Enterprise Managerは、サード・パーティ管理システムとの統合、SNMPトラップを使用したイベント情報の共有、およびSNMPを使用した新しいデバイスおよびターゲットのモニタリングによるEnterprise Managerのモニタリング範囲の拡張により、SNMPをサポートします。
図30-1に示すように、Enterprise ManagerがSNMPを使用する方法は多数あります。
Enterprise ManagerからSNMP管理ステーションへのSNMPトラップ通知の生成による、サード・パーティの管理システムとのイベント情報の共有。たとえば、SNMPを使用して、選択済メトリックがしきい値を超えていることをサード・パーティ・アプリケーションに通知できます。
この方法は、SNMPバージョン1 (SNMPv1)およびSNMPバージョン3 (SNMPv3)をサポートします。
詳細は、「SNMPトラップ通知の送信」および「通知の使用」を参照してください。
管理対象エンティティとの間でのSMNPトラップの受信またはSNMPデータのフェッチにより、Enterprise Managerのモニタリング範囲を新しいエンティティに拡張します。SNMPトラップを受信するようにメタデータ・プラグインを開発することで、Enterprise ManagerがSNMPトラップをスローできる製品をモニターするようにできます。
この方法は、SNMPバージョン1 (SNMPv1)、SNMPバージョン2 (SNMPv2c)およびSNMPバージョン3 (SNMPv3)をサポートします。
詳細は、「SNMPを使用した外部デバイスのモニタリング」および『Oracle Enterprise Manager Cloud Control拡張プログラマーズ・リファレンス』を参照してください。
SNMPアダプタを使用してSNMPエージェントに問い合せる新しいメトリックを作成することで、Enterprise Manager管理エージェントは、メトリック・データとして使用されるManagement Information Base(MIB)変数情報をホスト・ターゲット上のネイティブSNMPエージェントに問い合せることができます。
この方法は、SNMPバージョン1 (SNMPv1)、SNMPバージョン2 (SNMPv2c)およびSNMPバージョン3 (SNMPv3)をサポートします。
詳細は、「メトリック拡張について」および「メトリック拡張の使用」を参照してください。