Oracle® Enterprise Manager CA Service Deskチケッティング・コネクタ構成ガイド Enterprise Manager 13cリリース3 E95148-02 |
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この付録では、CA Service Deskコネクタをさらに効果的に使用するために役立つヒントを提供します。
Enterprise ManagerとCASDアダプタの通信のプロトコルとして、HTTPSを使用することをお薦めします。 HTTPは、セキュアな接続が必要なく、2つのシステム間でデータがクリアテキストで転送できる場合にのみ使用してください。
ほとんどの場合、CASDアダプタが使用するデフォルトのポート番号を使用できます。 ただし、既存アプリケーションとの競合があれば、ポート番号を変更する必要があります。
8082はHTTP通信のデフォルト・ポート、8443はHTTPS通信のデフォルト・ポートです。 このポート番号を変更するには、CASDアダプタがインストールされているシステムで次のステップを実行します。 この例の<dir>を、アダプタがインストールされているディレクトリに置換します。
コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、作業ディレクトリを次のディレクトリに変更します。
<dir>/adapters/conf
framework.propertiesファイルのバックアップ・コピーを作成します。
次のコマンドを入力して、アダプタが別のポートを使用するように構成します。ここで、<prot>はプロトコル(HTTPまたはHTTPS)、<newPort>は新しいポート番号です。
..\bin\propertiesEditor.bat -p services.url=<prot>://localhost:<newPort>/services framework.properties
..\bin\propertiesEditor.bat -p notification.url=<prot>://localhost:<newPort>/services/notification framework.properties
..\bin\propertiesEditor.bat -p acquisitionevent.url=<prot>://localhost:<newPort>/services/acquisition-event framework.properties
propertiesEditor.batスクリプトはWindowsプラットフォーム専用です。 これに相当するUNIXプラットフォーム用のスクリプトは、propertiesEditor.shです。
使用されているプロトコルがHTTPSの場合は、追加の変更が必要です。 追加の要件を完了するには、次のステップを実行します。
framework.xmlファイルを<dir>/adapters/endpoints/ca-usdディレクトリから<dir>/adapters/confディレクトリにコピーします。
adapters/confにあるframework.xmlファイルをテキスト・エディタで開きます。
ポート8443を新しいポート番号に変更し、ファイルを保存します。
作業ディレクトリを../binに変更します。
次のコマンドを入力してCASDアダプタを再起動します。
WebサービスがUNIXシステムにインストールされている場合:
./service.sh restart
WebサービスがスタンドアロンのアプリケーションとしてWindowsシステムにインストールされている場合は、アダプタが実行されていたウィンドウを閉じて、次のコマンドを実行します。
startAdapters.bat
WebサービスがWindowsサービスとしてWindowsシステムにインストールされている場合は、次のコマンドを入力します。
net stop iWaveAdapters
net start iWaveAdapters
CA Service Deskコネクタが使用しているURLを変更するには、次のステップを実行します。
スーパー管理者権限のあるアカウントを使用してOracle Enterprise Managerコンソールにログインします。
Enterprise Managerコンソールの設定メニューから拡張性、管理コネクタの順に選択します。
管理コネクタページが表示されます。
CA Service Deskコネクタの名前をクリックします。
これにより編集モードとなり、コネクタを構成できます。
Webサービス・エンドポイントセクションに表示されているURLを、新規ポート番号を使用するように変更します。
OKをクリックします。
CASDアダプタ操作に正しいURLが使用されるようにコネクタを識別して構成するには、次のステップを実行します。
CASDアダプタがインストールされているシステムで、コマンド・ターミナルを開きます。
作業ディレクトリをCASDアダプタ・インストール・ディレクトリのadapters/logディレクトリに変更します。
テキスト・エディタでframework.logファイルを開きます。
ファイルの最後に移動し、文字列iWave Adapter Framework Startedを逆方向検索します。 これは、アダプタが正常に起動したことを示します。
注意:
文字列がファイルにない場合は、ログ・ファイルが最大サイズを超えてロールオーバーされた可能性があります。 アダプタを再起動して、起動プロセスが完了するのを待ちます。 アダプタが正常に起動すると、iWave Adapter Framework Startedを含む行が追加されます。
framework.logファイルの最後に移動し、文字列Setting the server's publish address to beを逆方向検索します。 /IncidentServiceが含まれるURLが見つかるまで逆方向検索を続けます。 これは、createTicket、getTicketおよびupdateTicket操作のコネクタを構成するときに指定する必要があるURLです。