Oracle Data Miner 18.1には、Oracle Database Enterprise EditionまたはPersonal Editionの11.2.0.4以上が必要です。
データベースがこの要件を満たしているかどうかを確認するには、database_compatible_level
設定を問い合せます。この値が11.2以上である必要があります。
SELECT VALUE FROM database_compatible_level;
注意:
Oracle Data Miner 18.1の一部の機能には、Oracle Database 12.2以上が必要です。
表2-1に、Oracle Data Minerに関するデータベースのインストールおよび構成の要件を示します。
表2-1 Oracle Data Minerのデータベース要件チェックリスト
機能 | 要件 | 詳細な情報へのリンク |
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データベースのバージョン |
11.2.0.4以上 |
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Oracle Data Minerのインストールに必要 |
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Oracle Data Minerのインストールに必要 |
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記憶域構成 |
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データベースは、 |
Oracle Database 18c: Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド Oracle Database 12.2: Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド Oracle Database 12.1: Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド |
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Oracle Data MinerのSQL問合せノードで埋め込みRスクリプトの実行に必要 |
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Oracle Data Minerのサンプル・データに必要Oracle Textのナレッジ・ベースで必要になる可能性あり |
Oracle Database 18c: Oracle Database Examples Oracle Database 12.2: Oracle Database Examplesインストレーション・ガイド Oracle Database 12.1: Oracle Database Examplesインストレーション・ガイド |
|
Oracle Data Minerの一部のサンプル・データに必要 |
Oracle Database 12.2: SHサンプル・スキーマはOracle Database 12.2には付属していません。サンプル・データをインストールするには、Oracle Databaseサンプル・スキーマに移動します Oracle Database 12.1: Oracle Databaseサンプル・スキーマ |
Oracle Data Minerは、Oracle Textを利用してテキスト・マイニングをサポートします。Oracle Textは、Oracle Database Enterprise Editionにデフォルトで付属しており、Oracle Data Minerのインストールに必須です。
テキスト変換中のテーマ生成をサポートするには、Oracle Textナレッジ・ベースが必要です。Oracle Textのこの機能をサポートする場合、Oracle Databaseでデフォルトでは使用できず、Oracle Database Examplesのインストールで入手できます。Oracle Textナレッジ・ベースは、英語とフランス語で使用できます。
関連項目
Oracle Data Minerは、XML DBを使用して、ワークフローをOracle Data Minerリポジトリに格納します。XML DBは通常、Oracle Database Enterprise Editionにデフォルトで付属しており、Oracle Data Minerのインストールに必須です。
XML DBがデータベースに存在するかどうかを確認する、あるいはXML DBを手動でインストールする手順は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください
Oracle Data Minerリポジトリにあるワークフロー・ドキュメントは、XMLType
型であり、これは次の記憶域モデルを提供する抽象データ型です。
オブジェクト・リレーショナル記憶域: XMLType
データは、一連のオブジェクトとして格納されます。
バイナリXML記憶域: XMLType
データは、XMLデータ専用に設計された事後解析のバイナリ形式で格納されます。
Oracle Data Minerは以前のバージョンのOracle Databaseではオブジェクト・リレーショナル記憶域を使用し、一定のバージョン以降ではバイナリXML記憶域を使用します。
関連項目
Oracle Data Minerで使用される記憶域の形式は、データベースのバージョンによって異なります。
Oracle Database 11.2.0.4以上では、Oracle Data MinerはバイナリXML記憶域を使用します。
バイナリ記憶域では、200MBの表領域割当てに、およそ1000の適度に複雑なワークフロー(およそ35のノード)を格納できます。バイナリ記憶域を使用するには、ODMRSYS
を、Automatic Segment Space Management (ASSM)で管理される表領域に作成する必要があります。
次の文は、Oracle ASSM表領域の作成方法を示しています。
CREATE TABLESPACE DMUSER_AUTO DATAFILE 'DMUSER_AUTO.dat' size 20m autoextend on next 32m maxsize UNLIMITED extent management local AUTOALLOCATE SEGMENT SPACE MANAGEMENT AUTO;
関連項目
Oracle Databaseをインストールするには、ご使用のプラットフォームのインストール手順およびその他のすべての手順に従ってください。
インストール手順およびその他のすべての手順は、「Oracle Data Minerのデータベース要件」で指定されています。
一部のOracle Databaseインストレーション・ガイドのリストを次に示します。
Linux:
Oracle Database 18c: Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Linux
Oracle Database 12.2: Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Linux
Oracle Database 12.1: Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Linux
Oracle Database 11.2.0.4: Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Linux
Oracle Solaris:
Oracle Database 18c: Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Oracle Solaris
Oracle Database 12.2: Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Oracle Solaris
Oracle Database 12.1: Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Oracle Solaris
Oracle Database 11.2: Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Oracle Solaris
Microsoft Windows:
Oracle Database 12.2: Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows
Oracle Database 12.1: Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows
Oracle Database 11.2.0.4: Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows
他のプラットフォームにOracle Databaseをインストールするには、Oracle Help Centerを検索し、ご使用のプラットフォームに固有のインストール手順に従ってください。
SQL DeveloperインターフェイスからOracle Cloud Databaseスキーマに接続できます。
関連項目:
Oracle Cloud Database Schema Serviceインスタンスへの接続の作成または編集の詳細は、『Oracle SQL Developerユーザーズ・ガイド』を参照してください。関連項目