本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 機能 | 備考 |
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2018年12月21日 | 初版作成。 |
Oracle Loyalty Cloudでは、チャネル全体にわたる包括的なエンタープライズ・クラスのロイヤルティ・ソリューションを提供します。これにより、組織は完全なロイヤルティ・プログラム・ライフサイクルを管理できます。
Oracle Loyalty Cloudを使用すると、製品とサービスのリピート購入、友人や家族への紹介、望ましい社会的行動などの顧客行動を追跡、対応および把握し、ロイヤルティ・プログラムのパートナとともにビジネスを実行できます。企業は、報酬プログラムおよびプロモーションを作成することにより、メンバーの望ましい行動を促し、長期にわたる顧客ロイヤルティを高めることができます。
ロイヤルティ・プログラムでは、Oracle Loyalty Cloudにより高価値の顧客を獲得および維持できます。また、インセンティブを他の顧客に提供して購入を増やし、顧客がブランドの影響力のある支持者になることにより、これらの顧客を高価値の顧客にすることもできます。
すべてのチャネルで一貫した顧客満足度を得るために、すべての重要なロイヤルティ・プログラム、メンバーシップおよびトランザクション機能もREST APIを介して使用できます。
このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
リリース12からアップグレードするお客様
リリース12からリリース13にアップグレードする場合は、リリース13で使用可能なすべての機能を理解するために、リリース13 (アップデート17B - 17D、18A - 18Cおよびアップデート19A - 19B)のリリース・レディネス・コンテンツのすべてをレビューしてください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
顧客による処理が必要 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用する前に処理を実行する必要があります。これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。
使用準備が完了して提供される新機能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
使用するために顧客による処理が必要な新機能(すぐ使用できない状態で提供) これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
顧客による処理が必要 |
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拡張性とは、ユーザーや組織がプラットフォームを拡張し、現在の機能セットにないオブジェクト、子オブジェクト、属性およびページを追加して自分の要件を満たせるようにする機能です。このリリースには、既存のメンバーおよびトランザクション・オブジェクトに合わせたプログラム・オブジェクトの拡張が含まれており、以前のリリースにまで拡張できます。
デモのウォッチ
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要なステップはありません。
主なリソース
ロイヤルティ・プログラムの拡張性準備状況トレーニングのウォッチ
ロール情報
- ロイヤルティ・プログラム・マネージャ(ORA_LOY_MANAGER)
- ロイヤルティ・プログラム管理者(ORA_LOY_PROGRAM_ADMINISTRATOR)
すべてのロイヤルティUIをレスポンシブUIに取り込む機能により、Oracle Loyalty CloudのUIとOracle CX Suiteの他の製品のUIの一貫性を保てるようになりました。また、アプリケーションにアクセスするデバイスのフォーム・ファクタに関係なく、同じ情報に便利にアクセスできるようにするユーザビリティの要求も満たしています。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要なステップはありません。
主なリソース
この機能強化のデモンストレーションは、「ロイヤルティのリリース・レディネス」ページのトレーニングを参照してください。
ロール情報
- ロイヤルティ・プログラム・マネージャ(ORA_LOY_MANAGER)
- ロイヤルティ・プログラム管理者(ORA_LOY_PROGRAM_ADMINISTRATOR)
この機能では、ロイヤルティ管理者がファイル・インポートを使用してロイヤルティ・メンバーのデータを削除できます。ロイヤルティ管理者は、完全パージ、特定の日付に基づく一時的パージ、特定のフィルタに基づく選択的削除など、様々な条件でメンバー・データを一括削除する必要がある場合があります。
デモのウォッチ
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要なステップはありません。
主なリソース
ファイル・インポートの準備状況トレーニングによるロイヤルティ・メンバーの削除のウォッチ
ロール情報
- ロイヤルティ・プログラム管理者(ORA_LOY_PROGRAM_ADMINISTRATOR)
この機能は、OTBIチームが作成したロイヤルティ・ダッシュボードの拡張版です。作成済のロイヤルティ・ダッシュボードは、ロイヤルティ・プログラム、メンバー、プロモーション、トランザクション、パートナおよびプログラム一覧です。
デモのウォッチ
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要なステップはありません。
主なリソース
ロイヤルティ・ダッシュボードの準備状況トレーニングのウォッチ
ロール情報
- ロイヤルティ・プログラム・マネージャ(ORA_LOY_MANAGER)
- ロイヤルティ・プログラム管理者(ORA_LOY_PROGRAM_ADMINISTRATOR)
パートナからロイヤルティ・プログラムに割り当てられたポイントを計算し、それに従ってパートナに請求するためのパートナ請求と請求タイプがOracle Loyalty Cloudに追加されました。
有効化のステップ
- 「ロイヤルティ・プログラム」->「パートナ」でパートナ請求を使用可能にします。
- パートナ請求のタイプ(「前払」または「後払」)を選択します。
- 「前払」の場合は、ポイント・ブロックを作成します。
主なリソース
この機能強化のデモンストレーションは、「ロイヤルティのリリース・レディネス」ページのトレーニングを参照してください。
ロール情報
- ロイヤルティ・プログラム・マネージャ(ORA_LOY_MANAGER)
- ロイヤルティ・プログラム管理者(ORA_LOY_PROGRAM_ADMINISTRATOR)