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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Visualizationユーザーズ・ガイド
12c (12.2.1.4.0)
E96107-02
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2 ビジュアライゼーション・キャンバス内のデータの探索と分析

このトピックでは、ビジュアライゼーション・キャンバス内のデータを探索して分析できる様々な方法について説明します。

データのビジュアル化の一般的なワークフロー

データを探索する一般的なタスクは、次のとおりです。

タスク 説明 詳細情報

プロジェクトの作成とデータ・セットの追加

新規データ・ビジュアライゼーション・プロジェクトを作成し、そのプロジェクトに対して1つ以上のデータ・セットを選択します。

ビジュアライゼーション・プロジェクトの作成とデータの追加

データ要素の追加

選択したデータ・セットから「準備」キャンバスのビジュアライゼーションにデータ要素(データ列や計算など)を追加します。

データ・セットからビジュアライゼーション・キャンバスへのデータの追加

キャンバス・レイアウトの調整

可視化を追加、削除および再配置します。

ビジュアライゼーション・キャンバス・レイアウトの調整

コンテンツのフィルタ

ビジュアライゼーションに含める結果の数およびアイテムを指定します。

データのビジュアル化のためのフィルタの作成と適用

可視化相互作用プロパティを設定します ビジュアライゼーションが相互に及ぼす影響を定義します。

ビジュアライゼーションとフィルタの相互作用方法

ストーリの作成 後で再度アクセスしたり、プレゼンテーションに含めたり、あるいはチーム・メンバーと共有できるように、ストーリ内のビジュアライゼーションについてのノート(インサイト)を取得します。

ストーリの作成

ビジュアライゼーション・プロジェクトの作成とデータの追加

プロジェクトには、生産性が高くかつ有意義な方法でコンテンツを探索するのに役立つビジュアライゼーションが含まれます。プロジェクトを作成する際は、探索するデータが含まれるデータ・セットを1つ以上選択する必要があります。データ・セットには、サブジェクト領域、Oracle Applications、データベース、またはスプレッドシートなどのアップロードされたデータ・ファイルからのデータが含まれています。

  1. データ・セットを追加するデータ・ビジュアライゼーション・プロジェクトを作成するかまたは開きます。
    • 新規プロジェクトを作成するには、「ホーム」ページに移動し、「作成」「プロジェクト」の順にクリックして「データ・セットの追加」ダイアログを表示します。
    • または、「プロジェクト」ページに移動して、既存のプロジェクトを見つけます。「ホーム」ページの検索を使用するか、「ホーム」ページに表示されるプロジェクト・サムネイルを参照することで、既存のプロジェクトを見つけることもできます。プロジェクトの「アクション」メニュー、「開く」の順にクリックします。
  2. 新規プロジェクトを作成している場合は、「データ・セットの追加」ダイアログで、分析するデータ・セットを選択してから「プロジェクトに追加」をクリックします。
  3. 同じプロジェクトの他のデータ・セットのデータをビジュアル化するには、「データ要素」ペインで、「追加」をクリックしてから「データ・セットの追加」を選択します。
    プロジェクトにデータ・セットが複数ある場合、デフォルトのデータ・ブレンド・オプションを変更するには、プロパティ・ペインで「データ・セット」をクリックします。データ・ブレンドの変更を参照してください。
  4. ビジュアル化するデータ要素を「データ要素」ペインから「ビジュアル化」キャンバスにドラッグし、プロジェクトの作成を開始します。データ・セットからビジュアライゼーション・キャンバスへのデータの追加を参照してください。

データ・セットからビジュアライゼーション・キャンバスへのデータの追加

列や計算といったデータ要素をビジュアライゼーションに追加するには様々な方法があります。

空白のキャンバスへのデータの追加

「データ要素」ペインから空白のキャンバスにデータ要素を直接追加できます。

空白のキャンバスにデータ要素を追加するには、プロジェクトを作成するかまたは既存のプロジェクトを開き、そのプロジェクトに1つ以上のデータ・セットを追加する必要があります。ビジュアライゼーション・プロジェクトの作成とデータの追加を参照してください。

  1. 「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。

  2. 空白のキャンバスに、またはキャンバスのビジュアライゼーション間で、1つ以上のデータ要素をドラッグします。

    ビジュアライゼーションが自動的に作成され、最善のビジュアライゼーション・タイプおよびレイアウトが選択されます。

    たとえば、時間属性、製品属性および売上メジャーを空白のキャンバスに追加すると、最善の場所にデータ要素が配置され、「折れ線」のビジュアライゼーション・タイプが選択されます。

    キャンバスに可視化がすでにある場合は、可視化の間でデータ要素をドラッグ・アンド・ドロップできます。

「ビジュアライゼーション文法ペイン」へのデータの追加について

プロジェクトのデータ・セットを選択した後、メジャーや属性などのデータ要素をビジュアライゼーションに追加し始めることができます。互換性のあるデータ要素をデータ・セットから選択し、「ビジュアル化」キャンバス内の「ビジュアライゼーション文法ペイン」にドロップできます。選択内容に基づいて、キャンバスにビジュアライゼーションが作成されます。「ビジュアライゼーション文法ペイン」には、「列」、「行」、「値」」、「カテゴリ」などのセクションがあります。

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図GUID-423B1D42-AB5E-4DB0-B9F3-23ADEE5B7CCB-default.gifの説明

「ビジュアライゼーション文法ペイン」にデータ要素を追加する前に、プロジェクトを作成するか既存のプロジェクトを開き、1つ以上のデータ・セットをプロジェクトに追加する必要があります。ビジュアライゼーション・プロジェクトの作成とデータの追加を参照してください。特定の「ビジュアライゼーション文法ペイン」セクションには、属性およびタイプに基づくデータ要素のみをドロップできます。

「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。次のいずれかの方法を使用して「ビジュアライゼーション文法ペイン」にデータ要素を追加します。

  • 1つ以上のデータ要素を「データ要素」ペインから「ビジュアル化」キャンバス内の「ビジュアライゼーション文法ペイン」にドラッグ・アンド・ドロップします。

    データ要素は自動的に配置され、必要に応じてビジュアライゼーションが変更されてそのレイアウトが最適になります。

  • 「データ要素」ペインでデータ要素をダブルクリックして、「ビジュアル化」キャンバスに追加します。
  • データ要素を「データ要素」ペインから既存のデータ要素にドラッグ・アンド・ドロップして、データ要素を置き換えます。
  • すでに「ビジュアル化」キャンバス内にあるデータ要素をドラッグして別のデータ要素にドロップすることで、データ要素を入れ替えます。
  • 「ビジュアライゼーション文法ペイン」セクションに複数のデータ要素がある場合は、「ビジュアライゼーション文法ペイン」セクション内のデータ要素(列、行、値など)を並べ替えてビジュアライゼーションを最適化します。
  • 「ビジュアライゼーション文法ペイン」のデータ要素を選択してデータ要素を削除し、「X」をクリックします。

ビジュアライゼーションの「割当て」ペインへのデータの追加について

ビジュアライゼーションの「割当て」ペインを使用すると、コンテンツの探索に最適な場所にデータ要素を配置しやすくなります。

ビジュアライゼーションの「割当て」ペインにデータ要素を追加する前に、プロジェクトを作成するか既存のプロジェクトを開き、1つ以上のデータ・セットをプロジェクトに追加する必要があります。ビジュアライゼーション・プロジェクトの作成とデータの追加を参照してください。

「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。次のいずれかの方法を使用して、ビジュアライゼーションの「割当て」ペインにデータ要素を追加します。

  • データ要素を(特定のドロップ・ターゲットではなく)ビジュアライゼーションにドラッグ・アンド・ドロップすると、ビジュアライゼーション内の推奨割当て(行や列など)のまわりに青い枠線が表示されます。または、データ要素の横に緑色のプラス記号が表示されるので、有効なビジュアライゼーションの割当てを識別できます。ビジュアライゼーションの「割当て」ペイン内のセクションは、「ビジュアライゼーション文法ペイン」と同じです。

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    図GUID-85F9FA40-4662-4C94-AB30-FEF44765839B-print.epsの説明

    データ要素をビジュアライゼーションの「割当て」ペインにドロップするか、カーソルをビジュアライゼーション以外に移動すると、「割当て」ペインは表示されなくなります。

  • 「割当て」ペインを再び表示するには、ビジュアライゼーション・ツールバーの「割当ての表示」をクリックします。

    この操作を使用して、作業中にビジュアライゼーションの「割当て」ペインを固定しておくこともできます。

ビジュアライゼーション・キャンバスへの詳細分析の追加

詳細分析は、ビジュアライゼーションに表示されるデータを拡張するために適用する統計関数です。詳細分析関数の例としてはクラスタ、外れ値、トレンド線があります。

ユーザー・インタフェースで使用可能な「分析」メニュー・オプションと同様に、分析関数を使用して統計スクリプトを参照する独自の計算済列を作成することもできます。分析関数のEvaluate_Scriptを参照してください。

プロジェクトのビジュアライゼーションを拡張するために、詳細分析関数を簡単に適用できます。たとえば、詳細分析を使用して外れ値をハイライトしたりトレンド線をオーバーレイできます。

前提条件

Data Visualizationで分析関数を使用する前に、1つ以上の分析関数を適用できる、プロジェクトまたはビジュアライゼーションを作成しておく必要があります。

分析関数の使用

  1. 使用可能な分析関数を表示するには、「データ・パネル」「分析」アイコンをクリックします。

  2. ビジュアライゼーション・オブジェクト(チャートなど)の分析を編集するには、「ビジュアル化」キャンバスでビジュアライゼーションを強調表示し、プロパティ・ペインで「分析」タブをクリックします。

  3. 次の操作により、チャートに関数を適用します。

    • ドラッグ・アンド・ドロップ: 「分析」タブ・メニューから分析関数をクリックし、「ビジュアル化」キャンバスにドラッグします。

    • 右クリック: ビジュアライゼーション内の任意の場所を右クリックして、メニューから分析関数を選択します。

データ・セット内の計算済データ要素の作成

新規データ要素(通常は、メジャー)を作成して、ビジュアライゼーションに追加できます。たとえば、「Revenue」および「Discount Amount」メジャーを使用する「Profit」と呼ばれる新しいメジャーを作成できます。

  1. 「データ要素」ペインの下部にナビゲートし、「マイ計算」を右クリックし、「計算の追加」をクリックして「新規計算」ダイアログを開きます。

    複数データ・セットがあるプロジェクトの場合は次のようになります。

    • 結合されていないデータ・セットは線で区切られています。データ要素の「メニュー」で、「データ・ダイアグラム」をクリックして結合済および結合されていないデータ・セットを表示します。

    • 結合済および結合されていないデータ・セットの各セットに対して「マイ計算」が用意されています。計算済データ要素を作成するデータ・セットの「マイ計算」を右クリックします。

  2. 式ビルダー・ペインで、式を作成および編集します。式の作成についておよび式エディタのリファレンスを参照してください。

    ノート:

    列がデータ・セットに結合されている場合を除き、列を式ビルダー・ペインにドラッグ・アンド・ドロップすることはできません。試行するとエラー・メッセージが表示されます。
  3. 「検証」をクリックします。
  4. 名前を指定し、「保存」をクリックします。

    次の点に注意してください。

    • 計算済データ要素: プロジェクトにではなくデータ・セットに保存されます。計算が適切なデータ・セットまたは結合済データ・セットに作成されていることを確認してください。

    • (結合済および結合されていない)複数のデータ・セットがあるプロジェクト: 結合済および結合されていないデータ・セットのセットごとに「マイ計算」フォルダを使用できます。計算を作成した(結合済および結合されていない)データ・セットの「マイ計算」フォルダに、新しい計算済要素が追加されます。

    • 単一のデータ・セットがあるプロジェクト: 単一の「マイ計算」フォルダを使用でき、新しい計算済要素がそのフォルダに追加されます。

編集を元に戻すおよびやり直し

最後のアクションをすばやく元に戻した後、やり直すことができます。たとえば、選択したビジュアライゼーション・タイプが適切ではない場合に別のタイプを試したり、データにドリルする前の時点に戻ることができます。これらのオプションは、別のビジュアライゼーションを試みる場合に特に便利です。プロジェクトを最後に保存した後に行われたすべての編集を元に戻すこともできます。

  • 編集を元に戻すかやり直すには、プロジェクト・ツールバーまたはデータ・セット・ツールバーに移動し、「最後の編集を元に戻す」または「最後の編集をやり直し」ボタンをクリックします。

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    図GUID-045EA7D3-8FE6-4DD0-9910-AE08C73E859A-default.gifの説明

    これらのオプションは、変更後、まだプロジェクトが保存されていない場合のみ使用できます。

    ノート:

    編集を元に戻し、その後やり直すことができない場合があります。たとえば、「データ・セットの作成」ページでOracle Applicationからデータ・セットを作成するために作業している場合は、データ・セットとして使用する分析を選択し、「最後の編集を元に戻す」をクリックして分析を削除します。ただし、その後「最後の編集をやり直し」をクリックしても、分析からデータ・セットは返されません。
  • プロジェクトを最後に保存した後に行ったすべての編集を元に戻すには、プロジェクト・ツールバーの「キャンバス設定」をクリックし、「元に戻す」を選択します。

ビジュアライゼーション・コンテンツのリフレッシュ

プロジェクトでより新しいデータが利用できるかどうかを確認するには、データとメタデータをリフレッシュします。

  • プロジェクト・ツールバーの「キャンバス設定」をクリックして、「データのリフレッシュ」を選択します。このアクションでは、データ・キャッシュがクリアされ、問合せが再実行されて、データ・セットから最新データが取得されます。その後、このデータはキャンバス上に表示されます。

  • プロジェクト・ツールバーの「キャンバス設定」をクリックして、「メタデータとレポートのリフレッシュ」を選択します。

    このアクションによりデータがリフレッシュされ、作業開始後に変更されたいずれかのプロジェクト・メタデータがリフレッシュされます。たとえば、プロジェクトで使用されているサブジェクト・エリアに、列を追加するとします。このメニューを使用して、新しい列をプロジェクトに表示します。

ビジュアライゼーション・キャンバス・レイアウトの調整

「ビジュアル化」キャンバスのビジュアライゼーションのルック・アンド・フィールを調整して、ビジュアライゼーションをさらに魅力的な表示にできます。

ビジュアライゼーションをコピーし、プロジェクトのキャンバス内またはキャンバス間で貼り付けることができます。キャンバスおよびビジュアライゼーションを複製して、それらの複数のコピーを作成することもできます。コピーおよび貼付けまたは複製の後、データ要素の変更、異なるビジュアライゼーション・タイプの選択、ビジュアライゼーションのサイズ変更などによって、ビジュアライゼーションを変更できます。Data Visualizationのキーボード・ショートカットを参照してください。

オプション 場所 説明
キャンバスのプロパティ 「キャンバス設定」メニューまたはキャンバス・タブ・メニュー 「キャンバスのプロパティ」ダイアログで、キャンバスの名前、レイアウト、幅および高さを変更します。

「ビジュアライゼーションの同期」設定を使用して、キャンバス上のビジュアライゼーションがどのように相互作用するかを指定できます。ビジュアライゼーションとフィルタの相互作用方法を参照してください。

キャンバスの追加 キャンバス・タブ・バー プロジェクトに新規キャンバスを追加します。

キャンバスを右クリックしてキャンバス・タブ・バーの異なる位置にドラッグできます。

名前変更 キャンバス・タブ・メニュー 選択されたキャンバスを名前変更します。
キャンバスの複製 キャンバス・タブ・メニューまたはキャンバス・タブを右クリック 選択したキャンバスのコピーをプロジェクトのキャンバス・タブの行に追加します。
キャンバスのクリア キャンバス・タブ・メニューまたはキャンバス・タブを右クリック キャンバス内のすべてのビジュアライゼーションをクリアします。
キャンバスの削除 キャンバス・タブ・メニューまたはキャンバス・タブを右クリック プロジェクトの特定のキャンバスを削除します。
ビジュアルの複製 「ビジュアライゼーション」メニュー、またはビジュアライゼーションを右クリック 選択したビジュアライゼーションのコピーをキャンバスに追加します。
ビジュアルのコピー 「ビジュアライゼーション」メニュー、またはビジュアライゼーションを右クリック キャンバスにビジュアライゼーションをコピーします。
ビジュアルの貼付け 「ビジュアライゼーション」メニュー、または「ビジュアライゼーション」あるいは空白キャンバスを右クリック コピーしたビジュアライゼーションを現在のキャンバスまたは他のキャンバスに貼り付けます。
ビジュアルの削除 「ビジュアライゼーション」メニュー、またはビジュアライゼーションを右クリック キャンバスからビジュアライゼーションを削除します。
キャンバス・レイアウト 「ビジュアライゼーション」メニュー、または「ビジュアライゼーション」あるいは空白キャンバスを右クリック 次のいずれかを選択します。
  • 自由書式: 「自由書式」を選択した場合、次の機能を実行できます。

    • 「すべてのビジュアライゼーションの選択」をクリックしてキャンバス上のすべてのビジュアライゼーションを選択してからコピーします。

    • 次のいずれかの「順序のビジュアライゼーション」オプションを選択し、複数のビジュアライゼーションがあるキャンバスでビジュアライゼーションを移動します: 「最前面に移動」、「前面に移動」、「背面に移動」、「最背面に移動」。

    • キャンバスにビジュアライゼーションを再配置します。ビジュアライゼーションを配置する場所(ビジュアライゼーションとビジュアライゼーションの間の空白)にドラッグ・アンド・ドロップします。ターゲット・ドロップ領域が青色の枠で囲まれて表示されます。

    • ビジュアライゼーションの端を適切な大きさになるようにドラッグしてサイズを変更します。

  • 自動調整: ビジュアライゼーションが複数あるキャンバスで、ビジュアライゼーションを自動配置、つまり正しく整列させます。

ビジュアライゼーション・タイプの変更

探索するデータに合わせてビジュアライゼーション・タイプを変更できます。

プロジェクトを作成し、ビジュアライゼーションを追加する際、Data Visualizationは、選択されたデータ要素に基づいて最適なビジュアライゼーション・タイプを選択します。ビジュアライゼーション・タイプが追加されると、そこに追加のデータ要素をドラッグしても、ビジュアライゼーション・タイプは自動的に変わりません。異なるビジュアライゼーション・タイプを使用する場合は、ビジュアライゼーション・タイプ・メニューから選択する必要があります。

  1. 「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。キャンバスでビジュアライゼーションを選択して、ビジュアライゼーション・ツールバーで「ビジュアライゼーション・タイプの変更」をクリックします。
  2. ビジュアライゼーション・タイプを選択してください。たとえば、ビジュアライゼーション・タイプを「ピボット」から「ツリーマップ」に変更します。
    ビジュアライゼーション・タイプを変更すると、一致するドロップ・ターゲット名にデータ要素が移動されます。同等のドロップ・ターゲットが新しいビジュアライゼーション・タイプに存在しない場合は、「未使用」のラベルが付いた「ビジュアライゼーション文法ペイン」セクションにデータ要素が移動されます。その後、希望する「ビジュアライゼーション文法ペイン」セクションにそれらを移動できます。

ビジュアライゼーション・プロパティの調整

凡例、タイプおよび軸の値とラベル、データ値、および分析といったビジュアライゼーションのプロパティを変更できます。

  1. 「ビジュアル化」または「解説」キャンバスに移動し、プロパティを変更するビジュアライゼーションを選択します。ビジュアライゼーションのプロパティが「プロパティ」ペインに表示されます。
    データ要素またはビジュアライゼーションの共通プロパティおよびタイプ固有プロパティの両方が表示されます。編集できるプロパティはタブに表示され、処理しているビジュアライゼーションまたはデータ要素のタイプによって異なります。

    ノート:

    色設定を変更したりプロジェクトのアクションを追加するには、「キャンバス設定」をクリックし、「プロジェクト・プロパティ」を選択します。色の割当てによるデータのビジュアル化およびデータ・アクションの使用によるキャンバスおよび外部URLへの接続を参照してください。
  2. 「プロパティ」ペインのタブで、必要に応じてビジュアライゼーションのプロパティを調整します。
    「プロパティ」ペインのタブ 説明
    一般 タイトル、タイプ、凡例、選択効果の書式設定および説明のカスタマイズを行います。
    横値軸ラベルと縦値軸ラベル、および開始軸値と終了軸値を設定します。
    データ・セット システムが2つのデータ・セットからのデータを自動的にブレンドする方法をオーバーライドします。
    エッジ・ラベル 行合計や列合計を表示や非表示にし、ラベル・テキストを折返します。
    アクション タイル、イメージおよびテキスト・ボックスの可視化でインサイトへのURLまたはリンクを追加します。

    WindowsやAndroid向けのChromeを使用している場合は、「説明」テキスト・フィールドに、音声説明の記録に使用できる「音声入力」ボタン(マイクロホン)が表示されます。

    スタイル テキストの可視化のための背景色と境界色を設定します。
    合計や平均などの集計メソッド、およびパーセントや通貨などの数値書式設定を含めた、データ値表示オプションを指定します。集計メソッド、通貨、データや数値の書式など、ビジュアライゼーションにある個々の値のデータ要素のフォーマットを指定できます。
    分析 可視化に含まれているメジャーの最小値や最大値で表示する、参照線、トレンド線および範囲を追加します。

色の割当てによるデータのビジュアル化

このトピックでは、色を使用してビジュアライゼーションを強化する方法について説明します。

ビジュアライゼーションをより魅力的、動的、有益にするために、色を使用できます。一連のメジャー値(SalesやForecasted Salesなど)または一連の属性値(ProductやBrandなど)に色を付けることができます。

「ビジュアル化」キャンバスには、「ビジュアライゼーション文法ペイン」内に「色」セクションがあり、ここでメジャー列、属性列、または属性列のセットを配置できます。「色」セクションに含まれる列にキャンバスが色を割り当てる方法に注意してください。

  • メジャーが「色」セクションにある場合は、様々なメジャー範囲タイプ(単一色、2色および3色など)を選択し、詳細メジャー範囲オプション(逆にする、ステップ数および中間など)を指定できます。

  • 「色」セクションに1つの属性がある場合、デフォルトでストレッチ・パレットが使用されます。色パレットには設定された色数(12色など)が含まれ、それらの色がビジュアライゼーションで繰り返されます。ストレッチ・パレットは、それぞれの値が独自の色合いになるようにパレットの色を拡張します。

  • 「色」セクションに複数の属性がある場合はデフォルトで階層パレットが使用されますが、かわりにストレッチ・パレットを使用するように選択できます。階層パレットは関連する値のグループに色を割り当てます。たとえば、「色」セクションの属性がProductとBrandであり、階層パレットを選択している場合、ビジュアライゼーションの各ブランドは独自の色になり、その色の中で各製品が独自の色合いになります。

色設定の管理

「可視化」キャンバスを使用して、可視化の色を変更します。色の選択は、キャンバスのすべての可視化で共有されます。そのため、1つの可視化で系列色やデータ・ポイント色を変更した場合、他の可視化でもそれが表示されます。

色のオプションへのアクセス

  • プロジェクト全体の色のオプションを編集するには、「キャンバス設定」「プロジェクト・プロパティ」の順にクリックし、「一般」タブを使用して色系列や連続する色設定を編集します。

  • ビジュアライゼーションの色のオプションを編集するには、ビジュアライゼーションを強調表示し、ビジュアライゼーションのツールバーで、「メニュー」をクリックして「色」を選択します。使用可能な色のオプションは、ビジュアライゼーションのメジャーおよび属性の設定方法によって異なります。

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    図GUID-E51B69E4-DC81-4994-8250-F0BCF363ABBF-default.gifの説明

色パレットの変更

Data Visualizationには、いくつかの色パレットがあります。各パレットには12色が含まれていますが、色ストレッチ・オプションを使用して、可視化の色を拡張できます。

  1. プロジェクトに複数のビジュアライゼーションが含まれている場合、色パレットを変更するビジュアライゼーションをクリックします。ビジュアライゼーションのツールバーで、「メニュー」をクリックして「色」を選択し、「割当ての管理」を選択します。 「色割当の管理」ダイアログが表示されます。

  2. 「系列色パレット」を見つけ、現在ビジュアライゼーションで使用されている色パレットをクリックします(たとえば「デフォルト」や「Alta」)。

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    図GUID-0F894BBA-306A-4093-9AF4-86A05A4DDF46-default.gifの説明
  3. 可視化に適用する色パレットをリストから選択します。

色割当の管理

パレットのデフォルト色を使用するかわりに、「色割当の管理」機能で特定の色を選択して、ビジュアライゼーションの外観を微調整できます。

  1. プロジェクトに複数のビジュアライゼーションが含まれている場合、色を管理するビジュアライゼーションをクリックします。ビジュアライゼーションのツールバーで、「メニュー」をクリックして「色」を選択し、「割当ての管理」を選択します。「色割当の管理」ダイアログが表示されます。

  2. メジャー列で作業している場合は、次のように操作できます。

    • メジャーに割り当てられている色を含むボックスをクリックします。メジャーに割り当てる色を色ピッカー・ダイアログから選択します。「OK」をクリックします。

    • メジャーに対する色の範囲の表示方法(たとえば、色の範囲を逆にする、別の色の範囲を選択する、色の範囲の色合いの数を指定するなど)を指定します。

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      図GUID-8D548B1A-F027-45C6-BADD-BF314E860F13-default.gifの説明
  3. 属性列で作業している場合は、変更する色の割当を含むボックスをクリックします。値に割り当てる色を色ピッカー・ダイアログから選択します。「OK」をクリックします。

    GUID-5995D721-EDC1-461E-8938-289F76F8CFDD-default.gifの説明が続きます
    図GUID-5995D721-EDC1-461E-8938-289F76F8CFDD-default.gifの説明

色のリセット

ビジュアライゼーションの色を試してから、ビジュアライゼーションの元の色に簡単に戻せます。

  • プロジェクトに複数のビジュアライゼーションが含まれている場合、色をリセットするビジュアライゼーションをクリックします。ビジュアライゼーションのツールバーで、「メニュー」をクリックして「色」を選択し、「ビジュアライゼーション色のリセット」を選択します。

ストレッチ・パレットの適用または除去

色パレットには設定された色数があり、ビジュアライゼーションに色数の値を超える値が含まれている場合は、パレット色が繰り返されます。パレット内の色数を拡張するには、「ストレッチ・パレット」オプションを使用します。色のストレッチ設定では、パレットの色に明るい色合いと暗い色合いが追加されて、各値が独自の色になります。一部のビジュアライゼーションに対しては、色のストレッチ設定がデフォルトで使用されます。

  • プロジェクトに複数のビジュアライゼーションが含まれている場合、ストレッチ・パレットを調整するビジュアライゼーションをクリックします。ビジュアライゼーションのツールバーで、「メニュー」をクリックして「色」を選択し、「ストレッチ・パレット」を選択してこのオプションをオンまたはオフにします。

繰返し色パレットの適用

場合によっては、ビジュアライゼーションで繰返し色パレットを使用できます。ビジュアライゼーションにパレットの色数を超える値が含まれる場合、色が繰り返し使用され、一意にはなりません。

  • 「ビジュアル化」キャンバスで、「色」をクリックして、「ストレッチ・パレット」をクリックし、このオプションをオフにします。

数値データ・プロパティに対する書式設定

ビジュアライゼーションの数値データを、すぐに使用できる様々な書式を使用して書式設定できます。たとえば、集計タイプを合計から平均に変更できます。

  1. 書式設定する数値列を含むプロジェクトまたはデータ・セットを開き、「ビジュアル化」キャンバスに移動します。
  2. データ・パネルで「データ要素」をクリックし、書式設定する数値列を選択します。
    プロパティ・ペインを使用して要素を書式設定します。
  3. 単一の数値データ要素を書式設定するには、「データ要素」リスト内の要素を選択し、プロパティ・ペインにある「一般」または「数値書式」タブを使用して要素を書式設定します。
    たとえば、数値の集計方法を変更するには、「一般」lタブの「集計」オプションを使用します。あるいは、デフォルトの書式設定を変更するには、「数値書式」タブの「数値書式」オプションを使用します。
  4. ビジュアライゼーション、たとえば表ビジュアライゼーションの数値を書式設定するには、メイン・キャンバスでビジュアライゼーションを選択し、プロパティ・ペインにある「一般」または「値」タブ・オプションを使用して数値を書式設定します。
    たとえば、数値の集計方法を変更するには、要素をクリックして書式設定オプションを展開し、「値」タブの「集計メソッド」オプションを使用します。あるいは、デフォルトの書式設定を変更するには、「値」タブの「数値書式」オプションを使用します。
  5. 「準備」キャンバスを使用している場合は、列のヘッダーを選択して、プロパティ・ペインにその列の書式設定オプションを表示します。

マップ・レイヤーおよび背景の適用によるビジュアライゼーションの拡張

カスタム・マップ・レイヤーを追加および保持してマップ・ビジュアライゼーションを拡張できます。

マップ背景によるビジュアライゼーションの強化

マップ背景を使用して、プロジェクトのビジュアライゼーションを強化できます。

  1. マップ背景を含めるデータ・ビジュアライゼーション・プロジェクトを作成するか開きます。
    「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. プロジェクトからマップ関連の列を選択してマップ・ビューでレンダリングするには、次のいずれかを実行します。
    • 「データ要素」ペインで列を右クリックし、「ビジュアライゼーションの選択」をクリックして、「マップ」を選択します。

    • 「データ要素」ペインから列を空白のキャンバスに、あるいはキャンバスのビジュアライゼーション間でドラッグ・アンド・ドロップします。列をダブルクリックしてキャンバスに追加することもできます。

      • ビジュアライゼーション・ツールバーで「ビジュアライゼーション・タイプの変更」をクリックします。あるいは、「データ要素」ペインで列を右クリックし、「ビジュアライゼーションの選択」をクリックします。

      • 「マップ」を選択します。

  3. プロパティ・ペインで、「マップ」をクリックします。
  4. ビジュアライゼーション・プロパティを指定します。
    プロパティ 説明
    ズーム制御 ズーム制御を有効化または無効化します。
    スケール スケールを選択します(マイルなど)。
    背景マップ マップ背景を選択します。

    使用可能なマップ背景のリストを表示するには、「マップ背景の管理」をクリックして「マップ背景」タブを表示します。

    ノート:

    「コンソール」ページを開き、「マップ」をクリックして、「マップ背景」タブを選択することで使用可能な背景リストを表示することもできます。
    マップ・レイヤー レイヤーを選択します(アジア諸国など)。
  5. 「保存」をクリックします。

マップ・ビジュアライゼーションでデータ値を解釈するための色の使用

色機能を使用して、マップ・ビジュアライゼーションが含まれるプロジェクトでメジャー列と属性値を解釈できます。

  1. 特定の列および値を色で解釈できるようにするマップ・ビジュアライゼーションが含まれているプロジェクトを作成するか開きます。
    「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. 次のいずれかを実行し、プロジェクトからメジャー列または属性を選択してマップ・ビューでレンダリングします。
    • 「データ要素」ペインで列または属性を右クリックし、「ビジュアライゼーションの選択」をクリックし、「マップ」を選択します。

    • 「データ要素」ペインから列または属性を空白のキャンバスに、あるいはキャンバス内のビジュアライゼーション間でドラッグ・アンド・ドロップします。列または属性をダブルクリックしてキャンバスに追加することもできます。

      • ビジュアライゼーション・ツールバーで「ビジュアライゼーション・タイプの変更」をクリックします。あるいは、「データ要素」ペインで列または属性を右クリックし、「ビジュアライゼーションの選択」をクリックします。

      • 「マップ」を選択します。

  3. 「ビジュアライゼーション文法ペイン」の次のマップ色セクションに、1つ以上のメジャー列または属性をドラッグ・アンド・ドロップします。
    セクション 説明
    色(地図の形状) 値に基づいてマップ・ビジュアライゼーション内の色を変更します(たとえば、Regions、State)。
    色(バブル) 値に基づいてマップ・ビジュアライゼーション内の特定の地理的場所に色のバブルを表示します。
    サイズ(バブル) メジャー列の値に基づいて色バブルのサイズを変更します。

    色バブルのサイズを変更するには、メジャー列のみをドラッグ・アンド・ドロップする必要があります。サイズは、マップ・ビジュアライゼーション内の特定の地理的場所について集計されたメジャーを示します。

    トレリス列/トレリス行 フィルタを使用して、列の値に基づいて複数のマップ・ビジュアライゼーションを比較します。

マップ・ビジュアライゼーションでは、次の色機能を使用して、メジャー列と属性値を解釈することもできます。

  • 凡例: メジャー列または属性に複数の値がある場合は、凡例が表示されます。それにより、様々な色の値を定義します。

  • ツールチップ: 色バブルの上にマウス・ポインタを置くと、ツールチップに値が表示されます。複数の値がある場合は、プラス(+)記号が表示されます。

カスタム・マップ・レイヤーの追加

マップ・ビジュアライゼーションで使用するカスタム・マップ・レイヤーを追加できます。

GeoJSONスキーマhttps://en.wikipedia.org/wiki/GeoJSONに準拠した、拡張子が.jsonのジオメトリ・データ・ファイルを使用して、カスタム・マップ・レイヤーをData Visualizationに追加できます。そのカスタム・マップ・レイヤーを使用して、プロジェクトでジオメトリ・マップ・データを参照します。たとえば、Mexico_States.jsonファイルを追加して、メキシコのマップでジオメトリ・データをビジュアル化できます。
カスタム・マップ・レイヤーを作成するときは、マップ・ビジュアライゼーションで分析するデータ列に対応するレイヤー・キーを選択する必要があります。たとえば、マップ・ビジュアライゼーションでメキシコの州のデータを分析する場合、最初にメキシコの州のカスタム・マップ・レイヤーを追加し、Mexican_States.jsonファイルからHASCコード・レイヤー・キーを選択します。ここにあるMexican_States.jsonファイルからの抜粋には、バハ・カリフォルニア州のジオメトリ・データが示されています。

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図GUID-D2030B58-F826-4DD4-B632-05E02C6020B3-default.gifの説明

Mexican_States.jsonファイルを使用する場合、選択するレイヤー・キーは、メキシコの州のデータの表で分析する列と一致している必要があります。たとえば、メキシコのバハ・カリフォルニア州のデータ・セルが存在することが分かっている場合、JSONファイルで対応する名前フィールドを選択して、州の名前をマップ・ビジュアライゼーションに表示します。プロジェクトを作成し、列(State、HASCなど)を選択すると、メキシコの州がマップに表示されます。州にマウス・ポインタをあわせると、各州のHASCコード(MX BNなど)が地図上に表示されます。
  1. 「コンソール」ページを開き、「マップ」をクリックして、「マップ・レイヤー」ページを表示します。
    「マップ・レイヤー」ページには、「カスタム・マップ・レイヤー」セクションおよび「システム・マップ・レイヤー」セクションが表示されます。「カスタム・マップ・レイヤー」セクションには、維持するカスタム・マップ・レイヤーが表示されます。

    ノート:

    システム・マップ・レイヤーカスタム・マップ・レイヤーの両方を無効または有効にすることができますが、システム・マップ・レイヤーを追加または削除することはできません。
  2. カスタム・マップ・レイヤーを追加するには、カスタム・レイヤーの追加をクリックするか、JSONファイルをFile Explorerからカスタム・マップ領域にドラッグ・アンド・ドロップします。
  3. 「開く」ダイアログを表示し、JSONファイル(Mexico_States.jsonなど)を選択します。
    JSONファイルは、https://en.wikipedia.org/wiki/GeoJSONで規定された標準に準拠したGeoJSONファイルである必要があります。

    ノート:

    ジオメトリ・タイプがLine Stringのカスタム・レイヤーは、完全にはサポートされていません。ライン・ジオメトリでは、マップ・ビジュアライゼーションの文法の「色(バブル)」および「サイズ(バブル)」フィールドは適用できません。
  4. 「開く」をクリックして「マップ・レイヤー」ダイアログを表示します。
  5. 「名前」およびオプションで「説明」を入力します。
  6. レイヤー・キーのリストから使用するレイヤー・キーを選択します。
    レイヤー・キーは、メキシコの各州のコードなど、各マップ機能のプロパティ属性です。レイヤー・キーはJSONファイルに基づきます。可能な場合は、データに対応するレイヤー・キーのみを選択してください。
  7. 「追加」をクリックして、選択したレイヤー・キーをカスタム・マップ・レイヤーに追加します。
    進行状況のインジケータにマップ・レイヤーが保存中であることが表示され、プロセスが完了し、レイヤーが追加されると、成功のメッセージが表示されます。

カスタム・マップ・レイヤーの更新

Data Visualizationに追加したカスタム・マップ・レイヤーを維持できます。

  1. 「コンソール」ページを開き、「マップ」をクリックして、「マップ・レイヤー」ページを表示します。
    「マップ・レイヤー」ページには、「カスタム・マップ・レイヤー」セクションおよび「システム・マップ・レイヤー」セクションが表示されます。「カスタム・マップ・レイヤー」セクションには、維持するカスタム・マップ・レイヤーが表示されます。
  2. マップ・レイヤーを右クリックし、 「オプション」をクリックし、適切なアクションを実行します。
    • マップ・レイヤー設定を参照または変更するには、「検査」を選択します。

      「マップ・レイヤー」ダイアログが表示され、そのレイヤーで使用される 名前, 説明またはレイヤー・キーを更新できます。「カスタム・マップ・レイヤーの追加」を参照してください。

    • JSONファイルを再度アップロードするには、「リロード」を選択します。
    • JSONファイルをローカルに保存するには、「ダウンロード」を選択します。
    • カスタム・マップ・レイヤーを削除するには、「削除」を選択します。

      システム・マップ・レイヤーとカスタム・マップ・レイヤーの両方を無効または有効にすることができますが、システム・マップ・レイヤーを追加または削除することはできません。

  3. マップ・レイヤーをクリックして有効または無効にします。たとえば、マップからインドの州を除外する場合は、レイヤーをクリックして無効にし、検索から削除します。
  4. 使用するマップ・レイヤーを別のものに切り替えるには:
    1. プロジェクトから必要な列を選択し、ビジュアライゼーションとして「マップ」を選択します。
    2. 「プロパティ」ペインで、「マップ」タブを選択してマップのプロパティを表示します。
    3. 現在の「マップ・レイヤー」をクリックします(メキシコの州など)。
      選択可能なカスタム・マップ・レイヤーのリストが表示されます。
    4. データ・ポイントと一致する、使用するマップ・レイヤーをクリックします。

ユーザーに対してマップを使用可能にする

ビジュアライゼーション・プロジェクトにおいて、管理者はエンド・ユーザーに対してマップを使用可能にしたり非表示にしたりします。

ユーザーからマップを追加または除外できます。

  1. 「ホーム」ページで、「コンソール」をクリックします。

  2. 「マップ」をクリックします。

  3. 「含める」オプションを使用して、エンド・ユーザーに対してマップ・レイヤーを使用可能にしたり非表示にできます。

    カスタム・マップおよびシステム・マップ・レイヤーを非表示または表示にできます。

ビジュアライゼーション・キャンバス内のデータのソートと選択

フィルタをビジュアライゼーションに追加する際に特定のデータ側面にフォーカスを絞り込むのに役立ち、他の様々な分析アクション(ドリル、ソート、選択など)を実行してデータを探索できます。これらの分析アクションを実行すると、フィルタが自動的に適用されます。

ビジュアライゼーションを選択して、プロパティ・ペインにそのプロパティを表示します。実行できる分析アクションのいくつかを次に示します。

  • 製品名のアルファベット順など、ビジュアライゼーションの属性をソートするには、「ソート」 を使用します。表ビューで作業している場合は、常に左側の列が最初にソートされます。特定の値が左列に表示される場合は、中央列をソートできない場合があります。たとえば、左列が製品で中央列が製品タイプの場合、製品タイプ列ではソートできません。この問題を回避するには、列の位置を入れ替えて、再度ソートを試みます。
  • データ要素にドリルしたり、データ要素内の階層をドリルする(四半期内の週にドリルするなど)には、「ドリル」を使用します。複数のデータ要素を使用して非同期にドリルすることもできます。たとえば、ピボット表の列である2つの異なる年メンバーを選択し、そのメンバーにドリルして詳細を表示できます。
  • ビジュアライゼーションの特定の属性に直接ドリルするには、[属性名]にドリル」を使用します。
  • 選択済メンバーのみを保持し、ビジュアライゼーションおよびリンクされたビジュアライゼーションから他のすべてのメンバーを削除するには、選択項目を保持を使用します。たとえば、特定の販売担当者によって生成された販売を保持できます。
  • 可視化およびリンクされた可視化から選択済メンバーを除去するには、「選択済の除去」を使用します。たとえば、選択から東部地域と西部地域を削除できます。
  • 最小値、最大値など、可視化に表示されている重要なファクトを強調表示するために参照線を追加するには、参照線または帯の追加を使用します。たとえば、最大売上額の可視化に参照線を追加できます。最小および最大売上額が売上軸のどこに位置するかをより明確に示すために、参照帯を追加することもできます。
「プロパティ」ペインの詳細は、ビジュアライゼーション・プロパティの調整を参照してください。

ビジュアライゼーションのデータの問題に対する警告について

ビジュアライゼーションに関連付けられたデータのすべてのセットが適切に表示または取得されていない場合は、データの警告アイコンが表示されます。データのすべてのセットが適切にレンダリングまたは取得できない場合、固定の制限に従って、ビジュアライゼーションではできるだけ多くのデータが表示され、残りのデータまたは値は切り捨てられるか、表示されません。

警告アイコン(感嘆符のアイコン)は、次の2つの場所に表示されます。
  • データに問題があるビジュアライゼーションのタイトルの横。

    警告アイコンの上にカーソルを合せると、次のようなテキストを含むメッセージが表示されます。

    データが大量であるため、データ・サンプリングが適用されました。データをフィルタしてください。500カテゴリの制限を超過しました。

    データの問題が解決されるまで、ビジュアライゼーションに関連付けられた警告アイコンが表示されます。警告アイコンはビジュアライゼーションのキャンバスにのみ表示され、プレゼンテーション・モードでは表示されません。

  • 「キャンバス」ページ上のビジュアライゼーションにデータの警告がある場合は、「キャンバス」タブ・バー上。

    デフォルトでは、ビジュアライゼーションの警告アイコンは表示されません。「キャンバス」タブ・バー上のアイコンをクリックすることで、ビジュアライゼーションのタイトルの横にある警告アイコンを表示または非表示にできます。データに問題があるビジュアライゼーションが「キャンバス」に含まれている場合は、警告アイコンのみが表示されます。データに問題があるビジュアライゼーションが複数のキャンバスに含まれている場合、それらのすべてのキャンバスでアイコンが表示されます。