出力セレクタ: 最遅値

「最遅値」出力セレクタでは、各レコードの日付スタンプを評価して、別の属性で使用する値を選択します。

「最遅値」出力セレクタは、レコードに日付スタンプがあり、最新スタンプのレコードの列値が最適であることが多い場合に使用します。

たとえば、連絡先の重複を除去するとき、連絡先情報が2週間前にシステムに追加され、同じ連絡先の重複レコードには2年前に最終更新された異なる連絡先情報が含まれる場合、最近追加された情報の方が正しいことが多くなります。

値を選択する属性に加えて、出力セレクタへの日付入力として日付スタンプ列も選択する必要があります。

次の表に、構成オプションを示します。

構成 説明

入力

実際の出力値に対して、任意の入力データ・セットから任意のタイプの入力属性を構成できます。

どのレコードを最新とみなすかを決定するために、日付属性を構成する必要があります。

オプション

次のオプションを指定します。

  • 関連付けられている場合、空でない値を最初に使用: このオプションを使用すると、複数のレコードの日付/時間スタンプが同じで最新の場合に、自動的に値が選択されます。

    文字列値の場合はアルファベット順にソートされた最初の値、数値の場合は最低値、日付の場合は最早値が選択されます。

    タイプ: はい/いいえ。デフォルト値: はい。

この例では、「最遅値」出力セレクタを使用して、一致グループ内のレコードの電子メール・アドレスの中で最近更新されたアドレスを選択します。

サンプル構成

関連付けられている場合、空でない値を最初に使用= はい

出力例

次の表に、出力例を示します。

表1-105 「最遅値」セレクタを使用した出力の例

レコードA (電子メール、Last_modified_dat) レコードB (電子メール、Last_modified_dat) 出力値(最遅値)

mike.lewis@hotmail.com,

10/01/1998

mike.lewis@aol.com,

14/05/2002

mike.lewis@aol.com

steve_smith@yahoo.co.uk,

12/04/2006

smith_sst@capitagroup.co.uk,

01/08/2003

steve_smith@yahoo.co.uk

dan.stewart@email.net,

10/01/1998

dan.stewart@email.net,

24/03/2000

dan.stewart@email.net

dcole2000@hotmail.com,

24/03/2003

dcole@gmail.com,

24/03/2003

dcole2000@hotmail.com

mikem@gmail.com, null

mike.mills@gmail.com, 17/01/2009

mike.mills@gmail.com