クラウド・レディネス / Oracle Project Management Cloud
新機能
すべて展開


  1. 更新21C
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 任意の新機能の導入(オプトイン)
  4. 機能のサマリー
  5. 共通テクノロジおよびユーザー・エクスペリエンス
    1. プロジェクト管理の共通機能
        1. サービスの卓越性への継続的な投資
    2. プロジェクト管理のREST API
      1. プロジェクト請求
        1. REST APIを使用したプロジェクト契約請求書添付
      2. プロジェクト・コントロール
        1. REST APIを使用した財務プロジェクト・プラン追加処理
        2. REST APIを使用したプロジェクト・レベルのプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャの管理
      3. プロジェクト原価計算
        1. REST APIを使用したプロジェクト・コスト・トランザクション検証
      4. プロジェクト・ファウンデーション
        1. REST APIを使用したプロジェクト添付
        2. REST APIを使用したプロジェクト・ビジネス・イベント使用可能化
      5. プロジェクト管理
        1. REST APIを使用したプロジェクト・リソース追加処理
      6. プロジェクト・リソース管理
        1. プロジェクト・エンタープライズ労務リソースREST APIを使用したリソース・カレンダおよびリソース・プール・メンバーシップ
    3. プロジェクト管理のワークフロー
      1. プロジェクト原価計算
        1. プロジェクト・コスト修正承認ワークフロー
      2. プロジェクト・ファウンデーション
        1. プロジェクト・ステータス変更承認ワークフローでの添付
  6. Oracle Project Management
    1. 助成金管理
        1. 交付の契約更新中の追加請求属性
        2. 交付予算期間日付更新
        3. トランザクション処理の交付クローズ日
    2. プロジェクト請求
        1. 請求イベントを使用した拡張項目請求
        2. 削除済請求書のイベントの編集
        3. 請求書および収益OTBIサブジェクト領域にプロジェクト・データのない請求イベントを含める
        4. 「プロジェクト請求書の管理」ページでのプロジェクト・マネージャによる請求書コメントの更新
    3. プロジェクト・コントロール
        1. 複数通貨財務プラン・タイプにおける単一通貨での予算および予測プランニング
        2. 予算管理対応プロジェクトの管理予算日更新
        3. タスク・レベルでの直接的な財務リソース・プランニング
        4. プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャでの「在庫品目: 支出タイプ」リソース書式使用可能
        5. プロジェクトのプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャの更新
        6. 複数の財務プロジェクト・プラン、予算および予測のレート・リフレッシュ
    4. プロジェクト原価計算
        1. プロジェクト・マネージャに対する取引約定の表示の改善
        2. 処理済支出バッチからプロジェクト・コストへの移動
    5. プロジェクト管理
        1. ゲート・ステータス変更およびゲート承認に関するパブリック・イベントの生成
        2. 新しいプロジェクト・プランニング・ユーザー・エクスペリエンスを使用した項目および製品変更オーダーの作業項目プランニング
    6. プロジェクト・リソース管理
        1. リソース詳細の拡張表示
        2. プロジェクト・マネージャによるプロジェクト・リソースの交換要求
        3. リソース・マネージャ・ダッシュボード・パーソナライズ改善
        4. 適格な要員配置所有者としてのリソース・プール所有者およびマネージャ

更新21C

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 製品 機能 ノート
2021年6月18日     初版作成。

概要

このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。

セキュリティと新機能

各機能のロール・セクションは、その機能を使用するのに必要なセキュリティ権限とジョブ・ロールを示します。機能の設定が必要な場合は、別途指定されていないかぎり、「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールで設定を行う必要があります。(機能にロール・セクションが含まれていない場合は、機能を使用するためにセキュリティの変更は不要です。)

ジョブ・ロールを作成した場合は、必要に応じてそれらのロールに新しい権限を追加するためにこの情報を使用できます。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。

任意の新機能の導入(オプトイン)

Oracle Cloud Applicationsは、四半期ごとに新しい更新を提供します。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。 一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。

  • アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
  • Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)

新機能をオプトインする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
  2. 「機能の概要」ページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択肢であるすべての使用可能なオファリングをそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
  3. 「新機能」タブで新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
  4. 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を使用可能にするステップを完了します。

オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成に関する項を参照してください。

オプト・イン失効

オプトインで使用不可の状態で提供された機能は、今後の更新で自動的に使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。 クラウド・サービスで「オプト・イン失効」がある場合、この文書に関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。 ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。

機能のサマリー

列の定義:

レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

使用不可の状態で提供される機能 = 処理を実行するまで、エンド・ユーザーはこれらの機能を使用できません。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要
(機能は無効化状態で提供)

これらの機能を使用可能にするためにアクションが必要になるため、ディスラプティブではありません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

共通テクノロジおよびユーザー・エクスペリエンス

プロジェクト管理の共通機能

サービスの卓越性への継続的な投資

プロジェクト管理のREST API

プロジェクト請求

REST APIを使用したプロジェクト契約請求書添付

プロジェクト・コントロール

REST APIを使用した財務プロジェクト・プラン追加処理

REST APIを使用したプロジェクト・レベルのプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャの管理

プロジェクト原価計算

REST APIを使用したプロジェクト・コスト・トランザクション検証

プロジェクト・ファウンデーション

REST APIを使用したプロジェクト添付

REST APIを使用したプロジェクト・ビジネス・イベント使用可能化

プロジェクト管理

REST APIを使用したプロジェクト・リソース追加処理

プロジェクト・リソース管理

プロジェクト・エンタープライズ労務リソースREST APIを使用したリソース・カレンダおよびリソース・プール・メンバーシップ

プロジェクト管理のワークフロー

プロジェクト原価計算

プロジェクト・コスト修正承認ワークフロー

プロジェクト・ファウンデーション

プロジェクト・ステータス変更承認ワークフローでの添付

Oracle Project Management

助成金管理

交付の契約更新中の追加請求属性

交付予算期間日付更新

トランザクション処理の交付クローズ日

プロジェクト請求

請求イベントを使用した拡張項目請求

削除済請求書のイベントの編集

請求書および収益OTBIサブジェクト領域にプロジェクト・データのない請求イベントを含める

「プロジェクト請求書の管理」ページでのプロジェクト・マネージャによる請求書コメントの更新

プロジェクト・コントロール

複数通貨財務プラン・タイプにおける単一通貨での予算および予測プランニング

予算管理対応プロジェクトの管理予算日更新

タスク・レベルでの直接的な財務リソース・プランニング

プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャでの「在庫品目: 支出タイプ」リソース書式使用可能

プロジェクトのプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャの更新

複数の財務プロジェクト・プラン、予算および予測のレート・リフレッシュ

プロジェクト原価計算

プロジェクト・マネージャに対する取引約定の表示の改善

処理済支出バッチからプロジェクト・コストへの移動

プロジェクト管理

ゲート・ステータス変更およびゲート承認に関するパブリック・イベントの生成

新しいプロジェクト・プランニング・ユーザー・エクスペリエンスを使用した項目および製品変更オーダーの作業項目プランニング

プロジェクト・リソース管理

リソース詳細の拡張表示

プロジェクト・マネージャによるプロジェクト・リソースの交換要求

リソース・マネージャ・ダッシュボード・パーソナライズ改善

適格な要員配置所有者としてのリソース・プール所有者およびマネージャ

共通テクノロジおよびユーザー・エクスペリエンス

プロジェクト管理の共通機能

サービスの卓越性への継続的な投資

この更新では、サービスの卓越性への継続的な投資にパフォーマンスおよびユーザビリティの改善が含まれています。

この更新では、次の領域が改善されました。

  • パフォーマンス
    • プロジェクト請求
      • 収益の生成: 請求イベントの適格性の決定を高速化。
      • 請求書の生成: BIPレポート出力のクリーン・アップ。
      • プロジェクト契約の検証: 複数の請求プランがある契約の請求セットおよび関連する請求プラン属性の検証を高速化。
      • 「契約請求書」作業領域: 顧客の使用パターンに基づいた全体的なパフォーマンスの向上。
      • 値リスト: 請求先顧客および契約タイプ値リストのパフォーマンスの向上。 
  • ユーザビリティ
    • 助成金管理
      • 交付概要: 交付およびプロジェクト管理予算用に予約された支出承認および受入に関する情報が「プロジェクト管理予算残高」ビューおよび「プロジェクトおよび最上位リソース管理予算残高」ビューに追加されました。
      • OTBI: 割当の部門が「プロジェクト - 労務スケジュール分析リアルタイム」サブジェクト領域の労務スケジュール詳細フォルダに追加されました。
    • プロジェクト請求
      • 請求書の生成および収益出力レポートの生成: 自動請求イベントが生成されない場合に例外をレポートします。
    • プロジェクト・コントロール
      • 「予算の編集」および「予測の編集」ページ: 一貫性を保つために、財務プロジェクト・プラン、予算および予測の編集時に個別の労務および機材列を表示できます。
      • ファイルベース・データ・インポート(FBDI): 「プロジェクトのインポート」および「プロジェクト・タスクのインポート」FBDIを使用してソース・システムからプロジェクト・タスクをインポートする際に、アプリケーションによって、プロジェクト内のソース・タスク参照値の一意性がチェックされ、指定された値が一意でない場合は値がnullとしてデフォルト設定されるようになりました。
    • プロジェクト・プランニング
      • 新しい「プロジェクト・プランの管理」ページ: 「新規ユーザー・エクスペリエンスによるプロジェクト・プランニングの迅速化」機能を有効にします。更新21Cにおけるユーザビリティの向上は次のとおりです。
        • プロジェクトおよびタスク用のOracle Social Networkが使用可能です。
        • プロジェクト・マネージャは、「タスク詳細」ダイアログ・ボックスからタスク摘要とタスク・コードを表示および更新できます。
      • 「賦課可能」および「会社間請求書およびプロジェクト間請求書の受入」タスク・オプション: すべてのタスク作成および更新方法(ユーザー・インタフェース、REST API、SOAPサービス、FBDIおよびMicrosoft Project統合)にわたって一貫性を保つために、次のことに注意してください。
        • 会社間請求書およびプロジェクト間請求書を受け入れるオプションを有効にするには、タスクが賦課可能である必要があります。
        • 賦課可能であり、かつ会社間請求書およびプロジェクト間請求書の受入に適格である親についてサブタスクを作成すると、新しい子タスクは自動的に賦課可能になりますが、会社間請求書およびプロジェクト間請求書の受入をタスクで許可するかどうかは明示的に決定する必要があります。親タスクは、どのタイプのトランザクションについても自動的に賦課可能でなくなります。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

プロジェクト管理のREST API

プロジェクト請求

REST APIを使用したプロジェクト契約請求書添付

REST APIを使用して、プロジェクト契約請求書に文書、リンクおよびテキストを添付します。たとえば、請求書のコピーまたはその他のサポート文書を添付します。

この機能を使用すると、サポート文書およびプロジェクト契約請求書への参照の管理が容易になります。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

ヒントと考慮事項

  • プロジェクト契約請求書の単一の添付に対してサポートされているいずれかの処理を実行するには、まず請求書のすべての添付に対してGET処理を実行し、応答本文で提供される目的の個別添付の自己URIを使用します。それぞれの個別添付は、添付の添付文書識別子ではなく、サービスによって生成される一意のハッシュ・キーによって識別されるため、このステップをお薦めします。
  • 添付REST APIを使用してカテゴリ名を添付に追加したり、カテゴリ名を更新することを検討している場合は、PROJECT_BILLINGというデフォルトの添付カテゴリ名、またはプロジェクト請求書ヘッダーの添付エンティティに割り当てられたユーザー定義カテゴリ名を指定することをお薦めします。このAPIを使用して添付を作成するときにカテゴリ名を指定しない場合は、添付エンティティの最新のカテゴリが使用されます。無効なカテゴリ名で作成された添付は失敗します。
  • 文書、PDF、メディアおよびその他のファイル・タイプを追加するにはデータ型コードFILEを使用し、Web URLを追加するにはWEB_PAGEを使用し、テキストのみの添付を追加するにはTEXTを使用します。無効なデータ型コードで作成された添付は失敗します。 
  • バッチREST操作を使用すると、単一の要求で1つの請求書に複数の添付を作成できます。
  • 添付REST APIを使用すると、契約請求書ステータスに関係なく、添付を作成および変更できます。

主なリソース

  • 関連ヘルプ・トピック: Oracle Project Portfolio Management Cloud REST APIガイド

ロール情報

プロジェクト契約請求書添付REST APIは、プロジェクト契約請求書REST APIの子リソースです。この機能を使用するには、次のいずれかの権限およびロールが必要です。

  • 権限名およびコード:
    • プロジェクト契約請求書サービスの管理(PJB_MANAGE_PROJECT_CONTRACT_INVOICE_SERVICE_PRIV)
  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • プロジェクト請求スペシャリスト
    • プロジェクト統合スペシャリスト
    • 助成金会計担当

プロジェクト・コントロール

REST APIを使用した財務プロジェクト・プラン追加処理

財務プロジェクト・プランREST APIを使用して、財務プロジェクト・プランの実績金額を更新するか、進捗を更新するか、またはリソースおよび換算レートをリフレッシュします。プランニング金額を修正するパーセントを指定します。

財務プロジェクト・プランREST APIを使用して、時間の経過とともにプロジェクト・コストのリフレッシュや進捗の更新、リソース・レートおよび換算レートのリフレッシュを行い、必要に応じてプランニング作業を改善します。オプションで、財務プロジェクト・プランをベースライン設定する前に、換算レートのみをリフレッシュして最新の換算レートを導出します。

財務プロジェクト・プラン・バージョンの修正を実行して、計画金額の変更をレビューします。

財務プロジェクト・プランREST APIを使用してプロジェクト・コスト、進捗およびレートを最新に保ち、正確な財務プロジェクト・プラン・バージョンを保守および管理するためのリソース集中型アクティビティを自動化することにより、コストが削減されます。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

ヒントと考慮事項

  • 換算レートのみをリフレッシュするには、ペイロードでrefreshOnlyConversionRates属性をYに設定します。
  • 実績コスト金額をリフレッシュするには、最小および最大タスク割当日を含む日付範囲を指定します。

主なリソース

  • 関連ヘルプ: Oracle Help Centerで入手できるOracle Project Management Cloud REST APIガイド。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

  • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
  • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)

REST APIを使用したプロジェクト・レベルのプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャの管理

プロジェクト用プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャREST APIを使用して、特定のプロジェクトまたはプロジェクト・テンプレートのプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャを管理します。

プロジェクト用プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャREST APIを使用すると、プロジェクト・レベルでの変更が許可されているプロジェクト・リソース・ブレークダウン・ストラクチャの管理に要する労力が軽減されます。 

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

ヒントと考慮事項

  • この機能では、既存のプロジェクト用プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャRESTサービスを拡張して、プロジェクトおよびプロジェクト・テンプレートのプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャ(PRBS)を変更できるようにします。
    • プロジェクト・レベルでの変更が許可されている場合に、プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャへのリソースの自動追加を許可するオプションを変更します。
    • プロジェクト・レベルでの変更が許可されている場合に、プロジェクトまたはプロジェクト・テンプレートに割り当てられているプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャでリソース名や分割曲線を変更したり、リソースを無効にします。

主なリソース

  • 関連ヘルプ: Oracle Help Centerで入手できるOracle Project Management Cloud REST APIガイド。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

  • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
  • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)

プロジェクト原価計算

REST APIを使用したプロジェクト・コスト・トランザクション検証

プロジェクト・コスト検証REST APIを使用して、プロジェクト・コスト・トランザクションを検証します。たとえば、プロジェクト属性の組合せが指定日に対して有効であることを確認します。

この機能を使用すると、トランザクションをプロジェクト・コストとしてインポートする前に、ソース・アプリケーションまたはシステムでそれらを検証し、エラーがあれば修正できます。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

ヒントと考慮事項

  • プロジェクト・コスト検証REST APIに対して行われる単一の要求で、最大500件のプロジェクト・コスト・トランザクションを検証対象として要求できます。
  • 検証の結果の要約が応答本文の一部として提供され、検証対象として要求したトランザクションの合計数と、合格したトランザクション、警告付きで合格したトランザクションまたは検証に失敗したトランザクションの合計数が示されます。失敗および警告に関する追加情報を含むプロジェクト・コスト・トランザクションの検証ステータスが応答本文で提供され、ソース・アプリケーションから渡された元のトランザクション参照によって識別できます。
  • プロジェクト・コスト検証REST APIは、様々な属性の入力としてID、名前と番号またはコードの値を受け入れますが、最適な応答を確保するために、可能であればID値を使用することをお薦めします。
  • プロジェクト・コスト検証REST APIを使用してプロジェクト・コスト・トランザクションを検証するときに、すべての入力属性について値の指定が必須であるわけではありません。プロジェクト・コスト・トランザクションの検証で入力属性が必須になる場合の適用可能なシナリオを理解するには、Oracle Project Portfolio Management Cloud REST APIガイドでプロジェクト・コスト検証REST APIについて記載されている属性の説明および例を参照してください。

主なリソース

  • 関連ヘルプ・トピック: Oracle Project Portfolio Management Cloud REST APIガイド

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

  • 権限名およびコード:
    • プロジェクト・コストの検証(PJC_VALIDATE_PROJECT_COSTS_PRIV)
  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • プロジェクト統合スペシャリスト

プロジェクト・ファウンデーション

REST APIを使用したプロジェクト添付

REST APIを使用して、プロジェクトに文書、リンクおよびテキストを添付します。たとえば、プロジェクトにプロジェクト・スコープや定義文書またはプロジェクト管理プランを添付します。

この機能を使用すると、サポート文書およびプロジェクトへの参照の管理が容易になります。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

ヒントと考慮事項

  • プロジェクトの単一の添付に対してサポートされているいずれかの処理を実行するには、まずプロジェクトのすべての添付に対してGET処理を実行し、応答本文で提供される目的の個別添付の自己URIを使用します。それぞれの個別添付は、添付の添付文書識別子ではなく、サービスによって生成される一意のハッシュ・キーによって識別されるため、このステップをお薦めします。
  • 添付REST APIを使用してカテゴリ名を添付に追加したり、カテゴリ名を更新することを検討する場合は、PROJECTというデフォルトの添付カテゴリ名、またはプロジェクトの添付エンティティに割り当てられたユーザー定義カテゴリ名を指定することをお薦めします。このAPIを使用して添付を追加するときにカテゴリ名を指定しない場合は、添付エンティティの最新のカテゴリが使用されます。無効なカテゴリ名で作成された添付は失敗します。
  • 文書、PDF、メディアおよびその他のファイル・タイプを追加するにはデータ型コードFILEを使用し、Web URLを追加するにはWEB_PAGEを使用し、テキストのみの添付を追加するにはTEXTを使用します。無効なデータ型コードで作成された添付は失敗します。
  • バッチREST操作を使用すると、単一の要求で1つのプロジェクトに複数の添付を作成できます。

主なリソース

  • 関連ヘルプ・トピック: Oracle Project Portfolio Management Cloud REST APIガイド

ロール情報

プロジェクト添付REST APIは、プロジェクトREST APIの子リソースです。この機能を使用するには、次のいずれかの権限およびロールが必要です。

  • 権限名およびコード:
    • プロジェクト・サービスの管理(PJF_MANAGE_PROJECT_SERVICE_PRIV)
  • ジョブ・ロール名およびコード:   
    • プロジェクト・アプリケーション管理者
    • プロジェクト統合スペシャリスト
    • プロジェクト実行アプリケーション管理

REST APIを使用したプロジェクト・ビジネス・イベント使用可能化

ERPビジネス・イベントREST APIを使用して、プロジェクト・ビジネス・イベントを使用可能または使用不可にします。プロジェクト・ビジネス・イベントを使用可能または使用不可にする既存のオプトイン・フレームワークは、このREST APIで置換され、これらのイベントの保存済設定は、更新21Cから自動的に引き継がれます。

この機能を使用すると、プロジェクト・ビジネス・イベントをサブスクライブする前に、それらの使用可能化を効率的に管理できます。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

ERPビジネス・イベントREST APIを使用して、プロジェクトに関する次のパブリック・ビジネス・イベントを使用可能または使用不可にすることができます。ERPビジネス・イベントREST APIを使用してビジネス・イベント・コードのERPビジネス・イベントIDを取得した後、ERPビジネス・イベントIDによってビジネス・イベントを使用可能または使用不可にします。

ビジネス・イベント名 ビジネス・イベント・コード

プロジェクト・ステータス変更に関するパブリック・イベントの公開

ProjectStatusEvent

財務プロジェクトの公開時のパブリック・イベントの生成

PublishProgressEvent

財務プロジェクト・プランでの変更時のパブリック・イベントの生成

PlanChangeEvent

プロジェクト・タスク進捗ステータス変更に関するパブリック・イベントの生成

ProjectTaskProgressStatusChanged

プロジェクト・マイルストン完了に関するパブリック・イベントの生成

ProjectMilestoneCompletion

プロジェクト成果物ステータス変更に関するパブリック・イベントの生成

ProjectDeliverableStatusChanged

プロジェクト・リソース要求ステータス変更に関するパブリック・イベントの生成

ProjectResourceRequestStatusChanged

ヒントと考慮事項

  • Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用すると、ERPビジネス・イベントREST APIを使用して簡単にビジネス・イベントの詳細を取得したり、ビジネス・イベントを使用可能または使用不可にすることができます。

主なリソース

  • 関連ヘルプ・トピック:
    • ERPビジネス・イベントREST APIを使用してビジネス・イベントを使用可能または使用不可にする方法の例 - Oracle Financials Cloud REST API

ロール情報

ERPビジネス・イベントREST APIを使用するには、次の権限が必要です。

  • FSCM統合Restサービスへのアクセス(FUN_FSCM_REST_SERVICE_ACCESS_INTEGRATION_PRIV)

プロジェクト管理

REST APIを使用したプロジェクト・リソース追加処理

プロジェクト・リソースREST APIを使用してプロジェクトの割当済労務および経費リソースを管理します。たとえば、労務リソースを確認したり、労務または経費リソースを置換したり、既存の労務リソースの予約を取り消します。

プロジェクト・マネージャは、計画労務リソースまたは予約済労務リソースを確認できます。さらに、プロジェクトで拡張を要求したり、これらのリソースを取り消すこともできます。また、労務リソースと経費リソースの両方を置換することもできます。たとえば、プロジェクト・マネージャとして、特定のロールを持つリソースをタスク割当のためにプロジェクトに追加するとします。そのリソースを予約、確認または置換できます。

プロジェクト労務リソースおよびプロジェクト経費リソースREST APIを使用すると、次のリソース値を更新できます。

処理

操作

更新する属性 適格なリソース

リソースの確認

PATCH

割当ステータス

計画労務リソースおよび予約済労務リソース

リソースの置換

PATCH

  • 労務リソース - プロジェクト・リソースID、名前またはEメール 
  • 経費リソース - 経費リソースIDまたは経費リソース名
  • 計画労務リソースおよび確認済労務リソース
  • 経費リソース

拡張の要求

PATCH

  • 日付: 至
  • 延長理由

予約済労務リソースおよび確認済労務リソース

割当および予約の取消

PATCH

割当ステータス

予約済労務リソースおよび確認済労務リソース

リソースの更新

PATCH

  • 割当タイプ
  • 請求レートおよびコスト・レート

予約済労務リソース

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

ヒントと考慮事項

  1. リソースのスケジューリングが許可されている場合、有効なEメールおよび割当日を使用して計画リソースを確認します。また、ステータスを更新して、予約済リソースを確認します。

ノート: リソースを確認するには、追加の権限が必要です。

  1. リソースがプライマリ・プロジェクト・マネージャ、または承認プロセスに参加して応答を送信したゲート承認者でない場合、計画リソースまたは確認済リソースを置換すると、タスク割当も更新されます。リソースを置換すると、リソース請求レートとリソース・コスト・レートも更新されます。
  1. 拡張を要求する場合は、延長理由も取得します。
  1. リソースに既存のタスク割当がない場合、または選択したリソースがプライマリ・プロジェクト・マネージャでない場合、予約済リソースまたは確認済リソースを取り消します。
  1. レートの更新は、予約済ステータスのリソースに対してのみ使用できます。確認済ステータスのリソースは、将来のリリースでサポートされる予定です。

主なリソース

  • 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。

ロール情報

  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
    • プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
  • 権限名およびコード:
    • プロジェクト作業プランの管理(PJT_MANAGE_PROJECT_WORK_PLAN_PRIV)
    • プロジェクト作業プラン・リソース割当の管理(PJT_MANAGE_PROJECT_WORK_PLAN_RESOURCE_ASSIGNMENT_PRIV)
    • リソースを確認する場合、プロジェクトへのプロジェクト・リソースの割当(PJT_ASSIGN_PROJECT_RESOURCE_TO_PROJECT_PRIV)。

プロジェクト・リソース管理

プロジェクト・エンタープライズ労務リソースREST APIを使用したリソース・カレンダおよびリソース・プール・メンバーシップ

プロジェクト・エンタープライズ労務リソースREST APIを使用して労務リソースのリソース・カレンダおよびプール・メンバーシップを表示します。たとえば、労務リソースの日次勤務時間を、そのリソースが使用不可となる日のスケジュール済例外とともに表示します。

プロジェクト・エンタープライズ労務リソースとは、複数のプロジェクトに割り当てることができるリソースのことです。プロジェクト・エンタープライズ労務リソースREST APIの子リソースを使用して、Project Resource Management Cloudでエンタープライズ労務リソースの空き状況および要員配置を管理します。リソース・カレンダの詳細をスケジュール済例外とともに表示し、リソース・プール・メンバーシップを把握できます。

プロジェクト・エンタープライズ労務リソースREST APIの下に用意されている追加の子リソースは、次のとおりです。

名前 サンプルRESTリソース サポートされている処理

リソース・カレンダ

projectEnterpriseLaborResources/{ResourceId}/child/ ResourceCalendars

GET

リソース・カレンダ例外

projectEnterpriseLaborResources/{ResourceId}/child/ ResourceCalendars/{CalendarID}/child/CalendarExceptions

GET

リソース・プール・メンバーシップ

projectEnterpriseLaborResources/{ResourceId}/child/ ResourcePoolMembership

GET

次の例では、RESTリソースに対するGET要求を送信することによって、プロジェクト・エンタープライズ労務リソースを取得する方法を示します。

例:

fscmRestApi/resources/11.13.18.05/projectEnterpriseLaborResources/00020000000EACED00057708000110F07B475DFF0000000EACED00057708000110F07B475E01

ノート: パス・パラメータは、ResourceIdとPoolAssignmentIdで構成されるハッシュ・キーです。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

ヒントと考慮事項

  • リソースにリンクされたカレンダを表示し、そのリソースをプロジェクトに配置するには、リソース・カレンダAPIを使用します。リソース・カレンダの勤務日数および合計勤務時間によって、リソースの空き状況が決定されます。
    • これらのカレンダは、単一シフト単一パターンを持つ経過カレンダのみです。
    • リソースは、プロジェクト・プランとは異なるカレンダを使用できます。
  • カレンダに例外を表示するには、カレンダ例外APIを使用します。カレンダ例外では、休日や例外的な週末勤務日を定義します。1つのカレンダに多数の例外を含めることができます。

  • プロジェクト・リソース管理で空き状況および要員配置が管理されているプロジェクト・エンタープライズ労務リソースはすべて、リソース・プールのメンバーです。
    • リソースは、特定の日付において1つのプールにのみ属することができます。
    • プール・メンバーシップの「日付: 自」および「日付: 至」は、リソースがリソース・プールのメンバーである期間を示します。リソースのプール・メンバーシップの日付は、リソース定義の「日付: 自」から「日付: 至」の範囲内です。
    • リソースのプール・メンバーシップの日付は連続しており、重複しません。

主なリソース

  • 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。

ロール情報

  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
    • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 権限名およびコード:
    • PJT_MANAGE_PROJECT_ENTERPRISE_RESOURCE_SERVICE_PRIV

プロジェクト管理のワークフロー

プロジェクト原価計算

プロジェクト・コスト修正承認ワークフロー

プロジェクト・コスト修正承認ヒューマン・タスクを使用して、プロジェクト・コスト修正承認を管理します。プロジェクト・コストの分割や転送などの修正に関する承認ルールを構成し、関連する承認者に通知をルーティングします。プロジェクト・アプリケーション管理者は、単一レコードと複数レコードの両方のコスト修正をサポートするようにこのワークフローを構成できます。

条件ブラウザ・ウィンドウでは、次の新しいフォルダを使用できます。

  • AdjustmentApprovalSourceTransactionInfo: これには、修正されるプロジェクト・コストの属性が含まれます。これらの属性は、単一レコードと複数レコードの両方のコスト修正に有効です。
  • AdjustmentApprovalTargetInfo: これには、コスト修正の結果として作成されるプロジェクト・コストの属性が含まれます。たとえば、「転送」または「分割および転送」修正の場合に作成される新しいプロジェクト・コストでは、新しいコストがプロジェクト、タスクおよび交付属性について異なる値を持つことがあります。

ソース・プロジェクト・コストのペイロード属性

新しいプロジェクト・コストのペイロード属性

さらに、前述のフォルダでは、承認ルールを構成するために次の属性を使用できるようになりました。

  • transactionSourceName: 修正されるプロジェクト・コストが属するトランザクション・ソースの名前。
  • documentName: 修正されるプロジェクト・コストが属する文書の名前。
  • documentEntryName: 修正されるプロジェクト・コストが属する文書入力の名前。
  • businessUnitName: 修正されるプロジェクト・コストの支出ビジネス・ユニットの名前。
  • expenditureComment: 修正されるプロジェクト・コストに関するコメント。
  • projectName: 修正されるプロジェクト・コストが属するプロジェクトの名前。AdjustmentApprovalTargetInfoフォルダでは、この属性はプロジェクト・コストの転送先となるプロジェクトの名前です。
  • taskName: 修正されるプロジェクト・コストが属するタスクの名前。AdjustmentApprovalTargetInfoフォルダでは、この属性はプロジェクト・コストの転送先となるタスクの名前です。
  • contractName: 修正されるプロジェクト・コストに関連付けられている契約の名前。AdjustmentApprovalTargetInfoフォルダでは、この属性はプロジェクト・コストの転送先となる契約の名前です。
  • fundingSourceName: 修正されるプロジェクト・コストに関連付けられている資金ソースの名前。AdjustmentApprovalTargetInfoフォルダでは、この属性はプロジェクト・コストの転送先となる資金ソースの名前です。
  • personName: 修正されるプロジェクト・コストの個人の名前。
  • personType: 修正されるプロジェクト・コストの個人の個人タイプを示します。有効な値は「従業員」および「派遣就業者」です。
  • personTypeCode: 修正されるプロジェクト・コストの個人の個人タイプを示すコード。有効な値は「EMP」および「CWK」です。
  • personJobId: 修正されるプロジェクト・コストの個人に割り当てられているジョブの識別子。
  • personJobName: 修正されるプロジェクト・コストの個人に割り当てられているジョブの名前。
  • nonLaborResourceName: 修正されるプロジェクト・コストの非労務リソースの名前。
  • nonLaborResourceId: 修正されるプロジェクト・コストの非労務リソースの識別子。
  • nonLaborOrganizationName: 修正されるプロジェクト・コストの非労務リソースが属する組織の名前。
  • nonLaborResourceOrgId: 修正されるプロジェクト・コストの非労務リソースが属する組織の識別子。
  • unitOfMeasureName: 修正されるプロジェクト・コストの数量に関連付けられている単位を示します。
  • unitOfMeasureCode: 修正されるプロジェクト・コストの数量に関連付けられている単位を示すコード。
  • billableStatusCode: 修正されるプロジェクト・コストの請求可能ステータスを示すコード。有効な値はYおよびNです。
  • capitalizableStatusCode: 修正されるプロジェクト・コストの資産計上可能ステータスを示すコード。有効な値はYおよびNです。
  • batchName: 修正されるプロジェクト・コストが属するプロジェクト支出バッチの名前。
  • projectUnitName: 修正されるプロジェクト・コストのプロジェクトが属するプロジェクト・ユニットの名前。AdjustmentApprovalTargetInfoフォルダでは、この属性はプロジェクト・コストの転送先となるプロジェクトが属するプロジェクト・ユニットの名前です。
  • invoicedStatusCode: 修正されるプロジェクト・コストの請求ステータスを示すコード。有効な値は、「F」(全額請求済)、「P」(一部請求済)、「A」(待ち状態の請求書修正)および「U」(未請求)です。
  • revenueStatusCode: 修正されるプロジェクト・コストの収益認識ステータスを示すコード。有効な値は、「F」(全額認識済)、「P」(一部認識済)、「A」(待ち状態の収益修正)および「U」(未認識)です。
  • expenditureTypeClassName: 修正されるプロジェクト・コストが属する支出タイプ区分の名前。有効な値は、「在庫」、「サプライヤ請求書」、「経費精算書」、間接費トランザクション、その他トランザクション、「超過時間」、「正規時間」、使用量および仕掛品です。
  • expenditureCategoryName: 修正されるプロジェクト・コストが属する支出カテゴリの名前。

この機能によって、ビジネス要件を満たすようにコスト修正ワークフロー承認ルールをより正確に構成できるという利点がもたらされます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)

プロジェクト・ファウンデーション

プロジェクト・ステータス変更承認ワークフローでの添付

プロジェクト・ステータス変更承認ワークフローに、承認者がレビューする文書、リンクおよびテキストを添付します。プロジェクト管理者はオプションで、プロジェクト・ステータス変更の実行中に、プロジェクトに関する添付を承認ワークフローに含めることができます。

添付を含めるオプションは、プロジェクト・ステータスをワークフローに対して使用可能なものに変更するとき、「プロジェクト・ステータスの変更」ウィンドウに表示されます。このオプションを有効にすると、すべてのプロジェクト添付がプロジェクト・ステータス変更承認ワークフローに添付されます。

「プロジェクト・ステータスの変更」ウィンドウ

プロジェクト・ステータス承認ワークフローの添付は、承認者が承認通知レポートの「承認履歴」セクションで表示できます。

プロジェクト・ステータス変更承認通知レポート

または、「処理」→「添付の追加」をクリックして、承認通知レポートの「添付の管理」ウィンドウで添付を表示することもできます。

プロジェクト・ステータス変更承認通知レポートの「添付の管理」ウィンドウ

この機能によって、必要に応じて後で監査できる文書をプロジェクト・ステータス変更ワークフロー承認者と共有することで、法的コンプライアンスや業務コンプライアンスを満たすことができるという利点がもたらされます。

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • 「財務プロジェクト設定の管理」ページの「添付」セクションから、テキスト、ファイルまたはURLをプロジェクトに添付します。
  • プロジェクト添付は、承認者によって待ち状態となっているプロジェクト・ステータス変更承認ワークフローに含まれていても、いつでも追加、削除または更新できます。

主なリソース

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限およびロールが必要です。

  • 権限名およびコード:
    • プロジェクト定義基本情報の表示(PJF_VIEW_PROJECT_DEFINITION_PRIV)
  • 職務ロール名およびコード:
    • プロジェクト管理職務(ORA_PJF_PROJECT_MANAGEMENT_DUTY_ABSTRACT)
  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
    • 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
    • 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
    • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
    • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)

Oracle Project Management

助成金管理

交付の契約更新中の追加請求属性

助成金管理者は、交付の定義時に「トランザクション・タイプ」、「生成済請求書ステータス」、「請求セット番号」などの契約および請求属性を指定して、契約を修正する必要を省くことができます。

また、交付の作成時に「請求先サイト」、「請求先担当者」および「出荷先サイト」を指定することもできます。

これらの新しい請求属性は、ユーザー・インタフェース、RESTおよびファイルベース・データ・インポート(FBDI)からすべての交付作成方法で使用できます。「助成金管理ビジネス・ユニット実装オプションの管理」設定タスクの「デフォルトの請求属性」セクションでデフォルト値を設定できます。 

次のスクリーンショットは、交付作成およびビジネス・ユニット実装オプション・タスクのフィールドを示しています。

「交付のレビュー」からの契約の更新および発行

助成金管理ビジネス・ユニット実装オプションの管理

交付の作成時に追加属性を使用できることにより、契約の修正および再発行の追加ステップがなくなるため、交付の設定の効率が向上します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • 「助成金管理ビジネス・ユニット実装オプション」を利用して、交付作成の合理化に使用される最も一般的な値を、これらの新しい属性のデフォルトとして設定します。
  • 追加属性とともに使用する最新の「交付のインポート」ファイルベース・データ・インポートXLSMテンプレートをダウンロードします。

主なリソース

関連ヘルプ:

  • プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドの助成金管理構成の概要のトピック
  • 助成金管理の使用ガイドの交付管理の章

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

  • 権限
    • 交付の作成
  • ジョブ・ロール名およびコード
    • 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
    • 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
    • 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)

交付予算期間日付更新

スポンサから変更を受け取る際に、連邦規制に準拠するように、交付予算期間日付を含めた交付の日付を更新します。交付の開始日または終了日を前倒しにするか延期して、管理予算および契約を更新し、コスト管理を徹底します。

「交付詳細の編集」ページの「財務」タブから新しい「予算期間の編集」ウィンドウを使用して、予算期間の開始日、終了日、交付前日付またはクローズ日を更新します。

  • 開始日または終了日を更新すると、最初の予算期間の開始日と最後の予算期間の終了日が更新されます。その逆も同様です。
  • 開始日または終了日を更新すると、契約の開始日および終了日の更新が開始されます。
  • 契約が「アクティブ」または「失効」ステータスである場合は修正有効日を指定する必要があり、その修正有効日は開始日から終了日の範囲内にある必要があります。

交付詳細の編集 - 「財務」タブ - 予算期間の編集

日付の変更を送信すると、既存のトランザクションが引き続き、改訂された日付および期間の範囲内にあることの検証が実行されます。確認されると、次に示す更新が実行されます。

  • 契約が新しい開始日または終了日で更新されます
  • 予算の現行作業中バージョンが新しい日付で更新されます
  • 管理予算が新しい日付および期間情報で更新されます

日付の更新が進行中であることを示す処理中アイコンが表示され、プロセスが完了すると、ページをリフレッシュするためのリフレッシュ・アイコンが表示されます。

予算期間 - 処理中アイコンとリフレッシュ・アイコン

次のスクリーンショットは、スポンサの指示に従って交付の開始日が4/1/21に延期され、4/1/21より前のコストに対応するために、スポンサが交付前支出を許可しているため、1/1/21の交付前日付が指定されていることを示しています。この場合、契約は開始日を4/1/21に変更するように修正されており、承認を得るために発行されます。

交付詳細の編集 - 更新された交付前日付と開始日

予算管理の管理予算期間情報は、変更内容(ある場合)で更新されます。この場合、管理予算期間の開始日はすでに1/1/21であったため、変更は表示されません。

ノート: 管理予算または管理予算期間ステータスを表示するには、管理予算に割り当てられている必要があります。デフォルトでは、プロジェクト・マネージャのみが管理予算または管理予算期間ステータスにアクセスできます。

予算管理 - 予算期間ステータスの編集

必要に応じて、変更された日付の金額を個別に追加し、その金額が予算管理に送信されるように予算をベースラインに設定できます。また、金額および日付が更新されるように「交付パフォーマンス・データの更新」プロセスを実行して、「交付概要」ページに財務詳細を表示する必要があります。

トランザクションが存在し、日付の更新を処理できない場合は、エラー・アイコンがエラーの詳細とともに表示されます。

次の例では、交付のクローズ日が3/3/21に設定されていますが、支出項目日が4/1/21または予算日が4/1/21のトランザクションがあります。

予算期間日付の編集 - エラー

「交付予算期間日付更新」機能のビジネス上の利点は、次のとおりです。

  • 交付のすべてのキー日付が1箇所で管理され、交付ページからの契約および管理予算に対する更新が合理化されるため、効率が向上します。
  • 交付日の変更がある場合に、より確実にスポンサの規制に準拠できます。

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • クローズ日が使用可能な場合、トランザクションは常に交付終了日からクローズ日まで許可されます。
  • 制限なしに、開始日または交付前日付を前倒しにしたり、終了日またはクローズ日を延長できます。
  • 開始日または交付前日付を延期したり、終了日またはクローズ日を前倒しにできるのは、トランザクションが引き続き、改訂された日付および期間の範囲内にある場合のみです。
    • 同様に、予算期間の範囲外のトランザクションがなければ、予算期間日付を更新、削除または追加できます。
    • 考慮されるトランザクションは次のとおりです。
      • 予算管理を使用している場合、予算日が交付日の範囲内にある、資金が引き当てられている交付およびプロジェクトのトランザクション。
      • 支出項目日が交付日の範囲内にあるコスト・トランザクション。
      • 支出項目日が交付日の範囲内にある未処理トランザクション。
      • 支出項目日が交付日の範囲内にある未承認の取引約定トランザクション。 
  • 契約開始日および終了日の変更は、交付契約の「交付」ページから開始する必要があります。
    • 「契約の管理」ページで契約の開始日および終了日を更新すると、検証により、開始日が最初の予算期間の開始日と同じであり、終了日が最後の予算期間の終了日と同じであることが確認されます。
  • 契約が自動的に更新されるのは、1つの子(1つの契約明細、1つの販売実績、デフォルトの請求管理など)が存在する場合のみです。複数の明細が存在する場合、ユーザーは契約およびサブ・エンティティで日付を手動で更新する必要があります。
  • 契約日が「交付」ページから更新されるのは、契約ステータスが「下書き」、「アクティブ」、修正中または「失効」である場合のみです。
  • 交付には複数のプロジェクトが存在する可能性があるため、プロジェクト日付およびタスク日付の変更は個別に行う必要があります。
  • 期間に予算がない場合は、予算期間名を変更できます。
  • 「プロジェクト予算の管理」ページで予算金額を更新し、予算をベースラインに設定して予算金額を管理予算に送信します。
  • 次の状態が発生した場合、下に示すような警告が表示されます。「予算期間の編集」ウィンドウを開き、日付を編集して(ある場合)送信し、契約または管理予算の日付を更新してください。
    • 契約の現行バージョンの開始日および終了日が、それぞれ最初の交付予算期間の開始日および最後の予算期間の終了日と同じでない場合。
    • 交付前日付とクローズ日を含む予算期間の日付が管理予算日と同じでない場合(交付のすべてのプロジェクトにおける管理予算期間の最小値と最大値を使用)。

予算期間の編集 - 警告アイコン

  • 交付予算期間RESTリソースでは、終了日またはクローズ日の延長のみが許可されます。または、新しい期間の開始日を契約終了日またはクローズ日のうちの最大値より後の日付にして、新しい期間を最後に追加できます。
  • R13 (2017年5月)より前に作成された交付については、終了日またはクローズ日のみを延長できます。または、新しい期間の開始日を契約終了日またはクローズ日のうちの最大値より後の日付にして、新しい期間を最後に追加できます。

主なリソース

  • トランザクション管理および処理の交付日のデモをご覧ください。
  • 21Cの機能「トランザクション処理の交付クローズ日」を参照してください。
  • 財務プロジェクトの定義と管理ガイドの、スポンサード・プロジェクトの交付日による管理予算日の更新。

ロール情報

  • この機能を使用するには、次のロールが必要です。
    • 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
    • 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
    • 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)

トランザクション処理の交付クローズ日

交付クローズ日を指定して、トランザクション日が交付終了日の後であるコストを許可します。交付クローズ日により、チームは、交付について作業が完了するクローズ日まで、遅い時期のコストを取得するか修正を加えることができます。

次の交付は12/31/20に終了しており、クローズ日は4/15/21です。

交付詳細の編集 - 契約終了日およびクローズ日

プロジェクト・コストが4/1/21 (交付終了日より後であるが、クローズ日の範囲内)に入力され、引き当てられます。交付終了日より後のトランザクションは、最後の予算期間(この例ではYear 5)に記録されます。

交付終了日より後のコストを管理するには、プロジェクトで予算管理が有効になっている場合、交付ページから日付更新を送信する必要があります。日付更新プロセスによって、予算管理ではクローズ日が管理予算の最後の予算期間の終了日として更新されます。

コスト配分の管理

交付終了日より後に作成されたコストおよびイベントについて請求書が生成されます。

請求書の編集 - コスト・トランザクション

請求書の編集 - イベント

交付終了日より後のコストおよびイベントについて収益が生成されます。

収益配分の管理 - コストおよびイベント

トランザクション処理の交付クローズ日を追加する利点は、次のとおりです。

  • 遅い時期のコストおよびコスト振替の管理における制御の強化
  • スポンサの規制および監査要件への準拠の徹底

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • 交付終了日より後に処理しない場合は、交付のクローズ日がないことを確認する必要があります。クローズ日をNULLに更新し、交付に関連付けられたプロジェクトで予算管理が有効になっている場合は、管理予算期間が更新されるように日付変更を送信します。
  • クローズ日を含むように、プロジェクトおよびタスクの日付を手動で延長する必要があります。
  • プロジェクトで予算管理が有効になっている場合は、交付から日付更新を送信して、クローズ日を管理予算期間に送信する必要があります。

主なリソース

関連ヘルプ:

  • 21Cの機能「交付予算期間日付更新」を参照してください。
  • プロジェクト財務管理および助成金管理の実装の概要ガイドの助成金管理構成。
  • 助成金管理の使用ガイドの交付の編集のトピック。
  • 助成金管理の使用ガイドの交付終了日より後にコストを追加できるかどうかについてのトピック。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

  • 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
  • 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
  • プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)

プロジェクト請求

請求イベントを使用した拡張項目請求

自由書式の契約明細に関連付けられた項目ベースの請求イベントに項目ベースの請求書を作成します。「請求書」作業領域、FBDIまたはREST APIを使用して、請求イベントの項目関連属性をインポート、作成および更新し、イベントで取得された項目および数量を反映する請求書を生成します。OTBIの請求イベント・サブジェクト領域に項目関連属性を追加します。

リリース21Bでは、「項目契約明細の項目請求」機能を使用して、項目ベースの契約明細に対して項目ベースのイベントを作成できます。この機能を自由書式の契約明細でも使用できるようになりました。

項目ベースの請求フロー

項目ベースおよび数量ベースの請求書を作成するには、次のステップを実行します。

  1. 項目ベースのトランザクションを許可するためのイベント・タイプ、請求書書式および契約の設定
  2. 項目ベースのイベントの作成および項目その属性の取得
  3. 請求書の生成および売掛管理への転送

ソリューション詳細

  1. 項目ベースのトランザクションを許可するためのイベント・タイプ、請求書書式および契約の設定

設定の詳細は、この機能の有効化のステップの項を参照してください。

  1. 項目ベース・イベントの作成

項目ベースのイベントは次の方法で作成できます。

  1. 「請求書」作業領域または「収益」作業領域の「イベントの作成」ページから。
  2. 請求イベントREST APIを使用
  3. プロジェクト請求イベントのファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用

任意の契約明細に対して項目ベース・イベントを作成できます。項目を許可するイベント・タイプを選択し、イベントの「品目ベース・イベント」フラグを有効にします。イベントに関連付けられた契約明細に項目がある場合、「品目」、「単位」および「単価」は契約明細からデフォルト設定され、それらを更新できます。契約明細に項目がない場合は、イベントで入力できます。イベントで入力された項目は、契約に関連付けられた品目マスター組織に照らして検証されます。項目ベースのイベントについては、「請求トランザクション通貨」は契約通貨にデフォルト設定され、変更できません。 

.

イベントの作成中に次の情報が検証されます。

  • 契約の品目マスター組織が売掛/未収金構成で定義されているものと同じである
  • 項目と単位コードの組合せが有効である
  • 選択された項目が請求に対して有効になっている。
  1. 請求書の生成

項目、単位、単価および数量を請求書明細に反映するには、契約明細に関連付けられている請求書書式で、品目または品目摘要がグループ化で選択されている必要があります。その後、「請求書の生成」プロセスによってイベントが選択され、項目別にグループ化されます。項目とその属性は請求書明細に反映されます。

  1. プロジェクト契約請求書

「請求書の管理」ページから請求書を開き、項目属性とともに請求書明細および請求書配分明細の詳細を表示できます。

次の項目属性はデフォルトで非表示になっていますが、「表示」メニューを使用して表に含めることができます。

  • 項目
  • 品目摘要
  • 数量
  • 単位
  • 単価

  1. 売掛管理への請求書の転送

請求書が承認およびリリースされると、「売掛管理への請求書詳細の転送」プロセスによって売掛管理に請求書が転送されます。項目関連の属性は、売掛管理への請求書転送の一部として転送されます。

  1. 売掛金請求書

売掛管理で請求書の新規項目属性を含む売掛金請求書を表示します。

このリリースの項目ベース請求機能は、21Bの項目ベース請求機能の拡張です。このリリースにも該当する21Bの主な特徴は次のとおりです。

  • 項目ベースの契約明細に対して項目ベースのイベントを引き続き作成できます。
  • イベント検索結果の管理リージョンで、項目ベースのイベントの項目属性を表示できます。項目ベースの属性はデフォルトで非表示であり、「表示」メニューを使用して含めることができます。
  • 項目ベースのリリース済請求書明細に優遇または消込が指定されている場合、優遇/消込は金額ベースの優遇として指定されます。数量は優遇明細に反映されません。
  • イベントの数量を変更すると、クレジット・メモが作成され、数量の変更がクレジット請求書および標準請求書に反映されます。
  • (金額ベースや項目ベースの明細が含まれる)請求書が取り消されると、請求書全体が取り消されます。当初請求書とまったく同じ金額と数量で、マイナス符号が付いた新しいクレジット請求書が生成されます。
  • 部分請求は、項目ベースのイベントではサポートされていません。契約明細の資金がイベントに対して不足している場合、イベントは請求対象として選択されません。

OTBIレポート

項目およびその属性が次のサブジェクト領域に追加されました。

サブジェクト領域 フォルダ 列名

プロジェクト請求 - イベント・リアルタイム

イベント詳細

単位コード

単位名
品目ベース・イベント
在庫品目ID
品目番号
単価
 

請求イベント・メジャー

数量
収益数
請求数量
  項目 品目組織
品目区分名
品目摘要
品目の請求可能品目
品目マスター組織
品目名
品目プライマリ単位
定価
単位

プロジェクト請求 - 請求書リアルタイム

イベント詳細

「プロジェクト請求 - イベント・リアルタイム」サブジェクト領域の「イベント詳細」とまったく同じ

  請求書詳細 単位コード
単位名
在庫品目ID
品目名
品目摘要
請求書通貨での単価
 

請求書明細トランザクション・メジャー

請求数量
 

項目

「プロジェクト請求 - イベント・リアルタイム」サブジェクト領域の「品目」とまったく同じ

プロジェクト請求 - 収益リアルタイム

イベント詳細

「プロジェクト請求 - イベント・リアルタイム」サブジェクト領域の「イベント詳細」とまったく同じ

  収益詳細 単位コード
単位名
在庫品目ID
品目名
品目摘要
収益通貨での単価

この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。

  • 顧客が項目ベースの請求イベントを使用して数量別に請求できるため、請求プロセスが簡略化されます。
  • 項目、数量、単価および単位に関する詳細が正確に取得されるため、より有意義な請求書が提供されます。
  • 請求書の詳細がより正確になることで、自由書式の契約および項目ベースの契約の支払が迅速化されます。 
  • 顧客の請求要件を満たすために、影響の大きいエラーが発生しやすい回避策を実装しないようにしてください。

有効化のステップ

設定ステップは、「項目契約明細の項目請求」機能について21Bで導入されたものと同じです。次に詳細を繰り返します。

設定ステップの詳細

  1. 項目ベースのイベントを許可するイベント・タイプの作成

項目ベースのイベントの作成を許可する必要があるイベント・タイプについて、「イベント・タイプの管理」設定ページの「品目の許可」チェック・ボックスを選択します。

このチェック・ボックスを選択すると、このイベント・タイプについて項目ベースのイベントを作成できます。すべてのイベントを項目ベースにする必要はありません。「品目の許可」フラグが選択されたイベント・タイプについて項目ベースのイベントが生成されると、ユーザーは「品目の許可」フラグの選択を解除できなくなります。

  1. 項目を含むグループ化を使用したイベント請求書書式の作成

「イベント」書式タイプについて、次のいずれかのグループ化オプションを選択します。

  • 契約明細、すべて
  • 契約明細、契約明細プロジェクト/タスク、イベント番号
  • 契約明細、イベント・タイプ

グループ化フィールドで「品目」または「品目摘要」を選択し、イベントを契約明細および項目別にグループ化します。グループ化オプションとして「契約明細」が暗黙的に追加されます。

次に示すグループ化オプションを選択し、項目別のグループ化を選択した場合は、暗黙的には追加されないため、「契約明細」も必ず選択してください。

  • すべて
  • 契約明細プロジェクト/タスク、イベント番号

ノート: 「品目」または「品目摘要」でグループ化すると、項目の単位および単価別にイベントが暗黙的にグループ化されます

  1. 項目ベースの請求書書式の契約の請求プランへの関連付け

イベントを項目別にグループ化するには、項目グループ化を含む請求書書式を契約に関連付けられた請求プランに関連付けます。

ヒントと考慮事項

  • 処理済の請求イベントでは項目およびその属性を変更できません。
  • イベントRESTおよびFBDIアップロードでは、項目ベースの請求イベント作成がサポートされます。イベントSOAPサービスではサポートされていません。
  • 契約の単価を変更しても、作成されたイベントの単価は変更されません。
  • 項目ベースのイベントは、会社間契約およびプロジェクト間契約ではサポートされていません。
  • 手動請求では、項目関連の属性はサポートされていません。
  • 「イベントの管理」ページを介した複数イベントに対する修正は、項目ベースのイベントではサポートされていません。
  • ソフト制限およびハード制限の管理は、数量ベースではなく金額ベースでのみ適用されます。イベントに入力された数量は、契約明細の項目数量に対して検証またはチェックされません。

主なリソース

ロール情報

  • プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST)
  • プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
  • 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)

削除済請求書のイベントの編集

請求スペシャリストは、後で削除された下書き請求書に以前含まれていた請求イベントを更新できます。下書き請求書を削除すると、請求トランザクションが削除され、請求イベントが「未請求」にリセットされます。これは、請求イベントが処理されなかった場合と同様です。

この機能を使用すると、請求イベントの操作が簡略化されるため、生産性が向上します。たとえば、イベントの請求が早すぎたことが唯一の問題であった場合、請求スペシャリストは請求イベントの完了日を簡単に変更できます。新しい完了日を含む日付範囲で「請求書の生成」を次に実行すると、請求イベントが請求されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
    • プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)

請求書および収益OTBIサブジェクト領域にプロジェクト・データのない請求イベントを含める

OTBIのプロジェクト請求リアルタイム・サブジェクト領域を使用して、アドホック分析にプロジェクト・データのない請求イベントを含めて表示します。これには、「プロジェクト請求 - 請求書リアルタイム」および「プロジェクト請求 - 収益リアルタイム」サブジェクト領域が含まれます。

この機能では、請求イベントのより完全な分析が提供されます。プロジェクトがあるかどうかに関係なく、すべての請求書適用可能請求イベントが表示され、請求書合計に含まれます。プロジェクトがあるかどうかに関係なく、すべての収益適用可能請求イベントが表示され、収益合計に含まれます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限のいずれかまたは両方が必要です。

  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
    • プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)

「プロジェクト請求書の管理」ページでのプロジェクト・マネージャによる請求書コメントの更新

「プロジェクト請求書の管理」ページで請求書コメントを入力または更新します。プロジェクト・マネージャは、顧客に公開された請求書に表示される可能性のある、売掛管理に転送されるテキストを変更できます。「プロジェクト請求書の管理」ページのリスト・ビューでは、次のスクリーンショットに示すように「請求書コメント」をクリックしてコメントを追加します。

「プロジェクト請求書の管理」ページのリスト・ビュー

「プロジェクト請求書の管理」ページの表ビューでは、次のスクリーンショットに示すように「請求書コメント」をクリックしてコメントを追加します。

「プロジェクト請求書の管理」ページの表ビュー

プロジェクト・マネージャは、請求書が「承認待機中」である間、承認または棄却する前に請求書コメントを入力したり、更新できます。

「コメントの編集」ポップアップ

プロジェクト・マネージャは、「承認済」(「支払済」または「未払」)あるいは「棄却済」の請求書に関するコメントを表示できます。

「コメントの表示」ポップアップ

この機能を使用すると、プロジェクト・マネージャは、請求書に含まれている手数料の詳細な説明や事由を示すコメントを入力でき、これは売掛/未収金に渡され、最終的にはレビューのために顧客取引明細書に含まれます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

  • ジョブ・ロール名およびコード
    • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)

プロジェクト・コントロール

複数通貨財務プラン・タイプにおける単一通貨での予算および予測プランニング

財務プラン・タイプで複数の通貨による計画が可能になっている場合に、予算または予測リソース割当を単一通貨で作成します。プロジェクトでは複数の通貨でコストが発生するため、コストは計画通貨に換算され、予測リソース割当に関連付けられます。

予算 - 財務プラン・タイプ

予測 - 財務プラン・タイプ

この機能を使用すると、プロジェクト内の同じタスクへの単一通貨でのプランニング・リソースの追加を柔軟に制御できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

財務プラン・タイプで複数通貨のトランザクションが許可されており、このオプションが有効になっている場合、異なる通貨のリソースを同じタスクに追加することはできません。たとえば、リソースとタスクの組合せを含む予測明細がUSDで作成され、同じリソースとタスクの組合せに対する実績プロジェクト・コストがEURで受け入れられた場合、EURで予測明細を作成するかわりに、プロジェクト・コストは、USDで計画された既存の明細に関連付けられます。

主なリソース

  • 関連ヘルプ: Oracle Project Portfolio Management Cloud実装スタート・ガイドの財務プラン・タイプの作成

ロール情報

この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。

  • ジョブ・ロール名およびコード
    • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
    • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
    • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)

予算管理対応プロジェクトの管理予算日更新

プロジェクト・マネージャがプロジェクト開始日を前倒しにするかプロジェクト完了日を延長する場合に、コストを管理します。開始日の場合、管理予算日はプロジェクト開始日、タスク開始日または予算明細開始日のうちで最も早い日付になります。同様に、終了日が変更される場合は、管理予算日はプロジェクト完了日、タスク終了日または予算明細終了日のうちで最も遅い日付になります。

たとえば、非スポンサード・プロジェクトPLU-5000は4/1/21に開始し、12/31/21に終了します。 

財務プロジェクト設定の管理 - プロジェクト開始日およびプロジェクト終了日

予算をベースラインに設定すると、予算管理の管理予算の期間はプロジェクト期間の範囲となります。予算明細日付、タスク日付またはプロジェクト日付のうちの最も早い日付と最も遅い日付によって、予算管理の管理予算期間が構成されます。

ノート: 管理予算または管理予算期間ステータスを表示するには、管理予算に割り当てられている必要があります。デフォルトでは、プロジェクト・マネージャのみが管理予算または管理予算期間ステータスにアクセスできます。

予算期間ステータスの編集 - プロジェクト管理予算日

経営管理者から通知を受け取り、プロジェクト開始日を3/1/21に変更し、さらにプロジェクト終了日を2/28/22に延長します。

財務プロジェクト設定の管理 - 変更されたプロジェクト開始日およびプロジェクト終了日

予算金額を編集し、予算をベースラインに設定できます。ベースラインでは、プロジェクトの新しい日付が予算管理に送信されます。

予算期間ステータスの編集 - 変更されたプロジェクト管理予算日

これで、変更されたプロジェクト期間についてコストを記録および管理できます。

プロジェクト、タスクまたは予算明細の日付で管理予算日を更新することのビジネス上の利点は、チームがコストを効果的に管理できることです。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

コスト管理の場合、管理予算期間は、予算明細日付、タスク日付またはプロジェクト日付のうちの最も早い日付と最も遅い日付です。

主なリソース

  • 財務プロジェクトの定義と管理ガイドの、非スポンサード・プロジェクトのプロジェクト、タスクまたは予算明細日付による管理予算日の更新
  • 財務プロジェクトの定義と管理ガイドの、管理予算の作成に関する考慮事項

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

  • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
  • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)

タスク・レベルでの直接的な財務リソース・プランニング

タスク・レベルで金額を指定する際に、効率的に計画します。各タスクに財務リソース割当を明示的に追加する必要がなくなります。

タスクの財務リソースを計画するには、単に(「直接費」の)「プロジェクト通貨での計画」に金額を入力します。

「リソースの管理」または「リソースの割当」ダイアログ・ボックスを起動し、リソースを選択して割り当てるかわりに、タスク・レベルで金額を直接指定することで、財務リソースを簡単に計画できます。

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • これは、計画工数を入力して労務をタスクに直接追加する既存の機能を反映しています。
  • タスクに工数と金額の両方を指定すると、レート上書きがある労務リソースが作成されます。

主なリソース

関連ヘルプ:

  • 財務プロジェクトの定義と管理ガイドの、財務およびプランニング・プロジェクトでのリソースの管理の概要
  • 財務プロジェクトの定義と管理ガイドの、タスク・レベルで財務リソースを直接追加できるかどうかについての説明

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
    • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)

プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャでの「在庫品目: 支出タイプ」リソース書式使用可能

「支出タイプ」リソース書式がすでに含まれている場合でも、プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャに「在庫品目: 支出タイプ」リソース書式を含めます。プロジェクト・アプリケーション管理者は、新規と既存の両方のプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャについて、「プランニングおよび請求リソース・ブレークダウン・ストラクチャの管理」設定タスクを使用して「支出タイプ」および「在庫品目: 支出タイプ」リソース書式を有効にできます。

プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャ: リソース書式の選択

リソース書式を追加したら、プロジェクト・アプリケーション管理者(およびプロジェクト・レベルでの変更が許可されているプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャのプロジェクト・マネージャとプロジェクト管理者)は、これらのリソース書式のリソースを追加できます。

支出タイプ・リソース

在庫品目: 支出タイプ・リソース

この機能には、次のようなビジネス上の利点があります。

  • プロジェクト管理者とプロジェクト・マネージャは、支出タイプのみを使用してすでに計画している場合でも、在庫品目と支出タイプの組合せを使用してプロジェクトを計画できます。
  • プロジェクト・マネージャとプロジェクト管理者は、財務プロジェクト・プラン、予算および予測で特定のリソースを割り当てたり、プランニング・コストを入力および表示する際の柔軟性が高まります。

有効化のステップ

プロジェクト・アプリケーション管理者は、「プランニングおよび請求リソース・ブレークダウン・ストラクチャの管理」設定タスクを使用して、プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャで「支出タイプ」および「在庫品目: 支出タイプ」リソース書式を有効にする必要があります。

主なリソース

  • プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドのリソース書式およびリソース区分を使用してプランニング・リソースを作成する方法の項を参照してください。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)

プロジェクトのプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャの更新

プロジェクト・レベルでの変更が許可されているプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャにおいて、リソースを保守します。プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャを更新して、実績金額の発生時にリソースを自動的に追加したり、リソース・エイリアスを変更したり、分割曲線を更新したり、プロジェクトで作業しなくなったリソースを無効にします。

「財務プロジェクト設定の管理」ページの「プランニング」タブにナビゲートして、プロジェクトに割り当てられているリソース・ブレークダウン・ストラクチャにアクセスし、関連するプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャを選択して編集します(次のスクリーンショットを参照)。

財務プロジェクト設定の管理 - 「プランニング」タブ - プロジェクト・レベルでの変更が許可されているプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャ

プロジェクト・チームは、プロジェクトのリソース・ブレークダウン・ストラクチャを更新して独自の財務プロジェクト・プランニングのニーズを反映できるため、管理を強化できます。これは、プロジェクト・レベルでの変更が許可されているリソース・ブレークダウン・ストラクチャに適用され、プランニング・リソースをプロジェクトに追加する既存の機能を補強します。この機能は、プロジェクト・テンプレートでも使用できます。

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • この機能は、プロジェクト・レベルでの変更が許可されているプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャに適用され、プロジェクトとプロジェクト・テンプレートの両方に影響します。
    • この機能を使用すると、プロジェクト・マネージャは、プロジェクトのプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャを更新して、実績コストが発生したときのリソースの自動追加を許可できます。
    • この機能を使用すると、プロジェクト・マネージャは、プロジェクトに割り当てられているプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャでリソース名や分割曲線を更新したり、リソースを無効にすることができます。

主なリソース

関連ヘルプ:

  • プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドの、プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャの設定方法。
  • 実績の発生時の動的リソース追加の詳細

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

  • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
  • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)

複数の財務プロジェクト・プラン、予算および予測のレート・リフレッシュ

プロジェクトの範囲全体でレートをリフレッシュして、プランニング・プロセスでリソースに対して最も正確で最新のレートが使用されるようにします。財務プロジェクト・プラン、プロジェクト予算、プロジェクト予測および交付予算の現行作業中バージョンは、スケジュール済プロセスを使用してリフレッシュできます。

「プラン金額のリフレッシュ」スケジュール済プロセス

リソースのレートが定期的に変更される場合に、プロジェクトの範囲全体でレートをリフレッシュするプロセスを簡略化することで、効率が向上します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • レートをリフレッシュする必要がある期間を選択するには、「日付: 自」を選択します。財務プロジェクト・プラン、予算バージョンおよび予測バージョンで使用されているカレンダに基づいて、対応する期間が使用されます。

  • 特定のプロジェクト・プラン・タイプを使用して、財務プロジェクト・プランのリフレッシュのために処理するプロジェクトのセットを絞り込みます。

  • 特定の財務プラン・タイプを使用して、現行作業中予算バージョンまたは現行作業中予測バージョンのリフレッシュのために処理するプロジェクトのセットを絞り込みます。

  • オプションで、レート上書きの保持を選択します。

主なリソース

  • 関連ヘルプ: PPM向け分析とレポートの作成および管理ガイドのプロセス出力レポート

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

  • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
  • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
  • 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)

プロジェクト原価計算

プロジェクト・マネージャに対する取引約定の表示の改善

「プロジェクト・コストの管理」ページで確定コストをより注意深く追跡し、取引約定を正確にレポートして分析します。プロジェクト・マネージャは、承認済の取引約定と未承認の取引約定を別々に表示することも、一緒に表示することもでき、レポート・ニーズに柔軟に対応できます。

「コスト・ブレークダウン」情報タイルには、承認済取引約定と合計取引約定が表示されます。「取引約定ステータス」の下の「承認済」チェック・ボックスを選択すると、承認済取引約定のみがページに表示されます。

「プロジェクト・コストの管理」ページのリスト・ビュー

表ビューの「承認済」列には、取引約定の承認済ステータスが表示されます。値「はい」は、取引約定が承認されていることを示し、値「いいえ」は、取引約定が承認されていないことを示します。

「プロジェクト・コストの管理」ページの表ビュー

この機能では、未承認の取引約定を強調表示することにより、プロジェクト・マネージャはそれらを簡単に識別してフォローアップできるため、プロジェクト取引約定の承認が迅速化されます。

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)

処理済支出バッチからプロジェクト・コストへの移動

プロジェクト支出バッチから、バッチを構成するプロジェクト・コストにドリルダウンします。プロジェクトおよび助成金会計担当は、「支出バッチの管理」ページで処理済バッチのバッチ名をクリックして、バッチを構成するプロジェクト・コストを「プロジェクト・コストの管理」ページで確認できます。

「支出バッチの管理」ページのクリック可能なバッチ名

「プロジェクト・コストの管理」ページのバッチのプロジェクト・コスト

この機能を使用すると、支出バッチに含まれるプロジェクト・コストをすばやく確認できます。

デモを見る

有効化のステップ

更新20Bで提供された「プロジェクト・コストの作成前に支出バッチをレビューおよび承認」機能をオプト・インし、この機能を使用できるように、文書に支出バッチ承認が必要なオプションを有効にする必要があります。

ヒントと考慮事項

  • バッチのコストをインポートするには、「支出バッチの管理」ページでバッチを選択し、「コストのインポート」をクリックします。
  • インポート後にバッチの更新済ステータスを表示するには、「支出バッチの管理」ページの「検索結果」セクションで「リフレッシュ」をクリックします。

主なリソース

ロール情報

この機能を使用するには、次のいずれかの権限またはロールが必要です。

  • 権限名およびコード:
    • プロジェクト未処理支出バッチの表示(PJC_VIEW_PROJECT_UNPROCESSED_EXPENDITURE_BATCH_1_PRIV)
    • プロジェクト未処理支出バッチの入力(PJC_ENTER_PROJECT_UNPROCESSED_EXPENDITURE_BATCH_PRIV)
    • プロジェクト未処理支出バッチの管理(PJC_MANAGE_PROJECT_UNPROCESSED_EXPENDITURE_BATCH_PRIV)
  • 職務ロール名およびコード:
    • プロジェクト・コスト・トランザクション処理(ORA_PJC_PROJECT_COST_TRANSACTION_PROCESSING_DUTY)
  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
    • 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)

プロジェクト管理

ゲート・ステータス変更およびゲート承認に関するパブリック・イベントの生成

ゲート・ステータス変更およびゲート承認に関してパブリック・イベントを生成します。たとえば、プロジェクト・ゲートが「クローズ済」ステータスから「レビュー中」ステータスに移行した場合、このビジネス・イベントを使用して、Oracle Integration Cloud Serviceでゲート承認アクティビティを開始します。あるいは、ゲートが「オープン」ステータスに移行した場合、このイベントおよびOracle Integration Cloudを使用して、ステータスをステークホルダーに送信できます。更新21Cから、ERPビジネス・イベントREST APIを使用して、このビジネス・イベントを使用可能または使用不可にします。

アプリケーションでは、拡張ワークフロー機能のPaaSサポートを提供する2つのタイプのビジネス・イベントが生成されます。

  1. ゲートが「クローズ済」ステータスから「レビュー中」ステータスに移行したり、「レビュー中」から「オープン」に移行するなどのゲート・ステータス変更
  2. ゲート承認者がゲートを承認または否認する場合のようなゲート承認

ゲート・ステータスおよびゲート承認を表示する、「タスク詳細」の「ゲート詳細」

ゲート・ステータスまたはゲート承認者のステータスが変更されると、クラウドなどの他のアプリケーションで追加アクティビティを実行するようにビジネス・プロセスをオーケストレーションできます。

ゲート・ステータス変更およびゲート承認ビジネス・イベントのフロー

アプリケーション・コンポーザ、Oracle Integration Cloud (OIC)、REST APIおよびこれらのビジネス・イベントを組み合せて使用すると、追加の承認や通知を構成できます。

このようなビジネス・シナリオをいくつか次に示します。

  1. 追加の通知者: 承認者に加えてゲートの通知者のリストを定義します。これらの通知者は、承認には必要でない場合がありますが、ゲートのステータスが移行したときに通知を受け取ります。たとえば、ゲートがオープンすると、後続タスクのチーム・メンバーまたはフォロワは通知を受け取ります。このようなイベントは、従属アクティビティの開始に役立ちます。さらに、ゲートのステータスが変更された場合、プロジェクト・マネージャおよびエグゼクティブに通知を送信します。 
  2. 逆方向ステータス: 「オープン」から「レビュー中」のようにゲートのステータスが逆戻りしたときは常に、通知を作成します。
  3. 外部システム: ゲート・ステータスが変更されたときに、非Oracleシステムでアクティビティを開始します。

有効化のステップ

  1. ERPビジネス・イベントREST APIを使用してビジネス・イベントを取得し、ビジネス・イベント対応インジケータを更新します。このインジケータによって、ビジネス・イベントを開始するかどうかが決まります。

次の例では、ビジネス・イベント・レコードを取得および更新する方法を示します。

ERPビジネス・イベントREST APIの定義 - /fscmRestApi/resources/11.13.18.05/erpBusinessEvents/

  • RESTリソースに対するGET要求を送信して、ビジネス・イベント・ハンドルを取得します。
  • RESTリソース: /fscmRestApi/resources/11.13.18.05/erpBusinessEvents/100100120766717に対するPATCH要求を送信して、対応インジケータを更新します。

ノート: 上に示したイベントIDは単なるサンプルです

JSON形式の要求本文の内容の例

{

"EnabledFlag": true

}

  1. この機能を有効にすると、Oracle Integration Cloudでイベントをサブスクライブし、ゲート・ステータスまたはゲート承認者ステータスの変更に基づいてカスタム・フローを開始できます。

ヒントと考慮事項

このパブリック・イベントは、ゲートまたはゲート承認者のステータスが変更されるたびに開始されます。たとえば、ゲートがオープンしたときやゲート承認者が承認したときです。

ゲート・ステータスと、許容可能な順方向ステータスおよび逆方向ステータスのリストを次に示します。

初期ステータス 次の順方向ステータス 次の逆方向ステータス
クローズ済 レビュー中または終了済 該当なし
レビュー中 オープンまたは終了済 クローズ済
オープン 該当なし レビュー中
終了済 該当なし クローズ済

イベントのペイロード属性を次に示します。

ゲート・ステータス変更 ゲート承認者ステータス変更
  • タスクID
  • プロジェクトID
  • ゲート・ステータス
  • 更新ソース
  • 承認ID
  • タスクID
  • プロジェクトID
  • 承認者ステータス
  • 最終更新者
  • 最終更新日
  • パブリック・イベントは、ゲート承認者の追加や削除など、ゲートの更新時には開始されません
  • Oracle Integration Cloud (OIC)を使用してイベントをサブスクライブすれば、ビジネス・プロセスを完了するための追加ステップを開始できます。

パブリック・イベントは、「クローズ済」ステータスでのゲートの作成時またはゲートの削除時には開始されません

主なリソース

関連ヘルプ:

ロール情報

  • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)

新しいプロジェクト・プランニング・ユーザー・エクスペリエンスを使用した項目および製品変更オーダーの作業項目プランニング

新しいプランニング・ユーザー・エクスペリエンスを使用して、Oracle Product Developmentの項目および製品変更オーダーを計画します。各作業項目にタスク完了基準を設定すると、関連付けられたすべての作業項目が基準を満たしたときにタスクが完了と自動的にマークされます。この機能は、「新規ユーザー・エクスペリエンスによるプロジェクト・プランニングの迅速化」機能とともに使用できます。

ビジネス上の利点には、プロジェクト・タスクに追加の作業項目を関連付けて計画できることが含まれます。追加されたこれらの作業項目には次のものがあります。

  • 製品開発の項目
  • 製品開発の製品変更オーダー

項目および変更オーダーの作業項目プランニング

前提条件:

  1. 「製品開発」作業領域で項目を作成するか、既存の項目へのアクセスを許可します。
  2. 「製品開発」作業領域で変更オーダーを作成するか、既存の変更オーダーへのアクセスを許可します。

ビジネス・フロー

  1. 「タスク詳細」を開き、「作業項目」タブを選択します。
  2. 項目または変更オーダー・タイプの新規作業項目を作成し、タスク完了イベントを設定します。

タスク完了イベントが設定されたプロジェクト・タスクへの項目の関連付け

タスク完了イベントが設定されたプロジェクト・タスクへの変更オーダーの関連付け

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

新しいプロジェクト・プランニングでサポートされている作業項目

オブジェクト名 ソース
ネゴシエーション

ソーシング 

成果物 プロジェクト
項目

製品開発

変更オーダー

製品開発

  • 「タスク詳細」ダイアログ・ボックスの「作業項目」タブから作業項目にアクセスします。「作業項目」列は「プロジェクト・プランの管理」ページでは使用できなくなりました。
  • タスク完了イベントは、最下位レベルのタスクに対してのみ設定できます。
  • 完了イベントが設定されているタスクに作業項目が関連付けられている場合、タスクの進捗を手動で更新することはできません。タスクに関連付けられたすべての作業項目が完了基準を満たす場合にのみ、タスクが完了としてマークされて完了率の値が100%に更新されます。
  • 「改訂」列は項目にのみ適用可能です。
  • 項目および変更オーダー名で検索するには、少なくとも3文字を先行入力する必要があります。

項目へのアクセス

  • 項目を表示するには、項目のデータ・セキュリティを定義する必要があります。品目区分で「公開」チェック・ボックスが選択されている場合、データ・セキュリティの設定は必要ありません。
  • 個人またはグループのルート品目区分レベルでデータ・セキュリティを定義します。

以前のリリースから変更なし:

  • 「作業項目の管理」ページからの作業項目の作成。
  • ネゴシエーションおよび成果物との既存の作業項目関連付け。

現在のリリースに含まれないもの:

  • 「タスク詳細」の「作業項目」タブから「製品開発」作業領域へのナビゲーションは、現在のリリースでは使用できません。「作業項目のオープン」アイコンをクリックすると、「作業項目の管理」ページから「製品開発」作業領域にナビゲートできます。
  • Oracle Innovation Managementのコンセプト、提案および要件仕様に対して作業項目を作成する機能が将来使用可能になります。

主なリソース

関連ヘルプ:

  • プロジェクト実行管理の使用ガイドのプロジェクト・プラン・タスクとスケジュールに関する章
  • 製品管理の実装ガイドの品目区分のデータ・セキュリティの設定の章。
  • 更新20Aの新機能: 新しいユーザー・エクスペリエンスによるプロジェクト・プランニングの迅速化。
  • 更新20Cの新機能: 新しいプロジェクト・プランニング・ユーザー経験を使用したネゴシエーションおよびプロジェクト成果物の作業項目プランニング。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限およびロールが必要です。

  • ジョブ・ロール名およびコード
    • プロジェクト実行(ORA_PJF_PROJECT_EXECUTION_ABSTRACT)

プロジェクト・リソース管理

リソース詳細の拡張表示

リソース・マネージャは、リソース稼働の合計割当時間数および表示範囲時間数に加えて個々のリソースのすべての指名をリソース詳細の管理で表示できます。棄却および潜在的理由を含め、様々なステータスのリソース指名を表示します。

この利点は、リソースの指名、割当および稼働を1箇所に表示することによる可視性と利便性の向上です。リソース・マネージャはリソースを検索し、PTOや研修などのイベントを含め、要求および割当の詳細を表示できます。また、リソース棄却および各棄却の理由を含め、様々なプロジェクトのすべてのリソース指名およびステータスを表示することもできます。この機能は、リソース・マネージャがリソース要員配置の管理について十分な情報に基づいて意思決定するために役立ちます。

稼働の詳細

  • 「リソース詳細」「合計空き時間数」および「表示範囲時間数」を表示します。
  • 「表示範囲日付」を変更して、現在の週、次の2週間、4週間、8週間または13週間のデータを表示します。

リソース詳細 - 「一般」タブ

プロジェクト要求

  • リソース・マネージャは、リソースが指名されている様々なプロジェクトのすべてのリソース要求をよりわかりやすく表示できます。 
  • 要求のリソース・ステータスによって、潜在的割当を把握できます。たとえば、リソースがリソース・マネージャによって指名された場合、プロジェクト・マネージャがリソース割当を要求したか、リソースを棄却したかなどです。これを把握することで、リソース・マネージャは、割当要求の承認や別のプロジェクトへのリソースのリダイレクトなど、次に実行する処理を容易に決定できます。
  • 棄却理由を参照することで、リソース・マネージャは、経歴確認待ちなどのリソース・ステータスを確認できます。

「プロジェクト経験」タブのプロジェクト要求

プロジェクト割当およびイベント

  • リソース割当に加えて、PTOや研修などのリソース・イベントを表示します。
  • 「割当ステータス」、「割当タイプ」「合計割当時間数」などの追加詳細を表示します。

「プロジェクト経験」タブのリソース割当

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: プロジェクト実行管理 オプションでなくなるバージョン: 更新22A

ヒントと考慮事項

  • 様々な期間の稼働データを表示するには、「リソース詳細」「一般」タブ「表示範囲日付」を変更します。
  • プロジェクト要求は、「リソース詳細」「プロジェクト経験」タブに新しいサブタブとして表示されます。
  • 「プロジェクト割当」のフィルタを使用して、現在の割当または完了した割当を表示します。このセクションには、さらにリソース・イベントも表示されるようになりました。
  • 「例による問合せ」および「Excelにエクスポート」を使用して割当や要求をフィルタし、データをより効果的に管理できます。

主なリソース

関連ヘルプ:

  • プロジェクト実行管理ガイドの、複数のプロジェクトにわたって個々のリソースのすべての指名を表示できるかどうかについての説明

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

  • リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER_JOB)

プロジェクト・マネージャによるプロジェクト・リソースの交換要求

プロジェクト・マネージャは、各自のプロジェクトで確認済または予約済となっているリソースの置換を要求できます。プロジェクト・マネージャは、置換に必要なリソースを把握している場合があります。また、プロジェクト・マネージャは、適格で使用可能なリソースについてリソース・マネージャによる提案を必要とする場合もあります。リソース・マネージャは、要求された置換リソースを承認することも、リソースを指名することもできます。承認権限を持つプロジェクト・マネージャは、リソース・マネージャによる承認をさらに得ることなくリソースを直接置換できます。

確認済または予約済リソースに使用可能な「リソースの置換」処理

「リソースの置換」ダイアログ

リソース・マネージャが置換リソースを決定するか、要求された置換を承認するため、リソースは置換待ち

プロジェクト・マネージャは、プランニングおよびタスク割当の決定後にすでに割り当てられているリソースの置換要求を開始できるため、より柔軟に要員配置の変更に対応できます。このようなことは、早期のプランニング・ステージにおいて、リソースがタスクに割り当てられたが、その後のプロジェクト作業で作業できなくなったときによく発生することがあります。また、作業を行うために必要な資格が変更され、現在割り当てられているリソースが適格でなくなる可能性もあります。このような場合、プロジェクト・マネージャは、そのロールの置換リソースを要求できます。承認されると、その個人は元のリソースのすべてのタスクに割り当てられます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: プロジェクト実行管理 オプションでなくなるバージョン: 更新22A

ヒントと考慮事項

  • リソース置換の要求は、予約済および確認済リソースに使用できます
  • 新しい要求タイプ「リソースの置換」を使用すると、リソース置換要求を明確に追跡できます
    • 「リソースの置換」要求は、「プロジェクト管理」作業領域の「プロジェクト・リソースの管理」から「リソースの置換」 - 「要求の送信」処理を介してのみ作成されます
  • PJT_ASSIGN_PROJECT_RESOURCE_TO_PROJECT_PRIV権限を持つプロジェクト・マネージャは、「リソースの置換」処理を使用して、リソース・マネージャの承認なしに確認済または予約済リソースを直接置換できます。

ロール情報

  • この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
    • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
    • リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER_JOB)

リソース・マネージャ・ダッシュボード・パーソナライズ改善

リソース・マネージャ・ダッシュボードをパーソナライズして、個々のリソース・マネージャに最も適した情報がダッシュボードに常に表示されるようにデフォルトのタブおよびリソース・プールを選択します。ユーザー・プリファレンスを設定して、ダッシュボード・ビューをデフォルト設定するためのデフォルトのリソース・プールおよびランディング・ページ・オプションを選択します。

ビジネス上の利点は次のとおりです。

  • ダッシュボードへのナビゲーション・プリファレンスを調整するための簡単な構成設定が提供されます。
  • デフォルト・プールを設定すると、選択したプールのコンテキストでリソースに関する要求、割当および稼働詳細がダッシュボードに表示されるため、時間を節約し、より効率的に固有のニーズを満たすデータを表示できます。

リソース管理ダッシュボードのランディング・ページおよびデフォルト・プールを設定するためのプリファレンス

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: プロジェクト実行管理 オプションでなくなるバージョン: 更新22A

ヒントと考慮事項

  • 「設定およびアクション」メニューの「プリファレンスの設定」オプションを選択して、プリファレンスを選択します。「設定およびアクション」メニューを表示するには、ホーム画面の右上隅にあるユーザー名の横の下矢印をクリックします。
    • 「プロジェクト・ポートフォリオ管理クラウド」で、「プロジェクトおよび付与管理プリファレンス」を選択します。
    • 「プロジェクト・リソース管理」セクションで、ダッシュボードのランディング・ページとデフォルト・プールを設定します。
  • ページ上の「デフォルトにリセット」ボタンにより、前回の保存以降にユーザーが加えた変更が元に戻され、デフォルトのプリファレンスが復元されます。

  • ランディング・ページのデフォルト・オプションは、「リソース・プール階層」です。

  • 「プロジェクト・リソース管理実装オプション」ページで「プロジェクト・リソース・プール内リソースの保護」オプションが選択されている場合、デフォルト・プールのリストには、自分が管理しているプールのみが表示されます。
    • プールのデフォルト・オプションは、リソースが保護されている場合は非アクティブなリソース・プール・メンバーシップであり、それ以外の場合は「すべてのリソース」です。

主なリソース

関連ヘルプ:

  • プロジェクト実行管理ガイドの、リソース管理ダッシュボードでプリファレンスの設定方法

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

  • リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER_JOB)

適格な要員配置所有者としてのリソース・プール所有者およびマネージャ

プロジェクト・リソース要求の要員配置所有者がプール所有者またはプール・マネージャであることを確認してください。プロジェクト・リソース要求は、リソースを検索してプロジェクト・マネージャへ指名する権限のある要員配置所有者にルーティングされます。プロジェクト・マネージャが要員配置所有者として選択可能である、プール所有者およびプール・マネージャのターゲット・リストを提示することによって、要求が適切な個人にルーティングされることが保証されます。

リソース・プール所有者およびマネージャ

プール所有者およびプール・マネージャをターゲットにしたリソース要求要員配置所有者リスト

プロジェクト・リソース要求の作成時に、プール所有者およびプール・マネージャに限定されたリストから要員配置所有者を選択すると、その要求を履行できる受信者に要求が確実に送信されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: プロジェクト実行管理 オプションでなくなるバージョン: 更新22A

この機能をオプトインした後、プール階層のプール所有者と、オプションでプール・マネージャを設定してください(まだ行っていない場合)。「設定および保守」の「リソース・プールの管理」ページで、リソース・プールのプール所有者およびプール・マネージャを定義します。

リソース・プールを編集してプール所有者およびプール・マネージャを追加

プールのプール所有者およびプール・マネージャを設定したら、「設定および保守」の「プロジェクト・リソース管理実装オプション」タスクで「要員配置所有者としてプール所有者およびプール・マネージャのみを許可」オプションを有効にして、要員配置所有者リストをそれらのプール所有者およびプール・マネージャのみに限定します。

プロジェクト・リソース管理実装オプション

ヒントと考慮事項

  • プール所有者およびプール・マネージャを定義した後にのみ、「プロジェクト・リソース管理実装オプション」で「要員配置所有者としてプール所有者およびプール・マネージャのみを許可」オプションを有効にします。
    • プール・マネージャの定義は必須ではありません。この機能を使用するには、プールにプール所有者を定義することのみが必要です。 
  • プロジェクトで「要員配置所有者」ロールにリソースを割り当てるときに、このロールに割り当てることができるのは、プール所有者またはプール・マネージャとして定義されているリソースのみです。
  • この機能を有効にする前にプロジェクトまたはプロジェクト・リソース要求について要員配置所有者を設定しており、その個人がプール所有者またはプール・マネージャでない場合、要員配置所有者として残ることがあります。そのような場合、要員配置所有者を変更する必要はありません。

ロール情報

  • この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
    • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
    • リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER_JOB)
    • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB) - プール所有者/マネージャを定義する場合