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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceのアップグレード
12c (12.2.1.4.0)
E96109-04
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B セキュアLDAPを使用する場合のセキュリティ証明書の移行

12c (12.2.1.4.0)以降、製品の前のバージョンで使用されていたIBM LDAPクライアントライブラリがOracle LDAPライブラリに置き換えられています。Oracle BIデプロイメントにおいてセキュアLDAPを使用している場合は、Oracle Walletを作成してセキュリティ証明書を管理し、既存のCA証明書をそのウォレットに移行する必要があります。

セキュアLDAPを使用しているかどうかを確認するには:
  1. Oracle BI管理ツールで、「管理」をクリックしてから「アイデンティティ」をクリックしてIdentity Managerを開きます。
  2. 「Identity Manager」ウィンドウで、左側ペインにある「ディレクトリ・サーバー」をクリックします。
    右側ペインには、使用可能なLDAPオブジェクトが表示されます。
  3. LDAPオブジェクトを選択して開き、「LDAPサーバー」ダイアログを開きます。
  4. 「LDAPサーバー」ダイアログで、「詳細」をクリックします。
    「SSL」オプションが選択されている場合は、セキュアLDAPが使用されています。
セキュアLDAPを使用している場合は、Oracle BI管理ツールを使用して、最初にOracle Walletを作成した後、「リポジトリ」タブでOracle Walletディレクトリを指定します。

Oracle Walletの作成

Oracle Walletを作成するには:
  1. IBMのキー管理ユーティリティ(iKeyman)を使用してキー・データベース・ファイルからCA証明書をエクスポートし、.kdbファイルに保存します。
  2. Oracle Wallet Managerを実行します。
  3. 新しいウォレットを作成して、パスワードを指定します。
  4. 「操作」ウィンドウで、「信頼できる証明書のインポート」をクリックします。
  5. 「信頼できる証明書のインポート」ダイアログで、「証明書を含むファイルを選択」オプションを選択して、「OK」をクリックします。
  6. ステップ1でエクスポートしたファイルを見つけて選択します。
  7. ウォレットを保存して、その場所をノートにとっておきます。

ウォレット・ディレクトリの指定

Oracle Walletディレクトリを指定するには:
  1. Oracle BI管理ツールで、「ツール」をクリックします。
  2. 「オプション」ダイアログで、「リポジトリ」タブを選択します。
  3. 「ウォレット・ディレクトリ」フィールドで、作成したOracle Walletの場所を指定します。
  4. このウォレットのパスワードを指定して確認し、「OK」をクリックします。