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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース18.1
E98591-01
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6.4 スプレッドシートからのデータベース・アプリケーションの作成

アプリケーションの作成ウィザードで「スプレッドシートから」を選択し、スプレッドシート・データをロードしてそのデータに関するレポートを作成します。

6.4.1 スプレッドシートからのアプリケーションの作成について

スプレッドシート・データをファイルからロードするか、コピー・アンド・ペーストによりロードし、次にそのデータに関する対話モード・レポートを作成します。

アプリケーションの作成ウィザードを実行し、「スプレッドシートから」を選択すると、スプレッドシートから作成ウィザードが表示されます。

次に、スプレッドシート・データのアップロード方法を選択します。オプションは次のとおりです。

  • 「ファイルから」。スプレッドシート・データをファイルからカンマ区切り(*.csv)またはタブ区切りファイルとしてアップロードする場合は、このオプションを選択します。

  • 「コピー・アンド・ペースト」。タブ区切りデータをコピー・アンド・ペーストする場合は、このオプションを選択します。

ページ・プレビューを承認すると、ウィザードによりデータがデータベースにロードされ、そのデータに関するレポートとフォームが作成され、アプリケーションの作成ウィザードが表示されます。インポートした表に基づいて名前が付けられるフォーム・ページを含む新しい対話モード・レポートが、「ページ」の下に表示されます。次に、アプリケーションに名前を付け、アプリケーションの外観を指定し、レポートを編集し、追加ページを作成し、機能を選択し、設定を構成して、アプリケーションの作成プロセスを終了します。

サンプル・データのコピー・アンド・ペースト

「コピー・アンド・ペースト」オプションを選択した場合、ウィザードにはサンプル・データが含まれます。単に「サンプル・データ」リージョンを展開し、サンプルを選択します。

JSONデータのアップロードのサポート

スプレッドシートから作成ウィザードでは、JSONデータのアップロードがサポートされています。2つの例を表示するには、「コピー・アンド・ペースト」オプションを選択し、「サンプル・データ」リージョンを展開して、「JSONと構造化テスト・データ」または「JSONのみのテスト・データ」を選択します。

6.4.2 ファイルからのスプレッドシート・データのロード

スプレッドシート・データをファイルからカンマ区切り(*.csv)またはタブ区切りファイルとしてロードし、次にそのデータに関する対話モード・レポートを作成します。

スプレッドシート・データをファイルからロードするには、次のステップを実行します。

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. 作成」ボタンをクリックします。

    「アプリケーションの作成」ウィザードが表示されます。

  3. 「スプレッドシートから」を選択します。
  4. スプレッドシート・データをロードする方法を確認するプロンプトが表示されたら、「ファイルから」を選択します。
    カンマ区切り(*.csv)またはタブ区切りのファイルをアップロードできます。アップロードするファイルは、テキスト・ベースである必要があります。*.xlsファイルをアップロードするには、最初にそのファイルを*.csvとして保存する必要があります。
  5. スプレッドシートで、次のステップを実行します。
    1. テキスト・ファイル: ファイルの選択をクリックし、アップロードされるファイルを指定します。
    2. 「セパレータ」: カンマ区切り文字を指定します。タブ区切りには\tを使用します。
    3. 「囲み文字(オプション)」: 区切り文字を入力します。この文字は、データ値の始まりと終わりを区切るために使用できます。区切り文字を指定した場合、データ値の始まりと終わりの前にあるスペースはウィザードで無視されます。このオプションを使用すると、指定した区切り文字でデータ値を囲むこともできます。
    4. 1行目のデータに列名が含まれる: このオプションを有効にすると、データの最初の行に列名が含まれる場合、ウィザードでは、Oracleデータベース表の列名が使用されます。それ以外の場合は、列名を手動で更新するように求められます。
    5. 「ファイルのキャラクタ・セット」: テキスト・ファイルのエンコードに使用されるキャラクタ・セットを選択します。
    6. グローバリゼーション: リージョンを展開して、「通貨記号」、「グループ・セパレータ」および「小数点文字」を指定します。
      属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
    7. 「次へ」をクリックします。

  6. 「ページ・プレビュー」で、次のステップを実行します。
    1. スキーマ: データベース・スキーマ所有者を指定します。アプリケーションは、すべてのSQLを特定のデータベース・スキーマとして解析することで、権限を取得します。
    2. 表名: 作成する表の名前を入力します。
    3. 大/小文字を保持: 既存の大/小文字を保持する場合は、このオプションを選択します(使用可能な場合)。
    4. 表のプロパティを設定: 表のプロパティを確認します。ウィザードでは、データの最初の20行に含まれているデータを確認することで、各列のデータ型および列長を決定します。
      • データ型を変更するか、書式マスクを入力します。

      • 「アップロード」リストから「はい」または「いいえ」を選択して、列を含めるかどうかを指定します。

  7. 「スプレッドシートのロード」をクリックします。
  8. 「アプリケーション作成ウィザードに進む」をクリックします。

    「アプリケーションの作成」ウィザードが表示されます。作成した表に基づいて名前が付けられるフォーム・ページを含む新しい対話モード・レポートが、「ページ」の下に表示されます。ここでは、レポートを編集したり(レポート名の変更など)、インポートされたデータに基づいて追加ページを作成できます。

    ヒント:

    次のステップは、アプリケーションの作成ウィザードの使用方法の概要を示しています。詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

  9. 「名前」で、開発者がアプリケーションを識別するための名前を入力します。
  10. 「外観」で、デフォルト(「Vita」、「サイド・メニュー」)をそのまま使用するか、または「外観の設定」アイコンをクリックして外観を変更し、「外観」ダイアログで属性を編集できます。
  11. ページを追加するには、「ページの追加」をクリックし、目的のページ・タイプを選択します。ユーザー・インタフェースは、選択したページ・タイプによって異なります。

    作成したページは、「ページの追加」の下に表示されます。既存のページを次のように編集できます。

    • ページの順序を変更します。ページがアプリケーションで表示される順序を変更するには、「ドラッグしてページの並替え」アイコンをクリックしたまま、リスト内の新しい位置にドラッグ・アンド・ドロップします。

      ホームページは常に最初に表示され、順序は変更できません。管理ページは常にリストの下部に表示され、その順序は管理ページの「アプリケーション管理」リストに表示される順序を示します。

    • ページを編集します。ページを編集するには、「編集」をクリックします。ダイアログで、ページの名前を編集したり、アイコンを変更したり、ページがホームページであるか管理ページであるかを指定したり、ページのヘルプを定義します。

    • ページを削除します。ページを削除するには、「編集」をクリックし、「削除」をクリックします。

  12. 「機能」で、アプリケーションに含める機能を選択します。「機能」は、アプリケーション・レベルの機能を提供し、アプリケーションごとに1回のみ追加できます。詳細は、ヘルプを参照してください。

    ヒント:

    「すべてをチェック」ボタンをクリックしてすべての機能を選択します。

  13. 「設定」で、次のステップを実行します。
    1. アプリケーションID: アプリケーションの一意の数値識別子を入力します。このフィールドには、自動的に生成された識別子がデフォルトで含まれています。3000から9000の範囲のアプリケーションIDは、Oracle Application Expressの内部使用向けに予約されています。
    2. スキーマ: このアプリケーションで使用するデータベース・オブジェクトを格納するデータベース・スキーマを選択します。各アプリケーションは、すべてのSQLを特定のデータベース・スキーマとして解析することで、権限を取得します。
    3. アプリケーション言語: アプリケーション内で使用されるプライマリ言語。プライマリ言語を変更したり、アプリケーションを追加の言語に翻訳するには、「言語の選択」アイコンをクリックします。
    4. 詳細設定: 「詳細設定」の横にあるアイコンをクリックして、アプリケーション定義の設定、プリファレンスとセキュリティおよびグローバリゼーション属性を編集します。詳細は、ヘルプを参照してください。
    5. 認証: ユーザーを認証する方法を選択します。
    6. ユーザー・インタフェースのデフォルト値: アイコンをクリックして、このアプリケーションにユーザー・インタフェースのデフォルト値を適用します。
  14. 「アプリケーションの作成」をクリックします。

6.4.3 コピー・アンド・ペーストによるスプレッドシート・データのロード

アプリケーションの作成ウィザードで「スプレッドシートから」を選択し、スプレッドシート・データをロードしてそのデータに関するレポートを作成します。

コピー・アンド・ペーストによってスプレッドシート・データをロードするには、次のステップを実行します。

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. 作成」ボタンをクリックします。

    「アプリケーションの作成」ウィザードが表示されます。

  3. 「スプレッドシートから」を選択します。
  4. スプレッドシート・データのロード方法を確認するプロンプトが表示されたら、「コピー・アンド・ペースト」を選択します。
    カンマ区切り(*.csv)またはタブ区切りのファイルをアップロードできます。アップロードするファイルは、テキスト・ベースである必要があります。*.xlsファイルをアップロードするには、最初にそのファイルを*.csvとして保存する必要があります。
  5. スプレッドシートで、次のステップを実行します。
    1. タブ区切りデータをコピー・アンド・ペースト: インポートするタブ区切りデータをコピーして貼り付けます。
    2. 1行目のデータに列名が含まれる: このオプションを有効にすると、データの最初の行に列名が含まれる場合、ウィザードでは、Oracleデータベース表の列名が使用されます。それ以外の場合は、列名を手動で更新するように求められます。
    3. 「ファイルのキャラクタ・セット」: テキスト・ファイルのエンコードに使用されるキャラクタ・セットを選択します。
    4. グローバリゼーション: リージョンを展開して、「通貨記号」、「グループ・セパレータ」および「小数点文字」を指定します。詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
      属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
    5. サンプル・データ: リージョンを展開し、サンプルを選択します。選択すると、サンプルは「タブ区切りデータをコピー・アンド・ペースト」に表示されます。
    6. 「次へ」をクリックします。

  6. 「ページ・プレビュー」で、次のステップを実行します。
    1. スキーマ: データベース・スキーマ所有者を指定します。アプリケーションは、すべてのSQLを特定のデータベース・スキーマとして解析することで、権限を取得します。
    2. 表名: 作成する表の名前を入力します。
    3. 大/小文字を保持: 既存の大/小文字を保持する場合は、このオプションを選択します(使用可能な場合)。
    4. 表のプロパティを設定: 表のプロパティを確認します。ウィザードでは、データの最初の20行に含まれているデータを確認することで、各列のデータ型および列長を決定します。
      • データ型を変更するか、書式マスクを入力します。

      • 「アップロード」リストから「はい」または「いいえ」を選択して、列を含めるかどうかを指定します。

  7. 「スプレッドシートのロード」をクリックします。
  8. 「アプリケーション作成ウィザードに進む」をクリックします。

    「アプリケーションの作成」ウィザードが表示されます。作成した表に基づいて名前が付けられるフォーム・ページを含む新しい対話モード・レポートが、「ページ」の下に表示されます。ここでは、レポートを編集したり(レポート名の変更など)、インポートされたデータに基づいて追加ページを作成できます。

    ヒント:

    次のステップは、アプリケーションの作成ウィザードの使用方法の概要を示しています。詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

  9. 「名前」で、開発者がアプリケーションを識別するための名前を入力します。
  10. 「外観」で、デフォルト(「Vita」、「サイド・メニュー」)をそのまま使用するか、または「外観の設定」アイコンをクリックして外観を変更し、「外観」ダイアログで属性を編集できます。
  11. ページを追加するには、「ページの追加」をクリックし、目的のページ・タイプを選択します。ユーザー・インタフェースは、選択したページ・タイプによって異なります。

    作成したページは、「ページの追加」の下に表示されます。既存のページを次のように編集できます。

    • ページの順序を変更します。ページがアプリケーションで表示される順序を変更するには、「ドラッグしてページの並替え」アイコンをクリックしたまま、リスト内の新しい位置にドラッグ・アンド・ドロップします。

      ホームページは常に最初に表示され、順序は変更できません。管理ページは常にリストの下部に表示され、その順序は管理ページの「アプリケーション管理」リストに表示される順序を示します。

    • ページを編集します。ページを編集するには、「編集」をクリックします。ダイアログで、ページの名前を編集したり、アイコンを変更したり、ページがホームページであるか管理ページであるかを指定したり、ページのヘルプを定義します。

    • ページを削除します。ページを削除するには、「編集」をクリックし、「削除」をクリックします。

  12. 「機能」で、アプリケーションに含める機能を選択します。「機能」は、アプリケーション・レベルの機能を提供し、アプリケーションごとに1回のみ追加できます。詳細は、ヘルプを参照してください。

    ヒント:

    「すべてをチェック」ボタンをクリックしてすべての機能を選択します。

  13. 「設定」で、次のステップを実行します。
    1. アプリケーションID: アプリケーションの一意の数値識別子を入力します。このフィールドには、自動的に生成された識別子がデフォルトで含まれています。3000から9000の範囲のアプリケーションIDは、Oracle Application Expressの内部使用向けに予約されています。
    2. スキーマ: このアプリケーションで使用するデータベース・オブジェクトを格納するデータベース・スキーマを選択します。各アプリケーションは、すべてのSQLを特定のデータベース・スキーマとして解析することで、権限を取得します。
    3. アプリケーション言語: アプリケーション内で使用されるプライマリ言語。プライマリ言語を変更したり、アプリケーションを追加の言語に翻訳するには、「言語の選択」アイコンをクリックします。
    4. 詳細設定: 「詳細設定」の横にあるアイコンをクリックして、アプリケーション定義の設定、プリファレンスとセキュリティおよびグローバリゼーション属性を編集します。詳細は、ヘルプを参照してください。
    5. 認証: ユーザーを認証する方法を選択します。
    6. ユーザー・インタフェースのデフォルト値: アイコンをクリックして、このアプリケーションにユーザー・インタフェースのデフォルト値を適用します。
  14. 「アプリケーションの作成」をクリックします。