このトピックでは、データのビジュアル化に使用できるその他の関数について説明します。
ここでは、アーティファクトの準備、接続および検索に使用できる関数を使用するための一般的なタスクを示します。
タスク | 説明 | 詳細情報 |
---|---|---|
テキスト列の変更によるビジュアライゼーションの拡張 | テキスト列をデータ、時間またはタイムスタンプ列に変換し、列の表示書式を調整します。 | テキスト列の変更 |
ストーリの作成 | 後で再度アクセスしたり、プレゼンテーションに含めたり、あるいはチーム・メンバーと共有したりできるように、ビジュアライゼーションについて発見したノート(インサイト)をストーリに取得します。 | ストーリの作成 |
式の作成 | フィルタまたは計算で使用する式を作成します。 | 式の作成について |
データ・アクションの作成および適用 | キャンバスからURLまたはプロジェクト・フィルタにコンテキスト値を渡すためのデータアクション・リンクを作成します。 | データ・アクションの使用によるキャンバスおよび外部URLへの接続 |
アーティファクトの検索 | プロジェクト、ビジュアライゼーションおよび列を検索します。BI質問を使用してビジュアライゼーションを迅速に作成します。 | データ、プロジェクトおよびビジュアライゼーションの検索 |
このトピックでは、カレンダ列の操作によって、日時情報を表示するようビジュアライゼーションを拡張する方法について説明します。
内容は次のとおりです。
書式および粒度レベルを指定することで、日付または時間列の表示書式を調整できます。
これらの文字列を使用して、カスタムの時間または日付書式を作成できます。
表に、一般的なカスタム書式設定文字列と、それによって表示される結果を示します。これらによって、日付と時間のフィールドをユーザーのロケールで表示できます。
一般的な書式文字列 | 結果 |
---|---|
[FMT:dateShort] |
ロケールの短い日付書式で日付を書式設定します。[FMT:date]とも入力できます。 |
[FMT:dateLong] |
ロケールの長い日付書式で日付を書式設定します。 |
[FMT:dateInput] |
システムで入力に対して許容される書式で日付を書式設定します。 |
[FMT:time] |
ロケールの時間書式で時間を書式設定します。 |
[FMT:timeHourMin] |
ロケールの時間書式で時間を書式設定しますが、秒を省略します。 |
[FMT:timeInput] |
システムで入力に対して許容される書式で時間を書式設定します。 |
[FMT:timeInputHourMin] |
システムで入力に対して許容される書式で時間を書式設定しますが、秒を省略します。 |
[FMT:timeStampShort] |
[FMT:dateShort] [FMT:time]と入力するのと同じです。ロケールの短い日付書式で日付を書式設定し、ロケールの時間書式で時間を書式設定します。[FMT:timeStamp]とも入力できます。 |
[FMT:timeStampLong] |
[FMT:dateLong] [FMT:time]と入力するのと同じです。ロケールの長い日付書式で日付を書式設定し、ロケールの時間書式で時間を書式設定します。 |
[FMT:timeStampInput] |
[FMT:dateInput] [FMT:timeInput]と同じです。システムで入力に対して許容される書式で日付と時間を書式設定します。 |
[FMT:timeHour] |
ロケールの書式で時間フィールドのみを書式設定します(8 PMなど)。 |
YYまたはyy |
年の最後の2桁を表示します。たとえば、2011年の場合は11です。 |
YYYまたはyyy |
年の最後の3桁を表示します。たとえば、2011年の場合は011です。 |
YYYYまたはyyyy |
4桁の年を表示します。たとえば、2011です。 |
M |
月の数値を表示します(たとえば、2月の場合、2)。 |
MM |
1桁の月の場合は左側にゼロ詰めをして、月の数値を表示します(たとえば、2月の場合、02)。 |
MMM |
ユーザーのロケールで月の略称を表示します(たとえば、Feb)。 |
MMMM |
ユーザーのロケールで月のフルネームを表示します(たとえば、February)。 |
Dまたはd |
月の通算日を表示します(たとえば、1)。 |
DDまたはdd |
通算日が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、月の通算日を表示します(たとえば、01)。 |
DDDまたはddd |
ユーザーのロケールで曜日の略称を表示します(たとえば、ThursdayのThu)。 |
DDDDまたはdddd |
ユーザーのロケールで曜日のフルネームを表示します(たとえば、Thursday)。 |
DDDDDまたはddddd |
ユーザーのロケールで曜日の最初の文字を表示します(たとえば、ThursdayのT)。 |
r |
年の通算日を表示します(たとえば、1)。 |
rr |
通算日が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、年の通算日を表示します(たとえば、01)。 |
rrr |
通算日が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、年の通算日を表示します(たとえば、001)。 |
w |
年の通算週を表示します(たとえば、1)。 |
ww |
通算週が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、年の通算週を表示します(たとえば、01)。 |
q |
年の四半期を表示します(たとえば、4)。 |
h |
時間を12時間制で表示します(たとえば、2)。 |
H |
時間を24時間制で表示します(たとえば、23)。 |
hh |
時間が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、時間を12時間制で表示します(たとえば、01)。 |
HH |
時間が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、時間を24時間制で表示します(たとえば、23)。 |
m |
分を表示します(たとえば、7)。 |
mm |
分が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、分を表示します(たとえば、07)。 |
s |
秒を表示します(たとえば、2)。 文字列に、s.#やs.00などのように、小数点を含めることができます(#はオプションの桁数を示し、0は必須桁数を示します)。 |
ss |
秒が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、秒を表示します(たとえば、02)。 文字列に、ss.#やss.00などのように、小数点を含めることができます(#はオプションの桁数を示し、0は必須桁数を示します)。 |
S |
ミリ秒を表示します(たとえば、2)。 |
SS |
ミリ秒が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、ミリ秒を表示します(たとえば、02)。 |
SSS |
ミリ秒が1桁の場合は左側にゼロ詰めをして、ミリ秒を表示します(たとえば、002)。 |
t |
ユーザーのロケールで午前または午後を表す略語の最初の文字を表示します(たとえば、a)。 |
tt |
ユーザーのロケールで午前または午後を表す略語を表示します(たとえば、pm)。 |
gg |
ユーザーのロケールで年代を表示します。 |
サムネイル表現を見ることで、「ホーム」ページおよびプロジェクト内のコンテンツを視覚的にすばやく識別できます。
「ホーム」ページのプロジェクト・サムネイルには、プロジェクトを開くとどのように見えるかを示す縮小型のビジュアライゼーションが表示されます。プロジェクトを保存すると、プロジェクト・サムネイルが再生成され、リフレッシュされます。プロジェクトが「サブジェクト領域」データ・セットを使用する場合、そのプロジェクトはサムネイルのかわりに一般アイコンで表されます。
「式」ウィンドウを使用して、式フィルタまたは計算で使用する式を作成できます。式フィルタに対して作成する式はブール(つまり、trueまたはfalseに評価される式)である必要があります。
式フィルタと計算の両方に対して式を作成しますが、最終結果は異なります。計算は、ビジュアライゼーションに追加できる新規データ要素です。他方で、式フィルタはフィルタ・バー内にのみ表示され、データ要素としてビジュアライゼーションに追加することはできません。式フィルタは計算から作成できますが、計算を式フィルタから作成することはできません。計算済データ要素の作成および式フィルタの作成を参照してください。
「式」ウィンドウにテキストと関数を直接入力します。
「データ要素」ペインからデータ要素を追加(ドラッグ・アンド・ドロップまたはダブルクリック)します。
関数パネルから関数を追加(ドラッグ・アンド・ドロップまたはダブルクリック)します。
式エディタのリファレンスを参照してください。
「データ・アクション」リンクでは、Data Visualizationのコンテキスト値を外部URLへのパラメータとして、または他のプロジェクトへのフィルタとして渡すことができます。
リンクがプロジェクトにナビゲートすると、データ・コンテキストがキャンバス・スコープ・フィルタの形でフィルタ・バーに表示されます。リンクのデータ・コンテキストには、選択項目に関連付けられた属性またはリンクが開始されたセルが含まれる場合があります。
現在のプロジェクト内のキャンバスまたは他のプロジェクト内のキャンバスへとナビゲートするデータ・アクションを作成できます。
データ・アクションを使用してコンテキスト関連の情報(たとえば注文番号)を転送することもでき、この場合、リンクでは他のビジュアライゼーションまたはプロジェクト内の注文番号に関する詳細が表示されます。
このトピックでは、オブジェクト、プロジェクトおよび列の検索方法について説明します。このトピックでは、BI質問を使用して、自動的なビジュアライゼーションを作成する方法も説明します。
検索またはBI質問を使用するときは、索引付けされている情報の内容によって検索結果が決まります。
保存されたオブジェクト、プロジェクト・コンテンツおよびデータ・セット列情報を索引付けするプロセスは2分ごとに実行されます。索引付けプロセスでは索引ファイルも更新され、システムから削除したオブジェクト、プロジェクトまたはデータ・セットが反映されて検索結果に表示されなくなります。
すべてのデータ・セットに対して、列メタデータが索引付けされます。たとえば、列名、列で使用されるデータ型、集計タイプなどです。列データの索引付けは、個別行1,000行以下のExcelスプレッドシート、CSVおよびTXTデータ・セット列に対して行われます。データベースの列データは索引付けされないため、そのデータは検索結果に表示されないことに注意してください。
BI質問を使用して、検索フィールドに列名を入力して列名を選択すると、それらの列を含むビジュアライゼーションが即座に表示されます。この機能を使用して、最初にプロジェクトを作成せずに、即席のビジュアライゼーションを実行できます。
ホーム・ページで、保存されたオブジェクトをすばやく容易に検索できます。
検索機能の動作および有効な検索基準を入力する方法を理解する必要があります。
ワイルドカード検索
検索時には、ワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使用できます。たとえば、forecastという語が含まれるすべての項目を検索するには、*forecastと指定できますただし、それ以上検索を制限するために2つのワイルドカードを使用すると、結果が返されません(*forecast*など)。
有効なキーワード
検索時には、有効なキーワードを使用します。by、theおよびinなどのキーワードで検索した場合、結果が返されません。たとえば、"Forecasted Monthly Sales by Product Category"および"Forecasted Monthly Sales by Product Name"と呼ばれる2つのプロジェクトを検索するために検索フィールドにbyを入力した場合、結果は返されません。
カンマを含む項目
検索基準にカンマを使用すると、結果が返されません。たとえば、四半期売上665,399ドルを検索する必要があり、検索フィールドに665,399と入力した場合、結果は返されません。ただし、655399と入力すると結果が返されます。
日付検索
日付属性を検索する場合は、年-月-日の書式を使用して検索します。月/日/年の書式(8/6/2016など)を使用して検索しても、直接一致とはなりません。かわりに、検索結果には8が含まれるエントリおよび2016が含まれるエントリが含まれます。
英語以外のロケールでの検索
検索フィールドに基準を入力したとき、候補のドロップダウン・リストの表示内容がロケール設定によって異なる可能性があります。たとえば、英語ロケールを使用してsalesと入力した場合、候補のドロップダウン・リストにはsaleおよびsalesという項目が含められます。しかし、英語以外のロケール(韓国語など)を使用してsalesと入力した場合、候補のドロップダウン・リストにはsalesという項目のみが含められ、saleなどの項目は候補のドロップダウン・リストに含められません。
英語以外のロケールでは、必要に応じてフルワードではなく語幹を使用して検索することをお薦めします。たとえば、salesではなくsaleを検索すると、saleおよびsalesが含まれる項目が返されます。または、customで検索すると、custom、customerおよびcustomersが含まれる結果リストが表示されます。