5.2 管理コンテナについて
管理コンテナは、新規または既存のKubernetesクラスタにOAA、OARMおよびOUAをインストールするために必要なすべてのスクリプトとツールが含まれるコンテナです。
このコンテナは、Kubernetesクラスタでポッドとして実行されます。デプロイメント自体には含まれませんが、KubernetesクラスタへのOAA、OARMおよびOUAのデプロイを容易にします。
oraclelinux
に基づいて、次のバイナリがインストールされています:
- kubectl
- helm
- sqlplus: instantclient_19_10
- openssl
管理コンテナの詳細は、次の各トピックを参照してください:
5.2.1 管理コンテナのコンポーネント
この項では、管理コンテナ・ポッド内の重要なファイルおよびフォルダの概要を説明します。
表5-1 管理コンテナのファイルおよびフォルダ・リファレンス
ファイルおよびフォルダ | 説明 |
---|---|
OAA.sh |
このスクリプト・ファイルは、OAA、OARMおよびOUAのインストールに使用されます。OAA、OAA-OARM、OARMおよびOAA-OARM-OUAをインストールするためのスクリプトの引数として、installOAA.properties ファイルを指定する必要があります。
|
installsettings |
このフォルダにはoaaoverride.yaml が含まれており、これは、OAA、OARMおよびOUAの一部のサービスのreplicaCount を設定するようにカスタマイズできます。
これを有効にするには、 |
helmcharts |
このフォルダには、すべてのOAA、OARMおよびOUAサービスのヘルム・チャートとvalues.yamlがあります。 |
libs |
このフォルダには、次のファイルが含まれています:
|
logs |
このフォルダはNFSボリューム<NFS_LOG_PATH>にマップされ、OAA、OARMおよびOUAインストールのログとステータスが格納されます。 |
oaa_cli |
このフォルダには、OARMのジオロケーション・データのインストールでカスタマイズや使用が可能なファイルがあります。詳細は、「ジオロケーション・データのロード」を参照してください |
scripts/creds |
このフォルダはNFSボリューム<NFS_CREDS_PATH>にマップされ、インストール中にコピー、作成および使用される次のファイルが含まれます:
|
scripts/settings |
このフォルダはNFSボリューム<NFS_CONFIG_PATH>にマップされ、インストールに必要なinstallOAA.properties およびoaaoverride.yaml 構成ファイルが格納されます。
|
service/store/oaa |
このフォルダは、管理コンテナとOAA、OARMおよびOUAデプロイメントの間で共有されるNFSボリューム<NFS_VAULT_PATH>にマップされます。これにはファイル・ベースのボールトが格納されます(OCIベースのボールトを使用していない場合)。 |
5.2.2 管理コンテナの事前設定された環境変数
管理コンテナ・ポッドは、事前定義された環境変数のセットで構成されます。
事前設定された環境変数
環境変数 | 説明 |
---|---|
HELM_CONFIG |
これは/u01/oracle/scripts/creds/helmconfig に設定されます。
|
KUBECONFIG |
これは/u01/oracle/scripts/creds/k8sconfig に設定されます。
|
SCRIPT_PATH |
これは/u01/oracle/scripts に設定されます。これにはインストール・スクリプトが含まれます。
|
CONFIG_DIR |
これは、構成を外部に格納するために使用されるNFSボリューム<NFS_CONFIG_PATH>です。
コンテナ内のパス |
CREDS_DIR |
これは、helmconfig、kubeconfig、TAPパートナ・キーストア、ログイン秘密キーなどの資格証明の格納に使用されるNFSボリューム<NFS_CREDS_PATH>です。
コンテナ内のパス |
LOGS_DIR |
これは、インストール・ログおよびステータスを格納するために使用されるNFSボリューム<NFS_LOGS_PATH>です。
コンテナ内のパス |
HELM_CHARTS_PATH |
これは、インストールに関連するすべてのhelmチャートが存在するパスです。 |
LD_LIBRARY_PATH |
instantclientフォルダを設定します。この変数は、コンテナ内に存在するinstantclientからsqlplus およびDB関連のコマンドを実行するために必要です。
|
LIBS_DIR |
これは、パス/u01/oracle/libs にあります。
電子メール・プロバイダおよびSMSプロバイダのカスタマイズに必要なjarファイルと、OAM認証プラグインが含まれます。 また、ファイル・ベースのボールトのデプロイメントに必要なjarも含まれます。 |
JARPATH |
これには、ファイル・ベースのボールトを適切に実行するために必要なjarが含まれます。 |
5.2.3 管理コンテナにマウントされたボリューム
この項では、管理コンテナ・ポッドにマウントされたボリュームについて詳しく説明します。
管理コンテナにマウントされたボリューム
この項の情報は、「NFSボリュームの構成」で作成したNFSボリュームに関連しています。マウント・フォルダ | 説明 | 設定される権限 |
---|---|---|
/u01/oracle/logs |
パスは構成できません。 これは、インストール・ログおよびステータスを格納するために使用されます これは、NFSボリューム<NFS_LOG_PATH>にマップされます。 |
読取り/書込み/実行 NFSボリューム<NFS_LOG_PATH>には、すべてに対する読取り/書込み/実行権限が必要です。 |
/u01/oracle/scripts/settings |
パスは構成できません。 これは、OAAおよびOARMをインストールするためのカスタマイズされた構成ファイルの格納に使用されます。 これは、NFSボリューム<NFS_CONFIG_PATH>にマップされます。 |
読取り/書込み/実行 NFSボリューム<NFS_CONFIG_PATH>には、すべてに対する読取り/書込み/実行権限が必要です。 |
/u01/oracle/scripts/creds |
パスは構成できません。 これは、KubernetesおよびHelm構成ファイル、SSHキー、PKCS12ファイル、OAAおよびOUA TAPパートナ・キーストアなどの資格証明ファイルを格納するために使用されます。 これは、NFSボリューム<NFS_CREDS_PATH>にマップされます。 |
読取り/書込み/実行 NFSボリューム<NFS_CREDS_PATH>には、すべてに対する読取り/書込み/実行権限が必要です。 |
/u01/oracle/service/store/oaa |
パスは構成可能です。 これは、ファイルベースのボールトのボールト・アーティファクトを格納するために使用されます。 これは、NFSボリューム<NFS_VAULT_PATH>にマップされます |
読取り/書込み/実行 NFSボリューム<NFS_VAULT_PATH>には、すべてに対する読取り/書込み/実行権限が必要です。 |