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Oracle® Application Expressインストレーション・ガイド
リリース18.1
E98589-01
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4.16 ランタイム環境と完全開発環境の間の変換

ランタイム環境と完全開発環境の相互への変換について理解します。

この項では、ランタイム環境とフル開発環境の間の変換方法について説明します。

4.16.1 ランタイム環境と完全開発環境の間の変換について

Oracle Application Expressランタイム環境では、アプリケーションを変更または編集する機能をサポートせずに本番アプリケーションを実行できます。

ランタイム環境に含まれるのは、アプリケーションの実行に必要なパッケージのみです。このため、ランタイム環境はより堅牢な環境となります。管理用のWebインタフェースは用意されていません。

Oracle Application Expressランタイム環境は、SQL*PlusまたはSQL DeveloperおよびAPEX_INSTANCE_ADMIN APIを使用して管理します。

参照:

4.16.2 完全開発環境へのランタイム環境の変換

SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBAロールが指定されているSYSとして接続して、apxdvins.sqlを実行します。

Oracle Application Expressランタイム環境を完全開発環境に変換するには、次のステップを実行します。

  1. 作業ディレクトリを、インストール・ソフトウェアを解凍したapexディレクトリに変更します。
  2. SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBAロールが指定されているSYSとして接続します。次に例を示します。
    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
  3. apxdvins.sqlを実行します。次に例を示します。
    @apxdvins.sql
    
  4. 「インスタンス管理アカウントの作成または更新」の手順に従います

参照:

4.16.3 ランタイム環境への完全開発環境の変換

SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBAロールが指定されているSYSとして接続して、apxdevrm.sqlを実行します。

ヒント:

完全開発環境をランタイム環境に変換する前に、すべてのWebシート・アプリケーションをエクスポートします。開発環境をランタイムに変換する際、既存のWebシート・データ・グリッドおよびレポートはすべてのワークスペースから削除されます。ランタイム環境を完全開発環境に戻しても、これらのWebシート・データ・グリッドまたはレポートはリストアされません。

Oracle Application Express完全開発環境をランタイム環境に変換するには、次のステップを実行します。

  1. 作業ディレクトリを、インストール・ソフトウェアを解凍したapexディレクトリに変更します。
  2. SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBAロールが指定されているSYSとして接続します。次に例を示します。
    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
  3. apxdevrm.sqlを実行します。次に例を示します。
    @apxdevrm.sql
    

参照:

SQL*Plusの詳細は、『SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』を参照してください