主コンテンツへ
Oracle® TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイド
リリース18.1
E98636-05
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

新機能

この項では、このマニュアルに記載されているTimesTenリリース18.1の新機能の概要を説明し、詳細情報を参照するためのリンクを示します。

リリース18.1.4.1.0の新機能

このリリースのTimesTen Scaleoutでは、新しいタイプのバックアップ(ステージング・バックアップ)が追加されています。このタイプのバックアップを使用すると、チェックポイントおよびログ・ファイルのローカル・コピーの作成によるオーバーヘッドがなくなり、リポジトリにリモート・コピーを作成する際のネットワーク・トラフィックが減少します。ステージング・バックアップは、メイン・サイトに依存しない2番目のサイトで定期的なバックアップを作成する場合に最適です。詳細は、リモート・リポジトリへのデータベースのバックアップ(WAN対応)を参照してください。

データベース・インポート操作のパフォーマンスを向上させるために、ttGridAdmin dbImportコマンドでは、-numThreadsオプションを使用して複数のスレッドでデータベース・オブジェクトをインポートできるようになりました。詳細は、データベース・エクスポートのインポートを参照してください。

ソフトウェアの問題やネットワーク障害が原因で、要素間のチャネルを作成するリクエストがハングした場合、すべてのチャネル作成リクエストがブロックされる可能性があります。リモート要素へのチャネル作成リクエストを待機する期間のタイムアウトを設定できます。詳細は、チャネル作成リクエストのタイムアウトの設定を参照してください。

リリース18.1.3.1.0の新機能

通常は、ttGridAdmin dbDistribute -evictコマンドを使用して、グリッドの分散マップからレプリカ・セットを除去できます。ただし、現在は、レプリカ・セットの除去をリクエストする前に、要素を追加または削除するために保留中のリクエストがすべて適用されていることを確認する必要があります。つまり、ttGridAdmin -addまたは-remove処理と削除リクエストを組み合せて除去できなくなります。詳細は、「レプリカ・セット内の障害が発生した要素の削除および置換」を参照してください。

リリース18.1.2.1.0の新機能

TimesTen Scaleoutのこのリリースでは、Windows上のTimesTen ClientシステムにクライアントDSNをインポートするためのサポートが追加されています。詳細は、TimesTen Clientからのクライアント接続の確立を参照してください。

ttGridAdmin dbDisconnectコマンドを使用して、データベースへのすべてのユーザー接続を終了できます。詳細は、メモリーからのデータベースのアンロードを参照してください。

データ分散プロセスが中断されたか完了に失敗した場合は、データの再同期を試行できます。再同期には、ttGridAdmin dbDistribute -resync操作の実行が含まれます。詳細は、データ分散エラーからのリカバリを参照してください。

リリース18.1.1.2.0の新機能

DMLの実行の一環としてコミット操作を使用可能または使用不可にするTT_DMLCommitOnSuccessヒントを指定できます。詳細は、TT_CommitDMLOnSuccessヒントの使用方法を参照してください。