7 データベース・スキーマの作成
Oracle SOA Suiteドメインを構成する前に、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用して、動作保証されたデータベースに必要なスキーマをインストールします。
- リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)の起動
Oracle SOA Suiteのインストール後、ORACLE_HOME/oracle_common/bin
ディレクトリからリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を起動して、ドメインに対するSOA Suiteスキーマを作成します。 - スキーマ作成のためのRCU画面のナビゲート
RCU画面を使用して、データベース・スキーマを作成します。
リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)の起動
Oracle SOA Suiteのインストール後、ORACLE_HOME/oracle_common/bin
ディレクトリからリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を起動して、ドメインに対するSOA Suiteスキーマを作成します。
Linuxオペレーティング・システムでRCUを起動するには、次のステップを実行します。
cd ORACLE_HOME/oracle_common/bin
./rcu
親トピック: データベース・スキーマの作成
スキーマ作成のためのRCU画面のナビゲート
RCU画面を使用して、データベース・スキーマを作成します。
- RCUの概要
「ようこそ」画面は、RCUを起動したときに最初に表示される画面です。 - スキーマ作成の方法の選択
コンポーネント・スキーマをデータベースに作成およびロードする方法を選択するには、「リポジトリの作成」画面を使用します。 - データベース接続の詳細の指定
「データベース接続の詳細」画面に、RCUがデータベースに接続するためのデータベース接続の詳細を指定します。 - カスタム接頭辞の指定とスキーマの選択
「コンポーネントの選択」画面で、SOAインフラストラクチャ・スキーマと依存スキーマで使用する接頭辞を指定します。 - スキーマ・パスワードの指定
「スキーマ・パスワード」画面でデータベースでのスキーマ・パスワードの設定方法を指定した後、パスワードを入力して確認します。 - カスタム変数の指定
「カスタム変数」画面で、SOAインフラストラクチャ・スキーマのカスタム変数を指定します。 - 表領域情報の検証
「表領域のマップ」画面に、作成するスキーマのデフォルト表領域および一時表領域が表示されます。 - スキーマ作成の完了
「サマリー」画面で、情報を検証し、「作成」をクリックしてスキーマ作成を開始します。
親トピック: データベース・スキーマの作成
スキーマ作成の方法の選択
コンポーネント・スキーマをデータベースに作成およびロードする方法を選択するには、「リポジトリの作成」画面を使用します。
-
対象のデータベースに対するDBAアクティビティの実行に必要なパーミッションと権限が付与されている場合は、「システム・ロードおよび製品ロード」を選択します。この手順は、SYSDBA権限が付与されていることを前提としています。
-
データベースでDBAアクティビティを実行するために必要な権限を持っていない場合は、この画面で「システム・ロードに対するスクリプトの準備」を選択します。このオプションによってSQLスクリプトが生成され、それをデータベース管理者が使用します。『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のシステム・ロードと製品ロードの理解に関する項を参照してください。
-
DBAがシステム・ロードに対してすでにSQLスクリプトを実行している場合、「製品ロードの実行」を選択します。
親トピック: スキーマ作成のためのRCU画面のナビゲート
データベース接続の詳細の指定
「データベース接続の詳細」画面に、RCUがデータベースに接続するためのデータベース接続の詳細を指定します。
次に例を示します。
- データベース・タイプ: Oracle Database
- 名前: examplehost.exampledomain.com
- ポート: 1521
- サービス名: Orcl.exampledomain.com
- ユーザー名: sys
- パスワード: ******
- ロール: SYSDBA
「次へ」をクリックして先に進み、データベースへの接続が成功したことを確認するダイアログ・ウィンドウで、「OK」をクリックします。
親トピック: スキーマ作成のためのRCU画面のナビゲート
カスタム接頭辞の指定とスキーマの選択
「コンポーネントの選択」画面で、SOAインフラストラクチャ・スキーマと依存スキーマで使用する接頭辞を指定します。
親トピック: スキーマ作成のためのRCU画面のナビゲート
スキーマ・パスワードの指定
「スキーマ・パスワード」画面で、データベースでのスキーマ・パスワードの設定方法を指定した後、パスワードを入力して確認します。
この画面で、作成してウォレットに追加した同じスキーマ・パスワードを入力します(ウォレットの作成を参照)。
ヒント:
この画面で設定するパスワードは、メモしておく必要があります。このパスワードは、後述するドメイン作成のプロセスで必要になります。
親トピック: スキーマ作成のためのRCU画面のナビゲート
カスタム変数の指定
「カスタム変数」画面で、SOAインフラストラクチャ・スキーマのカスタム変数を指定します。
Oracle SOA Suiteのサンプル・トポロジでは、データベース・プロファイル(小規模)とHealthcare Integration (いいえ)の両方のデフォルト値が受け入れられます。
詳細は、Oracle SOA SuiteおよびBusiness Process Managementのインストールと構成のSOA Suiteスキーマに必要なカスタム変数についてを参照してください。
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、リポジトリ作成ユーティリティを使用したスキーマの作成のカスタム変数に関する項を参照してください。
親トピック: スキーマ作成のためのRCU画面のナビゲート
表領域情報の検証
「表領域のマップ」画面に、作成するスキーマのデフォルト表領域および一時表領域が表示されます。
このチュートリアルでは、この画面の情報を確認してください。この画面で何も変更しない場合は、「次へ」をクリックし、デフォルト値をそのまま使用します。
「確認」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックして、表領域の作成を開始します。表領域の作成後、「OK」をクリックして進行状況ウィンドウを閉じ、「サマリー」画面に進みます。
親トピック: スキーマ作成のためのRCU画面のナビゲート
スキーマ作成の完了
「サマリー」画面で、情報を検証し、「作成」をクリックしてスキーマ作成を開始します。
「完了サマリー」画面に到達したら、「閉じる」をクリックしてRCUを終了します。
親トピック: スキーマ作成のためのRCU画面のナビゲート