「ファイル」をクリックして参照し、適切な(ピボットなし) XLSXファイル、CSVファイルまたはTXTファイルを選択します。
  3. 「開く」をクリックし、選択したスプレッドシートをData Visualizationにアップロードして開きます。
    「データ・セット」エディタが表示されます。
  4. 「名前」、「説明」または列属性に必要な変更を加えます。
    CSVまたはTXTファイルをアップロードする場合は、「区切り文字」フィールドでデリミタを確認または変更します。必要に応じて、「カスタム」を選択し、デリミタとして使用する文字を入力します。CSVまたはTXTファイルでは、カスタム・デリミタは1文字である必要があります。次の例では、パイプ文字(|)をデリミタとして使用しています。Year|Product|Revenue|Quantity|Target Revenue| Target Quantity.
  5. 「追加」をクリックし、変更内容を保存してデータ・セットを作成します。
  6. 同じ名前のデータ・セットがすでに存在する場合:
    • 既存のデータ・セットを上書きする場合、「はい」をクリックします。
    • データ・セット名を更新する場合、「いいえ」をクリックします。

DropboxまたはGoogle Driveからのスプレッドシートの追加

DropboxまたはGoogle Driveにスプレッドシートを保存している場合は、スプレッドシートを追加してデータ・セットを作成できます。

DropboxまたはGoogle Driveからスプレッドシートを追加する前に、次の手順を実行します。

スプレッドシートを追加するには、次のステップを実行します。
  1. データ・セット・エディタで、DropboxまたはGoogle Driveのディレクトリを検索または参照し、使用するスプレッドシートを見つけます。
    ブレッドクラムを使用して、ディレクトリにすばやく戻ることができます。
  2. スプレッドシートをダブルクリックして選択します。スプレッドシートを選択すると、列およびデータ値が表示されます。
  3. 「追加」をクリックしてデータ・セットを作成します。

データ準備時のビン化列の作成

メジャーをビン化すると、メジャーの値に基づいて新しい列が作成されます。一定の数の等しいサイズのビン(各ビンに同じ数の値など)を作成するか、各ビンに値の範囲を明示的に指定することによって、ビンに値を動的に割り当てることができます。

データ要素に基づいてビン列を作成できます。
  1. ビン化列を作成するData Visualizationプロジェクトを作成するか開きます。
  2. データ要素を開き、「準備」キャンバスで作業していることを確認します。
  3. 選択した列の「オプション」をクリックし、「ビン」を選択します。
  4. 「ビン」ダイアログで、ビン列のオプションを次の表で説明されているとおりに指定します。
    フィールド 説明
    新規要素名 ビン列の名前を変更します。
    ビン数 クリックしてリストから様々な数を選択します。
    範囲ヒストグラム 「メソッド」フィールドでの選択に基づいて、ビンの範囲(幅)および数(高さ)が更新されます。
    • 「手動」メソッドでは、スライダを移動して各ビンの境界(つまり、範囲および数)を選択できます。スライダの数は「ビン数」に基づいて変更されます。

    • 「等幅」メソッドでは、各ビンの境界は同じですが高さ(つまり、数)が異なります。「ビン・ラベル」フィールドの選択項目に基づいて、ビン列のラベルが更新されます。

    • 「等高」メソッドでは、各ビンの高さは同じかわずかに異なりますが、幅(つまり、範囲)が等しくなります。

    範囲リスト 「手動」メソッドを選択すると、各ビンの名前を変更できます。
    ビン基準 「等幅」メソッドを選択した場合、クリックしてビンを適用するディメンション(つまり、データ要素)を選択します。
  5. 「OK」をクリックして新しい列を追加し、「ビン」ダイアログを閉じます。
  6. 「保存」をクリックします。