B 移行したOracle BIインスタンスのトラブルシューティング

この付録では、11gから12cに移行したBIインスタンスのトラブルシューティングの手順について説明します。

TRANSFORMBAREXCEPTIONでの構成失敗

カタログのオブジェクトがリリース11.1.1.7より古い場合、12cの構成はTRANSFORMBAREEXCEPTIONエラーで失敗する可能性があります。カタログ・アイテムの更新が必要かどうかは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでメトリックを表示することによって確認できます。「カタログ」フォルダで、アップグレードが必要であることを示すオブジェクト読取りの数という説明の付いたアップグレードが必要な読取りというメトリックを見つけます。この数が大きい場合は、プレゼンテーション・サービスの「管理」ページを使用してカタログ内のオブジェクトを更新することにより、この問題を解決できます。

カタログを更新するには:
  1. 管理資格証明でOracle BI EEにサインインします。
  2. グローバル・ヘッダーで「管理」をクリックします。
  3. 「更新が必要なカタログ・オブジェクトのスキャンおよび更新」リンクをクリックします。
  4. 「カタログ・オブジェクトの更新」をクリックして更新プロセスを開始します。
    どのオブジェクトが更新され、どのオブジェクトが更新されていないのかを確認するには、このページの他のリンクをクリックします。更新されなかったオブジェクトの詳細に関するログ・ファイルを参照できます。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してOracle BIプレゼンテーション・サービスを再起動します。

ユーザーGUIDの再生成

このタスクでは、構成ファイルを手動で編集して、再起動時にGUIDを再生成するようOracle BIサーバーおよびOracle BIプレゼンテーション・サーバー に指示する必要があります。処理が完了したら、これらのファイルを再度編集して変更内容を削除します。

Oracle Business Intelligenceの構成ファイルの場所の詳細は、『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』構成ファイルに関する項を参照してください。
ユーザーGUIDを再生成するには:
  1. 11gのNQSConfig.INIファイルのFMW_UPDATE_ROLE_AND_USER_REF_GUIDSパラメータを更新します。
    1. 次の場所にある11g NQSConfig.INIファイルを編集のために開きます。
      (UNIX) 11g_DOMAIN_HOME/config/OracleBIServerComponent/coreapplication_obisn
      (Windows) 11g_DOMAIN_HOME\config\OracleBIServerComponent\coreapplication_obisn
    2. FMW_UPDATE_ROLE_AND_USER_REF_GUIDSパラメータを探して、次のようにYESに設定します。
      FMW_UPDATE_ROLE_AND_USER_REF_GUIDS = YES;
    3. ファイルを保存して閉じます。
  2. 次の場所にある11g instanceconfig.xmlファイルでCatalog要素を更新します。
    (UNIX) 11g_DOMAIN_HOME/config/OracleBIPresentationServicesComponent/coreapplication_obipsn
    (Windows) 11g_DOMAIN_HOME\config\OracleBIPresentationServicesComponent\coreapplication_obipsn
    1. 編集のためにinstanceconfig.xmlファイルを開きます。:
    2. Catalog要素を探して、次のように更新します。
      <Catalog>
      <UpgradeAndExit>false</UpgradeAndExit>
      <UpdateAccountGUIDs>UpdateAndExit</UpdateAccountGUIDs>
      </Catalog>
    3. ファイルを保存して閉じます。
  3. opmnctlを使用して、Oracle BIシステム・コンポーネントを再起動します
    cd ORACLE_HOME/admin/instancen/bin
    ./opmnctl stopall
    ./opmnctl startall
  4. NQSConfig.INIファイルで、FMW_UPDATE_ROLE_AND_USER_REF_GUIDSパラメータをNOに戻します。

    重要:

    システムを確実に保護するために、このステップを実行する必要があります。
  5. 11gのinstanceconfig.xmlファイルのCatalog要素を更新して、UpdateAccountのGUIDエントリを削除します。
  6. opmnctlを使用して、Oracle BIシステム・コンポーネントを再起動します
    cd ORACLE_HOME/admin/instancen/bin
    ./opmnctl stopall
    ./opmnctl startall

Oracle BIプレゼンテーション・サービス・カタログの更新

11gから移行する際は、Oracle BIプレゼンテーション・サービス・カタログを手動で更新する必要があります。

Oracle BIプレゼンテーション・サービス・カタログを更新するには:
  1. Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してOracle BIプレゼンテーション・サービスを停止します。
    『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』Fusion Middleware Controlを使用したBIシステム・コンポーネント・プロセスの起動と停止に関する項を参照してください。
  2. 7-Zipユーティリティを使用して既存のOracle BIプレゼンテーション・サービス・カタログをバックアップし、圧縮ファイルを作成します。
  3. 次の場所にあるinstanceconfig.xmlファイルのバックアップ・コピーを作成します。
    (UNIX) 11g_DOMAIN_HOME/config/OracleBIPresentationServicesComponent/coreapplication_obipsn
    (Windows) 11g_DOMAIN_HOME\config\OracleBIPresentationServicesComponent\coreapplication_obipsn
  4.  instanceconfig.xml ファイルで UpgradeAndExit オプションを true に変更します。
    次のコードを見つけます。
    <ps:Catalog xmlns:ps="oracle.bi.presentation.services/config/v1.1">
       <ps:UpgradeAndExit>false</ps:UpgradeAndExit>
    </ps:Catalog>

    この行を次のように変更します。

    <ps:Catalog xmlns:ps="oracle.bi.presentation.services/config/v1.1">
       <ps:UpgradeAndExit>true</ps:UpgradeAndExit>
    </ps:Catalog>
  5. 次のOPMNコマンドを使用してOracle BIプレゼンテーション・サービスを起動し、Oracle BIプレゼンテーション・サービス・カタログを更新します。
    opmnctl startproc ias-component=coreapplication_obipsn
    ここで、nはインスタンスです。
    たとえば:
    (UNIX) cd ORACLE_INSTANCE/bin
    (UNIX) ./opmnctl startproc ias-component=coreapplication_obips1
    (Windows) cd ORACLE_INSTANCE\bin
    (Windows) opmnctl startproc ias-component=coreapplication_obips1
  6. カタログを更新した後、再びinstanceconfig.xmlファイルを編集し、UpgradeAndExitオプションをfalseに戻します。
  7. Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してOracle BIプレゼンテーション・サービスを再起動します。

複数のY軸のHighchartsグラフが表示されない

移行後に複数のY軸のHighchartsグラフがレンダリングされないことがあります。これは、Oracle BI 12cインスタンスに必要なJavaScript (.js)ファイルが含まれていないためです。手動でそれらのファイルをインスタンスにコピーする必要があります。

JavaScriptファイルを12cインスタンスにコピーするには:
  1. 11gシステムで\AnalyticsResディレクトリに移動します。
  2. 11g\AnalyticsResディレクトリから、次に示すファイルを12c \AnalyticsResディレクトリにコピーします。
    • highcharts.js
    • exporting.js
    • jquery-1.8.2.min.js

NQSConfig.INIファイルでのEVALUATEパラメータの設定

分析でのEVALUATE機能は、データベースをSQLインジェクション攻撃にさらすため、Logical SQL問合せでデフォルトで有効化されていません。Oracle BI 12cへの移行後、ビューの生成中にエラーが発生した場合は、NQSConfig.INIファイルのEVALUATE_SUPPORT_LEVELパラメータの値を適切に設定する必要があります。

EVALUATE_SUPPORT_LEVELパラメータのデフォルト値は「0」で、評価がサポートされていないことを意味します。

# EVALUATE_SUPPORT_LEVEL:
# 1: 評価はmanageRepositories権限のあるユーザーでサポートされます。
# 2: 評価はすべてのユーザーでサポートされます。
# その他: その他の値では評価はサポートされません。
EVALUATE_SUPPORT_LEVEL = 0;

EVALUATE_SUPPORT_LEVELパラメータの値に11gのNQSConfig.INIファイルと同じ値を設定するか、組織で必要な値を設定します。

NQSConfig.INIファイルは、次のディレクトリに格納されています。

(UNIX) 12c_DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/biconfig/OBISn

(Windows) 12c_DOMAIN_HOME\config\fmwconfig\biconfig\OBISn

エラー: java.lang.NoClassDefFoundError: クラスsun.awt.X11GraphicsEnvironmentを初期化できませんでした

DISPLAY変数の値を手動で設定、またはシステムで自動的に設定された場合、java.lang.NoClassDefFoundError: クラスsun.awt.X11GraphicsEnvironmentを初期化できませんでしたのエラーが発生する場合があります。Windowsクライアントを介して64ビットのLinuxインストーラを実行するため、DISPLAY変数の値をWindowsクライアントのシステムIPに変更する場合は、インストールの完了後にそれを元の値にリセットします。DISPLAY変数の値をリセットせずにグラフを含む分析を生成すると、このエラーが発生する可能性があります。

このエラーを解決するには:
  1. DISPLAY変数の値をリセットします。
  2. JavaHostプロセスを再開します。

Oracle BI Publisherでのファイル・データソースの検証

レポートを生成中、oracle.xdo.XDOException: ファイルが存在しないか、読取り不可です。というエラーが発生する場合、サポートしているXMLファイルを12cシステムにコピーしていない可能性があります。問題を解決するには、各データ・ソース・ポイントが12cシステムの該当するディレクトリを指していることを手動で検証します。

データソース名のパスを検証するには:
  1. Oracle BI Publisherにサインインします。
  2. 「管理」ページで、「データ・ソース」にある「ファイル」に進みます。
    「ファイル」ページに、各DSNのディレクトリ・パスが表示されます。
  3. ファイルが正しい12cディレクトリを指しているかを確認します。
  4. ディレクトリ・パスを変更するには、「DSN」をクリックします。
    「データ・ソースの更新」ページが表示されます。
  5. 上位レベル・ディレクトリの適切な完全パスを入力し、「適用」をクリックします。

checkSoftLimit失敗に関するエラー

問合せの実行にBI管理者が割り当てた一時領域よりも大きい領域が必要である場合、[nQSError: 43119] 問合せに失敗しました: [nQSError: 46168] 操作RawFile::checkSoftLimitが失敗しました、現在の制限を超過します。1073758528のエラーが表示されます。

この問題を解決するには:
  1. 問合せを変更して、BIサーバーが処理するデータ量を削減するには、次の操作を実行します。
    1. 問合せにフィルタを追加します。
    2. 最も詳細な属性列を詳細度が低い列に置き換え、問合せの全体的な詳細レベルを低くします。
    3. 長いテキスト値を含む属性列を削除します。
    4. バックエンド・データ・ソースがサポートしないSQL関数の使用を避けます。
    5. BIサーバーにより複雑な内部処理を発生させる特定の属性列またはメジャー列を削除します。
  2. 問合せを変更または再構築することにより問題を解決できない場合、およびシステムがより多くのロードを処理できる場合は、NQSConfig.INIファイルの次のパラメータを変更することにより一時ファイルに許可される最大サイズを増やすようBI管理者に要求します。
    • WORK_DIRECTORY_SIZE_GLOBAL_LIMITまたは
    • MAX_WORK_FILE_SIZE_PERCENT
    たとえば:
    [General]
    WORK_DIRECTORY_SIZE_GLOBAL_LIMIT = 100 GB;
    # No temporary file will be allowed to exceed this percentage of the global work
    # directory limit.
    MAX_WORK_FILE_SIZE_PERCENT = 5;

    ノート:

    • 単一の一時ファイルに許可される最大サイズは、WORK_DIRECTORY_SIZE_GLOBAL_LIMITパラメータに設定されている一時ディレクトリの合計サイズ制限と、MAX_WORK_FILE_SIZE_PERCENTに指定されている割合を掛けることによって算出されます。デフォルトでは、一時ファイルのサイズ制限は、100 GB * 5% = 5 GBです。このファイルごとの制限は各一時ファイルに個別に適用されますが、合計WORK_DIRECTORY_SIZE_GLOBAL_LIMITは、BIサーバーで作成されるすべての一時ファイルにまとめて適用されます。

    • MAX_WORK_FILE_SIZE_PERCENTパラメータを注意して増大させる必要があります。大きな割合を設定すると、単一のリクエストが合計一時領域の大部分を消費するため、システムと他のBIリクエストで一時領域が不足し、障害が発生する可能性があります。十分なディスク領域がある場合は、WORK_DIRECTORY_SIZE_GLOBAL_LIMITを大きくすることをお薦めしますただし、WORK_DIRECTORY_SIZE_GLOBAL_LIMITパラメータの値を大きくする場合は注意する必要があります。大きな値を設定すると、システムのディスク領域がなくなるか、BIリクエストがシステム・リソースを過剰に消費する可能性があります。

12cで代理機能の構成に失敗する

代理機能では、別のユーザーのかわりにOracle BI EEの操作を行えます。この機能は、別のユーザーのダッシュボードやコンテンツを操作する必要がある場合やITサポート・スタッフがユーザー・アカウントのトラブルシューティングを行う必要がある場合などに便利です。Oracle BI 11gから12cに移行しており、12cインスタンスで代理機能を構成できない場合は、最初にファイルを11gインスタンスからコピーする必要があります。

12cで代理機能を構成する前に、次の手順を実行します。
  1. customMessagesフォルダを次のディレクトリに作成します。
    (UNIX) NEW_ORACLE_HOME/bi/bifoundation/web/msgdb/l_en
    (Windows) NEW_ORACLE_HOME\bi\bifoundation\web\msgdb\l_en
  2. ステップ1で作成したcustomMessagesフォルダに11g LogonParamSQLTemplate.xmlファイルをコピーします。
カスタム・メッセージ・テンプレートの作成の詳細は、「プロキシ機能のカスタム・メッセージ・テンプレートの作成」 を参照してください。

グローバル・ヘッダーでのカスタム・リンクの置換

Oracle BI 12cへの移行後、11gインスタンスでグローバル・ヘッダーに追加したリンクが使用できなくなっていることがあります。customlinks.xmlファイルが11gから12cインスタンスに移行されていないため、これらのリンクは失われています。ファイルを手動で12cインスタンスにコピーし、instanceconfig.xmlファイルでカスタム・リンク機能を有効化する必要があります。

『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』プレゼンテーション・サービスでのカスタム・リンクの提供に関する項を参照してください。

カスタム・リンク機能を有効化するには:
  1. customlinks.xmlファイルを12cインスタンスの次のディレクトリにコピーします。
    (UNIX)  12c_DOMAIN_HOME/bidata/components/OBIPS/customMessages
    (Windows)  12c_DOMAIN_HOME\bidata\components\OBIPS\customMessages
  2. 次の場所から編集するinstanceconfig.xmlファイルを開きます。
    (UNIX) 12c_DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/biconfig/OBIPS
    (Windows) 12c_DOMAIN_HOME\config\fmwconfig\biconfig\OBIPS
  3. 次の例に示すように、カスタム・リンクを有効にします。
    <CustomLinks>
    <Enabled>true</Enabled>
    </CustomLinks>
  4. 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。
  5. プレゼンテーション・サービスを再起動します。

12cへの11g WebLogicユーザーの移行

11gから12cに移行した後、WebLogicユーザーを12cドメインに手動で移行させる必要があります。この移行は、セキュリティ・レルムからセキュリティ・データをエクスポートし、そのデータを別のセキュリティ・レルムにインポートすることにより実行できます。セキュリティ・データには、認証、認可、資格証明マップおよびロール・データが含まれます。

セキュリティ・データを移行する場合について理解しておきます。セキュリティ・データ移行の概要を参照してください。

セキュリティ・データのインポートとエクスポートに関連する概念について理解しておきます。「移行の概念」を参照してください。

WebLogicセキュリティ・プロバイダでサポートされる形式と制約について理解しておきます。「WebLogicセキュリティ・プロバイダでサポートされるフォーマットと制約」を参照してください。

ノート:

同じWebLogic Serverリリースのセキュリティ・レルムの間でのみ、セキュリティ・データをエクスポートおよびインポートできます。

セキュリティ・プロバイダからのセキュリティ・データのエクスポート

セキュリティ・プロバイダからファイルにセキュリティ・データをエクスポートするには:
  1. 左ペインで「セキュリティ・レルム」を選択して、構成するレルムの名前(myrealmなど)を選択します。
  2. セキュリティ・データをエクスポートするプロバイダのタイプ(認証など)を選択します。
  3. セキュリティ・データをエクスポートするセキュリティ・プロバイダを選択します。
  4. 「移行」の下にある「エクスポート」を選択します。
  5. サーバー上のエクスポート・ファイル」フィールドで、セキュリティ・データをエクスポートするディレクトリおよびファイル名を指定します。ディレクトリは存在している必要があります。

    ノート:

    セキュリティ・データをエクスポートするディレクトリおよびファイルは、デプロイメントに関する重要な情報が格納されるので、オペレーティング・システムのセキュリティで慎重に保護してください。
  6. (オプション)エクスポートするセキュリティ・データの特定のセットをエクスポート制約ボックスに定義します。
  7. 「保存」をクリックします。
    セキュリティ・プロバイダからデータをエクスポートした後、いつでもそのデータをインポートできます。

セキュリティ・プロバイダへのセキュリティ・データのインポート

セキュリティ・プロバイダにセキュリティ・データをインポートするには:
  1. 管理コンソールの左ペインで、「セキュリティ・レルム」を選択します。
  2. セキュリティ・データをインポートするセキュリティ・レルムの名前(myrealmなど)を選択します。
  3. 「プロバイダ」を選択してから、セキュリティ・データのインポート先のプロバイダのタイプ(たとえば、「プロバイダ」の下にある「認証」)を選択します。
  4. セキュリティ・データのインポート先のセキュリティ・プロバイダを選択し、「移行」の下にある「インポート」を選択します。
  5. サーバー上のインポート・ファイル」フィールドで、エクスポートしたセキュリティ・データを格納したファイルのディレクトリおよびファイル名を指定します。
  6. 「保存」をクリックします。

ビューの表示エラー: オーダー未処理レポートで無効な列が発生

12cでオーダー未処理レポートをロードする際に、無効な列が発生したことを示す「ビューの表示エラー」メッセージが表示される可能性があります。このエラーは、エラーを起こす列のIDがレポートのXML定義に存在するが、サブジェクト領域表には存在しないために表示されます。XML定義を手動で編集し、無効な列を削除する必要があります。

Oracle RベースのAdvanced Analyticレポート生成時のビューの表示エラー

Oracle BI 12cへのアップグレード後、Oracle RベースのAdvanced Analyticレポートの生成時に次のエラー・メッセージが表示される場合は、このトピックにある手順を参照して問題を修正します。ビューの表示エラー: ODBCドライバによってエラー(SQLExecDirectW)が返されました。エラー・コードはOPR4ONWY、U9IM8TAC、U9IM8TAC、U9IM8TAC、OI2DL65Pです。

ビューの表示エラーを解決するには:
  1. 12.2.1.x環境でRベースのAdvanced Analyticレポートを正常に生成できることを確認します。
  2. カスタマイズした12.2.1.x Rスクリプトをバックアップします。
  3. 12.2.1.3.0にアップグレードした後、Rインストール・パッケージ(r-installer.zip)を再実行します。Rインストール・パッケージは、Oracle BIディストリビューションに付属しており、次の場所にあります。
    (UNIX) NEW_ORACLE_HOME/bi/bifoundation/advanced_analytics/
    (Windows) NEW_ORACLE_HOME\bi\bifoundation\advanced_analytics\
    Oracle Enterprise Rのインストールの詳細は、『Oracle Business Intelligenceのインストールと構成』外部論理SQL関数用のRおよびOracle R Enterpriseのインストールに関する項を参照してください。
  4. 12.2.1.3.0 Rスクリプトをインストールした後、カスタム設定を12.2.1.x Rスクリプトから12.2.1.3.0 Rスクリプトにコピーします。