Enterprise Managerの通知システムを使用すると、SNMP対応のサード・パーティのアプリケーションとSNMPトラップを介してEnterprise Managerのイベント情報を共有できます。Enterprise Managerはトラップの送信に対してSNMPv1プロトコルをサポートします。たとえば、次のいずれかのイベントが発生したときに、イベント情報をトラップとしてEnterprise Managerからサード・パーティのアプリケーションに送信するとします。
特定のメトリックがしきい値を超えた(メトリック・アラート・イベント)
ターゲットが停止した(ターゲット可用性イベント)
ジョブの失敗(ジョブ・ステータス変更イベント)
注意:
Enterprise Managerのイベント・タイプの詳細なリストと説明については、「イベント管理」を参照してください。
通知システムでSNMPトラップを使用することは、次の点に関する問題です。
SNMPを使用すると、Enterprise Managerではサード・パーティのSNMP対応アプリケーションに情報を送信できますが、SNMP対応アプリケーションでEnterprise Managerから情報を取得する必要がある場合があります。これを実施するには、MIB変数を利用し、SNMPトラップの登録を行います。トラップ・コンテンツの詳細は、MIB変数から取得できます。
MIBの詳細は、「管理情報ベース(MIB)」および「Enterprise Manager MIBの変数の解釈」を参照してください。
注意:
Enterprise ManagerのMIB変数を使用するには、有効なDiagnostic Packのライセンスが必要です。