5 レポートの使用

Oracle Real-Time Integration Business Insightには、すぐに使用できる、高度で拡張可能なレポート機能があります。レポート機能はOracle Business Intelligence Enterprise Edition (OBIEE)のレポート機能によって提供されます。管理者は、OBIEEの実行中インスタンスを指すようアプリケーションを構成する必要があります。

レポートには、たとえば、正常なインスタンスに関する詳細を生成する機能、停止状態やエラー状態にあるインスタンスを判別する機能や、統合アプリケーション内のボトルネックになっている可能性のあるマイルストンを特定する機能など、豊富な機能セットが含まれています。

注意:

ロールInsightModelCreator/InsightExecutive/InsightAdminのあるユーザーのみ、レポートを実行できます。

レポート構成の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Real-Time Integration Business Insight管理者ガイドレポートの構成を参照してください。

デフォルトのレポート

Oracle Real-Time Integration Business Insightでは、一連のデフォルト・レポートを提供します。

Oracle Real-Time Integration Business Insightですぐに使用可能なレポートは、次のとおりです。

  1. 最新マイルストンレポート

  2. マイルストン・パフォーマンス・レポート

  3. 「インスタンス」レポート

  4. 例外 - エラー・ステータスのインスタンスレポート

  5. 例外 - スタック・インスタンスレポート

レポートの設定の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Real-Time Integration Business Insight管理者ガイドレポートの理解を参照してください。

最新マイルストンレポートの実行

最新マイルストンレポートは、通過した最新のマイルストンに基づいて、インスタンスに関する情報を提供します。

ロールInsightModelCreator/InsightExecutive/InsightAdminのあるユーザーのみ、レポートを実行できます。

最新マイルストンレポートを実行するには、次の手順を実行します。

  1. 「レポート」タブ、または「ホーム」ページ上の「レポート」タイルをクリックします。
    「レポート」ページが開きます。
  2. 最新マイルストンをクリックします。

    図5-1 最新マイルストン画面

    最新マイルストン画面
  3. 適切な「レポート・フォーマット」(「HTML」または「PDF」)を選択します。
  4. 「インサイト・モデル」ドロップダウン・リストで、レポートを生成するモデルを1つ選択します。
  5. レポートに含めるすべてのマイルストンを選択します。
  6. レポートに含めるマイルストン・ステータスを選択します。
  7. 日付範囲を選択します。
    1. カレンダから開始日付を選択します。
    2. カレンダから終了日付を選択します。
  8. 提供した詳細でレポートを実行するには、「レポートの実行」をクリックします。
  9. すべてのフィールドをリセットするには、「リセット」をクリックします。
最新マイルストンレポートが利用可能になります。

図5-2 最新マイルストンレポート

最新マイルストンレポート

マイルストン・パフォーマンスレポートの実行

マイルストン・パフォーマンスレポートは、特定のモデルに結び付けられたインスタンスのライフタイム全体におけるすべてのマイルストンに焦点を当てます。インスタンスが進行してホットスポットを識別するまでにかかっている時間を識別するために、マイルストンと次のマイルストンの間の経過時間は平均に一緒に集計されます。

注意:

ロールInsightModelCreator/InsightExecutive/InsightAdminのあるユーザーのみ、レポートを実行できます。

マイルストン・パフォーマンスレポートを実行するには、次の手順を実行します。

  1. 「レポート」タブ、または「ホーム」ページ上の「レポート」タイルをクリックします。
    「レポート」ページが開きます。
  2. マイルストン・パフォーマンスをクリックします。

    図5-3 マイルストン・パフォーマンス画面

    マイルストン・パフォーマンス画面
  3. 適切な「レポート・フォーマット」(「HTML」または「PDF」)を選択します。
  4. 「インサイト・モデル」ドロップダウン・リストで、レポートを生成するモデルを1つ選択します。
  5. レポートに含める1つ以上のマイルストンを選択します。
  6. 日付範囲を選択します。
    1. カレンダから開始日付を選択します。
    2. カレンダから終了日付を選択します。
  7. 提供した詳細でレポートを実行するには、「レポートの実行」をクリックします。
  8. すべてのフィールドをリセットするには、「リセット」をクリックします。
マイルストン・パフォーマンスレポートが利用可能になります。

図5-4 マイルストン・パフォーマンスレポート

マイルストン・パフォーマンスレポート

「インスタンス」レポートの実行

「インスタンス」レポートは、特定のインサイト・モデルのインスタンスに焦点を当てます。このレポートは、「サマリー」ビューまたは「詳細」ビューを表示できます。

ロールInsightModelCreator/InsightExecutive/InsightAdminのあるユーザーのみ、レポートを実行できます。

「インスタンス」レポートを実行するには、次の手順を実行します。

  1. 「レポート」タブ、または「ホーム」ページ上の「レポート」タイルをクリックします。
    「レポート」ページが開きます。
  2. 「インスタンス」をクリックします。

    図5-5 「インスタンス」レポート画面

    「インスタンス」レポート画面
  3. 適切な「レポート・フォーマット」(「HTML」または「PDF」)を選択します。
  4. 必要なテンプレート(インスタンス - サマリー・レポートまたはインスタンス - 詳細レポート)を選択します。
  5. 「インサイト・モデル」ドロップダウン・リストで、レポートを生成するモデルを1つ選択します。
  6. レポートに含める1つ以上の最新マイルストンを選択します。
  7. 1つ以上のインスタンス・ステータスを選択します。
  8. 日付範囲を選択します。
    1. カレンダから開始日付を選択します。
    2. カレンダから終了日付を選択します。
  9. 提供した詳細でレポートを実行するには、「レポートの実行」をクリックします。
  10. すべてのフィールドをリセットするには、「リセット」をクリックします。
「インスタンス」レポートが利用可能になります。

図5-6 「インスタンス」レポート

「インスタンス」レポート

例外 - エラー・ステータスのインスタンスレポートの実行

例外 - エラー・ステータスのインスタンスレポートは、識別されたエラー・マイルストンに関して追跡した情報を提供します。最後にエラー・マイルストンに達したインスタンスがレポートされます。

ロールInsightModelCreator/InsightExecutive/InsightAdminのあるユーザーのみ、レポートを実行できます。

例外 - エラー・ステータスのインスタンスレポートを実行するには、次の手順を実行します。

  1. 「レポート」タブ、または「ホーム」ページ上の「レポート」タイルをクリックします。
    「レポート」ページが開きます。
  2. マイルストン・パフォーマンスをクリックします。

    図5-7 例外 - エラー・ステータスのインスタンス画面

    例外 - エラー・ステータスのインスタンス画面
  3. 適切な「レポート・フォーマット」(「HTML」または「PDF」)を選択します。
  4. 「インサイト・モデル」ドロップダウン・リストで、レポートを生成するモデルを1つ選択します。
  5. レポートに含める1つ以上のマイルストンを選択します。
  6. 必要な1つ以上のマイルストン・ステータスを選択します。
  7. 日付範囲を選択します。
    1. カレンダから開始日付を選択します。
    2. カレンダから終了日付を選択します。
  8. 提供した詳細でレポートを実行するには、「レポートの実行」をクリックします。
  9. すべてのフィールドをリセットするには、「リセット」をクリックします。
マイルストン・パフォーマンスレポートが利用可能になります。

図5-8 例外 - エラー・ステータスのインスタンスレポート

例外 - エラー・ステータスのインスタンスレポート

例外 - スタック・インスタンスレポートの実行

例外 - スタック・インスタンスレポートは、現在の実行期間がしきい値(秒)を超えているマイルストンに関して、追跡した情報を提供します。オープン・インスタンスのみがレポートに含まれます。

ロールInsightModelCreator/InsightExecutive/InsightAdminのあるユーザーのみ、レポートを実行できます。

例外 - スタック・インスタンスレポートを実行するには、次の手順を実行します。

  1. 「レポート」タブ、または「ホーム」ページ上の「レポート」タイルをクリックします。
    「レポート」ページが開きます。
  2. マイルストン・パフォーマンスをクリックします。

    図5-9 例外 - スタック・インスタンス画面

    例外 - スタック・インスタンス画面
  3. 適切な「レポート・フォーマット」(「HTML」または「PDF」)を選択します。
  4. 「インサイト・モデル」ドロップダウン・リストで、レポートを生成するモデルを1つ選択します。
  5. レポートに含めるマイルストンを選択します。複数のマイルストンを選択できます。
  6. 1つ以上のマイルストン・ステータスを選択します。
  7. 日付範囲を選択します。
    1. カレンダから開始日付を選択します。
    2. カレンダから終了日付を選択します。
  8. しきい値(秒)フィールドにしきい値を入力します。デフォルトしきい値は600秒(10分)です。次に他の例をいくつか示します。
    しきい値が次の場合:
    • 3日、259200を使用

    • 1日、86400を使用

    • 8時間、28800を使用

    • 2時間、7200を使用

    • 1時間、3600を使用

    • 30分、1800を使用。

  9. 提供した詳細でレポートを実行するには、「レポートの実行」をクリックします。
  10. すべてのフィールドをリセットするには、「リセット」をクリックします。
マイルストン・パフォーマンスレポートが利用可能になります。

図5-10 例外 - スタック・インスタンスレポート

例外 - スタック・インスタンスレポート