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Oracle® Application Expressインストレーション・ガイド
リリース18.1
E98589-01
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4.14 アップグレード・インストールのインストール後のタスクの実行

アップグレード・インストールが正常に実行され、すべてのアップグレード済アプリケーションが正常に機能していることを確認したら、以前のOracle Application Expressインストールからスキーマを削除する必要があります。

4.14.1 以前のOracle Application Expressインストールの削除について

以前のインストールの存在確認による、以前のインストールからのスキーマの削除について理解します。

以前のインストールのスキーマに関連付けられたデータベース・ユーザーは権限が付与されたユーザーです。不要になった場合は削除する必要があります。以前のインストールのスキーマの削除には、2つのステップがあります。最初に以前のインストールが存在することを確認して、次にスキーマを削除します。

4.14.2 以前のインストールが存在するかどうかの確認

SQL問合せを実行して、以前のOracle Application Expressインストールが存在するかどうかを確認します。

以前のインストールが存在するかどうかを確認するには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusを起動して、SYSとしてOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。次に例を示します。
    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
  2. 次の問合せを実行します。
    SELECT username
      FROM dba_users 
     WHERE (  username LIKE 'FLOWS\_______' ESCAPE '\'
           OR username LIKE 'APEX\_______' ESCAPE '\' )
       AND username NOT IN ( SELECT schema
                               FROM dba_registry
                              WHERE comp_id = 'APEX' );

結果に書式がFLOWS_XXXXXXまたはAPEX_XXXXXX(XXXXXXは6つの数字を表す)のエントリが含まれる場合、それらのエントリは削除候補です。

4.14.3 以前のインストールのスキーマの削除

SQL*Plusを起動してデータベースに接続し、以前のインストールからスキーマを削除する文を実行します。

以前のインストールのスキーマを削除するには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBAロールが指定されているSYSとして接続します。次に例を示します。
    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
  2. 次の例のような文を実行します。
    DROP USER APEX_050100 CASCADE;

4.14.4 CDB内の以前のインストールからのスキーマの削除

catcon.plを使用して、CDB内の以前のインストールのスキーマを削除します。

以前のインストールからスキーマを削除するには、次の例を使用してコマンドを実行します。

$ORACLE_HOME/perl/bin/perl -I $ORACLE_HOME/rdbms/admin $ORACLE_HOME/rdbms/admin/catcon.pl -b drop_apex050100 -- --x'drop user APEX_050100 cascade'

4.14.5 Oracle Database 11g以降での無効なACLの修正

Oracle Database 11g以降を実行している場合の無効なACLの修正方法を理解します。

Oracle Database 11g以降を実行しており、以前のOracle Application Expressスキーマのネットワーク・サービスを有効化してある場合、「以前のOracle Application Expressインストールの削除について」のステップを実行した後に、無効なACLを修正する必要がある場合があります。

無効なACLを修正するには、次のステップを実行します。

  1. 作業ディレクトリを、インストール・ソフトウェアを解凍したapexディレクトリに変更します。
  2. SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBAロールが指定されているSYSとして接続します。次に例を示します。
    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
  3. 次のような文を実行します。
    EXEC DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.DELETE_PRIVILEGE('power_users.xml', 'APEX_040200');