RUEIでは、追加設定なしでOracle Fusion Applicationsスイートの一部として使用できるモジュールおよびコンポーネントを監視することができます。 たとえば、Oracle Fusion Customer Relationship Management (CRM)およびOracle Fusion Human Capital Management (HCM)などです。 これらのアプリケーションを自動的に発見し、ネットワーク・オブジェクトをビジネス・ファンクションに変換します。
http://www.oracle.com/us/products/applications/fusion/index.htm
他のサポートされているOracle Enterpriseアーキテクチャと同様に、Oracle Fusion Applicationsアプリケーションのスイート定義を作成できます。 スイートを作成する手順については、「スイート定義の作成」を参照してください。
デフォルトのセッション・トラッキングCookieは、デプロイメントで使用されるデフォルト・スキーマに依存しています。 通常Cookieには、名前のどこかにFND_SESSIONが含まれています。 また、RUEIによって、完了したセッションのユーザーを監視および追跡するには、Cookieのパスを/に設定する必要があります。 Oracle ADFアプリケーションが、状態の追跡のために別のCookie名を使用する場合は、それを反映するようにアプリケーション定義を更新する必要があります。 また、ユーザー名の認識はuserid構造に基づくことに注意してください。 詳細は、cookie構成の「セッション・トラッキング・メカニズムの指定」を参照してください。
事前定義済のコンテンツ・メッセージは、すべての標準Oracle Fusion Applicationメッセージに自動的に提供されます。 これにより、タイプ(メッセージまたはエラー)およびレポートをカスタマイズできます。 「表Q-1」に示されているエラー・タイプがサポートされています。
表Q-1 事前定義済のFusionエラー・タイプ
タイプ | タイプ | タイプ | タイプ | タイプ |
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「表Q-2」に表示されるOracle Fusion Applications固有のデータ・アイテムは、RUEIによってレポートされます。
表Q-2 Oracle Fusion Applications固有のデータ・アイテム
項目 | 説明 |
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Fusionコンポーネント |
前のエンドユーザー・アクションによってアクティブになった構成要素の表示名。 |
FusionコンポーネントのクライアントID |
エンドユーザーが前のページでクリックした構成要素の一意のID。 |
Fusionコンポーネント・タイプ |
前のエンドユーザー・アクションによってアクティブになった構成要素の種類。 |
Fusionコンポーネント・タイプ・クラス |
前のエンドユーザー・アクションによってアクティブになった構成要素のID。 |
Fusionコンテキスト・ルート |
エンドユーザー・アクションでアクティブだったコンテキスト・ルート(最上位ディレクトリ)。 |
Fusionイベント・タイプ |
このヒットによってトリガーされたアクションのタイプ(表示、アクション、ダイアログ、フォーカス、ディスクロージャ、起動、問合せ、ソート、valueChangeなど)。 |
Fusion製品 |
エンドユーザー・アクションでアクティブだったFusion製品の名前。 この値は、ファイルをマップすることでviewIdから導出されます。 |
Fusion製品コード |
エンドユーザー・アクションでアクティブだったFusion製品の短縮名。 この値は、viewIdから導出されます。 |
Fusion製品ファミリ |
エンドユーザー・アクションでアクティブだったFusion製品ファミリの名前。 この値は、ファイルをマップすることで製品の短縮名から導出されます。 |
Fusion製品ファミリ・コード |
エンドユーザー・アクションでアクティブだったFusion製品ファミリの短縮名。 |
Fusionリージョン |
エンドユーザー・アクションでアクティブだったリージョン(タスクフローと同じソースregionViewIDから導出されます)。 |
Fusionタスク・フロー・コード |
エンドユーザー・アクションでアクティブだったタスクフロー(リージョンと同じソースregionViewIDから導出されます)。 |
FusionビューID |
前のエンドユーザー・アクションが行われた画面の一部のViewID識別子(部分用)。 |
これらのデータ・アイテムの詳細は、次の場所から入手可能な『Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development Framework Fusion開発者ガイド』を参照してください。
http://download.oracle.com/docs/cd/E12839_01/web.1111/b31974/title.htm
現在、RUEIではOracle Fusion Applicationsのすべての機能はサポートされません。 特に次の制約事項がすでに判明しています。
ページ・パフォーマンスをトレースするため、RUEIではPPRGETが必要です(12371586)。
クライアントIDは、必ずしも正しくレポートされません(12944375)。
リッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)・フレームワーク(Ajaxなど)を使用するアプリケーションは、再生機能が低下する場合があります。
脚注の凡例
脚注 1:スクリプトは、本番環境と同じ場合にも、受入れ環境で実行できます。