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Oracle®Enterprise Manager Microsoft SQL Server Plug-inユーザーズ・ガイド
13.2.1.0.0
E94913-01
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7 レポートおよびモニタリング・テンプレートの使用

この章では、System Monitoring Plug-In for Microsoft SQL Serverが提供するレポートおよびモニタリング・テンプレートの使用方法について説明します。管理者は、問題診断、傾向分析、容量計画などの重要なタスクに、即時利用可能なレポートを役立てることができます。モニタリング・テンプレートは、モニタリング設定とメトリックおよび収集設定を1回のみ指定し、多くのターゲットのグループに、必要に応じた回数適用できるようにすることで、多数のターゲットのモニタリングを設定するタスクを簡略化します

この項の内容は次のとおりです。

7.1 Microsoft SQL Serverプラグイン・レポートの使用

Microsoft SQL Serverプラグインには、12個の即時利用可能なレポートが含まれています(図7-1)。

図7-1 Microsoft SQL Serverのレポート


Microsoft SQL Server

Oracle提供の即時利用可能なレポートのいずれかから新規レポートを生成するには、次の手順に従います。

  1. 図7-2に示すように、「エンタープライズ」メニューから、「レポート」を選択し、次に「BI Publisher Enterpriseレポート」を選択します。

    図7-2 「BI Publisher Enterpriseレポート」メニュー


    BI Publisher

  2. 「Microsoft SQL Server」セクションまでスクロールし、必要なレポートを検索して、レポート・タイトルのハイパーリンクをクリックします。
  3. レポートにMicrosoft SQL Serverのレポートのみが表示されるようソートした後、必要なレポートを検索して、レポート・タイトルのハイパーリンクをクリックします。

    レポート・タイトルのハイパーリンクをクリックすると、図7-3の例に示すように、必要なレポートが生成されます。

    図7-3 Microsoft SQL ServerのBI Publisherレポートの例


    Microsoft SQL Server

表7-1は、Oracle提供のBI Publisherレポートを示しています。

表7-1 Microsoft SQL Serverプラグイン・レポート

レポート名 レポート説明

Microsoft SQL Serverデータベース構成

様々なデータベースの構成情報が表示されます。

Microsoft SQL Serverシステム構成

SQL Serverシステムの構成情報が表示されます。

Microsoft SQL Serverデータベース・バックアップおよびジョブ

データベースのバックアップとジョブに関する情報が表示されます。

Microsoft SQLServerメモリー統計

SQL Serverのメモリーに関する情報が表示されます。

Microsoft SQLServerパフォーマンス

SQL Serverのパフォーマンスに関する情報が表示されます。

Microsoft SQL Server問合せのパフォーマンス

SQL Serverの最もアクティブな問合せのパフォーマンスに関する情報が表示されます。

Microsoft SQL Serverセッション・パフォーマンス

SQL Serverの最もアクティブなセッションのパフォーマンスに関する情報が表示されます。

Microsoft SQL Server統計

SQL Serverの統計情報が表示されます。

Microsoft SQL Serverクラスタ

SQL Serverクラスタに関する情報が表示されます。

Microsoft SQL Server領域使用量

データベースの領域使用量に関する情報が表示されます。

Microsoft SQL Serverシステム・プロセス情報およびロック

SQL Serverのシステム・プロセスおよびロックに関する情報が表示されます。

Microsoft SQL Serverシステム・キャッシュおよびバッファ

SQL Serverのシステム・キャッシュおよびバッファに関する情報を示します。

Microsoft SQL Server可用性グループ

SQL Serverの可用性グループに関する情報が表示されます。

Microsoft SQL Serverデータベース・ミラーリング

SQL Serverのデータベース・ミラーリング情報が表示されます。

Microsoft SQL Serverデータベース・パフォーマンス

SQL Serverのデータベース・パフォーマンス情報が表示されます。

7.2 BI Publisherを構成した後のレポートのデプロイ

BI Publisherがすでに構成された後にMicrosoft SQL Serverプラグインをデプロイまたはアップグレードし、レポートが自動的にデプロイされなかった場合は、次のコマンドを実行します。

emcli deploy_bipublisher_reports -pluginid="oracle.em.smss" -pluginversion="12.1.0.6.0" -force

7.3 Microsoft SQL Serverプラグインのモニタリング・テンプレートの使用

即時利用可能なテンプレートを表示するには、「エンタープライズ」メニューから「モニタリング」「モニタリング・テンプレート」の順に選択します。「ターゲット・タイプ」ドロップダウンを使用して、「Microsoft SQL Server」を選択し、矢印ボタンを押します。

即時利用可能なモニタリング・テンプレートの完全なリストを次のように使用できます(図7-4も参照)。

  • 基本的なMS SQLモニタリング・テンプレート - SQL Serverをモニターするために推奨される基本テンプレート。

  • クラスタ・テンプレート - クラスタ化されたSQL Server環境でのエラーをモニターするために推奨されるテンプレート。

  • 高可用性障害時リカバリ・テンプレート - HADR (常にオン) SQL Server環境でのエラーをモニターするために推奨されるテンプレート。

図7-4 Microsoft SQL Serverモニタリング・テンプレート


Microsoft SQL Server

モニタリング・テンプレートをSQL Serverターゲットに適用するには、次のアクションを実行します。

  1. 必要なモニタリング・テンプレートをクリックして選択します。
  2. 「アクション」ボタンをクリックし、「適用」を選択します。
  3. 「適用オプション」オプションを使用して、既存のしきい値を置換するか上書きするかを選択します。
  4. 「追加」をクリックして、テンプレートを適用するSQL Serverターゲットを追加します。「ターゲットの検索と選択」画面でプロンプトに従います。
  5. 「OK」をクリックすると、適用が正常に行われたことを通知する確認メッセージがページの上部に表示されます。

「モニタリング・テンプレート」画面にある「アクション」ボタンを使用すると、すべての新しいSQL Serverターゲット・デプロイメント用に選択したテンプレートをデフォルトとして設定したり、既存のテンプレートのしきい値を編集することもできます。

Enterprise Manager13cでモニタリング・テンプレートを使用する方法の詳細は、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドモニタリング・テンプレートの使用方法の項を参照してください。