更新24C
改訂履歴
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2024年6月7日 | 初版作成。 |
この表には、文書変更の時系列リストが含まれています。
概要
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(24A、24B、24C、24D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
____________________
アイデアをお寄せください
ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。
____________________
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- HCM共通の新機能 – この新機能の項では、アプリケーション全体で使用される機能を説明します。
- 人事管理の新機能 - グローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能を確認できます。
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品に使用できるわけではありません。
- Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
- Oracle Help Center - ここでは、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプを見つけることができます。
- リリース・レディネス – 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
機能のサマリー
列の定義:
使用可能の状態で提供される機能
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
報酬
報酬
Oracle Compensationを使用すると、組織は、市場で最も完全なソリューションを使用して報酬を計画、割付および伝達できます。地理的場所や給与パッケージ・コンポーネントにかかわらず、埋込み分析と就業者の総合報酬ビューを使用して、ビジネス上の意思決定を改善します。
レートベースの給与ベース・タイプの概要
Oracle Fusion Cloud Global Payrollのレート・エンジン上に作成された新しいレートベースの給与ベース・タイプを使用して、個人給与を保守できるようになりました。
レートベースの給与ベースのアーキテクチャ
新しい給与ベース・タイプでは、周期や通貨などの独自の特性を持つ個別のレート・コンポーネントを保守できます。
- エレメント・レートには、ユーザー入力または固定の係数または金額を設定できます。
- 昇格等級ラダー・ベースのレート定義では、昇格等級ラダーに定義された等級レートまたはステップ・レートからレート値が導出されます。
- 導出レートは、他のレートを加算または減算するか、他のレートに係数を乗算して計算されます。
- 基準別の値レートでは、基準に基づいてレート値を特定できます。
各レート・コンポーネントは、総合給与に加算または減算することも、完全に独立させることもできます。
レート定義の様々なカテゴリを使用するレート・ベースの給与ベース・タイプ
順序列によって、給与変更ページにコンポーネントが表示される順序が決まります。
レートを使用する給与ベースが設定された個人の給与詳細の簡単な例を次に示します。
- 基本給、入力可能
- 住宅手当は基本給の50%として計算
- 等級ベースの手当は、IC1の場合は$100、IC2の場合は$200、その他の等級の場合は$10として計算
- 総合給与は前述のコンポーネントの合計として計算
レートベースの給与ベースを使用した給与の変更トランザクション
この機能では、給与オファーとまったく同じ方法で柔軟に給与を保守することで、運用コストを削減できます。
有効化のステップ
- 適切な給与エレメントを作成します。
- 基準ごとに適切な値定義を作成します。
- 適切なレート定義を作成します。
- 適切な給与ベースを作成します。
- レートベースの給与ベースを適切な就業者給与に関連付けます。
ヒントと考慮事項
- 周期や通貨など、給与ベースの特定の属性は、総合給与のレート定義に添付されたエレメントに基づいて導出されます。
- エレメント・レート・コンポーネントには、給与提示で給与ベースを初めて使用するときに使用されるデフォルト値を設定できます。
- 「給与履歴」処理を使用して、レートベースの給与ベース・タイプの給与を表示または管理することはできません。また、レート・ベースの給与タイプが設定された個人を他のタイプの給与ベースに移動することはできません。
- 1つのエレメントは1つのレートのみにリンクし、1つのレートは1つの給与ベースのみにリンクしてください。そうしないと、ある給与ベースから別の給与ベースに個人が移動したときに問題が発生する可能性があります。
- CMP_ASG_SALARY_RATE_COMPTS_Vデータベース・ビューには、レートベースの給与値の詳細が保持されます。
- 「基準別の値」のレート定義を使用するための、データベース・アイテムの特別なセットが提供されています。これらを使用して、「従業員の採用」などのフロー内で提示データを検出できます。これらのデータベース・アイテムを「基準別の値」の定義で使用する際には、フローの提示属性でレート値を計算できます。
データベース・アイテムの特別なセット
属性名 |
データベース・アイテム名 |
コメント |
等級 |
PER_ASG_GRADE_NAME |
|
ビジネス・ユニット |
PER_ASG_BUSINESS_UNIT_ID |
|
PER_ASG_BUSINESS_UNIT_NAME |
||
事業所 |
PER_ASG_LOCATION_NAME |
|
雇用主 |
PER_ASG_ORG_LEGAL_EMPLOYER_NAME |
|
部門 |
PER_ASG_ORG_DEPARTMENT_NAME |
|
就業者カテゴリ |
PER_ASG_EMPLOYEE_CATEGORY |
|
PER_ASG_EMPLOYEE_CATEGORY_MEANING |
||
PER_ASG_EMPLOYMENT_CATEGORY |
||
PER_ASG_EMPLOYMENT_CATEGORY_MEANING |
||
ロール |
PER_EXT_PER_ROLE_ABSTRACT_ROLE |
|
PER_EXT_PER_ROLE_DATA_ROLE |
||
PER_EXT_PER_ROLE_JOB_ROLE |
||
PER_EXT_PER_ROLE_NAME |
||
勤続期間(年功) |
PER_ASG_REL_LENGTH_OF_SERVICE |
|
PER_ASG_REL_ADJUSTED_SVC_DATE |
||
雇用主レベル年功日 |
PER_ASG_REL_ADJUSTED_SVC_DATE。 |
雇用主の年功日(関係年功日)を返します。 |
企業年功起算日 |
PAYROLL_INTERFACE_ORIGINAL_DATE_OF_HIRE |
雇用主に関係なく、最初の元の採用日を返します。 |
雇用主レベル採用日 |
PER_ASG_REL_ORIGINAL_DATE_OF_HIRE |
関係元の採用日を返します。 |
企業採用日 |
PER_PERSON_ENTERPRISE_HIRE_DATE |
最早関係開始日を返します。これは、雇用主に関係のない最初の採用日です。 |
子扶養家族数 |
PER_PER_CONTACT_DEPEN_CHILD_COUNT |
|
PER_PER_CONTACT_DEPEN_CHILD_COUNT_LOC |
||
子供の年齢 |
PER_PER_DEPENDENT_UNDER_AGE. |
特定の年齢未満の子供。子は、「子」連絡先タイプおよび法定扶養家族オプションの選択内容によって定義されています。 |
PER_PER_DEPENDENT_AGE_BETWEEN。 |
定義された2つの年齢の間の子。子は、「子」連絡先タイプおよび法定扶養家族オプションの選択内容によって定義されています。 |
|
抽出連絡先タイプ |
PER_EXT_CONT_CONTACT_TYPE |
|
抽出連絡先国名 |
PER_EXT_CONT_COUNTRY_NAME |
|
アサイメント番号 |
PER_ASG_ASSIGNMENT_NUMBER |
|
アサイメントID |
PER_ASG_ASSIGNMENT_ID |
|
アサイメント開始日 |
PER_ASG_EFFECTIVE_START_DATE |
|
採用日 |
PER_PERSON_ENTERPRISE_HIRE_DATE |
|
ジョブ |
PER_ASG_JOB_ID |
|
PER_ASG_JOB_NAME |
||
ジョブ・コード |
PER_ASG_JOB_CODE |
|
ジョブ・ファミリ |
PER_JOB_FAMILY_ID |
|
PER_JOB_FAMILY_NAME |
||
ビジネス・ユニット |
PER_ASG_BUSINESS_UNIT_ID |
|
PER_ASG_BUSINESS_UNIT_NAME |
||
事業所 |
PER_ASG_LOCATION_ID |
|
PER_ASG_LOCATION_NAME |
||
部門 |
PER_ASG_DEPARTMENT_ID |
|
PER_ASG_ORG_DEPARTMENT_NAME |
||
法的エンティティ |
PER_ASG_LEGAL_ENTITY_ID |
|
雇用主 |
PER_ASG_ORG_LEGAL_EMPLOYER_NAME |
|
標準勤務時間数 |
PER_ASG_NORMAL_HOURS |
|
アサイメント・カテゴリ |
PER_ASG_EMPLOYEE_CATEGORY |
|
PER_ASG_EMPLOYMENT_CATEGORY |
||
雇用主 |
PER_ASG_ORG_LEGAL_EMPLOYER_NAME |
|
アサイメント・フレックス |
PER_ASG_DF |
付加フレックスフィールド。 |
等級フレックス |
PER_GRADES_DF |
付加フレックスフィールド。 |
等級コード |
PER_ASG_GRADE_CODE |
|
等級 |
PER_ASG_GRADE_ID |
|
PER_ASG_GRADE_NAME |
||
等級ラダー |
PER_ASG_GRADE_LADDER_PGM_ID |
|
等級ステップ |
PER_ASG_GRADE_STEP_ID |
|
PER_GRADE_STEP_NAME |
||
事業所フレックス |
PER_LOCATIONS_DF |
付加フレックスフィールド。 |
給与ベース |
CMP_ASSIGNMENT_SALARY_BASIS_NAME |
雇用セクションと給与セクションの両方が含まれるフローでのみ機能します。スタンドアロンの「給与の変更」フローでは機能しません |
処理 |
PER_ASG_ACTION_CODE |
|
事由 |
PER_ASG_ACTION_REASON_CODE |
ユーザー・エンティティおよびデータベース・アイテムの詳細
HCM抽出の作成時に、次のユーザー・エンティティを使用できます:
ベース・ユーザー・エンティティ名および名前 |
詳細 |
---|---|
ORA_CMP_ASSIGNMENT_SALARY_RATES_UE アサイメント給与レート・データ |
指定した日付のすべてのレート・ベースの給与コンポーネント。 |
ORA_CMP_ASSIGNMENT_SALARY_RATES_RGE_UE 日付範囲に対するアサイメント給与レート・データ |
指定した日付範囲内のすべてのレート・ベースの給与コンポーネント。 |
Formula関数
関数名 |
説明 |
パラメータ |
---|---|---|
GET_SALARY_RATE_DATA |
アサイメントの特定のベース・レートに関するレート額を取得する機能。 |
|
設定に対する変更
レート・ベースの給与ベースを就業者に割り当てる際には、レート定義に対して、次のような侵入型の変更をしないでください。
- 給与ベースのレートの追加または削除
- レート定義の終了日の設定
- 寄与レートの追加または削除または変更
かわりに次を実行してください
- 新しいレート・コンポーネント構成を設定して、他のレート定義または別の給与ベースを作成します。
- 変更日の時点で有効になる新しい給与ベースを就業者に割り当てます。
- 古い給与ベースが使用されないように非アクティブ化します。
制限事項:
退職
現在は、レート・ベースの給与が設定された就業者が退職すると、退職ルールに基づいて、対応するすべてのエレメント・エントリに終了日が設定されます。ただし、給与レコードには終了日が設定されません。この状況では、レート値が計算されません。給与レコードに手動で終了日を設定する必要があります。
レート・ベースの給与から別のタイプへの移行
就業者にレート・ベースの給与ベースを設定した後は、ユーザーによる決定、増分コンポーネントまたは標準コンポーネントの給与ベースに給与を変更できません。アサイメントのすべてのレート・ベース給与レコードを削除し、別のタイプの給与ベースを使用して別の給与を作成できます。
HCMデータ・ローダーを使用した給与ベースの訂正
就業者にレート・ベースの給与ベースを設定した後は、その就業者の給与を別の給与ベースで訂正できません。給与を削除し、新しい給与ベースを使用して給与を再度作成する必要があります。最新の給与のみを削除できます。
HCMデータ・ローダーを使用した給与ベースの更新
給与を別のレートベースの給与ベースで更新する場合、古い給与ベースのプライマリ・レートに属するエレメント・エントリには終了日が設定されません。そのエレメント・エントリのHCMデータ・ローダー・オブジェクトを使用して、影響を受けるエレメント・エントリの終了日を更新してください。
遡及給与レコードの挿入
既存のレート・ベースの給与の間のレート・ベースの給与は、アプリケーションから作成できますが、HCMデータ・ローダーは使用できません。
雇用主の一括変更
特定のシナリオでは、雇用主の一括変更中に、給与プロセスにより給与が異動先雇用主にコピーされます。レート・ベースの給与ベースには、エレメント・レートを含めることができます。一括変更プロセス中にエレメント・エントリもコピーするように選択すると、給与(payroll)プロセスでエレメント・エントリをコピーしようとするため、給与(salary)の作成でエラーが発生する場合があります。このシナリオを回避するために、一括変更プロセスの送信時に、レート・エレメントを除外するエレメント・グループを定義できます。これにより、給与(salary)プロセスではエレメント・エントリが確実にコピーされますが、給与(payroll)プロセスではコピーされません。
ローカルおよびグローバル異動のRedwoodの給与エクスペリエンス
HRマネージャおよびライン・マネージャが、Redwoodツール・セットのVisual Builder Studioで再作成された「ローカルおよびグローバル異動」ページの「給与」セクションを使用できるようになります。このページおよびセクションは、Redwoodエクスペリエンスとともに有効にできます。
次の2つの例外を除き、動作は既存のレスポンシブ・ページと同じです:
- コピーを実行するには、ソース・アサイメントの給与へのデータ・セキュリティ・アクセス権が必要です。
- ソース・アサイメントから給与情報をコピーできないようにするための追加のプロファイル・オプションがあります。
レスポンシブ・ページでは、次のプロファイル・オプションを使用してコピー動作を構成します:
プロファイル・オプション・コード |
有効な値 |
ORA_CMP_LGT_WHEN_MISSING_SALARY_DATASECURITY |
コピーおよび入力の許可 コピーせず入力を許可 コピーせず入力も許可しない |
Redwoodページに、「グローバル異動またはグローバル臨時アサイメントの実行中のソース・アサイメントからのデータのデフォルト設定」プロファイル・オプションが追加されました。このオプションにより、ソース・アサイメントからの給与情報のコピーを停止できます。
2つのプロファイル・オプション設定の相互作用を次に示します:
プロファイル「グローバル異動またはグローバル臨時アサイメントの実行中のソース・アサイメントからのデータのデフォルト設定」の設定 |
プロファイルORA_CMP_LGT_WHEN_MISSING_SALARY_DATASECURITYの設定 |
||
未定義 または コピーおよび入力の許可 |
コピーせず入力を許可 |
コピーせず入力も許可しない |
|
はい(デフォルト) |
ソース・アサイメントに対するデータ・セキュリティ・アクセス権があると、給与情報がコピーされて、変更できます。 それ以外の場合は、給与情報をコピーできませんが、給与を追加できます。 |
ソース・アサイメントの給与情報はコピーされませんが、給与を追加できます。 |
給与を追加できません。 |
いいえ |
ソース・アサイメントの給与はコピーされませんが、給与を追加できます。 |
ソース・アサイメントの給与情報はコピーされませんが、給与を追加できます。 |
給与を追加できません。 |
Redwoodの「ローカルおよびグローバル異動」フローの「給与」セクション
この機能改善により、ソース・アサイメントから給与情報をコピーするかどうかを制御できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ローカルおよびグローバル異動のRedwoodの個別報酬エクスペリエンス
HRマネージャおよびライン・マネージャが、Redwoodツール・セットのVisual Builder Studioで再作成された「ローカルおよびグローバル異動」ページの「追加報酬」セクションを使用できるようになります。このページおよびセクションは、Redwoodエクスペリエンスとともに有効にできます。
次の2つの例外を除き、動作は既存のレスポンシブ・ページと同じです:
- コピーを実行するには、ソース・アサイメントの追加報酬へのデータ・セキュリティ・アクセス権が必要です。
- ソース・アサイメントから追加報酬情報をコピーできないようにするための追加のプロファイル・オプションがあります。
レスポンシブ・ページでは、次のプロファイル・オプションを使用してコピー動作を構成します:
プロファイル・オプション・コード |
有効な値 |
ORA_CMP_LGT_WHEN_MISSING_IC_DATASECURITY |
コピーおよび入力の許可 コピーせず入力を許可 コピーせず入力も許可しない |
Redwoodページに、「グローバル異動またはグローバル臨時アサイメントの実行中のソース・アサイメントからのデータのデフォルト設定」プロファイル・オプションが追加されました。このオプションにより、ソース・アサイメントからの追加報酬情報のコピーを停止できます。
2つのプロファイル・オプション設定の相互作用を次に示します:
「グローバル異動またはグローバル臨時アサイメントの実行中のソース・アサイメントからのデータのデフォルト設定」の設定 |
ORA_CMP_LGT_WHEN_MISSING_IC_DATASECURITYの設定 |
||
未定義 または コピーおよび入力の許可 |
コピーせず入力を許可 |
コピーせず入力も許可しない |
|
はい(デフォルト) |
ソース・アサイメントに対するデータ・セキュリティ・アクセス権があると、追加報酬情報がコピーされて、変更できます。 それ以外の場合は、追加報酬をコピーできませんが、追加報酬を追加できます。 |
ソース・アサイメントの追加報酬はコピーされませんが、追加報酬を追加できます。 |
追加報酬を追加できません。 |
いいえ |
ソース・アサイメントの追加報酬はコピーされませんが、追加報酬を追加できます。 |
ソース・アサイメントの追加報酬はコピーされませんが、追加報酬を追加できます。 |
追加報酬を追加できません。 |
Redwoodの「ローカルおよびグローバル異動」フローの「追加報酬」セクション
この機能改善により、ソース・アサイメントから追加報酬情報をコピーするかどうかを制御できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Redwoodの「報酬」ページの通貨スイッチャの概要
ライン・マネージャまたは報酬マネージャが、Redwoodの「報酬情報」、「個人拠出金」、「個別報酬」および「報酬の設定管理」ページに導入された通貨スイッチャを使用して、希望する通貨で詳細の表示を切り替えることができるようになりました。
「報酬情報」ページの「給与」セクションのスイッチャ
「給与詳細」ページのスイッチャ
「報酬情報」ページの「個別報酬」セクションのスイッチャ
「報酬情報」ページの「固定支払および1回支払」セクションのスイッチャ
「個人拠出金」ページのスイッチャ
この機能改善により、ライン・マネージャと報酬マネージャが現地通貨で作業できるようになり、満足度が向上し、生産性が向上します。
有効化のステップ
通貨スイッチャはデフォルトでは表示されません。ビジネス・ルールおよびエクスプレス・モードを使用して表示できます。
主なリソース
ビジネス・ルールの詳細は、Visual Builder Studioを使用したHCM Redwoodアプリケーションの拡張を参照してください
チーム報酬のRedwoodエクスペリエンス
ライン・マネージャがRedwoodツール・セットのVisual Builder Studioで再作成された「チーム報酬」ページを使用できるようになります。このページおよびセクションは、Redwoodエクスペリエンスとともに有効にできます。
Redwoodの「チーム報酬」ページ
この再作成されたRedwoodページで、Oracle Redwoodソリューションへのジャーニを継続します。
有効化のステップ
Redwoodの「自分の報酬」ページを有効にするには、これらの両方のプロファイル・オプションを有効にする必要があります。
プロファイル・オプション・コード |
プロファイル・オプションの説明 |
デフォルト値 |
ORA_HCM_VBCS_PWA_ENABLED |
VBCSプログレッシブWebアプリケーション・ユーザー・インタフェースの有効化 |
いいえ |
ORA_PER_MY_TEAM_REDWOOD_ENABLED |
Redwoodの「自分のチーム」ページの有効化 |
いいえ |
非Redwoodページに戻すには、このプロファイル・オプションのサイト・レベルのプロファイル値を「いいえ」に設定します。
このプロファイル・オプションを構成するには、「設定および保守」作業領域で次のステップを実行します。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
- プロファイル・オプションを検索して選択します。
- 「レベル」を「サイト」に設定します。
- 「プロファイル値」フィールドで値を選択します。
ヒントと考慮事項
「その他の処理」メニュー(「...」アイコンとして表示)には、ライン・マネージャが就業者に対して使用できるすべての処理がリストされます。これらの処理は報酬処理に制限されません。
Redwoodの「チーム報酬」ページの「その他の処理」メニュー
最も頻繁にアクセスする処理をピン留めすれば、ピン留めされていない処理より前にそれらの処理を表示できます。
処理をピン留めできるドロワー
ピン留めされた処理が他の処理より前に表示されている、Redwoodの「チーム報酬」ページの「その他の処理」メニュー
個人の名前をクリックすると、その個人のアクティビティ・センター・ページを開くことができます。また、給与額をクリックすると、給与情報ページを開けます。
給与額ハイパーリンク
「提示昇格および給与更新のレビュー」ページのアサイメントのフィルタ
Redwoodの「提示昇格および給与更新のレビュー」ページが拡張され、アサイメントをフィルタできるようになりました。以前はアサイメントの検索のみが可能でした。
「更新」タブの検索ボックスの下に、ステータス、現在の等級コードおよび提示等級コードでフィルタできる新しいフィルタ・チップがあります。また、追加のフィルタにアクセスできるボタンもあります。この例では、現在の等級コードがNURSE_2のすべてのアサイメントを表示するようにフィルタされた等級ステップ昇格の結果が示されています。
現在の等級コードでフィルタされた昇格結果
「更新」タブでは、その他のフィルタも使用できます。この例では、「フィルタ」ボタンをクリックすると開く「フィルタ」ドロワーにフィルタのリスト全体が表示されています。ステータス、常勤換算、周期、給与ベース・タイプ、現在の等級名、現在の等級コード、現在のステップでフィルタできます。提示等級名、提示等級コード、提示ステップ、昇格日付および給与変更日でフィルタすることもできます。
「提示昇格および給与更新のレビュー」ページで使用可能なフィルタの完全なリストが表示された「フィルタ」ドロワー
ステップ名は一意ではないため、ステップ・フィルタには等級名が含まれています。この例では、現在のステップ・フィルタが表示されています。各等級で同じステップ名が使用されるため、等級ごとにステップ1があります。ステップ名をリストする際には、適切なステップを選択できるように等級名が含められています。この例では、「Analyst 1」等級のステップ1でページがフィルタ処理されています。ドロップダウン・リストには、等級名とステップ名が一緒にカンマとスペースで区切られて表示されています。この例では、「Analyst 1, 1」を選択しました。
等級名とステップ名がカンマとスペースで区切って表示された現在のステップ・フィルタ
「エラー」タブにも、検索ボックスの下に、現在の等級コードおよびエラー・メッセージでフィルタできる新しいフィルタ・チップがあります。この例では、エラー・メッセージ・テキスト「no current salary」でフィルタされたエラーが表示されています。「フィルタ」ボタンを使用すれば、FTE、周期、給与ベース・タイプ、現在の等級名および現在のステップに関する追加のフィルタにアクセスできます。「更新」タブで使用可能な一部のフィルタは「エラー」タブには関係ないため、ここには表示されません。
エラー・メッセージの部分的なテキストでフィルタされた昇格エラー
この機能改善により、提示昇格およびエラーをレビューする際に、探しているアサイメントをより簡単に見つけることができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
Redwoodページをまだ有効にしていない場合は、次で詳細を参照してください:
- 23C新機能: 「提示昇格および給与更新のレビュー」概要ページのRedwoodエクスペリエンス
- 23D新機能: 「提示昇格および給与更新のレビュー」ページのRedwoodエクスペリエンスの新規フィルタ
- 24B新機能: 「提示昇格および給与更新のレビュー」詳細ページのRedwoodエクスペリエンス
ステップ名が3文字未満の場合に、現在のステップおよび提示ステップのフィルタを使用するには、前のカンマとスペースを検索テキストに含めてください。たとえば、「1」というステップを検索するには、検索ボックスに「 1」と入力します。
主なリソース
等級ステップ昇格処理の詳細は、『報酬の実装ガイド』の次のトピックを参照してください:
レートベースの給与ジョブの実行の概要
レートによって決定される給与の給与ベース・タイプを使用する際に、「レートベースの給与プロセスの実行」を使用してレート・コンポーネントおよび給与詳細を作成または再計算できるようになりました。給与構造の変更や就業者の属性の変更で、給与変更が必要になる場合があります。これらのタスクでは、給与に対するこのような変更を検出し、給与レコードを作成または変更できます。
- レートベースの給与プロセスの実行
- 提示給与変更およびレート値のレビュー
給与レコードを作成するか変更するかを決定し、対象従業員データを処理し、処理または事由を構成し、コミット前に詳細をレビューして、選択的にロールバックできます。このレビュー・オプションを使用すれば、コミットする前に潜在的な変更をレビューし、変更を受け入れるか拒否して、コミット後にロールバックできます。
「レートベースの給与プロセスの実行」フロー
次に、基礎となる計算が新しい有効日で更新された例を示します。このプロセスでは、影響を受ける就業者が識別され、報酬マネージャがレビューできるように、現在および提示済の詳細が表示されます。
「レートベースの給与プロセスの実行」のパラメータ・ページ
処理結果が表示された「提示給与変更およびレート値のレビュー」ページ
就業者および給与の詳細が表示された「提示給与変更およびレート値のレビュー」の詳細
現在値および提示値が表示された「給与詳細」ページ
転記済バッチに対する「提示給与変更およびレート値のレビュー」ページのロールバック処理
この機能を使用すると、手動介入なしで給与を自動的に作成または修正できるため、効率が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- このプロセスでは、オファーおよび処理待ち就業者アサイメントは考慮されません。プロセスでは、これらのタイプのアサイメントは除外されます。
-
転記済の給与をロールバックするには、レビュー待ちを含む実行タイプが設定されたレートベースの給与プロセスを実行する必要があります。その実行タイプが提示変更をコミットする場合は、ロールバックを使用できません。
報酬のTransactional Business Intelligence Enterprise
Oracle Transactional Business Intelligenceは、Oracle Cloudアプリケーションのすべてのユーザーが、日常的な意思決定のための非定型レポートを作成し、分析するために使用できるリアルタイムのセルフサービス・レポート作成ソリューションです。 Oracle Transactional Business Intelligenceは、人事マネージャ、人事担当者、企業幹部およびライン・マネージャに、ワークフォース原価、要員配置、報酬、パフォーマンス管理、タレント管理、後任プランおよび従業員福利厚生を分析するための重要なワークフォース情報を提供します。
レポートや分析を最初から作成する必要はありません。「Customer Connect」のレポート共有センターで、すべての製品のサンプル・レポートのライブラリを確認してください。
個別報酬リアルタイムの給与ディメンション
「報酬 - 個別報酬リアルタイム」サブジェクト領域に「就業者給与」ディメンションが追加されたので、給与属性に関するレポートを作成できるようになりました。この追加により、就業者の給与名、周期、開始日および終了日などの給与詳細に関するレポートを作成しやすくなりました。
個別報酬サブジェクト領域での就業者給与詳細のレポート
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。