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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド
13c リリース3
E98542-01
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30.4 SNMPトラップ通知の送信

Enterprise Managerの通知システムを使用すると、SNMP対応のサード・パーティのアプリケーションとSNMPトラップを介してEnterprise Managerのイベント情報を共有できます。Enterprise Managerはトラップの送信に対してSNMPv1プロトコルをサポートします。たとえば、次のいずれかのイベントが発生したときに、イベント情報をトラップとしてEnterprise Managerからサード・パーティのアプリケーションに送信するとします。

  • 特定のメトリックがしきい値を超えた(メトリック・アラート・イベント)

  • ターゲットが停止した(ターゲット可用性イベント)

  • ジョブの失敗(ジョブ・ステータス変更イベント)

    注意:

    Enterprise Managerのイベント・タイプの詳細なリストと説明については、「イベント管理」を参照してください。

通知システムでSNMPトラップを使用することは、次の点に関する問題です。

  1. SNMPトラップを使用する通知メソッドの定義。詳細は、「サード・パーティ・システムへのSNMPトラップの送信」を参照してください。
  2. 通知メソッドのルールへの割当て。既存のルールを編集または新規のインシデント・ルールを作成できます。詳細は、「ルール・セットの設定」を参照してください。

30.4.1 管理情報ベース(MIB)について

SNMPを使用すると、Enterprise Managerではサード・パーティのSNMP対応アプリケーションに情報を送信できますが、SNMP対応アプリケーションでEnterprise Managerから情報を取得する必要がある場合があります。これを実施するには、MIB変数を利用し、SNMPトラップの登録を行います。トラップ・コンテンツの詳細は、MIB変数から取得できます。

MIBの詳細は、「管理情報ベース(MIB)」および「Enterprise Manager MIBの変数の解釈」を参照してください。

注意:

Enterprise ManagerのMIB変数を使用するには、有効なDiagnostic Packのライセンスが必要です。