いくつかの異なる形式にエクスポートすることによって、出力するレポート・リージョンを構成します。
ヒント:
Oracle Application ExpressをOracle Database 11g リリース1 (11.1)以上で実行している場合は、レポート出力を使用するためにネットワーク・サービスを有効にする必要があります。「Oracle Database 11g以上のネットワーク・サービスの有効化」を参照してください。
リージョン・レポート出力を利用すると、アプリケーション・ユーザーは、印刷の方向、ページ・サイズ、列ヘッダーおよびページのヘッダーとフッターが事前定義されたレポートを表示および出力できます。対話モード・レポートでも、PDF、RTF、Microsoft ExcelおよびCSVへのエクスポートが可能です。
注意:
対話モード・レポートでは、カスタム・レポート・レイアウトはサポートされません。
Oracle BI Publisherでは、Adobe Portable Document Format(PDF)、Microsoft Wordリッチ・テキスト形式(RTF)、Microsoft Excel形式(XLS)またはExtensible Markup Language(XML)がサポートされます。Oracle Rest Data ServicesでもPDFおよびXMLがサポートされます。他のサード・パーティ・レンダリング・エンジンの使用を選択すると、他の出力形式も構成されます。
親トピック: レポートの開発
レポートをPDFに出力するには、インスタンスレベルで定義したレポート・サーバーを使用して、データを変換する必要があります。エンド・ユーザーの観点では、単に出力リンクをクリックします。ただし、開発者の観点では、PDF出力をサポートするリージョンを宣言的に作成する必要があります。
親トピック: レポート・リージョンの出力
Oracle Application Expressでは、3つのレポート出力構成オプションが提供されています。
Oracle REST Data Services: Oracle REST Data Services (旧名称はApplication Expressリスナー)リリース2.0以上を使用している場合は、このオプションを選択します。このオプションによって、Application Expressで提供されるデフォルトのテンプレートおよびカスタマイズしたXSL-FOテンプレートを使用して、レポート問合せの作成およびレポート・リージョンの出力を含む基本的な出力機能が使用できるようになります。
注意:
「Oracle REST Data Services」オプションでは、外部出力サーバーが必要なく、かわりに、レポート・データおよびスタイルシートがリスナーにダウンロードされ、リスナーによってPDF形式にレンダリングされてから、クライアントに送信されます。この設定のPDFドキュメントはデータベースに戻されないため、Oracle REST Data Servicesベースの構成を使用する場合、出力APIはサポートされません。
外部(Apache FOP): 外部J2EEサーバーでApache FOPを使用している場合に、このオプションを選択します。このオプションによって、Application Expressで提供されるデフォルトのテンプレートおよびカスタマイズしたXSL-FOテンプレートを使用して、レポート問合せの作成およびレポート・リージョンの出力を含む基本的な出力機能が使用できるようになります。
Oracle BI Publisher: Oracle BI Publisher(Oracle XML Publisherとも呼ばれる)の使用許諾が必要です。このオプションによって、レポートの問合せ結果を取得し、Oracle BI Publisherを使用して、XMLからRTF形式に変換できるようになります。Application Express内でのレポート出力用に、独自にカスタマイズしたRTFまたはXSL-FOのテンプレートをアップロードする場合、このオプションを選択してください。
ヒント:
Oracle BI Publisherのインストールおよび構成の詳細は、「レポート出力の構成オプションについて」を参照してください。
注意:
レポート出力の機能をすべて使用するには、Oracle Application Expressのサービス管理者がこの機能をインスタンスで有効にする必要があります。Oracle Application Express管理ガイドの「レポート出力の構成」を参照してください。
親トピック: レポート・リージョンの出力
クラシック・レポートのリージョンは、次の2つの方法で出力できます。
レポート・リージョンの出力属性の構成。リージョンに対して出力属性を構成することによって、レポート・リージョンを出力できます。クラシック・レポート・リージョンの出力属性の構成を参照してください。
レポート問合せの作成。レポート問合せを共有コンポーネントとして定義することで、レポートを出力できます。レポート問合せの定義によるレポート・リージョンの印刷を参照してください。
レポート・リージョンおよびレポート問合せは、次の形式でダウンロードできます。
PDF: Adobe Portable Document Format。
RTF: Microsoft Word Rich Text Format。
XLS: Microsoft Excel形式。ただし、コンテンツはHTMLベースであるため、本当の.xls
ファイルではありません。
HTML
XML: Extensible Markup Language。
レポート・リージョンまたはレポート問合せを書式設定するには、レポート・レイアウトと関連付けます。
ヒント:
また、アイテムによって出力結果を指定させることもできます(このようなアイテムは実行時に出力形式を決定します)。形式値を保持するアイテムを選択します。有効な値は、「PDF」、「RTF」(ドキュメントをMicrosoft Wordで開く)、「XLS」(ドキュメントをMicrosoft Excelで開く)および「HTML」(ドキュメントをHTMLファイルとしてダウンロードする)です。
レポート・リージョンを出力する方法の1つは、出力属性を構成する方法です。構成した属性は、現行のリージョンのみに適用され、リージョンのコンテキスト以外では使用できません。インスタンスに対して出力機能が設定されている場合、様々な形式で出力できるようにレポート・リージョンを構成できます。
関連項目:
クラシック・レポートの出力メソッドについておよびOracle Application Express管理ガイドの「レポート出力の構成」
親トピック: レポート・リージョンの出力
対話モード・レポートの出力属性は、クラシック・レポートの場合とは異なり、デフォルトのXSL-FOレイアウトのみを使用できます。また、この画面から直接開始するのではなく、「レポート属性」の「ダウンロード」セクションからのみ開始できます。構成した属性は、現行のリージョンのみに適用され、リージョンのコンテキスト以外では使用できません。
インスタンスに対して出力機能が設定されている場合、様々な形式で出力できるようにレポート・リージョンを構成できます。
出力用に対話モード・レポート・リージョンを構成するには、次のステップを実行します。
親トピック: 対話モード・レポート・リージョンの出力属性の構成
レポート・リージョンは、レポート問合せを共有コンポーネントとして定義することによって出力できます。レポート問合せは、抽出されるデータを識別します。リージョンに含まれるSQL文とは異なり、レポート問合せには、問合せを保存すると有効化されるSQL文が含まれます。レポート問合せは、SQL文を戻すファンクションではなく、SQL文である必要があります。
親トピック: レポート・リージョンの出力