プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Visualizationユーザーズ・ガイド
12c (12.2.1.4.0)
E96107-02
目次へ移動
目次

前
次

4 その他の関数の使用によるデータのビジュアル化

このトピックでは、データのビジュアル化に使用できるその他の関数について説明します。

アーティファクトを準備、接続および検索するための一般的なワークフロー

ここでは、アーティファクトの準備、接続および検索に使用できる関数を使用するための一般的なタスクを示します。

タスク 説明 詳細情報
テキスト列の変更によるビジュアライゼーションの拡張 テキスト列をデータ、時間またはタイムスタンプ列に変換し、列の表示書式を調整します。 テキスト列の変更
ストーリの作成 後で再度アクセスしたり、プレゼンテーションに含めたり、あるいはチーム・メンバーと共有したりできるように、ビジュアライゼーションについて発見したノート(インサイト)をストーリに取得します。 ストーリの作成
式の作成 フィルタまたは計算で使用する式を作成します。 式の作成について
データ・アクションの作成および適用 キャンバスからURLまたはプロジェクト・フィルタにコンテキスト値を渡すためのデータアクション・リンクを作成します。 データ・アクションの使用によるキャンバスおよび外部URLへの接続
アーティファクトの検索 プロジェクト、ビジュアライゼーションおよび列を検索します。BI質問を使用してビジュアライゼーションを迅速に作成します。 データ、プロジェクトおよびビジュアライゼーションの検索

テキスト列の変更

このトピックでは、カレンダ列の操作によって、日時情報を表示するようビジュアライゼーションを拡張する方法について説明します。

テキスト列の日付または時間列への変換

テキスト列を日付、時間またはタイムスタンプ列に変換できます。

たとえば、属性テキスト列を真の日付列に変換できます。
  1. 変換する列を含むプロジェクトまたはデータ・セットを開きます。「準備」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. 変換する列にマウス・カーソルをあわせます。
  3. 「オプション」をクリックし、変換オプションを選択します(「数値に変換」「日付に変換」など)。
    データ・ソースを編集している場合、「データ・セット」ページからこれを実行することもできます。

日付または時間列の表示書式の調整

書式および粒度レベルを指定することで、日付または時間列の表示書式を調整できます。

たとえば、トランザクション・データ列の書式(デフォルトで、November 1, 2017などの長い日付書式を表示するように設定済)を変更して、かわりに国際標準化機構(ISO)の日付書式(2017-11-01など)を表示できます。細分度のレベル(たとえば、年、月、週、日)を変更できます。
  1. 更新する日付および時間列を含むプロジェクトまたはデータ・セットを開きます。プロジェクトで作業している場合は、プロジェクトの「準備」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. 編集する日付または時間列をクリックします。
    たとえば、「データ・パネル」のデータ要素領域で日付をクリックするか、メインの編集キャンバスで日付要素をクリックするか日付要素にカーソルを合せます。
  3. メインの編集キャンバスで作業している場合、次のいずれかを実行して書式を調整します。
    • 「オプション」「抽出」の順にクリックして日付または時間の一部(たとえば年や四半期のみなど)を表示します。

    • 「オプション」「編集」の順にクリックして、複雑な関数(たとえば、演算子、集計または変換を使用)を作成できる式エディタを表示します。

    • プロパティ・ペイン「日時書式」タブをクリックし、オプションを使用して日付や時間を調整し(たとえば、「書式」)日付の短い書式、中間の書式または長い書式を選択するか、「カスタム」を選択し表示されたカレンダ文字列を編集して独自の書式の指定します。

  4. 「データ・パネル」のデータ要素領域で作業している場合、次のいずれかを実行して書式を調整します。
    • カレンダ列の一部のみを表示する場合は(年または四半期のみなど)、カレンダ列を選択して展開し、ビジュアライゼーションに表示する日付の部分を選択します。たとえば、オーダーを取得する年のみをビジュアル化するには、「オーダー日」をクリックして「年」を選択します。

    • プロパティ・ペイン「日時書式」タブをクリックし、オプションを使用して日付や時間を調整します。

  5. 表ビューを使用している場合は、列ヘッダーを選択し、「オプション」をクリックしてから、プロパティ・ペインで「日時書式」をクリックし、その列の書式を表示または更新します。

一般的なカスタム書式設定文字列

これらの文字列を使用して、カスタムの時間または日付書式を作成できます。

表に、一般的なカスタム書式設定文字列と、それによって表示される結果を示します。これらによって、日付と時間のフィールドをユーザーのロケールで表示できます。

一般的な書式文字列 結果

[FMT:dateShort]

ロケールの短い日付書式で日付を書式設定します。[FMT:date]とも入力できます。

[FMT:dateLong]

ロケールの長い日付書式で日付を書式設定します。

[FMT:dateInput]

システムで入力に対して許容される書式で日付を書式設定します。

[FMT:time]

ロケールの時間書式で時間を書式設定します。

[FMT:timeHourMin]

ロケールの時間書式で時間を書式設定しますが、秒を省略します。

[FMT:timeInput]

システムで入力に対して許容される書式で時間を書式設定します。

[FMT:timeInputHourMin]

システムで入力に対して許容される書式で時間を書式設定しますが、秒を省略します。

[FMT:timeStampShort]

[FMT:dateShort] [FMT:time]と入力するのと同じです。ロケールの短い日付書式で日付を書式設定し、ロケールの時間書式で時間を書式設定します。[FMT:timeStamp]とも入力できます。

[FMT:timeStampLong]

[FMT:dateLong] [FMT:time]と入力するのと同じです。ロケールの長い日付書式で日付を書式設定し、ロケールの時間書式で時間を書式設定します。

[FMT:timeStampInput]

[FMT:dateInput] [FMT:timeInput]と同じです。システムで入力に対して許容される書式で日付と時間を書式設定します。

[FMT:timeHour]

ロケールの書式で時間フィールドのみを書式設定します(8 PMなど)。

YYまたはyy

年の最後の2桁を表示します。たとえば、2011年の場合は11です。

YYYまたはyyy

年の最後の3桁を表示します。たとえば、2011年の場合は011です。

YYYYまたはyyyy

4桁の年を表示します。たとえば、2011です。

M

月の数値を表示します(たとえば、2月の場合、2)。

MM

1桁の月の場合は左側にゼロ詰めをして、月の数値を表示します(たとえば、2月の場合、02)。

MMM

ユーザーのロケールで月の略称を表示します(たとえば、Feb)。

MMMM

ユーザーのロケールで月のフルネームを表示します(たとえば、February)。

Dまたはd

月の通算日を表示します(たとえば、1)。

DDまたはdd

通算日が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、月の通算日を表示します(たとえば、01)。

DDDまたはddd

ユーザーのロケールで曜日の略称を表示します(たとえば、ThursdayのThu)。

DDDDまたはdddd

ユーザーのロケールで曜日のフルネームを表示します(たとえば、Thursday)。

DDDDDまたはddddd

ユーザーのロケールで曜日の最初の文字を表示します(たとえば、ThursdayのT)。

r

年の通算日を表示します(たとえば、1)。

rr

通算日が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、年の通算日を表示します(たとえば、01)。

rrr

通算日が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、年の通算日を表示します(たとえば、001)。

w

年の通算週を表示します(たとえば、1)。

ww

通算週が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、年の通算週を表示します(たとえば、01)。

q

年の四半期を表示します(たとえば、4)。

h

時間を12時間制で表示します(たとえば、2)。

H

時間を24時間制で表示します(たとえば、23)。

hh

時間が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、時間を12時間制で表示します(たとえば、01)。

HH

時間が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、時間を24時間制で表示します(たとえば、23)。

m

分を表示します(たとえば、7)。

mm

分が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、分を表示します(たとえば、07)。

s

秒を表示します(たとえば、2)。

文字列に、s.#やs.00などのように、小数点を含めることができます(#はオプションの桁数を示し、0は必須桁数を示します)。

ss

秒が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、秒を表示します(たとえば、02)。

文字列に、ss.#やss.00などのように、小数点を含めることができます(#はオプションの桁数を示し、0は必須桁数を示します)。

S

ミリ秒を表示します(たとえば、2)。

SS

ミリ秒が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、ミリ秒を表示します(たとえば、02)。

SSS

ミリ秒が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、ミリ秒を表示します(たとえば、002)。

t

ユーザーのロケールで午前または午後を表す略語の最初の文字を表示します(たとえば、a)。

tt

ユーザーのロケールで午前または午後を表す略語を表示します(たとえば、pm)。

gg

ユーザーのロケールで年代を表示します。

ストーリの作成

ここでは、インサイトの取得およびそれらのストーリへのグループ化の方法について説明します。

インサイトの取得

ビジュアライゼーションでデータを探索すると、重要な情報を取得してストーリを作成できます。たとえば、同僚に提供するためのストーリに追加するデータのトレンドの前後に通知できます。

  1. 「解説」ペインを表示してストーリを作成します。
    • 「キャンバス」ペインで「検索」オプションを使用して、ストーリに含めるビジュアライゼーションを見つけます。含める各キャンバスを右クリックして「ストーリに追加」をクリックします。

    • キャンバスにノートやWebリンクで注釈を付けるには、「ノートの追加」をクリックします。

    • さらにストーリを調整するには、「プロパティ」ペインのタブを使用します。たとえば、「プレゼンテーション」をクリックしてプレゼンテーション・スタイルを「コンパクト」から「フィルムストリップ」に変更します。

    • ストーリ・キャンバスをビジュアライゼーションと同期するには、「ビジュアル化」ペインを表示してから「キャンバス設定」をクリックし、「ビジュアライゼーションの同期」をクリック(または「キャンバス・プロパティ」をクリックしてこのオプションを選択)します。

  2. ノートの追加を続行して、データ探索に関するストーリを作成します。
    ストーリは、「Narrate」キャンバスで作成されます。

ストーリの作成

各プロジェクトには、複数のページ(キャンバス)で構成される1つのストーリを含めることができます。

  1. プロジェクトで「解説」をクリックします。
  2. 次のようにストーリを作成します。
    • 1つ以上のキャンバスをストーリに追加して、注釈を付けるキャンバスを選択します。

    • ストーリに注釈を付けるには、「ノートの追加」をクリックします。テキストおよびWebリンクを追加できます。

    • ストーリのデフォルトの構成設定を変更するには、「キャンバス」パネルのプロパティ・ペインを使用します。

    • ノートを編集するには、ノートをクリックするかノートにマウス・ポインタをあわせ、メニュー・アイコンをクリックして編集オプションから選択します。

    • ノートを含めたり除外するには、ノートを右クリックして「表示」または「非表示」オプションを使用します。ノートを表示するには、キャンバスのプロパティ・ペインで、「ノート」「すべてのノートの表示」の順にクリックします。

    • ノートのタイトルや説明を表示または非表示にするには、キャンバスのプロパティ・ペインで「一般」をクリックしてから「ページの非表示」および「説明」オプションを使用します。

    • ノートを再配置するには、同じキャンバス内の位置にドラッグ・アンド・ドロップします。

    • ストーリに表示されるデータを制限するには、キャンバスのプロパティ・ペインで「フィルタ」をクリックします。フィルタが表示されていない場合は、「ビジュアル化」ペインに戻って、まず1つ以上のフィルタを追加してから「保存」をクリックします。

    • ストーリのフィルタを更新するには、キャンバスのプロパティ・ペインで「フィルタ」をクリックし、フィルタの非表示、リセットまたは選択的な表示を行うオプションを使用します。

    • ストーリを名前変更するには、ストーリのタイトルをクリックして更新します。

    • 同じキャンバスをストーリに複数回追加するには、キャンバスを右クリックして「ストーリに追加」をクリックします。「解説」ペインの下部でキャンバスを右クリックし、「複製」をクリックすることもできます。

    • ストーリを表示するには、任意のタイミングで「表示」をクリックします。

    • 表示モードを閉じて「解説」ペインに戻るには、「X」をクリックします。

    • ノートを切り替えるには、「ノートの表示」オプションを使用します。

    ノート:

    ノートについて、キャンバス上でコンテンツを変更できます。たとえば、トレンド線の追加、チャート・タイプの変更またはテキスト・ビジュアライゼーションの追加ができます。ノートを変更すると、その対応するウェッジまたはドット(「ストーリ・ナビゲータ」内)が青一色から白抜きに変わります。「更新」を選択して変更をノートに適用すると、ウェッジまたはドットが青一色に戻ります。

合理化されたコンテンツの表示

プレゼンテーション・モードを使用すると、キャンバス・ツールバーやオーサリング・オプションの見やすさを損なうことなく、プロジェクトおよびビジュアライゼーションを表示できます。

  1. 「解説」ツールバーで、「表示」をクリックします。

    プロジェクトがプレゼンテーション・モードで表示されます。

  2. 相互作用モードに戻るには、「X」をクリックします。

サムネイルによるコンテンツの識別

サムネイル表現を見ることで、「ホーム」ページおよびプロジェクト内のコンテンツを視覚的にすばやく識別できます。

「ホーム」ページのプロジェクト・サムネイルには、プロジェクトを開くとどのように見えるかを示す縮小型のビジュアライゼーションが表示されます。プロジェクトを保存すると、プロジェクト・サムネイルが再生成され、リフレッシュされます。プロジェクトが「サブジェクト領域」データ・セットを使用する場合、そのプロジェクトはサムネイルのかわりに一般アイコンで表されます。

式の作成について

「式」ウィンドウを使用して、式フィルタまたは計算で使用する式を作成できます。式フィルタに対して作成する式はブール(つまり、trueまたはfalseに評価される式)である必要があります。

式フィルタと計算の両方に対して式を作成しますが、最終結果は異なります。計算は、ビジュアライゼーションに追加できる新規データ要素です。他方で、式フィルタはフィルタ・バー内にのみ表示され、データ要素としてビジュアライゼーションに追加することはできません。式フィルタは計算から作成できますが、計算を式フィルタから作成することはできません。計算済データ要素の作成および式フィルタの作成を参照してください。

式は様々な方法で作成できます。
  • 「式」ウィンドウにテキストと関数を直接入力します。

  • 「データ要素」ペインからデータ要素を追加(ドラッグ・アンド・ドロップまたはダブルクリック)します。

  • 関数パネルから関数を追加(ドラッグ・アンド・ドロップまたはダブルクリック)します。

式エディタのリファレンスを参照してください。

データ・アクションの使用によるキャンバスおよび外部URLへの接続

「データ・アクション」リンクでは、Data Visualizationのコンテキスト値を外部URLへのパラメータとして、または他のプロジェクトへのフィルタとして渡すことができます。

リンクがプロジェクトにナビゲートすると、データ・コンテキストがキャンバス・スコープ・フィルタの形でフィルタ・バーに表示されます。リンクのデータ・コンテキストには、選択項目に関連付けられた属性またはリンクが開始されたセルが含まれる場合があります。

ビジュアライゼーション・キャンバスに接続するためのデータ・アクションの作成

現在のプロジェクト内のキャンバスまたは他のプロジェクト内のキャンバスへとナビゲートするデータ・アクションを作成できます。

データ・アクションを使用してコンテキスト関連の情報(たとえば注文番号)を転送することもでき、この場合、リンクでは他のビジュアライゼーションまたはプロジェクト内の注文番号に関する詳細が表示されます。

  1. プロジェクトを作成するか、既存プロジェクトを開きます。「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. 「プロジェクト・プロパティ」をクリックして「データ・アクション」タブを選択します

    あるいは、「プロジェクト」メニューから「データ・アクション」を選択します。

  3. 「アクションの追加」をクリックして新しいナビゲーション・リンクの名前を入力します。

    たとえば「Navigate to a Detailed Report」などです。

    ナビゲーション・リンクの名前には、文字と数字を使用できます。

    ノート:

    任意の数のナビゲーション・リンクを追加できます。
  4. 「タイプ」をクリックし、「キャンバス」を選択して、作成するデータ・アクションを選択します。
  5. 「アンカー先」フィールドで、このデータ・アクションに関連付けるデータ・アイテム列を現在のビジュアライゼーションから選択します。メジャー列または非表示の列を選択しないでください。

    「アンカー先」フィールドに値を指定しない場合、データ・アクションは、ビジュアライゼーション内のすべてのデータ要素に適用されます。

  6. 「プロジェクト」フィールドで、アンカーに使用するプロジェクトを選択します。
    • このプロジェクト: アクティブなプロジェクト内のキャンバスにナビゲートする場合に選択します。

      選択する列は、現在のビジュアライゼーション内にある必要があります。

    • カタログから選択: 使用するプロジェクトを参照して選択するために選択します。
  7. 「キャンバス」フィールドで、次のもののために使用するキャンバスを選択します。
    • このプロジェクト。
    • 「プロジェクト」フィールドで選択した別のプロジェクト。
  8. 「値を渡す」フィールドをクリックし、データ・アクションに渡す値を選択します。
    たとえば、「アンカー先」フィールドで注文番号を指定してから、「値を渡す」フィールドで「アンカー・データ」を選択して注文番号値を渡します。
    • すべて - クリックしたセルの交差を動的に判断し(たとえば製品と年)、それらの値をターゲットに渡します。
    • アンカー・データ - 「データ・アクション」が、実行時に、「アンカー先」フィールドで指定された必須列がビュー・コンテキストで使用可能な場合にのみ、表示されるようにします。
    • なし - ページ(URLまたはキャンバス)を開きますが、いずれのデータも渡しません。たとえば、コンテキストを渡さずにoracle.comにナビゲートする場合です。
    • カスタム - カスタム・セットの列を渡すように指定できます。
  9. 「OK」をクリックして保存します。

ビジュアライゼーション・キャンバスから外部URLに接続するためのデータ・アクションの作成

サプライヤIDなどの属性をクリックすると特定の外部Webサイトが表示されるように、データ・アクションを使用してキャンバスから外部URLにナビゲートできます。これは、製品が新規サプライヤに変更された場合などに役立ちます。

  1. プロジェクトを作成するか、既存プロジェクトを開きます。「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. 「プロジェクト・プロパティ」をクリックして「データ・アクション」タブを選択します

    あるいは、「プロジェクト」メニューで「データ・アクション」を選択します。

  3. 「アクションの追加」をクリックして新しいナビゲーション・リンクの名前を入力します。

    たとえば「Navigate to a Detailed Report」などです。

    ナビゲーション・リンクの名前には、文字と数字を使用できます。

    ノート:

    任意の数のナビゲーション・リンクを追加できます。
  4. 「タイプ」をクリックし、「URL」を選択します。
  5. 「アンカー先」をクリックし、URLを適用するデータ列を選択します。メジャー列または非表示の列を選択しないでください。

    「アンカー先」フィールドに値を指定しない場合、データ・アクションは、ビジュアライゼーション内のすべてのデータ要素に適用されます。

  6. http:で開始するURLアドレスを入力し、オプションで表記法およびパラメータを含めます。

    たとえば、http://www.address.com?<key>{<value>}とした場合はwww.oracle.com?lob={p3 LOB}&org={D3 Organization}&p1=3.14のように表示されます。「Data Visualization」では、入力していくと、(P3 LOB, P3k LOB Keyのように)選択可能な対応する列名のリストが表示されます。ここで選択する列名は、URLを渡すときに値と置き換えられます。そのため、年、個人、部門を選択できます。

    特定のデータ要素に複数の値がある場合、たとえば、p3 LOBの場合は、LOBがURLに複数回表示されます。www.oracle.com?lob=value1&lob=value2&org=orgvalue&p1=3.14

  7. 「OK」をクリックして保存します。
  8. 「キャンバス」で、セルをクリックするか、[Ctrl]を押しながら複数のセルをクリックして選択します。
  9. 右クリックして「<URL名>にナビゲート」を選択し、結果を表示します。
    セルの選択により、渡すパラメータが決定されます。

ビジュアライゼーション・キャンバスへのデータ・アクションの適用

「データ・アクション」で作成したリンクを使用して、キャンバス間およびURLにナビゲートできます。

  1. プロジェクトを作成するか、既存プロジェクトを開きます。「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. 「データ・アクション」リンクを別のキャンバス、またはURLに適用する予定のキャンバス上で、
    1. データ要素を右クリックするか、複数の要素を選択します([Ctrl]を押しながらクリック)。
    2. メニューから「データ・アクション」を選択します。
    3. 「プロジェクト・プロパティ」ダイアログにすべて入力します。
    現在のビュー・コンテキストに適用できる「データ・アクション」の名前がコンテキスト・メニューに表示されます。
    データ・アクションがコンテキスト・メニューに表示されるためには、「アンカー先」フィールドに定義されているすべての値がビュー・コンテキストで使用可能である必要があります。
    値として渡されるデータ要素とターゲット・キャンバス上のデータ要素との照合について、次のルールに注意してください。
    • データ要素がターゲット・プロジェクトのキャンバス内と一致し、そのデータ要素に対する既存のキャンバス・フィルタがターゲット・キャンバスにない場合は、新しいキャンバス・フィルタが追加されます。既存のキャンバス・フィルタがある場合は、ソース・プロジェクトのキャンバスの値で置換されます。

    • 予期されていたデータ・セットは使用できないが別のデータ・セットを使用できる場合は、別のデータ・セット内の列名とデータ型を使用して照合され、それにフィルタが追加されます。

    • 名前とデータ型による列の一致が複数ある場合は、ターゲット・プロジェクトまたはキャンバスのそれらすべての列にフィルタが追加されます。

    「データ・アクション」は、ターゲット・セルまたはマップされたURLにナビゲートし、「データ・アクション」ダイアログに指定された値に基づいて、表示されたデータをフィルタします。

    ノート:

    「値を渡す」コンテキストは、データ・アクションが呼び出されるビジュアライゼーションで使用されるデータ要素から構成されます。「値を渡す」コンテキストには、プロジェクト、キャンバスまたはビジュアライゼーション・レベルのフィルタ内のデータ要素は含まれません。

データ、プロジェクトおよびビジュアライゼーションの検索

このトピックでは、オブジェクト、プロジェクトおよび列の検索方法について説明します。このトピックでは、BI質問を使用して、自動的なビジュアライゼーションを作成する方法も説明します。

検索およびBI質問用のデータの索引付け

検索またはBI質問を使用するときは、索引付けされている情報の内容によって検索結果が決まります。

保存されたオブジェクト、プロジェクト・コンテンツおよびデータ・セット列情報を索引付けするプロセスは2分ごとに実行されます。索引付けプロセスでは索引ファイルも更新され、システムから削除したオブジェクト、プロジェクトまたはデータ・セットが反映されて検索結果に表示されなくなります。

すべてのデータ・セットに対して、列メタデータが索引付けされます。たとえば、列名、列で使用されるデータ型、集計タイプなどです。列データの索引付けは、個別行1,000行以下のExcelスプレッドシート、CSVおよびTXTデータ・セット列に対して行われます。データベースの列データは索引付けされないため、そのデータは検索結果に表示されないことに注意してください。

BI質問でのデータのビジュアル化

BI質問を使用して、検索フィールドに列名を入力して列名を選択すると、それらの列を含むビジュアライゼーションが即座に表示されます。この機能を使用して、最初にプロジェクトを作成せずに、即席のビジュアライゼーションを実行できます。

BI質問は、Oracle BIリポジトリ(RPDファイル)の検索にのみサポートされています。
  1. ホーム・ページで、関心がある対象フィールドをクリックします。
  2. 基準を入力します。情報を入力すると、検索結果がドロップダウン・リストに返されます。このドロップダウン・リストから項目を選択すると、ビジュアル化されたデータが表示されます。
    • 選択する内容によってビジュアライゼーションのデータ・セットが決定され、入力する他のすべての基準が、そのデータ・セットの列または値に限定されます。

      選択元のデータ・セットの名前が「何に関心がありますか?」フィールドの右側に表示されます。BI質問の検索およびビジュアライゼーションの次の例に注目してください。

      GUID-1A462EC3-0B8E-44FB-925D-C6E9D20ABAF2-default.gifの説明が続きます
      図GUID-1A462EC3-0B8E-44FB-925D-C6E9D20ABAF2-default.gifの説明

    • プロジェクトおよびビジュアライゼーションの検索や、BI質問の使用ができます。最初の検索基準を入力すると、ドロップダウン・リストの「次を使用してデータをビジュアル化します」セクションにBI質問の結果が表示されます。最初の検索条件によって、プロジェクトおよびビジュアライゼーションを検索する検索文字列も作成されます。その検索文字列はドロップダウン・リストの「検索結果に次が含まれます」セクションに表示されて、拡大鏡アイコンのフラグが付きます。検索のヒントを参照してください。

      GUID-EFC73807-BAA8-4356-83AA-187AA978C337-default.gifの説明が続きます
      図GUID-EFC73807-BAA8-4356-83AA-187AA978C337-default.gifの説明

    • 個別行1,000行以下のExcel、CSVおよびTXTデータ・セット列は、索引付けされ、検索結果として使用できます。データベース・データ・セットのデータ値は索引付けされず、検索結果として使用できません。

  3. 検索フィールドに追加基準を入力して、含める項目を選択すると、ビジュアライゼーションが作成されます。オプションで、次のステップを実行することもできます。
    • 結果を表示するビジュアライゼーションの名前を入力します。たとえば、散布図にデータを表示するには散布と入力し、円グラフにデータを表示するには円と入力します。

    • 「ビジュアライゼーション・タイプの変更」をクリックして、異なるビジュアライゼーションをデータに適用します。

    • 「Data Visualizationで開く」をクリックし、ビジュアライゼーションをさらに変更して保存します。

  4. 検索基準をクリアするには、検索タグの横にある「X」アイコンをクリックします。

保存済プロジェクトおよびビジュアライゼーションの検索

ホーム・ページで、保存されたオブジェクトをすばやく容易に検索できます。

最近作業したオブジェクトのフォルダおよびサムネイルがホーム・ページに表示されます。他のコンテンツを検索するには、検索フィールドを使用します。
検索フィールドでは、BI質問を使用して自動的なビジュアライゼーションを作成することもできます。BI質問でのデータのビジュアル化を参照してください。
  1. ホーム・ページで、関心がある対象フィールドをクリックします。
  2. キーワード、あるいはフォルダまたはプロジェクトなどのオブジェクトのフル・ネームを入力して検索基準を入力します。基準を入力すると、検索文字列がドロップダウン・リストに作成されます。検索のヒントを参照してください。

    保存されたオブジェクトと一致する結果がドロップダウン・リストに表示されますが、BI質問の検索結果が含まれる場合もあります。オブジェクトの一致(フォルダまたはプロジェクトなど)を表示するには、(「検索結果に次が含まれます」セクションのドロップダウン・リストの上部にある)拡大鏡アイコンがある行をクリックします。BI質問の一致は、ドロップダウン・リストの「次を使用してデータをビジュアル化します」セクションに表示され、異なるアイコンでフラグが付いています。

    GUID-EFC73807-BAA8-4356-83AA-187AA978C337-default.gifの説明が続きます
    図GUID-EFC73807-BAA8-4356-83AA-187AA978C337-default.gifの説明

  3. ドロップダウン・リストの「検索結果に次が含まれます」セクションで、使用する検索条件をクリックします。
    検索に一致するオブジェクトがホーム・ページに表示されます。
  4. 検索基準をクリアするには、検索タグの横にある「X」アイコンをクリックします。

検索のヒント

検索機能の動作および有効な検索基準を入力する方法を理解する必要があります。

ワイルドカード検索

検索時には、ワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使用できます。たとえば、forecastという語が含まれるすべての項目を検索するには、*forecastと指定できますただし、それ以上検索を制限するために2つのワイルドカードを使用すると、結果が返されません(*forecast*など)。

有効なキーワード

検索時には、有効なキーワードを使用します。bytheおよびinなどのキーワードで検索した場合、結果が返されません。たとえば、"Forecasted Monthly Sales by Product Category"および"Forecasted Monthly Sales by Product Name"と呼ばれる2つのプロジェクトを検索するために検索フィールドにbyを入力した場合、結果は返されません。

カンマを含む項目

検索基準にカンマを使用すると、結果が返されません。たとえば、四半期売上665,399ドルを検索する必要があり、検索フィールドに665,399と入力した場合、結果は返されません。ただし、655399と入力すると結果が返されます。

日付検索

日付属性を検索する場合は、年-月-日の書式を使用して検索します。月/日/年の書式(8/6/2016など)を使用して検索しても、直接一致とはなりません。かわりに、検索結果には8が含まれるエントリおよび2016が含まれるエントリが含まれます。

英語以外のロケールでの検索

検索フィールドに基準を入力したとき、候補のドロップダウン・リストの表示内容がロケール設定によって異なる可能性があります。たとえば、英語ロケールを使用してsalesと入力した場合、候補のドロップダウン・リストにはsaleおよびsalesという項目が含められます。しかし、英語以外のロケール(韓国語など)を使用してsalesと入力した場合、候補のドロップダウン・リストにはsalesという項目のみが含められ、saleなどの項目は候補のドロップダウン・リストに含められません。

英語以外のロケールでは、必要に応じてフルワードではなく語幹を使用して検索することをお薦めします。たとえば、salesではなくsaleを検索すると、saleおよびsalesが含まれる項目が返されます。または、customで検索すると、customcustomerおよびcustomersが含まれる結果リストが表示されます。