出力セレクタ: 最大値

「最大値」出力セレクタでは、マージ対象のすべてのレコードから属性の「最大値」を選択します。これは、数値または日付属性の場合に、属性の最大値または最新日付を選択するときに最も役立ちます。文字列属性の場合は、データをアルファベット順にソートして最後の値を選択します。

「最大値」セレクタは、数値または日付値を選択する出力属性で、最大値または最新値が最適であることが多い場合に使用します。

たとえば、データの重複を除去するとき、Largest_Purchase (顧客が発注した1回の注文の最高金額を登録する)のような数値属性の最適値は一致するレコードの最大値で、Last_paymentのような日付属性の最適値は最新の日付値であることが多くなります。

次の表に、構成オプションを示します。

構成 説明

入力

入力データ・セットからの数値属性または日付属性。

オプション

次のオプションを指定します。

  • 関連付けられている場合、空でない値を最初に使用: このオプションを使用すると、グループ内のすべてのレコードでチェック属性の値が同じ場合に、自動的に値が選択されます。

    文字列値の場合はアルファベット順にソートされた最初の値、数値の場合は最低値、日付の場合は最早値が選択されます。

    タイプ: はい/いいえ。デフォルト値: はい。

この例では、「最大値」出力セレクタを使用して、一致グループ内の各レコードのLargest_purchase属性(数値)の値から、この属性の最大値を選択します。

サンプル構成

関連付けられている場合、空でない値を最初に使用= いいえ

出力例

次の表に、前述の構成を使用した出力選択の例を示します。

表1-104 「最大値」セレクタを使用した出力の例

レコードA レコードB 出力値(最大値)

456.44

1088.20

1088.20

48765

2711

48765

34

33

34

2860

2860

選択エラー(手動による解決が必要)