この章では、エージェント・アップグレード・コンソールまたはEM CLIを使用して中央エージェントとスタンドアロン管理エージェントの1つを13cにアップグレードする方法と、エージェント・ゴールド・イメージを作成し、そのゴールド・イメージを使用して他のすべてのスタンドアロン管理エージェントをアップグレードする方法について説明します。この章の具体的な内容は次のとおりです。
警告:
共有エージェント(NFSエージェント)をエージェント・ゴールド・イメージに直接サブスクライブすることはできません。エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブするには、まず共有エージェントをスタンドアロン管理エージェントに変換してから、エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブする必要があります。
注意:
13c環境では、Oracle ZFS Storage Applianceターゲットを検出しないでください。
13c リリース1以降、Enterprise Manager Cloud Controlでは、管理エージェントをアップグレードするために、エージェント・アップグレード・コンソールおよびEM CLIに加えてエージェント・ゴールド・イメージを提供しています。他のアップグレード方式を使用することもできますが、エージェント・ゴールド・イメージを使用してすべての管理エージェントをアップグレードすることをお薦めします。
エージェント・ゴールド・イメージとは何か、それに含まれるもの、管理エージェントのアップグレードに使用して役立てる方法を理解するには、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』を参照してください。
他のアップグレード方式を使用することもできますが、エージェント・ゴールド・イメージを使用してすべての管理エージェントをアップグレードすることをお薦めします。ただし、ゴールド・イメージを使用して管理エージェントを更新するには、13cスタンドアロン管理エージェントに基づいているゴールド・イメージが必要です。13c中央エージェントを使用してゴールド・イメージを作成することはできません。
したがって、12cからEnterprise Managerシステムをアップグレードする場合、Oracle Management Service (OMS)を13cにアップグレードした後、エージェント・アップグレード・コンソールまたはEM CLIを使用して中央エージェントとスタンドアロン管理エージェントの1つを13cにアップグレードします。次に、13cにアップグレードされたスタンドアロン管理エージェントを使用してゴールド・イメージを作成し、最後にそのゴールド・イメージを使用して他のすべてのスタンドアロン管理エージェントを更新します。ゴールド・イメージを使用して管理エージェントをいくつか13cに更新したら、その更新した管理エージェントを使用してゴールド・イメージを他にいくつか作成できます。
更新操作の前後のエージェント・ベース・ディレクトリ構造を次に示します。
更新前
<agent_base_directory> |_____agentimage.properties |_____agentInstall.rsp |_____agent_inst |___agent_13.3.0.0.0
更新後
<agent_base_directory> |_____agentimage.properties |_____agentInstall.rsp |_____agent_inst |_____agent_13.3.0.0.0 |_____GoldImage_<Image Version Name> |_____agent_13.3.0.0.0 |_____agentimage.properties |_____agentInstall.rsp |_____plugins.txt |_____plugins.txt.status
この項では、エージェント・アップグレード・コンソールまたはEM CLIを使用して13c リリース1以上にスタンドアロン管理エージェントをアップグレードする方法について説明します。この項の具体的な内容は次のとおりです。
エージェント・アップグレード・コンソールまたはEM CLIを使用した13cリリース3への中央エージェントまたはスタンドアロン管理エージェントのアップグレードの概要
エージェント・アップグレード・コンソールまたはEM CLIを使用した13cリリース3への中央エージェントまたはスタンドアロン管理エージェントのアップグレードを始める前に
エージェント・アップグレード・コンソールまたはEM CLIを使用した13cリリース3への中央エージェントまたはスタンドアロン管理エージェントのアップグレードの前提条件
エージェント・アップグレード・コンソールを使用した13cリリース3への中央エージェントまたはスタンドアロン管理エージェントのアップグレード
エージェント・アップグレード・コンソールまたはEM CLIを使用した13cリリース3への中央エージェントまたはスタンドアロン管理エージェントのアップグレード後
エージェント・アップグレード・コンソールは、Oracle Software Library (ソフトウェア・ライブラリ)でソフトウェアを利用できる最新バージョンに既存の管理エージェントを一括アップグレードする単一ウィンドウ・ソリューションとして機能します。エージェント・アップグレード・コンソールを使用して管理エージェントをアップグレードする際、インストール・ベース・ディレクトリの構造は相応に変更されません。13c リリース2管理エージェントを13c リリース3にアップグレードした場合のインストール・ベース・ディレクトリ構造の例を次に示します。
アップグレード前
<agent_base_directory> |agent_13.2.0.0.0 |sbin |_____plugins |_____agent_inst |_____agentimage.properties . . .
アップグレード後
<agent_base_directory> |_____backup_agtup |_____agent_13.3.0.0.0 |_____sbin |_____plugins |_____agent_inst |_____agentimage.properties . . .
注意:
管理エージェントをアップグレードするとき、エージェントのベース・ディレクトリの場所は変更できません。
管理エージェントをアップグレードすると、管理エージェント・ホストにインストールされているすべてのプラグインも、その最新バージョンがOracle Software Library (ソフトウェア・ライブラリ)に存在するかぎり、デフォルトでアップグレードされます。プラグインの最新バージョンがソフトウェア・ライブラリに存在しない場合は、その旧バージョンが保持されます。
(Microsoft Windowsホストの場合) 13.3.0.xの管理エージェントをアップグレードして、別の管理エージェントを同じホストにインストールする(別のOMSを指す)場合は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』の説明に従って、管理エージェントのインストール時に必ずs_agentSrvcName
パラメータを指定します。
Oracle Management Agentを13c リリース1以上にアップグレードする前に、次の事柄に留意してください。
古いOracle Management Service (OMS)とともにインストールされた中央エージェントをアップグレードする必要があります。
OMSホストにインストールされている中央エージェントを含む管理エージェントは、OMSの13cリリース3へのアップグレード中に自動的にアップグレードされません。必ず、古いOMSを13cリリース3にアップグレードした後すぐに、OMSホストにインストールされた中央エージェントをアップグレードしてください。
OMSインスタンスのアップグレード後、中央エージェントをすぐにアップグレードすることをお薦めします。ただし、OMSインスタンスのアップグレード後、なんらかの理由で中央エージェントをすぐにアップグレードできない場合は、必ずJDK 1.6u95パッチを中央エージェントに適用してください。そうしないと、GC WLSドメインのターゲットがEnterprise Manager Cloud Controlコンソールでモニターされません。この問題は、中央エージェントがアップグレードされると発生しません。
エージェント・アップグレード・コンソールまたはEM CLIを使用してアップグレードできるのは、12c リリース5 (12.1.0.5)、13 c リリース1、または13 c リリース2のみの中央エージェントです。
特権優先資格証明または非特権資格証明が設定されていない場合、または管理エージェント資格証明が認識されていない場合でも、エージェント・アップグレード・コンソールまたはEM CLIを使用して、管理エージェントをアップグレードできます。特権資格証明が要求されるのは、root.sh
アップグレード後スクリプトを実行する場合のみです。
root権限を持たないユーザーとして管理エージェントをアップグレードすると、または特権優先資格証明なしで管理エージェントをアップグレードすると、警告が表示されます。アップグレード時は、この警告を無視できます。後から、rootユーザーとして管理エージェント・ホストにログインして、$<AGENT_BASE_DIR>/agent_13.3.0.0.0/root.sh
スクリプトを実行できます。
一部の状況では、アップグレードされたバージョンの管理エージェントが、デプロイされたバージョンのプラグインをサポートしていない場合があります。このような場合、アップグレードされたバージョンの管理エージェントでサポートされていないプラグインのアンデプロイ、またはアップグレードされた管理エージェントでサポートされているバージョンのプラグインのデプロイのどちらかを確実に行います。
詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』のプラグインのアンデプロイに関する項およびプラグインのデプロイに関する項を参照してください。
Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース3では、管理エージェント・ソフトウェアの特定のバージョンに適用する管理エージェント個別パッチは、同じバージョンの新しい管理エージェントがデプロイされるとき、または古い管理エージェントがそのバージョンにアップグレードされるときに常にこれらのパッチが自動的にソフトウェアに割り当てられるように、保存しておくことができます。
この方法の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』のOracle Management Agentのデプロイまたはアップグレード時のパッチ適用に関する項を参照してください
また、個別パッチをプラグインに適用して、カスタムのパッチが適用されたプラグインを作成でき、このカスタムのパッチが適用されたプラグインは、デプロイするすべての新しい管理エージェント、およびアップグレードするすべての古い管理エージェントにデプロイされます。
これを行う方法の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理ガイド』のプラグインのダウンロード、デプロイおよびアップグレードに関する項を参照してください。
管理エージェントをアップグレードする際に、Cygwin、PsExecまたは任意のSSH接続ツールは必要ありません。Enterprise Managerは管理エージェントとOMSの既存の接続チャネルを使用してアップグレードを実行するためです。
管理エージェントのアップグレード中には、カスタム・インベントリの場所を指定できません。アップグレードされた管理エージェントは、古い管理エージェントのインベントリの場所を使用します。
クラスタにインストールされている管理エージェントまたは共有管理エージェントをアップグレード用に選択する場合、関係する一連の管理エージェント、つまりクラスタの別の管理エージェントまたは共有Oracleホームは自動的にアップグレード用に選択されます。
次のシナリオでは管理エージェントをアップグレードできません。
管理エージェントが稼働中および実行中ではない
管理エージェントがセキュアでない
管理エージェントが使用できない
(OMSバージョンと同じバージョンの)新しい管理エージェント・ソフトウェアがOracle Software Library (ソフトウェア・ライブラリ)に存在しない
管理エージェントのOracleホーム・プロパティが見つからない
すでに管理エージェントのアップグレードが進行中である
管理エージェントはブラックアウト状態です
カーネル・パッチまたはパッチ・バンドルを適用してSolarisの下位リリースをアップグレードすることと、実際のSolaris 5.10 Update 10+をインストールすることは同じではありません。Oracle Management Agent 13c リリース3は最小アップデート・バージョンのSolaris 5.10アップデート10+に基づいてビルド、テストおよび動作保証されていたため、Oracle Management AgentをSolaris 5.10アップデート10+にのみインストールし、パッチを使用してアップグレードした他のリリースにはインストールしないことをお薦めします。
エージェント・アップグレード・コンソールまたはEM CLIを使用して、特定の管理エージェントをアップグレードできないことがあります。表6-1にこの理由を示します。
表6-1 Oracle Management Agentをアップグレードできない理由
理由 | 説明および推奨アクション |
---|---|
最新のエージェント・ソフトウェアが存在しない |
OMSバージョンの最新の管理エージェント・ソフトウェアがOracle Software Libraryで使用できません。 最新の管理エージェント・ソフトウェアが使用できない管理エージェントをアップグレードするには、まず自己更新コンソールを使用して最新のソフトウェアをダウンロードして適用してから、「エージェントのアップグレード」ページを使用する必要があります。 自己更新コンソールにアクセスするには、「設定」メニューから、「拡張性」を選択し、「自己更新」を選択します。最新の管理エージェントのソフトウェアをダウンロードするには、「エージェント・ソフトウェア」をクリックし、必要なソフトウェアを選択してから「ダウンロード」をクリックします。詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』の自己更新コンソールを使用して最新の管理エージェント・ソフトウェアをダウンロードおよび適用する方法に関する項を参照してください。 |
エージェントはセキュリティ保護されていません |
管理エージェントがセキュアではありません。 セキュアではない管理エージェントをアップグレードするには、まず管理エージェントを保護してから、エージェントのアップグレード・ページを使用する必要があります。 管理エージェントを保護するには、「設定」メニューから、「Cloud Controlの管理」を選択し、「エージェント」を選択します。目的の管理エージェント名をクリックします。「エージェント」メニューから、「セキュア」をクリックします。 次のコマンドを実行して、管理エージェントを保護することもできます。
|
Oracleホームのプロパティがありません |
管理エージェントのOracleホーム・プロパティが見つかりません。 このプロパティは、アップグレードする管理エージェントのプラットフォームの取得に必要です。共有エージェントのアップグレードでは、このプロパティは、共有エージェントとマスター・エージェント間の関係を維持するための重要な役割を果たします。さらに、パッチ適用などの不可欠な特定の管理エージェントのライフサイクル操作にも必要です。 Oracleホーム・プロパティが存在しない管理エージェントをアップグレードするには、まず管理エージェントでOMSコレクションを実行します。そのためには、次のいずれかを実行します。
|
エージェント使用不可 |
管理エージェントが使用できない、つまり、Oracle Management Service (OMS)が管理エージェントと通信できません。 管理エージェントが停止している場合、管理エージェントがOMSによってブロックされた場合、または管理エージェント・ホストが停止している場合は、一般的に管理エージェントは使用できません。ネットワークやその他の特定の問題が原因で、管理エージェントが使用できない可能性もあります。 使用できない管理エージェントをアップグレードするには、最初に、OMSと管理エージェント間の通信をリストアする必要があります。OMSと管理エージェント間の通信をリストアするには、「設定」メニューから、「Cloud Controlの管理」を選択し、「エージェント」を選択します。目的の管理エージェント名をクリックして、管理エージェント・ホームページに移動します。表示されたエラー・アイコンをクリックし、推奨アクションを実行します。 |
アクティブ化を保留中のエージェント |
管理エージェントのリリースが12cリリース2 (12.1.0.2)以降ではありません。 エージェントのアップグレード・ページを使用して、10g、11gまたは12cリリース1 (12.1.0.1)の管理エージェントをアップグレードできません。これらの管理エージェントをアンインストールし、ホストに新規管理エージェントをインストールします。 詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』の管理エージェントの削除に関する項を参照してください。詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』の新しい管理エージェントのインストールに関する項を参照してください。 |
アップグレードできないエージェント・ページを使用して、現在アップグレードできない一連の管理エージェントを検索および表示できます。これらの管理エージェントを検索および表示するには、次の手順に従います。
「設定」メニューから、「Cloud Controlの管理」を選択し、「エージェントのアップグレード」を選択します。
アップグレードできないエージェントをクリックします。
管理エージェントの検索に使用するパラメータの値を入力または選択します。管理エージェント名、バージョン、プラットフォームおよび管理エージェントをアップグレードできない理由を使用して、管理エージェントを検索できます。
「一致」で「すべて」または「いずれか」を選択して、すべての検索パラメータと一致する結果またはいずれかの検索パラメータと一致する結果を検索します。
「検索」をクリックします。
管理エージェントを13c リリース1以上にアップグレードする前に、次の前提条件を満たしてください。
OMSホストのプラットフォームとは異なるプラットフォームで実行中の管理エージェントをアップグレードする場合は、自己更新を使用して、そのプラットフォーム用の最新の管理エージェント・ソフトウェアをソフトウェア・ライブラリでダウンロードして適用してください。
自己更新にアクセスするには、「設定」メニューから、「拡張性」を選択し、「自己更新」を選択します。プラットフォーム用の最新の管理エージェントのソフトウェアがダウンロードされて適用されているかどうか確認するには、「エージェント・ソフトウェア」をクリックしてから、目的のプラットフォームの「バージョン」列および「ステータス」列を確認します。プラットフォームのソフトウェア・バージョンは、OMSバージョンと同じである必要があります。ステータスには「適用」と表示されている必要があります。
最新のソフトウェアがダウンロードされて適用されていない場合、ソフトウェアを選択してから「ダウンロード」をクリックしてダウンロードします。ソフトウェアのダウンロード後、「適用」をクリックしてソフトウェアを適用します。ソフトウェアがダウンロード済でまだ適用されていない場合、「適用」をクリックしてソフトウェアを適用します。
詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』の自己更新を使用してプラットフォーム用の最新の管理エージェント・ソフトウェアをダウンロードおよび適用する方法に関する項を参照してください。
アップグレードする管理エージェントが稼働し実行中であることを確認します。
管理エージェントが稼働中および実行中であるかどうかを確認するには、「設定」メニューから、「Cloud Controlの管理」を選択し、「エージェント」を選択します。目的の管理エージェントの「ステータス」列をチェックします。
管理エージェントが使用できない場合、管理エージェント名をクリックして、管理エージェント・ホームページに移動します。「エージェント使用不可」アイコンをクリックし、推奨アクションを実行します。
アップグレードする管理エージェントがセキュアであることを確認します。
管理エージェントがセキュアかどうかを確認するには、「設定」メニューから、「Cloud Controlの管理」を選択し、「エージェント」を選択します。目的の管理エージェントの「セキュア・アップロード」列をチェックします。
管理エージェントがセキュアでない場合、「エージェント」メニューから、「セキュア」を選択して保護します。
また、次のコマンドを実行して、管理エージェントがセキュアかどうかを確認することもできます。
<EMSTATE>/bin/emctl status agent
<EMSTATE>
は、管理エージェントのインスタンス・ディレクトリである<AGENT_BASE_DIRECTORY>/agent_inst
です。
管理エージェントがセキュアである場合、表示される管理エージェントのURLはHTTPS URLです。ただし、表示される管理エージェントのURLがHTTP URLの場合、次のコマンドを実行して、管理エージェントを保護します。
<EMSTATE>/bin/emctl secure agent
必ず、アップグレードするすべての管理エージェントでOracleホーム・コレクションを実行します。
Oracleホーム・コレクションが実行されていない管理エージェントがある場合、それらはアップグレードできません。これらの管理エージェントは、「アップグレード可能なエージェントがありません」ページに、Oracleホームのプロパティがありませんという理由とともに表示されます。このページにアクセスする方法の詳細は、表6-1を参照してください。
アップグレードするすべての管理エージェントでOracleホーム・コレクションを実行するには、管理エージェント・ホストから次のコマンドを実行します。
<EMSTATE>/bin/emctl control agent runCollection <TARGET_NAME>:oracle_home oracle_home_config
<EMSTATE>
は、管理エージェントのインスタンス・ディレクトリである<AGENT_BASE_DIRECTORY>/agent_inst
です。
<TARGET_NAME>
は、<EMSTATE>/sysman/emd/targets.xml
ファイルでoracle_home
としてリストされた管理エージェントのホームを指します。emctl config agent listtargets
コマンドを使用して確認することもできます。
古い管理エージェントが、管理エージェントのアップグレード・プロセス中に起動しないことを確認します。
停止時に管理サーバーを開始するスケジュールされた特定のcronジョブ、または構成された特定の通知マネージャがある場合があります。古い管理エージェントは、アップグレード・プロセスの一部として停止されます。この管理エージェントが起動されないことを確認します。
インストール・ユーザーに、Oracleインベントリ内にあるすべてのファイルに対して読取り権限があり、Oracleインベントリ・ディレクトリに対して書込み権限があることを確認します。
Oracleインベントリ内にあるすべてのファイルに対する読取り権限を付与するには、インストール・ユーザーとして次のコマンドを実行します。
chmod -R +r $<INVENTORY_LOCATION
>
Oracleインベントリ・ディレクトリに対する書込み権限を付与するには、インストール・ユーザーとして次のコマンドを実行します。
chmod +rw $<INVENTORY_LOCATION
>
『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』で説明されているハードウェア要件を満たしていることを確認します。
エージェント・アップグレード・コンソールを使用して管理エージェントを13c リリース1以上にアップグレードするには、次の手順に従います。
表6-2に、エージェント・アップグレード・コンソールまたはEM CLIを使用した13c管理エージェントのアップグレード時に使用できる追加パラメータを示します。空白をセパレータとして使用して、複数のパラメータを入力できます。
表6-2 13c管理エージェントのアップグレード用の追加パラメータのリスト
パラメータ | 説明 |
---|---|
-ignorePrereqs |
前提条件チェックの実行をスキップします。 すでに前提条件を確認しており、アップグレードの残りのプロセスを実行するだけの場合は、このパラメータを指定します。 |
-debug |
デバッグとエラーの解決に役立つデバッグ・メッセージをログに記録します。 |
SCRATCHPATH |
ソフトウェアの抽出用のカスタム・パスを使用するのに |
EM CLIを使用して管理エージェントを13c リリース1以上にアップグレードするには、次の手順に従います。
注意:
この項で説明したEM CLI verbの使用方法の詳細は、『Oracle Enterprise Managerコマンドライン・インタフェース』ガイドの基本操作Verbの使用に関する項を参照してください。
この項では、管理エージェントのアップグレード後に実行できる様々なタスクについて説明します。内容は次のとおりです。
この項では13c管理エージェントのアップグレードを検証する方法を説明します。内容は次のとおりです。
管理エージェントのアップグレード後、次の方法に従って、Enterprise Managerコンソールを使用してアップグレードを検証します。
「設定」メニューから、「Cloud Controlの管理」を選択し、「エージェントのアップグレード」を選択します。エージェント・アップグレード結果をクリックします。管理エージェントをアップグレードするために作成したジョブが成功したことを確認します。
「設定」メニューから、「Cloud Controlの管理」を選択し、「エージェント」を選択します。アップグレードを検証する管理エージェントの名前をクリックして、管理エージェントのバージョンを確認します。アップグレード後の管理エージェントのバージョンは、OMSバージョンと同じである必要があります。
また、「エージェント」ページで、管理エージェントが、ブロックされていたり、ブラックアウト中ではなく、稼働中であることを確認します。
「設定」メニューから、「Cloud Controlの管理」を選択し、「エージェント」を選択します。アップグレードを検証する管理エージェントの名前をクリックします。「エージェント」メニューから、「構成」、「最新」の順に選択します。「構成プロパティ」タブで、古い管理エージェント・ホームを表示している構成プロパティがないことを確認します。
管理エージェントのアップグレード後、次の方法に従って、EM CLIを使用してアップグレードを検証します。
get_agent_upgrade_status
verbを実行して、管理エージェントをアップグレードするために作成したジョブが成功したことを確認します。これは、EM CLIを使用した13c リリース3への中央エージェントまたはスタンドアロン管理エージェントのアップグレードの手順5で詳細に説明しています。
get_agent_properties
verbを実行して、アップグレード後の管理エージェントのバージョンおよびその構成プロパティを確認します。
$<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_agent_properties -format=csv -agent_name=<agent_host_name>:<agent_port>
たとえば、次のようになります。
/u01/software/em13c/oraclehome/bin/emcli get_agent_properties -format=csv -agent_name=abc.example.com:1872
get_targets
verbを実行して、管理エージェントの状態を確認します(ブロックされていたり、ブラックアウト中ではなく、稼働中であることなど)。
$<ORACLE_HOME>/bin/emcli get_targets -format="name:csv" -targets=<agent_host_name>:<agent_port>:oracle_emd -alerts
たとえば、次のようになります。
/u01/software/em13c/oraclehome/bin/emcli get_targets -format="name:csv" -targets=abc.example.com:3872:oracle_emd -alerts
13c リリース1以上に管理エージェントをアップグレードすると、古いエージェント・ホーム、古いOracleホーム・ターゲットおよび古い管理エージェントのバックアップ・ディレクトリは残り、自動的に削除されません。アップグレード後のこれらのものを削除してディスク領域を解放するために、エージェント・アップグレード・コンソールまたはEM CLIを使用して、古い管理エージェントをクリーンアップできます。
重要:
正常にアップグレードされた管理エージェントに対してのみクリーンアップを実行してください。管理エージェントのアップグレードが成功したかどうかの確認については、13c管理エージェントのアップグレードの確認を参照してください。
この項では、アップグレード後に13.3.0.x管理エージェントをクリーンアップするために使用できる方法について説明します。内容は次のとおりです。
エージェント・アップグレード・コンソールの「エージェントのクリーンアップ」ページを使用して、古い管理エージェントの古いディレクトリをクリーンアップするには、次の手順に従います。
中央エージェントのアップグレード後に、アップグレードされた中央エージェントのエージェント・ベース・ディレクトリがOracleミドルウェア・ホームに存在し、これをOracleミドルウェア・ホーム外に移動する場合は、中央エージェントのベース・ディレクトリのOracleミドルウェア・ホーム外への移動を参照してください。
重要:
エージェント・ベース・ディレクトリの移動は、中央エージェント(Microsoft Windowsを含め、すべてのプラットフォーム上)についてのみお薦めし、スタンドアロン管理エージェントについてはお薦めしません。
古いエージェント・ホーム、古いOracleホーム・ターゲットおよび古い管理エージェントのバックアップ・ディレクトリをアップグレード後に削除するには、「エージェントのクリーンアップ」ページまたはEM CLIを使用します。クリーンアップする管理エージェントを選択し、「エージェントのクリーンアップ」ページで「送信」をクリックするか、signoff_agents
EM CLI verbを実行すると、管理エージェントのクリーンアップ・ジョブが作成され、Enterprise Managerジョブ・システムに送信されます。「エージェントのクリーンアップ結果」ページまたはget_signoff_status
EM CLI verbを使用して、特定の一連の管理エージェントのクリーンアップ・ジョブを検索および表示できます。
この項では、特定の一連の管理エージェントのクリーンアップ・ジョブを表示するために使用できる方法について説明します。内容は次のとおりです。
エージェント・アップグレード・コンソールの「エージェントのクリーンアップ結果」ページを使用して、特定の一連の管理エージェントのクリーンアップ・ジョブを表示するには、次の手順に従います。
表6-3に、管理エージェントのアップグレード中に発生する可能性のある特定のエラーのトラブルシューティング方法について説明します。
表6-3 Oracle Management Agentのアップグレードのトラブルシューティング
問題点 | トラブルシューティングのヒント |
---|---|
「エージェントのアップグレード」ページで「送信」をクリックすると、管理エージェントのOracleホームの特権優先資格証明が設定されていないため、管理エージェントに対して |
次のいずれかの操作を行います。
|
「エージェントのアップグレード」ページで「送信」をクリックすると、管理エージェント・ホストの権限委任設定が設定されていないため、管理エージェントに対して |
次のいずれかの操作を行います。
|
「エージェントのアップグレード」ページで「送信」をクリックすると、管理エージェントのOracleホームの特権優先資格証明にrootとして実行が設定されていないため、管理エージェントに対して |
次のいずれかの操作を行います。
|
「エージェントのアップグレード」ページで「送信」をクリックすると、エージェントのアップグレード手順が失敗する。 |
次の手順に従って問題を診断します。
|
ホスト・プラットフォーム用の32ビット管理エージェント・ソフトウェアがソフトウェア・ライブラリに存在しないために、管理エージェントをアップグレードできませんでした。 |
Oracle Enterprise Linux 4.x、Red Hat Enterprise Linux 4.x、およびSUSE Linux Enterprise 10 64ビットの各プラットフォームで実行される管理エージェントをアップグレードする際に、このエラーが発生する可能性があります。このエラーが発生した場合、「OK」をクリックします。「自己更新」コンソールを使用して、これらのプラットフォーム用の最新の32ビット管理エージェント・ソフトウェアをダウンロードして適用してから、管理エージェントをアップグレードします。 詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』の自己更新コンソールを使用して最新の管理エージェント・ソフトウェアをダウンロードおよび適用する方法に関する項を参照してください。 |
「エージェントのアップグレード・ステータス」ページまたは「エージェントのアップグレード結果」ページのリンクが機能しない。 |
次のログを表示することで問題を診断します。
|
管理エージェントのアップグレード・プロセスのジョブ手順がハングするか、複数回実行される。 |
次のログを表示することで問題を診断します。
|
EM CLIログインまたは同期が失敗する。 |
次のログを表示することで問題を診断します。
|
アップグレード後の管理エージェントはブロックされています。 |
Oracle Support Serviceにリクエストを送信してください。管理エージェントの再同期化は行わないでください。 |
エージェント・ゴールド・イメージを作成するには、次のいずれかの方法を使用します。
エージェント・ゴールド・イメージを作成するには、次の手順に従います。
EM CLIを使用してエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを作成すると、エージェント・ゴールド・イメージは自動的に作成されます。
EM CLIを使用してエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを作成することでエージェント・ゴールド・イメージを作成するには、EM CLIを使用したエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンの作成を参照してください。
エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを作成するには、次のいずれかの方法を使用します。
エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを作成するには、次の手順に従います。
注意:
保護されていない管理エージェントを使用してエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを作成することはできません。したがって、常にセキュアな管理エージェントのみを使用します。エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを作成する前に、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』のハードウェア要件の章の説明に従って、ハードウェア要件を満たします。
なんらかの理由でemd.propertiesファイルのソース管理エージェントの構成プロパティを変更した場合は、そのソース管理エージェントを使用してエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを作成する前に、その管理エージェントの構成プロパティをリロードします。そのためには、emctl reload agent
コマンドを実行します
EM CLIを使用してエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを作成するには、次の手順に従います。
注意:
保護されていない管理エージェントを使用してエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを作成することはできません。したがって、常にセキュアな管理エージェントのみを使用します。エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを作成する前に、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』のハードウェア要件の章の説明に従って、ハードウェア要件を満たします。
なんらかの理由でemd.propertiesファイルのソース管理エージェントの構成プロパティを変更した場合は、そのソース管理エージェントを使用してエージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを作成する前に、その管理エージェントの構成プロパティをリロードします。これを行うには、次のコマンドを実行します。
emctl reload agent
企業内の管理エージェントの標準化に使用するエージェント・ゴールド・イメージの最新バージョンをエージェント・ゴールド・イメージの現行バージョンと呼びます。
エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンが作成されると、ドラフト・バージョンとしてマークされます。エージェント・ゴールド・イメージのドラフト・バージョンを現行バージョンとして設定することは、ゴールド・イメージ・バージョンが管理エージェントの一括デプロイまたは一括更新に使用する準備ができていることを意味します。イメージが「アクティブ(現在)」に設定されると、ドラフト・バージョンまたは制限されたバージョンに戻せません。
エージェント・ゴールド・イメージのドラフト・バージョンを現行バージョンとして設定するには、次のいずれかの方法を使用します。
エージェント・ゴールド・イメージ・ドラフト・バージョンを現行バージョンとして設定するには、次の手順に従います。
エージェント・ゴールド・イメージのドラフト・バージョンまたはアクティブ・バージョンを制限されたバージョンとして設定するには、次のいずれかの方法を使用します。
エージェント・ゴールド・イメージのドラフト・バージョンまたはアクティブ・バージョンを制限されたバージョンとして設定するには、次の手順に従います。
「設定」メニューから、「Cloud Controlの管理」を選択し、「ゴールド・エージェント・イメージ」を選択します。
目的のエージェント・ゴールド・イメージの名前をクリックします。
イメージ・バージョンおよびサブスクリプションの管理をクリックします。
バージョンとドラフト・タブを選択します。制限されたバージョンとして設定するゴールド・イメージ・バージョンを選択し、「制限されたバージョンの設定」をクリックします。
管理エージェントのセットをエージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブするには、次のいずれかの方法を使用します。
「ゴールド・エージェント・イメージ」ホームページを使用したエージェント・ゴールド・イメージへの管理エージェントのサブスクライブ
EM CLIを使用したエージェント・ゴールド・イメージへの管理エージェントのサブスクライブ
警告:
共有エージェント(NFSエージェント)をエージェント・ゴールド・イメージに直接サブスクライブすることはできません。エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブするには、まず共有エージェントをスタンドアロン管理エージェントに変換してから、エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブする必要があります。
注意:
関連する管理エージェントのセットをエージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブする必要がある場合、関連するエージェントをすべてサブスクライブする必要があります。しかし、選択したいくつかのエージェントのみをエージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブする場合に備えて、これをオーバーライドするオプションがあります。これを実現するには、EM_GI_MASTER_INFO
表でパラメータignoreRelatedCheck
をtrue
に設定する必要があります。
注意:
エージェント・ゴールド・イメージを使用して、共有エージェント(NFSエージェント)をインストール、更新またはアップグレードすることはできません。
次の管理エージェントは、エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブできません。
中央エージェント。
すでにサブスクライブされた管理エージェント。
共有エージェント(NFSエージェント)。
保護されていない管理エージェント。
エージェント・ゴールド・イメージが使用可能なプラットフォームとは異なるプラットフォームの管理エージェント。
プラットフォームはOracleホーム・コレクションによって特定されるため、必ずOracleホーム・ターゲットを検出して収集してください。そのためには、管理エージェントの「ホーム」ページの「サマリー」セクションで、「Oracleホームとパッチの詳細」をクリックし、次のページで「構成のリフレッシュ」をクリックします。
管理エージェントのセットをエージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブするには、次の手順に従います。
EM CLIを使用して管理エージェントをエージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブするには、次の手順に従います。
注意:
次の管理エージェントは、エージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブできません。
中央エージェント。
すでにサブスクライブされた管理エージェント。
共有エージェント(NFSエージェント)。
保護されていない管理エージェント。
エージェント・ゴールド・イメージが使用可能なプラットフォームとは異なるプラットフォームの管理エージェント。
プラットフォームはOracleホーム・コレクションによって特定されるため、必ずOracleホーム・ターゲットを検出して収集してください。そのためには、管理エージェントの「ホーム」ページの「サマリー」セクションで、「Oracleホームとパッチの詳細」をクリックし、次のページで「構成のリフレッシュ」をクリックします。
重要:
エージェント・ゴールド・イメージを使用してスタンドアロン管理エージェントを更新する前に、必ずスタンドアロン管理エージェントをゴールド・イメージにサブスクライブします。スタンドアロン管理エージェントをエージェント・ゴールド・イメージにサブスクライブする方法の詳細は、エージェント・ゴールド・イメージに対する管理エージェントのサブスクライブ設定を参照してください。
中央エージェントをエージェント・ゴールド・イメージで更新することはできません。中央エージェントとは、OMSのインストールごとにデフォルトでインストールされる管理エージェントです。
注意:
エージェント・ゴールド・イメージを使用して、共有エージェント(NFSエージェント)をインストール、更新またはアップグレードすることはできません。共有エージェントの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。
注意:
エージェント・ゴールド・イメージを使用してOracle Management Agentsを更新する方法に関するデモを表示するには、次のURLにアクセスし、ビデオの開始をクリックします。
https://apexapps.oracle.com/pls/apex/f?p=44785:24:0:::24:P24_CONTENT_ID,P24_PREV_PAGE:12796,1
エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用してスタンドアロン管理エージェントを更新するには、次のいずれかの方法を使用します。
エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用して管理エージェントを更新するには、次の手順に従います。
注意:
エージェント・ゴールド・イメージ・バージョンを使用してスタンドアロン管理エージェントを更新する前に、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』のハードウェア要件の章の説明に従って、ハードウェア要件を満たします。
注意:
関連する管理エージェントのセットをエージェント・ゴールド・イメージに更新する必要がある場合、関連するエージェントをすべて更新する必要があります。しかし、選択したいくつかのエージェントのみをエージェント・ゴールド・イメージに更新する場合に備えて、これをオーバーライドするオプションがあります。これを実現するには、EM_GI_MASTER_INFO
表でパラメータclosureRelated
をfalse
に設定する必要があります。
Enterprise Manager Cloud Controlでは、オンプレミス・デプロイメントとOracle Cloudデプロイメントの両方のモニタリングおよび管理をすべて同じ管理コンソールから実行するための単一のグラス・ペインを提供しています。Oracle Cloudサービスを処理するOracle Cloud仮想ホストにHybrid Cloudエージェントをデプロイすることで、他のターゲットを管理する場合と同じように、Oracle Cloudターゲットを管理できます。
Hybrid Cloud Gatewayエージェントの詳細および機能を有効化する手順は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください。
Hybrid Cloud Managementをすでに有効にしていて、Hybrid Cloud GatewayエージェントおよびHybrid Cloudエージェントをアップグレードする場合は、エージェント・アップグレード・コンソールまたはEM CLIを使用した13cリリース3への中央エージェントまたはスタンドアロン管理エージェントのアップグレードを参照してください。Hybrid Cloud GatewayエージェントまたはHybrid Cloudエージェントをアップグレードする手順は、オンプレミスEnterprise Manager環境で、あらゆる標準的なスタンドアロンの管理エージェントをアップグレードする手順と同じです。