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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース18.1
E98591-01
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9.5.1 対話グリッドのリージョン属性の管理

各アプリケーション・ページには、1つ以上のリージョンが含まれます。リージョンはページ上の領域で、コンテンツのコンテナとして機能します。開発者は、リージョン属性を編集して、SQLソースの変更、リージョンのレイアウトと外観の変更、リージョン表示セレクタの定義およびリージョン条件の作成を実行します。

9.5.1.1 対話グリッドのリージョン属性の編集

ページ・デザイナでリージョン・属性を編集するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、リージョンを選択します。

    プロパティ・エディタの右ペインにリージョン属性が表示されます。

    リージョン属性を使用して、SQLソースの変更、リージョンのレイアウトと外観の変更、マスター・ディテールの作成、リージョン表示セレクタの定義または条件の作成を実行します。

  3. グループまたは属性を検索するには、次のステップを実行します。
    • グループまたは属性の検索: 「フィルタ・プロパティ」フィールドにキーワードを入力します。プロパティ・エディタにグループまたは属性が表示されます。デフォルトの表示に戻すには、キーワードを削除します。
    • 「グループに移動」の使用: 「グループに移動」をクリックして、グループを選択します。デフォルトの表示に戻すには、「グループに移動」を再度クリックして、「すべて開く」を選択します。
  4. 対象となる属性を編集します。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.5.1.2 既存の対話グリッドからのマスター・ディテールの作成

1ページのマスター・ディテールには、2つの関連する表またはビューに基づく2つの編集可能対話グリッドがあります。関連する対話グリッドをページに追加するだけで、単一ページで任意の数のマスター・ディテール関係を定義できます。既存の対話グリッドがある場合は、次のことを実行して、別の関連する対話グリッドを追加できます。

  • 親対話グリッドを作成します。

  • 主キーを定義します(必要に応じて)。

  • 子対話グリッドを作成します。

  • 子対話グリッドに対して、マスター・リージョンとマスター列を指定します。

次の例は、ページの作成ウィザードを実行して、部門表OEHR_DEPARTMENTSに対して対話グリッドを作成する方法を示しています。このウィザードでは親対話グリッドが作成され、ユーザーは主キーを定義できます。次に、従業員表OEHR_EMPLOYEESに対して子対話グリッドを作成します。

既存のグリッドの下に関連する対話グリッドを追加するには:

  1. アプリケーションを作成します。
  2. ページの作成ウィザードを実行します。「アプリケーション」ホームページで、「ページの作成」をクリックします
  3. 「ページの作成」ウィザードで、次のステップを実行します。
    1. ページ・タイプの選択 - 「レポート」「対話グリッド」の順に選択します。
    2. ページ属性 - 「ページ名」にDepartmentsと入力して「次へ」をクリックします
    3. ナビゲーション・メニュー: このページをどのようにナビゲーション・メニューに統合するかを選択して、「次へ」をクリックします。
    4. 「レポート・ソース」で、次のステップを実行します。
      • 編集が有効 - 「はい」を選択します。

      • ソース・タイプ - 「表」を選択します。

      • 表/ビューの名前: 「OEHR_DEPARTMENTS (table)」を選択します。

      • 主キー列: 「DEPARTMENT_ID (Number)」を選択します。

      • 「作成」をクリックします。

      ページ・デザイナが表示されます。
  4. 「ページの保存と実行」をクリックして、レンダリングされたバージョンの親対話グリッドを表示します。

    次の図は、OEHR_DEPARTMENTS表に対して作成された編集可能対話グリッドを示しています。

    GUID-60F9F939-9366-43D3-AABF-1F024D22857F-default.pngの説明が続きます
    図GUID-60F9F939-9366-43D3-AABF-1F024D22857F-default.pngの説明
  5. ページ・デザイナに戻ります。実行時開発者ツールバーでページXの編集をクリックします。
  6. OEHR_EMPLOYEES表に対して子対話グリッドを作成します。
    1. ギャラリで、「リージョン」タブを見つけます。
    2. 「リージョン」で、「対話グリッド」を検索して右クリックします。
    3. 「追加先」コンテンツ本体、リージョン、「部門」「後」の順に選択します。

    「レンダリング」タブと「レイアウト」タブに、新規リージョンが赤で表示されます。

    GUID-FE7D20EE-AC4C-4C4B-BF76-563E3F9BC5C9-default.pngの説明が続きます
    図GUID-FE7D20EE-AC4C-4C4B-BF76-563E3F9BC5C9-default.pngの説明
  7. 新しい子リージョンを編集します。
    1. 「レンダリング」タブで、新しいリージョンを選択します(まだ選択していない場合)。
    2. プロパティ・エディタで、リージョン属性を編集します。

      注意:

      グループまたは属性を検索するには、「フィルタ・プロパティ」フィールドにキーワードを入力します。プロパティ・エディタにグループまたは属性が表示されます。デフォルトの表示に戻すには、キーワードを削除します。

      • 指定、タイトル - Employeesと入力します。

      • ソース、SQL問合せ: 問合せを入力します。

        select OEHR_EMPLOYEES.EMPLOYEE_ID as EMPLOYEE_ID,
            OEHR_EMPLOYEES.FIRST_NAME as FIRST_NAME,
            OEHR_EMPLOYEES.LAST_NAME as LAST_NAME,
            OEHR_EMPLOYEES.HIRE_DATE as HIRE_DATE,
            OEHR_EMPLOYEES.EMAIL as EMAIL,
            OEHR_EMPLOYEES.PHONE_NUMBER as PHONE_NUMBER,
            OEHR_EMPLOYEES.JOB_ID as JOB_ID,
            OEHR_EMPLOYEES.SALARY as SALARY,
            OEHR_EMPLOYEES.DEPARTMENT_ID as DEPARTMENT_ID 
         from OEHR_EMPLOYEES
      • レイアウト、新規行の開始: 「はい」を選択します。

      • 外観、テンプレート: 「標準」を選択します。

      • マスター・ディテール、マスター・リージョン - リージョン、Departmentsを選択します。

  8. 子対話グリッドEmployeesに対して、マスター列としてDEPARTMENTSを定義します。
    1. 「レンダリング」タブの子対話グリッドEmployeesの下で、「列」ノードを展開して「DEPARTMENT_ID」を選択します。
    2. プロパティ・エディタで、次のものを編集します。
      • 「マスター・ディテール」を検索します。

      • 「マスター列」で、「DEPARTMENT_ID」を選択します。

  9. 「保存」をクリックします。ページを実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。
    GUID-55603D51-7868-4974-BEFD-44BD36C9C2A0-default.pngの説明が続きます
    図GUID-55603D51-7868-4974-BEFD-44BD36C9C2A0-default.pngの説明

    Departmentにより、子Employeesの結果がフィルタ処理されます。

    次に、子Employeesを編集可能にします。

  10. Employeesレポートを編集可能にします。
    1. ページ・デザイナにアクセスします。「開発者」ツールバーで、「ページの編集XX」をクリックします。
    2. 「レンダリング」タブのEmployeesの下で、「属性」を選択します。
    3. プロパティ・エディタで、次のものを編集します。
      • 編集, 有効 - 「はい」を選択します

      • 実行可能な操作 - 次の操作が有効化されていることを確認します: 「行の追加」「行の更新」「行の削除」

  11. 主キー列としてEMPLOYEE_ID列を定義します。
    1. 「レンダリング」タブのEmployeesの下で、「列」を展開して「EMPLOYEE_ID」を選択します。
    2. プロパティ・エディタで、「ソース」「主キー」を検索して「はい」を選択します。
  12. 「保存」をクリックします。ページを実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

    子対話グリッドEmployeesが編集可能になりました

    GUID-45A95E96-7783-4AF4-AD69-369D94ABDEBA-default.pngの説明が続きます
    図GUID-45A95E96-7783-4AF4-AD69-369D94ABDEBA-default.pngの説明

9.5.1.3 対話グリッドの条件付き表示

リージョン属性を編集することによって、対話グリッドを条件付きで表示するように選択できます。

対話グリッドを条件付きで表示するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、リージョンを選択します。
    プロパティ・エディタの右ペインにリージョン属性が表示されます。

    ヒント:

    グループまたは属性を検索するには、「フィルタ・プロパティ」フィールドにキーワードを入力します。プロパティ・エディタにグループまたは属性が表示されます。または、「グループに移動」をクリックしてグループを選択できます。

  3. サーバー側の条件を編集します。
    1. 「サーバー側の条件」グループを検索します。
    2. 「タイプ」で、条件タイプを選択して、画面に表示される手順に従います。

    ページ・デザイナで属性を編集するとき、対処する必要があるエラーおよび警告が「メッセージ」タブに表示されます。「メッセージ」タブに、対処する必要があるメッセージの数を示した赤または黄色のバッジが表示されます。「メッセージ」タブをクリックして、メッセージを確認します。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  4. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。