次の問題は、この更新で修正されています。
bnx2iドライバ
iscsiadmコマンドの使用時にカーネル・パニックを引き起こしていたbnx2iドライバに関する問題は修正されました。 (バグ19726959)
DTrace
Dtraceモジュールを自動的にロードできるようになりました。 (バグID 19821254)
初期プロセスの取得または作成に失敗した場合に、断続的なコア・ダンプは発生しなくなりました。 (バグID 19679998)
DTraceのユーザー空間トレースがすでにアクティブ化されていると、実行されたプロセスが異常終了する可能性がありました。
DTraceがブレークポイントを挿入中にプロセスによって
exec()
がコールされると、DTraceがプロセスの状態を見失ったり、デッドロック状態に陥る可能性がありました。
ext3
ext3リポジトリ内で仮想ディスクが疎ファイルとして構成されている場合に、仮想マシンのファイル・システムの破損を引き起こしていた問題は修正されました。 (バグID 19220057)
Hyper-V
modprobeを使用してHyper-Vカーネル・モジュールを再ロードした場合に、カーネル・パニックを引き起こすことはなくなりました。
Kdumpカーネル・クラッシュ機能が、Windows Server 2012 R2ホスト上のOracle Linux仮想マシンで正しく動作するようになりました。 (バグ19727047)
ホット・アッドにより追加されたメモリー機能が、Oracle Linux仮想マシンで動作するようになりました。 (バグ19441989)
マイクロコード
Haswell CPUが搭載されたシステムで、マイクロコードのロードの問題に伴う起動遅延の延長が発生しなくなりました。
nvmeドライバ
ホット・プラグによりデバイスを取り外して再接続すると、その容量がゼロ(0)と表示され、間違ったメッセージ「
detected capacity change
」(容量の変更を検出しました)が/var/log/messages
に記録されるというnvme
ドライバのバグが修正されました。 (バグ19566288)
OCFS2
間違ったロック順序によってOCFS2がハングすることはなくなりました。 (バグID 19547845、19249791)
スタック全体のクラスタ構成(
cluster.conf
)に矛盾がある場合、グローバル・ハートビートの有効化に伴ってノードが再起動されることはなくなりました。 (バグ19549715)
qla2xxxドライバ
「
PCI EEH busy
」警告メッセージが間違って返される問題が修正されました。 (バグID 19916135)
仮想化
実行中のPVMゲスト(xm vcpu-set)の仮想CPU数を増やしたことが原因でソフト・ロックアップが発生することはなくなりました。 (バグ19261720)
PVMゲストの停止または再起動が原因でカーネル・パニックが発生することはなくなりました。 (バグ19803968)
XFS
xfs_quotaによるプロジェクト割当ての無効化が
XFS_QUOTARM: Invalid argument
エラーで失敗することはなくなりました。 (バグID 19815141)