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Oracle® TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイド
リリース18.1
E98636-05
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はじめに

Oracle TimesTen In-Memory Database (TimesTen)は、高速なレスポンスとスループットのためのメモリーが最適化されたリレーショナル・データベースです。データベースは、実行時に全体がメモリーに常駐し、ファイル・システムに永続します。

TimesTenでは、標準のアプリケーション・インタフェースであるJDBC、ODBCおよびODP.NETがサポートされているとともに、OracleインタフェースであるPL/SQL、OCI、Pro*C/C++、およびC++用のTimesTen TTClassesライブラリがサポートされています。

このガイドでは次の情報を提供します。

対象読者

このガイドを使用するには、TimesTen、SQL (Structured Query Language)およびデータベース操作に関する知識が必要です。

関連ドキュメント

TimesTenのドキュメントは、https://docs.oracle.com/database/timesten-18.1にあります。

Oracle DatabaseのドキュメントもOracleドキュメントのWebサイトで入手できます。これは、OCIやPro*C/C++など、TimesTenでサポートされているが、詳しく説明されていないOracle Databaseの機能で役立ちます。

表記規則

TimesTen Classicは複数のプラットフォームでサポートされています。このマニュアルに記述されている内容は、特に表記しないかぎり、サポートされるすべてのプラットフォームに適用されます。WindowsはサポートされているすべてのWindowsプラットフォームを表します。UNIXはサポートされているすべてのUNIXプラットフォームを表します。Linuxという用語とは分けて使用されます。

TimesTen Scaleoutは、Linuxプラットフォームでのみサポートされています。Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイドの情報は、Linuxプラットフォームにのみ適用されます。

TimesTenでサポートされるプラットフォームの具体的なバージョンについては、インストール・ディレクトリにあるOracle TimesTen In-Memory Databaseリリース・ノート(README.html)を参照してください。


ノート:

TimesTenドキュメントでは、用語としての「データ・ストア」と「データベース」は同じです。両方の用語は、TimesTenデータベースを指します。

このマニュアルでは次の表記規則を使用します。

規則 意味
太字 太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。
イタリック体 イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。
固定幅フォント 固定幅フォントは、コード、コマンド、URL、関数名、属性名、ディレクトリ名、ファイル名、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。
固定幅フォントのイタリック 固定幅フォントのイタリックは、ユーザーが特定の値を使用または指定するコード例のプレースホルダまたは変数を示します。次に例を示します。

LIBS = -Ltimesten_home/install/lib -ltten

timesten_homeを、TimesTenインスタンスのホーム・ディレクトリのパスに置き換えてください。

[ ] 大カッコは、カッコ内の項目を任意に選択することを表します。大カッコは、入力しないでください。
{ } 中カッコは、カッコ内の項目のうち、1つが必須であることを表します(中カッコは入力しないでください)。
|
縦線は、選択項目の引数を区切ります。
. . . 引数の後の水平の省略記号は、1行のコマンドラインで複数の引数を使用できることを表します。
%または$ パーセント記号またはドル記号はUNIXシェル・プロンプトを示し、どちらの記号かは使用されているシェルに依存します。
#
#は、UNIXルート・ユーザーのプロンプトを表します。

TimesTenのマニュアルでは、次の変数を使用して、パス、ファイルおよびユーザー名を表します。

規則 意味
installation_dir TimesTenの現在のリリースがインストールされているディレクトリのパスです。
timesten_home TimesTenインスタンスのホーム・ディレクトリのパス。
releaseまたはrr リリース番号の最初の2つの部分(ドットが付く場合と付かない場合があります)。リリース番号の最初の2つの部分は、TimesTenのメジャー・リリースを表します。たとえば、181または18.1は、TimesTenリリース18.1を表します。
DSN TimesTenのデータソース名(TimesTenデータベース用)です。


ノート:

TimesTenのリリース番号は、TimesTenユーティリティの出力、ファイル名、ディレクトリ名などの項目に反映され、これらはすべてマイナーまたはパッチ・リリースごとに変更される場合があります。ドキュメントは常に最新であるとはかぎりません。ドキュメントでは、主に、出力、ファイル名、ディレクトリ名およびその他のコードの基本的な形式を示すことを意図し、その中にはリリース番号が含まれている可能性があります。現在のリリース番号を確認するには、Oracle TimesTen In-Memory Databaseリリース・ノートを参照するか、ttVersionユーティリティを実行します。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWeb サイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートを購入したOracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoか、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。