独自のデータを、分析と探索のためにビジュアライゼーションに追加できます。
内容は次のとおりです。
次に、データ・ソースからデータを追加するための一般的なタスクを示します。
タスク | 説明 | 詳細情報 |
---|---|---|
接続の追加 |
使用するデータ・ソースがOracle Applicationsまたはデータベースである場合は、接続を作成します。 |
|
データ・セットを作成します |
スプレッドシートからデータをアップロードします。Oracle Applicationsおよびデータベースからデータを取得します。 Oracle Applicationsまたはデータベースからデータ・セットを作成するには、新しい接続を作成するか、既存の接続を使用する必要があります。 |
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データのブレンド |
あるデータ・ソースのデータを別のデータ・ソースのデータと融合します。 |
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データのリフレッシュ |
新しいデータが使用可能な場合に、ファイルのデータをリフレッシュします。または、データが陳腐化している場合は、Oracle Applicationsおよびデータベースのキャッシュをリフレッシュします。 |
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アップロード済データの拡張 |
データ・セットに新しい列を追加します。 |
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データ・セットの共有の管理 |
追加したデータにどのユーザーがアクセスできるかを指定します。 |
追加したデータの共有の制御 |
データの除去 |
追加したデータを除去します。 |
データ・ソースは任意の表構造です。データ・ソースの値は、ファイルをロードした後、または結果を返すサービス(別のOracle Business Intelligenceシステムまたはデータベースなど)に問合せを送信した後に表示されます。
データ・ソースには次の列を含めることができます。
「一致」列: 別のソースの一致列で見つかった値が含まれています。これは、このソースともう1つのソース(顧客IDや製品IDなど)を関連付けます。
「属性」列: 個別に必要であるか、集計されないテキスト、日付または数字が含まれています(年、カテゴリ国、タイプ、名前など)。
「メジャー」列: 集計する必要がある値が含まれています(収益や運転距離など)。
1つのデータ・ソースのみを分析するか、データ・ソースに含まれている内容に応じて、複数のデータ・ソースを一緒に分析できます。
プロジェクトを保存する場合、そのプロジェクトと使用される外部ソースの間で権限が同期されます。他のユーザーとプロジェクトを共有する場合、外部ソースもその同じユーザーと共有されます。
サブジェクト領域とデータ・ソースの結合
サブジェクト領域は、属性を追加することでディメンションを拡張するか、またはメジャーおよびオプション属性を追加することでファクトを拡張します。データ・ソースに階層を定義することはできません。
サブジェクト領域では、多くの場合階層化されているディメンション、およびディメンションの属性に対して分析できる複雑な計算を持つ一連のメジャーに属性が編成されます。たとえば、現在の四半期と数年前の同じ四半期の顧客層ごとの純売上メジャーです。
ソース(Excelファイルなど)からのデータを使用すると、サブジェクト領域に新しい情報が追加されます。たとえば、顧客の郵便番号区域または信用リスク情報に関する人口統計情報を購入し、そのデータをデータ・ウェアハウスまたは既存のサブジェクト領域に追加する前に、分析に使用する場合があります。
ソースをスタンドアロンとして使用することは、ソースからのデータがサブジェクト領域から独立して使用されることを意味します。単一のファイルのみの場合、または複数のファイルが一緒に使用される場合があり、どちらの場合もサブジェクト領域は関係しません。
データ・ソースから属性をサブジェクト領域に追加することでディメンションを拡張する場合は、次の条件に留意してください。
一致項目は1つのディメンションに対してのみ作成されます。
一致列の値のセットは、データ・ソースで一意である必要があります。たとえば、データ・ソースの郵便番号が一致する場合、ソース内の郵便番号は一意である必要があります。
一致項目は1つの列または複合列にあります。1列の一致の例は、製品キーと製品キーの一致です。複合列の場合の例は、会社と会社、ビジネス・ユニットとビジネス・ユニットの一致です。
その他の列はすべて、属性である必要があります。
データ・ソースからメジャーをサブジェクト領域に追加する場合は、次の条件に留意してください。
一致項目は1つ以上のディメンションの間で作成されます。
一致列の値のセットは、データ・ソースで一意である必要はありません。たとえば、データ・ソースが、日付、顧客および製品が一致する売上のセットの場合、同じ日に1人の顧客に対して複数の製品の売上を設定できます。
一致項目は1つの列または複合列にあります。1列の一致の例は、製品キーと製品キーの一致です。複合列の場合の例は、会社と会社、ビジネス・ユニットとビジネス・ユニットの一致です。
メジャーを追加するデータ・ソースには属性を含めることができます。これらの属性は外部メジャーとともに使用可能であり、ビジュアライゼーション内のキュレートされたメジャーとともに使用することはできません。たとえば、新規事業の売上高を含むソースを追加する場合、これらの新規事業の売上は既存の時間ディメンションと一致させることのみ可能です。データには、この新規事業で販売された製品に関する情報が含まれている場合があります。既存事業の売上と新規事業の売上を時間ごとに表示できますが、古い事業の収益を新規事業の製品で表示する、または新規事業の収益を古い事業の製品で表示することはできません。新規事業の売上を時間別および新規事業の製品別に表示することはできます。
メジャーのないソースの使用
メジャーのないソースを使用する場合は、次の事項に留意してください。
表にメジャーがない場合は、ディメンションとして扱われます。ディメンションを拡張する場合は、次の条件に留意してください。
一致項目は1つの列または複合列にあります。1列の一致の例は、製品キーと製品キーの一致です。複合列の場合の例は、会社と会社、ビジネス・ユニットとビジネス・ユニットの一致です。
その他の列はすべて、属性である必要があります。
ディメンション表は、他のディメンションと照合するか、メジャーを持つ表と照合できます。たとえば、顧客の属性を持つ表は、人口統計の属性を持つ表と照合できます(両方のディメンションに一意の顧客キー列および人口統計キー列がある場合)。
メジャーのあるソースの使用
メジャーのあるソースを使用する場合は、次の事項に留意してください。
メジャーがある表を、メジャー、ディメンションまたはその両方がある他の表と照合できます。
表をメジャーがある他の表と照合する際、同じ粒度である必要はありません。たとえば、日次売上の表に「Quarter」列も含まれている場合、日次売上の表は四半期ごとの売上の表と照合できます。
一致に関する作業
複数のソースを一緒に使用する場合は、少なくとも1つの一致列が各ソースに存在する必要があります。一致の要件は次のとおりです。
ソースに共通の値(顧客IDや製品IDなど)が含まれています。
照合は同じデータ型で行う必要がある(たとえば、数値と数値、日付と日付、またはテキストとテキスト)。
データベース接続の作成、編集および削除や、接続の使用によるデータベースからのデータ・ソースの作成ができます。
内容は次のとおりです。
データベースへの接続を作成し、それらの接続をプロジェクトでソース・データに使用できます。
データベース接続を作成した後は、これらの接続を使用してデータ・セットを作成できます。
Oracle Fusion Applications with Oracle Transactional Business IntelligenceおよびOracle BI EEサブジェクト・エリアのデータと分析をビジュアル化、探索、理解するのに役立つOracle Applicationデータ・ソースを作成できます。
Oracle Applicationsへの接続を作成し、これらの接続を使用してデータ・セットを作成できます。
ノート:
接続はユーザー(作成者)にのみ表示されますが、作成者はその接続のデータ・セットを作成して共有できます。Oracle Applications接続タイプを使用して、データ・セットとして使用するOracle Fusion Applications with Oracle Transactional Business IntelligenceおよびOracle BI EEサブジェクト領域にアクセスします。
Oracle Applications接続タイプを使用して、データ・ソースとして使用するOracle Fusion Applications with Oracle Transactional Business IntelligenceおよびOracle BI EEサブジェクト領域で作成された分析にアクセスします。
Oracle Applicationsの接続を編集できます。たとえば、システム管理者がOracle Applicationsのログイン資格証明を変更した場合に接続を編集する必要があります。
Oracle Applicationsの接続を削除できます。たとえば、接続リストに未使用の接続が含まれている場合は削除し、リストを整理してナビゲートしやすくできます。
ノート:
データ・セットで接続が使用される場合は、接続を削除する前にそれらのデータ・セットを削除する必要があります。Oracle Applications接続は、それらを作成したユーザーにのみ表示されますが(接続は共有されない)、ユーザーがそれらの接続を使用してデータ・セットを作成し、それらのデータ・セットを別のユーザーと共有することはできます。Google DriveまたはGoogle Analyticsへの接続を作成し、それらの接続を使用してプロジェクト内のデータを調達できます。
データベースへの一般的なJDBC接続を作成し、それらの接続を使用してプロジェクトのデータを調達できます。たとえば、デフォルトの接続タイプでリストされていないデータベースに接続するためです。
\lib
ディレクトリに配置する必要があります。ノート:
JDBCドライバがインストールされていないData VisualizationインストールにJDBC接続を含むプロジェクトをインポートする場合、インポートは機能します。ただし、プロジェクトまたはデータ・フローを実行しようとすると、接続が機能しません。JDBC接続、および適切なデータ・ソースへのJDBCドライバを再作成する必要があります。データベースへの一般的なODBC接続を作成し、それらの接続を使用してプロジェクト内のデータを調達できます。たとえば、デフォルトの接続タイプでリストされていないデータベースおよびデータベース・バージョンに接続するためです。
Windowsシステムでの接続には、汎用ODBC接続のみを使用できます。
ノート:
ODBC DSNが存在せずODBCドライバがインストールされていないData VisualizationインストールにODBC接続を含むプロジェクトをインポートする場合、インポートは機能します。ただし、プロジェクトまたはデータ・フローを実行しようとすると、接続が機能しません。ODBC接続、ODBC DSN、および適切なデータ・ソースへのODBCドライバを再作成する必要があります。Oracle Autonomous Data Warehouse Cloudへの接続を作成し、それらの接続を使用してプロジェクト内のデータを調達できます。
Oracle Big Data Cloud Compute Edition内のデータにアクセスするための接続を作成し、それらの接続を使用してプロジェクト内のデータを調達できます。
分析用にデータにアクセスするためにOracle Talent Acquisition Cloud (OTAC)への接続を作成し、それらの接続を使用してプロジェクト内のデータを調達できます。
データ・ソースとしてスプレッドシートを追加できます。コンピュータ、Google DriveおよびDropboxなど、様々な場所からスプレッドシートを参照およびアップロードできます。
Microsoft Excelスプレッドシート・ファイルからのデータ・ソース・ファイルは、拡張子がXLSX (Microsoft Office Open XMLワークブック・ファイルを示す)です。また、CSVおよびTXTファイルを追加できます。
Microsoft Excelファイルをデータ・セットとしてアップロードする前に、データ指向方式でファイルを構造化する必要があります。ピボット・データを含めることはできません。Excel表に関する次のルールに注意してください。
表はExcelファイルの行1の列1から始める必要があります。
表には、ギャップまたはインライン見出しのない通常のレイアウトを設定する必要があります。インライン見出しの例としては、印刷レポートのすべてのページに繰り返し表示される見出しがあります。
行1には表の列名が含まれている必要があります。たとえば、顧客名、顧客姓、年、製品名、購入金額などです。この例の説明は、次のとおりです。
列1には顧客の名が含まれます
列2には顧客の姓が含まれます
列3には年の値が含まれます
列4には製品名が含まれます
列5には、指定した製品に対して各顧客が購入した金額を指定します。
行1の名前は一意である必要があります。年の値を2つの列に指定する場合は、1つまたは両方の列名に単語を追加して一意の名前にする必要があります。たとえば、「年リース」という列が2つある場合は、列名を「年リース開始」および「年リース失効」に変更できます。
行2以降は表のデータで、列名を含めることはできません。
列のデータは一緒に処理されることが多いため、同じ種類のものにする必要があります。たとえば、購入金額には数字(nullも可能)のみを指定して、合計や平均を求められるようにします。名および姓は連結する必要がある場合があるため、テキストにする必要があり、日付は月、四半期または年に分割する必要がある場合があります。
データは同じ細分度にする必要があります。集計とそれらの集計の詳細の両方を表に含めないでください。たとえば、顧客、製品および年の細分度の売上表があり、年別、各顧客別に各製品の購入金額の合計が含まれているとします。この場合、購入金額の合計が正しく計算されなくなるため、請求書レベルの詳細や日次サマリを同じ表に含めないでください。請求書レベル、日レベル、月レベルで分析する必要がある場合は、次のいずれかの方法で行えます。
請求書詳細(請求書番号、請求日、顧客、製品および購入金額)の表を作成します。日、月または四半期で集計できます。
細分度(請求書、日、月、四半期および年)ごとに1つ、複数の表を作成します。
コンピュータ上にあるExcelスプレッドシート、CSVファイルまたはTXTファイル・データ・ソースをアップロードして、データ・セットとして使用できます。
スプレッドシートをデータ・セットとして追加する前に、次を行ったことを確認します。
データ・セットの作成に使用されるたデータ・ソースとして、.XLSX形式のExcelスプレッドシート、CSVファイルまたはTXTファイルのいずれかが存在していることを確認します。
Excelスプレッドシートの場合、ピボット・データが含まれていないことを確認します。
インポートを正常に行うために必要なスプレッドシートの構造を理解してください。データ・セットとしてのスプレッドシートの追加についてを参照してください。
コンピュータからスプレッドシートを追加し、それをデータ・ソースとして使用するには、次のステップに従います。
DropboxまたはGoogle Driveにスプレッドシートを保存している場合は、スプレッドシートを追加してデータ・セットを作成できます。
DropboxまたはGoogle Driveからスプレッドシートを追加する前に、次の手順を実行します。
接続が存在することを確認します。「Dropboxへの接続の作成」および「Google DriveまたはGoogle Analyticsへの接続の作成」を参照してください。
使用するスプレッドシートが.XLSX形式のExcelスプレッドシート、CSVファイルまたはTXTファイルであることを確認します。
Excelスプレッドシートの場合、ピボット・データが含まれていないことを確認します。
インポートを正常に行うために必要なスプレッドシートの構造を理解してください。データ・セットとしてのスプレッドシートの追加についてを参照してください。