B 共通コネクタ操作の実行

この付録では、このコネクタを使用して実行できる一部の共通の操作に対する手順の概要を示します。ここでは、次の項目について説明します。

B.1 信頼できるソースの増分リコンシリエーションの実行

信頼できるソースの増分リコンシリエーションを実行するには、次のタスクを実行します。

  1. ターゲット・システム(データベース)にはユーザーが必要です。
  2. DBATアプリケーションを作成します。アプリケーションの作成の詳細は、「コネクタを使用したアプリケーションの作成」を参照してください。

    ノート:

    アプリケーションの作成時には、changeLogColumnプロパティの値を指定してください。

  3. RESOURCE Trusted Resource User Reconciliationスケジュール済ジョブを実行し、信頼できるソースの完全リコンシリエーションを実行して、ターゲット・システムのすべてのユーザー・レコードをOracle Identity Governanceにフェッチします。このスケジュール済ジョブの詳細は、「ユーザー・レコードのリコンシリエーションのためのスケジュール済ジョブ」を参照してください。
  4. ターゲット・システムのユーザー・レコードへの変更を実行します。
  5. RESOURCE Trusted Incremental Resource User Reconciliationスケジュール済ジョブを実行し、増分リコンシリエーションを実行して、ターゲット・システムで最後のリコンシリエーションの実行以降に変更されたユーザー・レコードのみをフェッチします。このスケジュール済ジョブの詳細は、「増分リコンシリエーションのためのスケジュール済ジョブ」を参照してください。

B.2 ターゲット・リソースの増分リコンシリエーションの実行

ターゲット・ソースの増分リコンシリエーションを実行するには、次のタスクを実行します。

  1. ターゲット・システム(データベース)にはユーザーが必要です。
  2. DBATアプリケーションを作成します。アプリケーションの作成の詳細は、「コネクタを使用したアプリケーションの作成」を参照してください。

    ノート:

    アプリケーションの作成時には、changeLogColumnプロパティの値を指定してください。

  3. RESOURCE Target Resource User Reconciliationスケジュール済ジョブを実行し、ターゲット・リソースの完全リコンシリエーションを実行して、ターゲット・システムのすべてのユーザー・レコードをOracle Identity Governanceにフェッチします。

    このスケジュール済ジョブの詳細は、「ユーザー・レコードのリコンシリエーションのためのスケジュール済ジョブ」を参照してください。

  4. ターゲット・システムのユーザー・レコードへの変更を実行します。
  5. RESOURCE Target Incremental Resource User Reconciliationスケジュール済ジョブを実行し、増分リコンシリエーションを実行して、ターゲット・システムで最後のリコンシリエーションの実行以降に変更されたユーザー・レコードのみをフェッチします。このスケジュール済ジョブの詳細は、「増分リコンシリエーションのためのスケジュール済ジョブ」を参照してください。

B.3 参照フィールド同期の構成および実行

この項では、参照フィールド同期を構成および実行して、プロビジョニング操作中に、プロセス・フォームの一部のフィールドに参照定義を入力ソースとして使用する方法について説明します。これを実行するためのタスクは次のとおりです。

  1. DBATアプリケーションを作成します。アプリケーションの作成の詳細は、「コネクタを使用したアプリケーションの作成」を参照してください。
  2. ターゲット・システムの子表からの値を格納する、Lookup.RESOURCE.Exampleなどの、空の参照定義があることを確認します。
  3. フィールドが参照フィールドであることを示す情報を含むようにフォームおよび参照定義を更新します。
  4. RESOURCETarget Lookup Reconciliationスケジュール済ジョブを実行して、参照フィールド同期を実行します。このスケジュール済ジョブの詳細は、「参照フィールド同期のためのスケジュール済ジョブ」を参照してください。

B.4 子データのプロビジョニング

子データに対してプロビジョニング操作を実行するには:

  1. DBATアプリケーションを作成します。アプリケーションの作成の詳細は、「コネクタを使用したアプリケーションの作成」を参照してください。
  2. 子データをプロビジョニングする詳細は、「プロビジョニング操作の実行」を参照してください。