Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド 12c (12.2.1.4.0) E96099-04 |
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内容は次のとおりです。
BI Publisherの11.1.1.7より前のバージョンでは、PDFユーティリティにより、すべてのPDF入力ドキュメントがPDFバージョン1.4であることを要求されました。11.1.1.7リリース以降は、ユーザーにより、より新しいバージョンのPDFドキュメントをBI PublisherのPDFユーティリティに渡すことができます。
BI Publisherにより、入力PDFバージョンに基づいて出力PDFバージョンを次のように生成します。
PDFバージョン1.4以前ではPDF 1.4を生成します。
PDFバージョン1.5以降では、入力バージョンと同じ出力バージョンを生成します。
ノート:
ここでのバージョン仕様はPDF 1.7と呼びますが、PDF 1.7とISO 32000-1との間にはほとんど違いはありません。したがって、BI PublisherによるPDF 1.7のサポートは、ISO 32000-1もサポートしているとみなすことができます。
この規格の詳細は、次のAdobe社のWebサイトを参照してください。
http://www.adobe.com/devnet/pdf/pdf_reference.html
また、International Organization for Standardization(国際標準化機構)のWebサイトを次に示します。
いくつかのユーティリティがPDFドキュメントおよびテンプレートをサポートしています。
PDF 1.7をサポートするBI Publisherユーティリティを次に示します。
FormProcessor: PDFテンプレートとXMLデータをマージして、PDFドキュメント出力を生成します。
PDFDocMerger: ドキュメントのマージ、ページ番号の追加および透かしの設定など、PDFファイルのオプションの処理機能を提供します。
PDFSignature: 署名されていないPDFドキュメントを署名フィールド名とパスワードで保護されたPFX(Personal Information Exchange)ファイルで処理して、署名済PDFドキュメントを作成します。
この項では、BI PublisherによるPDF 1.7標準のサポートの制限事項について説明します。
次のトピックが含まれています:
BI PublisherのPDFユーティリティは、機能が制限されています。
BI PublisherのすべてのPDFユーティリティに適用される制限事項を次に示します。
セキュアなPDFドキュメントは、BI PublisherのどのPDFユーティリティへの入力としても使用できません。
BI Publisherで生成されたPDFドキュメントでは、ほとんどのアクセシビリティ機能をサポートしません。
Unicodeパスワードはサポートされません。
PDFユーティリティは、プレゼンテーション(スライド・ショー)として書式設定された3-Dアートワークおよび入力PDFドキュメントを含む入力PDFに対して適切に動作しない可能性があります。
この項では、FormProcessorユーティリティに適用される制限事項を示します。
XFAフォーム(Adobe社のXML Forms Architecture)はサポートされません。
ポータブル・コレクション(ポートフォリオ)はサポートされません。
タグ付けされたPDFドキュメントのタグは処理後に消失します。
PDFDocMergerおよびPDFBookBinderのユーティリティには、次の制限事項が適用されます。
次のような制限事項があります。
出力PDFドキュメントのバージョンは、最初の入力PDFドキュメントに基づいて決定されます。
XFAフォーム(Adobe社のXML Forms Architecture)はサポートされません。
ポータブル・コレクション(ポートフォリオ)はサポートされません。
タグ付けされたPDFドキュメントのタグはマージ後に消失します。
次のオブジェクトは出力に保存されていますが、ナビゲーション・パネルでは、最初の入力PDFドキュメントに含まれるオブジェクトのみが表示されます。
ブックマーク
添付
レイヤー
印刷の特性(用紙の選択、処理、ページ範囲、コピー、スケーリングなど)